引用：アマゾン
カセットガス発電機は、カセットガスを燃料として発電する発電機です。ガソリンに比べれば、出力が低く、製品も少ないのが現状ですが、何よりも、すぐに手に入り手軽なカセットガスを使用するので、キャンプやBBQなどのレジャーや、災害時の非常用電源用などで注目されています。特に大型台風の際に防災用で発電機を探している方にインバーダー発電機などに比べお手軽に活用できるのがカセットガス発電機だ。家庭用のガス缶さえあれば発電時間こそ短いが、応急処置は可能だ。そんな、おすすめのカセットガス発電機をご紹介します。
目次
カセットガス発電機は使い方も簡単で、初めての方でも迷わず使えるシンプルな操作性です。人気のヤマハEF900iSGBを例にとりご説明します。
オススメ：発電機おすすめ50選｜震災防災(ホンダ ヤマハ デンヨー ガスボンベ対応)
１． カセットガスをセット
所定の位置にカセットガスをセットします。このとき、安全と正常な動作のため、JIA認証されたカセットガスを使用するようにしましょう。
２． エンジン始動準備
燃料コックを開き、エンジンスイッチを始動の位置にします。
３． エンジン始動
リコイルスタータハンドルを引き出し、エンジンが回り始めたらそのまま2分程度放置します。
４． 発電機の運転開始
エンジンの回転が安定したら、エンジンスイッチを運転の位置にし、通電ランプが点灯すれば、使用可能です。
１． 電気器具の取り外し
接続していたコンセントをすべて取り外します。
２． エンジン停止
エンジンスイッチを停止の位置にすればエンジンが停止します。その後、燃料コックを閉めます。
３． 後始末
燃料コックを閉めたまま、エンジンを始動し、残留ガスを出し切るため、ガス欠して停止するまで待ちます。
４． カセットガスの取り外し
エンジンスイッチを停止の位置にして、カセットガスを取り外します。
機種によって、多少の差はありますが、おおむね同じような操作になります。このように、シンプルな操作で使用可能なので、慣れていない方でも安心して使用ができます。
このヤマハEF900iSGBは、精密機械にも対応する良質な電源を提供するカセットガス型インバーター発電機です。持ち運びに優れた小型軽量設計です。と言っても、21kgというのは女性や子供には無理な重さとは思いますが、従来の発電機と比べれば軽い方です。防音型なので、まわりへの迷惑も少なくなります。災害時の非常用電源としての使用にも気を遣わずに使えます。直流12Vの出力もありますので、車用の電化製品がそのまま使えます。
ホンダエネポ EU9iGBの最大の特徴は、本体に大型キャスターとキャリーバーがついており、まるでキャリーバッグのように、片手で引きながら移動できることです。平坦で階段などが無いところであれば、女性でも簡単に引くことができ、例えばマンションのように駐車場から離れているような場合でも、移動に負担がかかりません。また、凸凹が無く、スリムなデザインで、横に倒すこともできるので、車の後部などにスッキリと収まります。
三菱重工のMGC900GBは、性能と実勢価格は前出のヤマハEF900iSGBとほとんど同じです。デザインもヤマハとよく似ており、操作方法もほとんど同じです。どちらもカセットガス発電機としては低価格機なので、どちらを選ぶか悩むところですが、違う点と言えば、
１． ヤマハより重量が約2kg軽い。
２． 騒音レベルがヤマハより31db静か。
ぐらいです。一番大きいのは、騒音レベルでしょう。少しでも静かな発電機が欲しい方であれば、MGC900GBを選ぶことをおすすめします。
デンヨー株式会社は、東京都中央区に本社を置く、屋外用エンジン発電機や溶接機を製造する屋外用パワーソースのパイオニアです。エンジン発電機やエンジン溶接機では国内トップシェアのメーカーです。夜間、工事現場で使われている投光器なども手掛けています。そのデンヨーGE-900Bは、前出の三菱重工のMGC900GBと酷似しています。それもそのはず、デンヨーが三菱重工にOEM提供しているというわけです。ですので、選ぶ基準としては、価格やブランド名、修理受付窓口などのアフターサービスなどを考慮する事です。
カセットガス発電機は、カセットガスが無いと動きません。カセットガス発電機に使用できるおすすめのカセットガスをご紹介します。
東邦金属のカセットガスは、「TOHO」というロゴが目立つカセットガスです。商品名はカセットボンベとなっていますが、カセットガスと同じです。ホームセンターなどでよく目にするので、なじみ深いのではないでしょうか？ホンダエネポ EU9iGBでは、東邦金属のカセットガスが使用できるカセットガスとして指定されており、これ以外は使えないので注意が必要です。
イワタニのカセットガスも、ホームセンターやスーパーなどで必ず見かけますので、なじみ深い商品です。イワタニのカセットガスは、カセットガスの代表格のような商品ですので、ブランド価値と品質への安心感から、他のカセットガスに比べ少々価格が高くなる傾向があるようです。前出のホンダエネポ EU9iGB以外のカセットガス発電機の場合、商品画像や取扱説明書ではこのイワタニのカセットガスが表示されていますので、なんとなく安心感があります。
カセットガス発電機は、市場に展開を始めてまだ間もないことから、まだ、品ぞろえが少ない事は否めません。その中で、人気のブランドをご紹介します。
ヤマハは、ヤマハ発動機株式会社のブランドです。ヤマハで一番有名なのはバイクやスクーターでしょう。その他、ボートなどが有名ですが、家庭用発電機も数多く開発しています。そのひとつが、今回ご紹介したヤマハEF900iSGBです。
ホンダは、本田技研工業のブランドです。本田技研工業は、自動車やバイクなどで世界でも有名な企業で、特に説明することも必要ないでしょう。このホンダでは、パワープロダクツと称し、そのエンジンや駆動系の開発力を生かし、小型の耕うん機や芝刈り機などを開発し、発電機も開発しています。カセットガスを使用した製品も注力しており、カセットガスを燃料とした耕うん機も提供しています。
カセットガス発電機の選び方をご紹介します。
カセットガス発電機は、ガソリン発電機と違い、手軽に運べることが特長です。逆に手軽で無いと、燃費や出力に優るガソリン発電機との差別ができません。持ち運びの優位性から考えると、ホンダエネポ EU9iGBに軍配が上がります。しかしキャスターなどを利用するのであれば、他の製品も同じなので、重量やサイズを確認して選びましょう。
ホンダエネポ EU9iGBは、TOHOのカセットガスが指定されています。TOHOのカセットガスは、ホームセンターやスーパーでよく見かけますが、どこにでもある製品ではありません。他のカセットガス発電機は、JIA認証のカセットガスであれば、どのカセットガスでもOKですので、それらも考慮するポイントです。
いかがでしたか？カセットガス発電機をご紹介しました。カセットガス発電機は、ガソリン発電機に比べれば、品ぞろえが少なく、選択肢が狭いのが現状ですが、非常に手軽で、燃料の保管性がよく、手に入りやすいというメリットがあります。キャンプやBBQなどの野外活動や、災害での非常用電源などに最適です。あなたも、カセットガス発電機で手軽にアウトドアライフを楽しみませんか？
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