生活のなかでは至るところに様々な用途で照明が設置され、その種類は豊富にありますが、照明を設置するならセンスの良いインテリア照明でおしゃれな部屋にしてみませんか。そこでおすすめなのがデザイナーズ照明としても人気の高いルイスポールセンです。おしゃれ照明を探している方の参考になる、ルイスポールセンの人気照明をピックアップしてみました。
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ルイスポールセンは1874年設立のデンマークにある照明ブランドで世界中に子会社や流通事務所・代理店を構え、メインとなる販売地域はヨーロッパやアメリカ、日本、スカンジナビアです。
世界各国にファンが存在し、特に北欧スタイルのデザインを好む方に人気で、高いデザイン性と機能美を兼ね備えた作品が多くあります。
ルイスポールセンの照明は近代照明の父と呼ばれたポール・ヘニングセンやモダン様式の代表者の1人であるアーネ・ヤコブセン、日本の伝統であるミニマリスティックな美しいデザインを生み出す内山章一など様々なデザイナーとのコラボ作品を次々と生み出しています。
おしゃれでセンスのあるデザイナーズ照明のなかでも高い人気を誇るルイスポールセンの照明ですが、何故これほどまでに人気があるのでしょう。ルイスポールセンの照明をチェックする前に、まずは人気の理由をまとめました。
ルイスポールセンの照明は数多くのデザイナーが手掛ける逸品ばかり、機能性を十分に発揮しつつおしゃれでセンスの良い照明が世界中で多くのファンを虜にする、人気の理由でもあります。
特に高い人気を誇るのがPHシリーズのPH5、1958年の発売当初から現在までその人気はとどまることを知りません。一見するとシンプルなデザインも、計算され尽くした光の拡散は光と影のグラデーションを作り出し、美しい空間を演出しています。
どの照明もおしゃれなデザインでインテリア性も高く、圧倒的に女性からの支持が多いですが、おしゃれで美的センスに優れた男性にも好まれるブランドです。
ルイスポールセンでは北欧スタイルのシンプル・ナチュラルに「機能」「快適性」「雰囲気」を取り入れることをコンセプトに、優れたデザイン性と機能美を兼ね備えた照明にこだわっています。
これはルイスポールセンのデザインが「スカンジナビアデザイン」をメインにしているからであり、その特徴は冬季の日照時間が短いスカンジナビア半島諸国でいかに快適で過ごしやすい室内にするか、という理由からシンプルで機能性のあるデザインが求められているからです。
室内にこもる時間が長い地方だからこそ飽きのこない家具やインテリアデザインにこだわり、心地良い照明が求められています。
ルイスポールセンの照明もこのスカンジナビアデザインを取り入れることでシンプル・ナチュラルデザインでありながら快適性と機能性を併せ持つ照明が出来上がっているのです。ルイスポールセンの人気は長く使っても飽きず、快適性と機能性に優れた部分も理由のひとつでしょう。
センスの良いおしゃれなインテリア照明としても人気のルイスポールセン、ここからは照明の種類ごとに特に人気のある照明を紹介します。まずは天井から吊り下げるペンダントライトをチェックしてみましょう。
ペンダントライトは主にダイニングやキッチンカウンターなどの照明として利用されることが多く、メイン照明というよりはスポット的、またはインテリアとして楽しむことも少なくありません。
ルイスポールセンを語る上では外すことのできない、名作と言われる代表作がPHシリーズのPH5です。メディアに取り上げられたことも多数あり、1958年の発売以来60年以上経った現在でも世界中の多くのファンから絶大な支持を得る照明となっています。
下方向に向いた大きさの異なる3枚のシェードが光を反射、下方と側面に光を拡散させた目に優しい照明です。ダイニングテーブルの上に設置すれば料理を美しく魅せてくれます。
カラーバリエーションも豊富に揃っているためどんなインテリアともマッチします。シンプルなデザインは単品使いでも複数合わせてもおしゃれなインテリア照明としておすすめです。
PH4/3は先程紹介したPH5と同シリーズの照明で、ルイスポールセンの照明のなかでも比較的良く比べられるものでもあります。
PH5が大きさの異なる5枚のシェードを使用しているのに対して、PH4/3はシェードの数が3枚と少なく、さらにシェードのサイズも小さめになっています。PHシリーズに付けられる数字はシェードサイズで、数字が大きければ大きいほど照明もサイズアップします。
PH5では少し大きいと感じる場合に少し小ぶりで狭い部屋にも馴染みやすいPH4/3が選ばれる傾向になります。また、メタルシェードを使用しているので上部に光が放射されず、ライト下へ光を集めやすいのも特徴です。
3枚シェードシステムでデザインされたPH3 1/2-3はシェードがハンドメイドの三層吹きガラス製、ガラス特有の光沢がありながら内側は質感がマットなので反射した光が眩しすぎることがありません。
しかしガラスシェードのため光の広がりが広く、1つでもダイニングテーブル周辺を明るく照らしてくれます。ただしガラス製なので破損には注意してください。
もしシェード1部が破損した場合にはボトムシェードやミドルシェードなど単品での購入も可能です。上部金属部分はシルバー・クロームメッキ、ブラック・メタライズド、真鍮メタライズドの3種類、シャープなシルバーやクールなブラック、柔らかな真鍮から部屋やインテリアに合わせて選ぶことができます。
トップシェードが大きく、広い光源で周囲を照らすPH5-4 1/2は部屋全体を明るくしてくれるアンビエントライトとしておすすめです。シェードサイズが直径約47cmと大きめなので高い位置に設定して使うことを想定しています。
大きめサイズですが、複数使いでも存在感がありながら圧迫感がなく、美しいインテリア照明としても利用しやすいのも特徴です。
1点から全方向に光を放つクリア電球に適したデザインで、適正位置に設置すれば眩しさを感じることもありません。
ルイスポールセンといえば不屈の名作とも呼ばれるPHシリーズの人気が高く、多くのファンに愛されていますが、同様にフロアライトにもおすすめの人気照明はたくさんあります。豊富なラインナップのなかから人気のフロアライトをチェックしてみましょう。
PH80はどんな部屋にも合わせやすい、シンプルなデザインのフロアランプでシェードはアクリル製、赤いトップシェードが良いアクセントになっています。シェードに反射して拡散する光は柔らかく、エレガントなスタイルはインテリア照明としてもおすすめです。
他のPHシリーズの数字がシェードサイズを表していますが、こちらの商品はそれとは異なっているので注意してください。PH80が登場したのは1974年、ポール・ヘニングセン生誕80周年記念に製作されたもので、そこから「80」という数字を用いています。
自由度の高いアーム式フロアランプ・NJPフロアは2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火台デザインを担当したデザインオフィス・nendo代表である佐藤オオキ氏のデザインで、自宅だけでなくオフィスにもおすすめの照明です。
ミニマルデザインでパーソナルな雰囲気を持ち、シンプルかつエレガントなビジュアルだけでなく機能性にも優れています。可動域が広く、光を照らす位置や光量が調整しやすいため、書斎やワーキングスペース以外に寝室、ベッドサイドにも適しています。
ルイスポールセン照明の代表作のひとつでもあるAJ フロアは、デンマークのデザイナーであるアルネ・ヤコブセンが世界初のデザインホテルであるSASロイヤルホテル(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)のために設計したものです。
シンプルかつスタイリッシュな見た目ですが、カラーバリエーションは8種類と豊富なので、部屋に合わせたチョイスができます。光は下方に放つことを想定しているため手元のスポットライトとしても利用できます。
間接照明としても利用できるテーブルライトは手元を照らしたり、おしゃれなインテリア照明として多種多様な場所で使うことができる利便性の高い照明です。特におしゃれなデザインを求める方も多く、ルイスポールセンのテーブルライトであればデザイン性・機能性ともに満足度の高い商品を見つけることができるでしょう。
先程紹介した、アルネ・ヤコブセンがデザインしたAJシリーズのテーブルライトはシェードを上下75度に調整可能、シャープですっきりとしたフォルムとなっています。カラーバリエーション豊富でインテリアに合わせたコーディネートができ、リビングや寝室、キッチン、ワークスペースなど様々な場所におすすめです。
PHシリーズのなかで最も小さなサイズのPH2/1 テーブルは、トップシェードの直径約20cm、テーブル面と上方に拡散される光は眩しさもなく、コンパクトながらも室内インテリアのアクセントとして優秀です。
シェードはハンドメイドの三層吹きガラス製、内側はフロスト処理でマットな質感となっています。支柱・ベースは真鍮メタライズドとブラック・メタライズド、シルバー・クロームの3種類があり、室内インテリアやスタイルに合わせてゴールド・ブラック・シルバーから選ぶことができます。
佐藤オオキ氏が設計したNJP テーブルは柔軟性・融通性に優れたテーブルライトで、ワーキングスペースの照明としてはもちろん、シンプルなデザインとシャープな印象が寝室やダイニングなどのサイドテーブルにもおすすめです。
ヘッド後部には開口部があり、そこから漏れる光はライト自体を照らすエレガントさがあり、熱を逃がす効果でLEDライトの寿命を伸ばす役割もあります。
光を広げるシェードは手にフィットするフォルムと丁度良い位置にあるスイッチで操作性が高く、実用性にも優れた照明となっています。
デザイン性のある照明で光の演出を楽しむことも多いウォールランプは、ちょっとしたアクセントとしておしゃれなライトを選びたいものです。そこでデザイン性・機能性に優れたルイスポールセンのおしゃれでセンスのあるウォールランプを紹介します。
柔らかい光で寝室のソフトな間接照明としてもおすすめのPHハットは、ポール・ヘニングセンが自宅寝室に設置するためにデザインした、シンプルで暖かみのある室内用ウォールランプです。
シェードの内側をローズ色に塗装することで優しい光となり、ベッドサイドだけでなくソファーサイドなどのくつろぎ空間にマッチします。
シェードは60度の可動域があり使いやすく、丸みを帯びたシンプルなデザインは他のインテリアの邪魔をしません。壁に直付けのため工事必須、電源配線や取り付け位置の下地が必要になるので注意してください。
アルネ・ヤコブセンがデザインしたウォールランプ・AJエクリプタはハンドメイドの三層乳白ガラスを使い、中央部はなめらかな曲線を描いたカーブで厚みを抑え、主張しすぎることのないフォルムとなっています。
乳白ガラスによる柔らかな光と壁面に反射する光はライトを包み込み、エレガントな空間を作り出してくれます。サイズは直径35cmと45cm、22cmの3種類あり、設置場所によって使い分けることができます。
一番小さな22cmはパウダールームにもおすすめ、玄関や階段などの間接照明にも良いでしょう。こちらもPHハット同様に電気工事が必要になるので気をつけましょう。
アルネ・ヤコブセンがデザインするAJシリーズのウォールランプはプラグ付きコードで取り付けも簡単、壁内電源への接続も可能です。円と線、射角を取り入れたデザインはスタイリッシュでおしゃれなフォルムになっています。
シェードは上下60度、左右120度の可動域があり、照らしたい場所をピンポイントで捉えることができます。カラーバリエーションが豊富なので、インテリアや用途に合わせたマッチングも可能です。
ルイスポールセンのウォールランプ、アルバスルンウォールはコペンハーゲン郊外にあるアルバスルンド都市開発のために生み出された屋外照明で、玄関ポーチや庭の街頭などにおすすめです。
シェードはプレーンでグレアカットリングとガラスのカバーがシンプルかつシャープなデザイン、柔らかな光が頭上から照らしてくれます。
ルイスポールセンの照明はシンプルでスタイリッシュ、どんな部屋やインテリアにも合わせやすデザインでありながらおしゃれな雰囲気のあるものばかりです。照明自体もおしゃれですが、そこから照らされる光は美しく、おしゃれでセンスの良い快適空間を生み出してくれます。