ジムニーや軽自動車などのクルマの上に設置して、キャンピングカーのようにキャンプやアウトドアを楽しむことができる「ルーフテント」。車の上で生活するのに十分な耐水性・耐風性を備えています。また、マットレスを敷けば快適に眠ることもできます。今回は、おすすめのルーフテントとその魅力、豆知識などを幅広くご紹介します。
ルーフテントは、通常のテントよりも手間をかけずに設営でき、テントを荷室に積む必要がないため、荷物の積載量を減らすことができます。また、キャンピングカーを購入するよりも設置にかかる費用がリーズナブルです。
最近では、キャンプ場やRVパークなどで車中泊をするキャンパーを見かけることが多くなりました。ルーフテントは、1人用のものから家族でゆったりと寝られるものまで、幅広い構成があります。
ここでは、ルーフテントを選ぶ際に大切なポイントをご紹介します。種類や組み立て式など、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
まず、ルーフテントの種類は大きく3つに分かれます。それぞれ設営方法やサイズ、重量が異なるので、自分に合ったルーフテントを探しましょう。
「シェル型」ルーフテントは、ルーフトップテントの原点です。垂直に立ち上がる「垂直展開型」と、片側だけ立ち上がる「ダンバー型」の2種類があります。
シェル型は貝殻のように開閉するだけで設営でき、三角形の外観が特徴です。設営は簡単ですが、テントが小さいので、カップルやソロキャンパーに向いています。
車の上に部屋を作ったようなタワー型テントは、風通しがよく、天井も高いので快適です。4人用の「タワー型」もあります。
「ルーフトップ型」テントは、車の上に直接置いた一般的なテントのような見た目です。設営が簡単で、広々とした空間を確保できるため人気があります。
ルーフテントは比較的軽量で、他のテントと比較して安価で、室内が暗くなく、風通しが良いのが特徴です。
テントの組み立てが面倒な方には、フルオートタイプがおすすめです。フルオートタイプとは、ボタン一つで組み立てられる電動テントのことで、設営が圧倒的に楽になります。
手動で組み立てるタイプに比べると高価ですが、その分テントを組み立てる時間を他に回すことができます。
また、ハンドルを回すだけで組み立てられるセミオートマチックタイプや、ケースを開けるだけで組み立てられるダンパータイプもあります。気になる方は、これらのタイプも検討してみてはいかがでしょうか。
ルーフテントは車の上に設置するため、強風で揺れることがありますが、しっかりと固定されているため心配はありません。
車の上に設置することで、高さがちょうどよくなり、風通しがとてもよくなります。ソロや少人数の場合は、ワンタッチで設置できるシェル型がおすすめです。
ファミリーには、フルオートタイプやダンパー式、手動でハンドルを回すタイプのタワー型がおすすめです。どのルーフテントも簡単に組み立てることができます。
また、ルーフテントのサイズにもよりますが、ベースキャリアや専用のルーフキャリアを車に取り付けることができれば、別の車への設置も可能です。
そのため、ルーフテントはさまざまなクルマで使用することができて便利です。フルフラットにならない車や、車内が狭くて車中泊ができない車でも、ルーフテントがあれば車中泊がしやすくなります。
それではいよいよ、おすすめのルーフテントをご紹介します。各商品の特徴も合わせてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
アメリカで高い人気を誇るオフロードパーツブランド「スミティビルト」が展開するルーフテントです。テントは設営時で約310×193×130cmと大型で、3~4人での宿泊に適しています。
キャンプや車中泊に便利なLED室内灯を装備しています。また、収納時は約28cmの厚さに折りたたむことができ、駐車場利用時の車高を抑えることも可能です。大型で利便性にも優れた、家族でのアウトドアにもおすすめのルーフテントです。
クルマに飛び込んで、日々の疲れを癒すことほど、リラックスできることはありません。ラプターシリーズは、家にいるような快適さを実現し、アウトドア体験をより楽しいものにしてくれます。
ラプターシリーズのテントは、純正ルーフラックシステムやアフターマーケットのラック/クロスバーシステムに簡単に取り付けられるように設計されています。
同クラスの手動式ルーフトップ・テントとしては、市場で最も軽量な製品です。数秒で設営・撤収が可能ですので、気軽に取り付けることができます。
内部には広いリビングエリア、内蔵ポケット、ギアを吊るすのに十分な場所があります。ドアは上下から開閉するため、雨や風を防ぎつつ、空気の流れを遮ることはありません。
内蔵のオーニングは自然なパノラマビューを作り出し、テントにいながらにしてお気に入りのキャンプ場を楽しむことができます。
厚さ6.5cmの高密度マットレスを使用したテントタイプのルーフテントです。室内でより快適に過ごすことができます。
また、全体にメッシュパネルが施されており、レインフライを取り外すことで全てのパネルを開放することができ、通気性にも優れています。
表面はポリコットン混紡の仕上げで、上質な素材を使用しています。紫外線やカビにも強く、オールシーズン使用が可能です。使用時のサイズは244×142×132cmで、3人程度での使用に最適です。
また、内部には小物の収納に便利な大型ポケットを4つ装備しています。快適性と利便性を兼ね備えた、おすすめのルーフテントです。
スムーズに設営でき、錆びにくい油圧昇降式タワー型ルーフテントです。マットレス床や昇降用ラダーに加え、天井に取り付けるLEDライトも付属しています。
また、通気性に優れ、虫の侵入を防ぐメッシュパネルを使用しながら、2000mmの高い防水性を実現しています。充実した付属品で扱いやすいルーフテントをお探しの方は、ぜひご検討ください。
シャワーやトイレ、更衣室、追加の就寝スペース、キッチン設置のための壁としてなど、便利なプライベート空間を提供するルーフテントです。
2つのスクリーンウィンドウとスクリーンドアには、頑丈なロールダウンフラップが付いており、プライバシーを完全に守ることができます。
車のドアに簡単にスライドして出し入れできる開口部を備えており、荷物の積み下ろしに最適です。耐久性、耐候性、通気性にも優れています。
本製品は、ルーフラックやバーを備えた様々なSUVジープモデルに最適です。数分で組み立て、分解することができます。
テントは丈夫なノンスリップポリエステル防水素材を使用し、さらにポリウレタンを含浸させて耐久性を高めています。
テントポールは陽極酸化アルミとステンレス製ヒンジでできており、6.6フィートのアルミ製伸縮式ラダーで最大6.5フィートまで伸ばすことができます。
厚みのある高密度フォーム90インチ×53インチです。標準的なサイズで、テントは2~3人眠ることができます。取り付け用ブラケットも付属しています。
TMBKの3人用テントは、長期の使用に耐えるよう作られており、他の素材より50%強いダブルグリッドのリップストップナイロンを採用しています。
ベースには断熱材で補強された溶接一体型フレームと丈夫なステンレス製ヒンジを採用し、一生使えるように配慮されています。
このテントには天窓もあり、涼しい夜と朝日を楽しむことができます。小家族には十分な大きさで、重量はわずか110グラムです。設置に必要な工具もすべて付属しています。
セットアップのしやすさが特徴のルーフテントです。たった3秒でフタを開け、30秒で伸縮パネルを引き出し、ラダーを設置するというシンプルな手順で、女性でもわずか1分でセットアップが可能です。時間のかかるテント設営の手間が、あっという間に省けるのが大きな魅力です。
ダンパーシステムにより油圧で昇降するシェル型ルーフテントで、設営や収納が簡単です。流線型のルーフは空気抵抗が少ないのが特徴です。
サイズはA、Bの2種類で、Aタイプは210×127×117cm、Bタイプは190×127×25cmで、いずれも大人2人、子供1人の3人家族に最適です。また、ファスナー付きの防虫ネットも魅力的です。
虫の侵入を防ぎ、快適に過ごすことができます。靴やスマートフォンなどの小物を収納できる収納ポケットも便利です。
ポリエステル生地を使用しており、耐水圧は2000mmで防水性に優れ、縫い目は防水テープで補強されているので雨水が入り込む心配を軽減してくれます。
軽量タイプなので、幅広い車種に装着でき、重さもほとんど気になりません。コンパクトなサイズながら、大人用の寝袋を2つしっかり並べられるスペースを確保できます。
一人でもすぐに設営できるので、初心者の方にも扱いやすいテントです。車両への搭載が可能で、立体駐車場でもそのまま使用できます。雨のための防水カバーもついており、天候の変化にも柔軟に対応可能です。
テント設営や持ち運びなど、面倒な作業を劇的に軽減してくれるルーフテントは、これからキャンプやアウトドアを始めたい初心者の方にも、上級者にもおすすめのアウトドアグッズです。
「テント型」「タワー型」「シェル型」など様々なタイプがあるので、使用人数や用途、耐久性、高さ制限などを含めて適切な商品を選ぶことが大切です。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのルーフテントを探してみてください。