ドライガーデンとは、アメリカなどの乾燥した地域をイメージしたガーデンスタイルのことです。サボテンやヤシなどの植物や大きめの石を取り入れたスタイルが主流で、限られたスペースでも取り入れやすいのが魅力です。今回はドライガーデンの特徴と作り方、ドライガーデン作りにおすすめの植物をご紹介します。
目次
ドライガーデンは乾燥地帯をイメージしたガーデンスタイルのことで、日本でドライガーデンをつくる場合は乾燥した地域に生息する植物や化粧砂利、岩など用いて構成していきます。主に乾燥を好む植物を植えるので、水やりなどの管理が楽にできるのがメリットです。
ドライガーデンはワイルドでおしゃれな印象をもたらすので、広いお庭はもちろん狭いスペースしかない場合でもしっかりと個性を表現できます。また、忙しくてお庭のメンテナンスができないというご家庭に特におすすめです。
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外構には様々なテイストがありますが、その中で「ドライガーデン」が注目されているのには理由があります。ここからは、ドライガーデンの魅力について解説していきます。
ドライガーデンはアリゾナスタイル(アリゾナガーデン)とも呼ばれており、乾燥地帯に生息している植物や石などを組み合わせて構成します。
ヤシやサボテン、多肉植物など乾燥した環境でも育つ植物を植栽し、化粧砂利、岩などをバランス良くレイアウトするので統一感があり、無骨でおしゃれな印象をもたらします。
さらに、家のテイストやフェンスなどが調和していれば、よりおしゃれなお庭に仕上がります。とはいえ、洋風の家に限らずどんなテイストの家にもマッチしやすいので、ドライガーデンの雰囲気が好きな方に幅広く親しまれています。
ドライガーデンは基本的に乾燥した環境を好む植物や砂漠地帯で自生してる植物を植栽します。日当たりと水はけの良い場所を好むものが多いので、こまめに水やりをする必要がありません。また、生長のスピードがゆったりした植物が多いため、剪定の手間がそれほどかからないのもメリットと言えるでしょう。
一般的にガーデニングの知識がないと、どのようなお手入れをすれば良いか分からないというケースは多いです。しかし、ドライガーデンはこまめにお手入れをする必要がないので、適切なお手入れができるか不安な方や忙しくてお手入れがあまりできない方、できるだけ管理が楽なお庭にしたい方におすすめと言えるでしょう。
お庭をドライガーデンにしたい場合、エクステリア専門の業者に依頼するのもひとつの方法ですが、自分で作り上げることもできます。ここでは、ドライガーデンの作り方のポイントを順番に解説していきます。
ドライガーデンに使われている植物は乾燥地帯に生息する植物が多いため、水はけの悪い土壌を苦手とします。そのため、まずは水はけが悪い場合は土づくりを行いましょう。下記を参考に配合してみてください。
【水はけの良い土づくりの配合】
また、ドライガーデンは様々なサイズの石がよく使われているのも特徴です。株がしっかりした植物や葉が茂る性質を持つ植物の近くには小さめの石や色付きの化粧砂利、幹がすらっと上にのびる植物の根元には大きめの石を置くというように、レイアウトを楽しむことができます。グラウンドロックはネット通販でも購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
庭作りをするにあたって、植物のレイアウトは仕上がりに大きな影響をもたらします。特に地植えの場合は一度植えたら基本的に移動しないため、レイアウトをしっかり考えてから植える必要があります。
まずは植えたい植物を三角形に配置します。この時、正三角形ではなく、少し崩した三角形をつくるように配置しましょう。遠目で全体を確認しながら植物同士の間隔をバランス良くあけていくと、自然な仕上がりになります。
また、背の低い植物は前、高い植物は後ろにすることも必ず意識したいポイントです。なお、植える時点では背が低くても、成長のスピードがはやい植物である場合は後ろのほうに配置しておくと良いでしょう。
ドライガーデンでは、植物と同じくらい石がふんだんに使われています。石や岩、化粧砂利の配置はドライガーデンの雰囲気をよりいっそう高め、植物をたくさん植えなくても物足りなさを感じさせないメリットがあります。
岩を飾る際は岩肌の美しさを活かしたり、自然界を連想させるようなイメージで配置します。また、植える植物の大小のバランスを見ながら石を組み合わせましょう。
さらに、土の部分には化粧砂利を敷くことで乾燥した地域の大地の雰囲気を表現できます。地面に砂利を敷くことは、美観を高めるだけでなく雑草対策にもつながるので、お庭のお手入れが楽になります。
ドライガーデンの完成度を高めるためには植栽と石や岩、化粧砂利をバランス良く配置することが大切です。しかし、庭造りをしたことがない方にとってはハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
また、あまりに丁寧に砂利を敷き詰めたりするよりも、本物の大地のように適度な崩れ感を取り入れるのもポイントです。動画では、植物を植える石を置く際のポイントが詳しく説明されています。ぜひ動画をチェックしてみてください。
ドライガーデンに植える植物を選ぶ時は、四季のある日本でも問題なく育つ性質を持つ植物を選ぶ必要があります。ここでは、ドライガーデンの雰囲気にぴったりなおすすめの植物をご紹介します。
ナツメヤシはヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木です。耐寒性が高いので路地植えも可能で、九州から関東では屋外で越冬することができます。
ナツメヤシの果実はデーツパームとも呼ばれ、食用として親しまれています。一度定着すれば手がかからないものの、樹高が高くなるので全体のバランスを考えて配置する必要があります。
オリーブはモクセイ科オリーブ属の常緑高木です。シンボルツリーとしても人気のオリーブの木は、温暖な気候と水はけの良い土壌を好みます。
寒さに強い性質を持ちますが、冬に霜が降りる環境は苦手とします。寒冷地の場合は移動ができるように鉢植えで育てた方が無難です。
オリーブは花屋などでも手に入る人気な植物なので、住宅街で目にすることが多いものの、ドライガーデンの雰囲気にもよくなじみます。他の植物とのバランスを考慮しながら取り入れてみてはいかがでしょうか。
アロエはツルボラン科アロエ族の多肉植物です。強健な性質を持つ植物で、薬用効果があることでも知られています。
屋外で鑑賞することも多いアロエはドライガーデンにもよく用いられています。種類によって形状や大きさ、葉の色などが異なるので、植えたい場所に合うかどうか考慮して選ぶことをおすすめします。
また、種類にもよりますが、やや寒さに弱い性質を持っています。そのため、お住まいの地域で寒い季節の生育が不安な場合は、屋内に移動できるように鉢植えで取り入れると良いでしょう。
カレックスはカヤツリグサ科スゲ属の植物です。細長い葉を茂らせるグラス系の植物で、たくさんの品種があるため、葉の色のバリエーションが豊富なのも特徴です。
葉先がカールする動きのあるシルエットがドライガーデンの雰囲気にもぴったりで、まとまった株立ちなので、ぽっかりとあいたスペースに植えるのにも適しています。耐寒性が高く、手がかからない点もドライガーデンに選ばれている理由のひとつと言えるでしょう。
アガベはキジカクシ科リュウゼツラン属の多肉植物で、日本でも古くから庭園用の植物として親しまれています。乾燥した場所に自生するアガベは強健な性質を持っており、スタイリッシュな見た目がドライガーデンに自然になじみます。
多くの品種は低温にも耐えますが、耐寒性が弱い品種もあるので購入する際は必ず確認してください。また、冬は根が休眠するので、水やりは控えめにしましょう。
ユッカはリュウゼツラン科イトラン属の植物で、青年の木とも呼ばれています。観葉植物としてのイメージが強いものの、近年はガーデニングのニーズも増えています。
ユッカは太い幹の先端に葉を茂らせるため、高さが欲しい場所に取り入れるのがおすすめです。ただし、耐陰性が弱いため、午前中に日光が当たる場所を選ぶと良いでしょう。
また、温暖な地域であれば屋外での越冬も可能ですが、基本的に日本の寒さに耐えるのは難しいです。心配という場合は、鉢植えで取り入れ、冬場は屋内で越冬させるのもひとつの方法です。
ウチワサボテンはサボテン科ウチワサボテン属の植物です。うちわのような平たい形状をしたサボテンで、品種によって形状や大きさが異なります。
もともと砂漠や乾燥地域でも最育できる強さを持った植物なので、ドライガーデンの生垣によく取り入れられています。アメリカやメキシコを連想させる見た目がドライガーデンの雰囲気をより一層高めてくれるため、インパクトが強い植物を植えたい方におすすめです。
ウチワサボテンは日当たりが良く、風通しと水はけの良い土壌を好みますが、直射日光を当てると葉焼けしてしまいます。適度に日光が当たる場所に配置しましょう。
ニューサイランはキジカクシ科フォルミウム属の植物です。常緑性の多年草で、剣形をした葉は硬く、扇状に葉をのばします。ニューサイランは水はけが良く、通気性のある土を好みます。また、-6~10℃くらいまで耐える耐寒性を持つ植物なので、九
無料で間取りプランを作成してみる州から関東までの地域では寒さ除けを施さなくても越冬することができます。ただし、夏の直射日光で葉焼けを起こすことがあるので、半日陰の場所を選んで植え付けるのがおすすめです。
さらに、ニューサイランは成長のスピードがゆっくりなので、株が大きくなるのに年数かかります。そのため、間引きや刈込などの手間がいらないので管理しやすいのも特徴です。クリーム色や紫色など葉色のバリエーションが豊富なので、ドライガーデンのアクセントとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
ドライガーデンのイメージはつかめたけれど、何から始めたら良いか分からないという場合は、雑誌やSNS、Youtubeなどの実例が参考になります。使われている植物や配置などをチェックし、ご自身のお庭に取り入れてみてください。
TwitterやInstagramでは素敵なドライガーデンが多く紹介されています。周囲に参考になるお庭が少ないという場合、SNSであればいつでもチェックできて便利です。ここではその一部をご紹介します。
インパクト抜群のガビオンをはじめ、ロスタラータやウチワサボテンなどで構成されています。適度に目隠しをしたい場合や、アプローチの外構にドライガーデンを取り入れたい方はぜひ参考にしてみてください。
鉢植えであれば気が向いた時に配置を変更することができ、鉢のデザインでドライガーデンの雰囲気を高めることができます。
それだけではなく、屋外では植物が越冬できるか心配という地域にお住まいの方や、今の時点で植えたい植栽が全て決まってない場合にもおすすめです。
ドライガーデンは見た目のインパクトが強いので、広いお庭の一角だけであっても個性あふれる雰囲気に仕上がります。岩をふんだんに取り入れることで植物の数が抑えられるので、管理が楽という点もメリットと言えるでしょう。
ガーデニングに使われている植物やレイアウト、施工例を見れば、お庭造りのイメージが広がります。動画であれば様々な角度から紹介されているので、空間作りの参考になるはずです。ぜひYoutubeも参考にしてみてください。
今回は、ドライガーデンの特徴と作り方、人気の理由をご紹介しましたが、いかがでしたか。ドライガーデンとは、アメリカやメキシコなどの乾燥した地域をイメージしたガーデンスタイルのことで、サボテンやヤシなどの植物をはじめ大小の石や化粧砂利を取り入れたスタイルが主流です。
ドライガーデンは見た目のインパクトが強いので、限られたスペースでも取り入れやすいのが魅力です。広いお庭はもちろん、庭づくりをする範囲が狭い場合にもおすすめのスタイルと言えるでしょう。記事の中ではドライガーデン作りのポイントやおすすめの植物をご紹介しました。これからご自身で庭づくりをしようと考えている方や、ドライガーデンの完成度を高めたいという方はSNSやYoutubeなどもぜひ参考にしてみてください。