スノーボードの板を買おうと思っても、どのメーカー、ブランドにするのか悩むのではないでしょうか。一口にボードと言っても、人気で評判の良いものから、かっこいいロゴ入りのものまで、様々なデザインがあります。ここでは、おすすめのスノーボードメーカーやブランドをご紹介します。これからスノーボードに挑戦したい方はぜひ参考にしてください。
世界にはどれくらいのスノーボードブランドがあるのでしょうか。スノーボードの板だけでなく、ウェアやビンディングなど、スノーボードに付随する商品も含めると、国内外のスノーボードブランドは200を超えると言われています。
このようなスノーボードメーカーやブランドの中から、どのように決めれば良いのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
選ぶ上で最も重要なのは、自分のスタイルに合っているかどうかです。鋭いカービングターンを得意とする人、氷河を滑る人、パークを飛ぶ人、パウダースノーを好む人など、スノーボードにはさまざまなスタイルが存在します。
そのため、自分のスタイルに合ったものを選ばないと、滑っているうちに調子を崩してしまうことがあります。最大限に楽しむためには、自分のスタイルに合ったものを選ぶ必要があるのです。
また、周りの人の意見も参考にするのが無難です。通販サイトを見てみると、各メーカーやブランドのスノーボードについて、ユーザーによるレビューが掲載されています。
とはいえ、誰でも自由に書き込めるという性質があるため、すべてを鵜呑みにするのは危険です。質問できる店員さんや、購入したいスノーボードのメーカーやブランドを実際に使用したことのある友人・知人の評判を参考にするのが一番です。
また、スノーボードのデザインも選ぶ際の重要なポイントになります。スノーボードのメーカーやブランドによって、デザインの傾向はかなり異なります。
好みのデザインでなければ、所有する満足感も得られませんし、ゲレンデで思い切り楽しむこともできません。車もデザインで買うかどうか決める人が多いでしょう。
それほどデザインは、スノーボードをより楽しむための重要な要素なのです。また、コンセプトが自分のスタイルに合っているかどうかも重要なポイントです。
スノーボードメーカーやブランドには、それぞれコンセプトがあります。例えば、「老若男女誰でも扱える商品を作る」というコンセプトであれば、比較的誰でも扱いやすいスノーボードを作るでしょう。
一方、「空高く飛びたい気持ちを込めたスノーボードを作る」というコンセプトであれば、パーク系の性能を重視したスノーボードを作ることになります。
スノーボードの選び方がわかったところで、自分に合ったスノーボードを手に入れるのは簡単なことではありません。多くの情報をもとに吟味して、自分に合った板を見つけなければなりません。
そのためには、どんなスノーボードメーカーやブランドがあるのかを知っておく必要があります。ここでは、定番からコアなものまで、小さいながらもおすすめのスノーボードメーカーとブランドをご紹介します。
バートンは1977年にジェイク・バートンが創業し、世界のスター選手も多く所属している業界一の人気・トップブランドです。
価格は5万円台から20万円台までと幅広く、モデルの豊富さには圧倒されるほどです。バートンで最も人気のあるモデルは「カスタム」です。
オールマイティなモデルで、一度は使ってみたい一品です。初めてスノーボードをする方は、「クラッシュ」や「ブラント」といったモデルをチェックしてみてください。
柔らかい板なので、初心者にも扱いやすいです。ボード選びに困ったら、バートンは手堅い選択肢の一つとなることでしょう。
YONEXは、世界のバドミントン市場で圧倒的なシェアを誇る日本発のブランドです。カーボン成型では世界トップレベルの技術を持っています。
その技術を応用したオールカーボンのスノーボードは、抜群の軽量性を誇ります。フラッグシップモデル「WALL」は、業界最軽量クラスで圧倒的な反発力を持つプレミアムボードでしょう。
初心者向けのソフトな仕上がりの「4XP」は、6万円前後で手に入ります。コア材にカーボンを使用したボードもあり、日本が誇る技術を感じることができるブランドです。
サロモンはスキーブランドとして人気がありますが、スノーボードの板やスノーボードアイテムも多く製造・販売しており、価格も安く初心者におすすめです。
サロモンはブーツやビンディングも多く販売しているので、スノーボードボードに合わせてブーツやビンディングを選べば、統一感のあるスノーボードアイテムが完成します。
サロモンの板の購入を考えている方は、サロモンのバインディングやブーツも一緒にチェックしてみてください。
リブテックは革新的なアイデアと最新の技術でスノーボードに革命を起こしたブランドです。リブテックはロッカーシェイプの発案者であり、ロッカーボードの特徴を知り尽くしています。
中でも「SKATE BANANA」は、オールラウンドに楽しめるロッカーボードと言えるでしょう。価格は約7万円で、その独特のスタイルとデザインで、根強いファンがいます。リブテックの板だけを集めるマニアもいるほどで、奥の深いブランドといえます。
K2はアメリカ・ワシントン州で生まれた世界最大級のスキーメーカーで、1987年からスノーボードも生産しています。ロッカー型の「WWW(World Wide Weapon)」はK2のシンボルとして最も有名でしょう。
価格は「スタンダード」モデルで5万円前後で手に入ります。ビジュアル重視の方は、ぜひK2をチェックしてみてください。
キャピタは、2000年にバートンライダーのジェイソン・ブラウンとブルー・モンゴメリーによってアメリカ・シアトルで設立された会社です。
革新的な技術を次々と取り入れ、現在の当たり前を打ち破りながら進化を続けているブランドです。中でも、「OUTERSPACE LIVING」は、ビギナー向けモデルで、価格は6万円程度で手に入ります。
パークからフリーライドまでこなせるボードです。若者を中心に人気を集めているブランドで、スカルやエイリアンなどが描かれた独特の世界観を持つデザインが特徴です。人とは違うものを選びたいなら、キャピタをチェックしてみてください。
ファナティックは、1987年にスタートしたスノーボード専門のパイオニアブランドです。なんといっても、ファナティック独自の「ハニカム構造」という技術によって軽量化されているのが特徴です。
「ハニカム」とは、紙と空気を蜂の巣のように構成した構造のことで、安定感と絶妙なフォルディングを生み出します。オールラウンドなモデルをお探しなら「FTC」がおすすめです。
これ1台ですべてを完結させたい方に最適です。価格は7万円程度です。板の中身にこだわったプロ仕様のスノーボードをお探しなら、「ファナティック」を試してみましょう。
ROXYは、ウェアやスノーボードウェア、さらにはサーフィン関連の商品まで幅広く展開しています。スノーボードの場合、女性向けのボードのみを販売しているため、女性に人気のスノーボードブランドとなっています。
デザインはハートに手を合わせたようなデザインで、カッコよくもかわいいスノーボードブランドロゴになっています。女性専用のスノーボード板を販売しているため、スノーボードブランドのロゴも女性を意識したデザインになっています。
初心者でも扱いやすいラインナップが多いので、初心者の女性にもおすすめです。デザインも女性向けのかわいいものが多いです。
ソチオリンピック選手の角野友基がスポンサーで、K2の兄弟ブランドとして展開されています。「アジェンダ」は、オールラウンドに使えるロッカー型モデルで、初心者にも扱いやすく、価格は4万円前後です。
初心者にも扱いやすく、コストパフォーマンスの良さに定評があります。デザインは落ち着いた色合いで大人っぽい雰囲気です。また、大手メーカーということもあり、安心感もあります。
オガサカは、名前からもわかるように、日本のスノーボードメーカーです。長野県にある自社工場「オガサカ・スキー・ワークス」でボードを生産しています。
フリースタイルだけでなく、今ではメーカーが少なくなってしまったアルペンボードもラインナップされています。日本の職人が作るスノーボードということで、日本のユーザーから絶大な支持を得ています。
おすすめのスノーボードメーカーとブランドをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。数ある中から自分のお気に入りを見つけるのはなかなか難しいですが、各メーカーの特徴を知っていれば、自ずとゴールにたどり着けるはずです。ぜひこのリストを参考に、自分に合った一台を見つけてください。