『品質も価格もあきらめない』をコンセプトにしているアキュラホームは、使い勝手が良く、住み心地の良い住宅を適正価格で提供しています。しかし大きな買い物であるマイホーム購入はある意味失敗が許されません。そこでアキュラホームがどんなハウスメーカーなのか、実際に利用した方の口コミや評判をチェック、メリット・デメリットも把握しておきましょう。
目次
ハウスメーカーといえば積水ハウスやダイワハウス、住友林業、一条工務店など、大手メーカーがずらりと並びますが、今回チェックしたいアキュラホームとはハウスメーカーなのでしょうか。
一般的に『アキュラホーム』と聞けばカンナ社長や木のストロー開発、キリンさんと暮らせる家などの話題もありますが、実際はどのような家を建て、その評判もチェックしてみましょう。
アキュラホームは完全自由設計の注文住宅を扱うハウスメーカーで、『品質も価格もあきらめない』をコンセプトに、『住人十色、100家族あれば100の家。』をテーマに自由なデザインと設計、そして高性能住宅で安全性を両立させた、住む人の希望を最大限に取り入れた家を目指すメーカーです。
性能やデザイン、価格、建てた後のどれか一つでも妥協せず、満足できる住まいを追求、より安全で安心、快適な住まいを提供してくれます。
社名 | 株式会社AQ Group |
---|---|
創業 | 1978年10月 |
設立 | 1986年5月 |
資本金 | 9314万円 |
従業員数 | 1,522名(2023年3月現在)パート含む |
売上 | 601億円(2023年4度時点) |
構造 | 木造 |
住居タイプ | 平屋、2~3階建て、二世帯住宅、賃貸 |
保証期間 | 最大35年保証、初期保証10年 |
新築引き渡し実績 | 19221棟以上(2022年1月時点) |
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間取りや設備など自由度の高い注文住宅はどうしても高額になるイメージがありますが、アキュラホームは低価格で良質な注文住宅を建てられるハウスメーカーです。
ローコストにすれば建材や設備など、どうしても最低基準のものになりがちですが、アキュラホームでは高品質でコスパが良いにも関わらず価格を抑えるメーカーとしても知られています。
もちろん最高価格の住宅と比較すれば見劣りするところもありますが、耐震性や耐久性、機密・断熱性能などにも優れ、デザイナー監修のおしゃれで住みやすい家なのに低価格という魅力をもっています。
さらにライフスタイル・暮らし方に合わせた家を提案、性能・機能性を重視する方からペットと暮らす、二世帯住宅、平屋、大収納や家事楽など、住みやすさ重視する方など、幅広い希望に沿えるようにしています。
アキュラホームの坪単価は約50万~90万円ほど、大手メーカーと比較すると低価格であり、ローコスト住宅を扱うメーカーより若干高め、ちょうど中間程度の価格になっています。間取りや延床面積によって建築費用は異なりますが、実際に建てられた建築実例を元に坪単価と建築費用を見てみましょう。
坪数 | 建築総額 |
---|---|
25坪 | 1625万~2925万円 |
30坪 | 1950万~3510万円 |
40坪 | 2600万~4680万円 |
50坪 | 3250万~5850万円 |
60坪 | 3900万~7020万円 |
間取り | 延床面積 | 本体価格 | 坪単価 |
---|---|---|---|
2階建て・4LDK | 38.6坪 | 2500万~2999万円 | 64.7万~77.5万円 |
2階建て+小屋裏・5LDK+WIC | 42.5坪 | 3000万~3499万円 | 70.6万~82.4万円 |
3階建て・3LDK | 36.6坪 | 3000万~3499万円 | 81.8万~95.4万円 |
二世帯住宅・5K以上 | 96.1坪 | 5000万円~ | 52.0万円~ |
平屋・3LDK | 28.5坪 | 1500万~1999万円 | 52.6万~70.1万円 |
平屋・3LDK | 51.7坪 | 2500万~2999万円 | 48.4万~58.0万円 |
アキュラホームの坪単価が安い理由は全国約250社が参加する日本最大の工務店ネットワーク【ジャーブネット(JAHBet)】を主宰し、共同仕入れで直接発注することで中間マージンを削除しながら一括仕入れでコストダウンすることで人気住宅設備を適正価格で提供しているからです。
また、下請けや孫請けをなくし、アキュラホームの直接施工と専属提携協力業者による施工体制でこちらも中間マージンをカット、コスト削減に努めています。
他にも資材配送を自社物流センターで計画的配送を行い搬入回数を削減、現場へ配送することで作業効率をアップ、材料の過剰包装を簡易化することで梱包を解く作業をカットし、ゴミ回収のコストも減らすことで低価格を実現しています。
さらに独自開発のオリジナルアイテムはドア上部の壁をなくしたハイドアなどを取り入れ、施工合理化による職人の手間を軽減するなど、至るところで無駄を省いたコストダウンによってデザイン性や性能を損なわず、坪単価を安くしているのです。しかしアキュラホームは元々の坪単価を安くしているため、値引きがほとんどできないので注意してください。
将来を見据えた暮らしができ、子育てがしやすいことから、平屋住宅を建てる人が増えています。
2023年の住宅トレンドは「平屋回帰」。度重なる災害やライフスタイルの変化により、住宅にもミニマムな生活を取り入れる方が増えてきています。さらに、建設時の初期コストや住宅設備の値段が高くなっていることから、コンパクトな平屋のニーズが高まっていることも人気の理由です。
大きな地震で古くなった2階建て住宅が倒壊することが多く、平屋を検討する方が増えている傾向にあります。
他社ハウスメーカーが提案する平屋は、2階建て同様の住宅。基礎面積や屋根面積が増えることで、坪単価が高くなりコスパの悪い住宅になってしまいます。結果、住宅建築費用だけでなく、ランニングコストである固定資産税や修繕費、光熱費の支払い金額も増えてしまいます。
「剛木造 超空間の平屋」は、3LDK/26.05坪のコンパクトな平屋。
1,590万円(税抜)〜から快適な平屋が建築可能。平屋がこの価格で建てられるのは、かなりコスパが高いと言えるでしょう!この価格で実現できるのは、アキュラホームだからこそ。
【ポイント①2.8ⅿの天井高を実現】
日本の住宅の平均天井高は一般的に2300mm〜2500mm程度。アキュラホームの平屋は天井高2800mmなので、開放感があります。
【ポイント②AQ地震建替保証で安心】
ガラス張りの大開口超空間の2階建てから5階建ての純木造住宅の実物大の耐震実験をクリアし、耐震性能に自信があるアキュラホームは、家屋が地震によって全壊・半壊した場合、その修理や建替費用を掛け金不要で上限100%の全額保証してくれます。※期間10年など保証の条件があります。
【ポイント③高気密高断熱の省エネ住宅が1,000万円台!?】
省エネ住宅にすると、建築部材のコストがかかり、断熱材の厚みの影響から大開口・天井高のある空間の両立は難しいとされています。
アキュラホームでは、買う時も買った後も適正価格のコスパの良い平屋を提案してくれます。
▼3LDKのコンパクトな「剛木造 超空間の平屋」詳細をチェック
2023年10月に45周年を迎えるアキュラホームは、気密性・断熱性に優れている高水準性能の家「剛木造 超断熱の家 プレミアム」の販売をスタートします。
2022年10月に国土交通省は、住宅性能等級である断熱等性能等級を5段階から7段階のランクに改正し、上位等級の“断熱等級6”と“断熱等級7”を追加しました。今後、新築一戸建ての断熱性能の最低ランクを5以上で建築することを義務づける法律を定める動きをしています。
その背景には、世界的な温暖化による気温の変化、消費エネルギー価格の高騰があります。これからの家づくりには、断熱等級6・断熱等級7の高い断熱性能を備えた省エネ住宅の普及が強く求められています。
アキュラホームの「剛木造 超断熱の家 プレミアム」は、住宅断熱性能が最高等級7の住宅。夏は涼しく、冬は暖かい室内環境で快適に過ごすことができます。
断熱性能の優れた材質の値段は高く、断熱等級7に対応しているハウスメーカーは多くありません。販売コストを低くするために、間取りの自由度の制限や設備仕様のグレードを下げることで、コストを圧縮して供給している住宅会社が多いためです。
そんな中アキュラホームは、断熱性能の最高等級7に対応した「剛木造 超断熱の家 プレミアム」の販売を開始します。
断熱性能の高い材質を採用しているため、外気の影響を受けにくい”魔法瓶のようなお家”です。室内温度をほぼ一定に保つので、光熱費の節約に繋がり、夏涼しく冬暖かい家が実現します。
お近くのアキュラホームのモデルハウスで、商品説明会を開催しています。来場予約してから行くと優先的に案内してもらえるため、効率的に見学することができておすすめです。
▼断熱性能最高等級7に対応した新商品の詳細をチェック
低価格で良質な注文住宅を建てられるアキュラホームですが、実際にアキュラホームで家を建てた方の評判はどのようなものなのでしょうか。マイホーム購入となれば価格・質共に納得できると言われても住み始めるまでは分からないのが現実です。そこでアキュラホームの良い口コミを見てみましょう。
アキュラホームの住宅は低価格であってもしっかりした品質と施工で良い家、担当者とのやり取りもスムーズで丁寧なので好印象、と高い評価を得ています。住む人の希望をちゃんと理解し、できる限り望んだ家にしてくれると満足度も高くなっています。
自分達の意図や考えを汲み取ってアイデアをくれてとても打合せが楽しかったです。また、アキュラホームは注文自由宅の中でも融通がとてもきいて、細かい部分も自分たちの思い通りの家が作れそうと思いました。引用:アキュラホーム
アキュラホーム結構良い。ローコストなんて言うところもあるけど雑とか手抜きとかそういう印象はないな。社長が元大工らしいのでトップが現場を知ってるっていいなと思った。引用:Twitter
デザイナー監修の完全自由設計であるアキュラホームはグッドデザイン賞やキッズデザイン賞連続受賞など見た目にもこだわっています。そのため住み心地の良さだけでなくデザイン性にも優れたおしゃれな空間になっていると好評です。どんなデザインの家なのか、もっと詳しく知りたい方は公式サイトの施工実例を見ると良いでしょう。
うちはアキュラホームってとこ。特段いいところはないけど間取りとかデザインセンス感じてそこにした〜。引用:Twitter
アキュラホームの住宅はグッドデザイン賞とったり新規新鋭の発想で真新しさを感じる住宅が多かったりで見映えがとてもよいので建築する際は一度内観いくことをオススメします。引用:Twitter
無駄を省いてコスト削減、適正価格にすることで低価格の家を提供しているアキュラホームは完全自由設計にも関わらず提示した予算内で収めるので余計な出費がかからないので、低予算で家を建てたい方も納得されています。
アキュラホームなんかローコスト住宅で1000万以下で家が建つけど、社長が優秀な大工なので徹底的に無駄を省いて利益を確保している。住宅性能も及第点。施工する工務店も儲かってる。引用:Twitter
設計士さんにはたくさんの設計案を書いていただきました。色々と希望を出したにもかかわらず、予算内にしっかり収めていただけたので契約を決めました。引用:チューモンズー
どんな家でも担当者との相性の悪さや完成後の不具合によって悪い印象を持ってしまうこともあります。アキュラホームで家を建てて後悔した、などの悪い口コミも把握しておきましょう。
こちらではアキュラホームの悪い口コミを紹介していますが、もちろん悪い口コミ・低評価があるのはアキュラホームに限ったことではないことを理解しておいてください。
悪い口コミでは作業面での雑さや対応の悪さが目に余るようです。せっかくのマイホームも、営業担当とのヒアリングの時点では良くても実際に施工する業者や作業員によっては当たり外れがあるようです。
しろうとには分からないように見た目だけ綺麗にして作業途中で家で引渡された!家の周りも土掘り起こしてどろどろのまま、(ちゃんと土は元に戻りますって最初に説明したのに、)仕事雑すぎ、見積もりも間違ってたの。引用:Twitter
設計士がたまたま悪かったのか、営業の方と比べて不愛想で(技術職だから仕方ないのでしょうけれど…)、フローリングや畳縁など、壁紙以外はその場で決めさせられ、十分に検討する余地を与えてくれませんでした。引用:アーチのハウスメーカーランキング
アキュラホームで建設した住宅に、後にミスがあったという悪い口コミもあります。念願叶って手に入れたマイホームも欠陥があれば喜ぶことができません。完成後であれば「建て直してほしい」とも言えず、後悔しか残らないでしょう。
窓枠のゴムがつけ間違っていたり、網戸のたてつけが悪かったり(木材の伸縮の問題?)、接着剤のせいなのか外壁のゴム部分で汚れが落ちない箇所があったり…と、様々な問題はあります。引用:アーチのハウスメーカーランキング
アキュラホームで建てた家にはミスがいくつも見られました。でも私は値引きを要求したり、壁を剥がして全部やり直せなどとは言いませんでした。引用:Twitter
低価格で良質な家づくりを掲げているアキュラホームですが、実際に希望する間取りや設備、デザインなどをすべて取り入れると予算よりもかなりオーバー、高額になってしまうこともあるので注意が必要です。
坪単価は安く見積りがでたのですが、実際に建築の段階では設計図で予算オーバーしてしまいました。引用:アーチのハウスメーカーランキング
アキュラホームでは自由設計とうたっていますが、適正価格がベースにあるので100%完全な自由設計というわけではありませんし、結局それなりにこだわると大手と変わらないぐらいの価格帯になります。引用:note注文住宅で家づくり計画
良い口コミも悪い口コミもあるアキュラホームですが、これはすべてのハウスメーカーに言えることでもあります。そのなかでアキュラホームで家を建てるメリットはどこにあるのでしょうか。
アキュラホームで家をメリットとして、保証やアフターサポートの充実さが挙げられます。保証は最長で35年、初期保証でも10年間の保証がついていますが、注意しなければいけないのが引き渡し後に無料で保証されるのが10年で、10年目に有料のメンテナンス工事を依頼した場合のみ最長35年延長される仕組みになっているというところです。
アフターサービスでは24時間365日体制の『アキュラライフサポートシステム』があり、着工から完成までの間だけでなく、完成後の住まいのトラブルにも年中無休で対応してくれます。
アキュラライフサポートシステムでは窓ガラス破損の事故やコンロなどのガス器具のトラブル、水漏れトラブル、電気設備のトラブル、鍵の紛失など、どんなトラブルでも対応してくれます。また、引き渡して入居後の初期点検を始め、1年目、2・5・10年目の計5回の無料点検も行っています。
低価格の住宅は使用する建材を最低基準クリアしたものを使うことも少なくありません。低品質の建材を使えば気密性・断熱性が下がり、快適な住まいと言い難くなります。
しかしアキュラホームで使用している材料は最大155mmの断熱材やアルゴンガスが入ったLow-E複層ガラスで、外気温に左右されることのない気密性・断熱性を重視した家づくりをしています。
アキュラホームを利用して良かった、という方のなかには予算内で希望するものを詰め込んだ家ができた、と喜ぶ人も多くいます。これは営業マンの努力でもあり、しっかりとしたヒアリングと提案の賜物とも言えます。
家を建てるときは依頼主とハウスメーカーの意思の疎通ができていなければ双方納得できるものではないため、担当する営業マンの質によって良し悪しも変わってきます。
そのため評価の高い営業マンが担当になればかなり満足できる仕上がりになるでしょう。望み通りの家にするためには「ここだけは譲れない」というポイントをまとめてしっかり伝えることも重要です。
アキュラホームは完全自由設計を行う住宅メーカーの中でも、ミリ単位での修正に対応してくれる希少な住宅メーカーです。そのため、間取りに対して強いこだわりがある方におすすめのハウスメーカーと言えます。
アキュラホームの家づくりは、家族の想いに寄り添う“聞き込み力”と今まで培ってきた“自由設計の技術”で、自分だけの世界に一つだけの家を叶えてくれます。
もちろん、間取りだけにこだわらず、暮らしやすさや使いやすさも求めてくれるので、住み心地の良い家を実現してくれます。
保証やアフターサービスの充実、高い住宅性能を誇るアキュラホームでも、やはりデメリットはあります。全ての項目において大満足、と高評価になるハウスメーカーはありませんので仕方ないですが、良い面ばかりではなく悪い面も把握してハウスメーカーを検討してください。
「カンナ社長」の愛称で知られるアキュラホームは、テレビCMや番組での紹介などメディア露出も多いため、知っている方も少なくありませんが、アキュラホームは全国展開のハウスメーカーではありません。
施工対応可能エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川・栃木・茨城・群馬・静岡・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・広島・岡山・山口の関東・東海・近畿・中国エリアのみ、北海道や沖縄、東北、九州エリアには拠点もなく、拠点のないエリアでは家を建てるのは難しい可能性もあります。
もちろん対応可能エリアであっても施工できない、拠点がなくても施工できる場合もあるので、どうしてもアキュラホームで家を建てたいのであれば問い合わせて確認してみましょう。それでも対応可能エリアが限定的、というのは誰でも利用できないため、デメリットになってしまいます。
依頼をするのはアキュラホームでも、実際に施工するのは工務店ネットワーク・ジャーブネットに加盟している工務店になります。ジャーブネットによってコスト削減できる反面、このシステムが悪い面として出てしまうことがあります。
家を建てるとき、各工務店によって技術やサービスにばらつきがあるので、低クオリティな施工を行う工務店にあたればそれだけでデメリットとなる場合も少なくありません。
もちろんどの工務店でも最低限の技術を持つ職人を揃えていますが、実績や技術力に偏りがあるのは仕方ないのかもしれませんが、完成後に後悔しないように担当工務店の評判をチェックしたり、建設中の現場を確認する、可能であれば実際に手掛けた家を見るなどすると良いでしょう。
アキュラホームはおしゃれなデザインの家が多い魅力的なメーカーです。大収納や二世帯住宅、バリアフリー、ペット共生などのライフスタイルやニーズに沿った家がたくさんあり、こだわりポイントをしっかり押さえて、多少妥協できる部分を相談すれば満足できるマイホームに住むことができるでしょう。