七輪は江戸時代から調理に使われている小型の炉で、木炭などを燃料として使います。近年は焼き肉店やバーベキューなどにも利用されており、災害時にもあると便利なアイテムです。ここではおすすめの七輪をご紹介していきます。昔ながらの重量のある土製だけでなく、おしゃれなデザインやミニサイズのタイプもあるのでチェックしてみてください。
近年のアウトドア人気もあって、七輪は1人でも家族でも使える調理道具として注目されているアイテムです。七輪を使って炭火で調理をすると、遠赤外線の効果が得られ外側はパリッとしていて中がふっくらした状態で焼き上がります。食材の旨味を閉じこめてくれるので、美味しく仕上がるのが七輪の大きな魅力です。
組み立ての必要がないタイプも多いので、バーベキューコンロよりも時間を取らずに調理を開始できます。また、一度に焼ける量は少ないですが、使う炭の量はバーベキューコンロよりも少なくて済み、火力も長く保てるのでコストパフォーマンスの良さも魅力でしょう。
ここからは七輪の選び方をご紹介していきます。七輪は重い、運ぶのが大変、置き場所に困るといった昔ながらのイメージがある方もおられるかもしれませんが、最近の七輪は様々なタイプが出ています。選び方を参考に使いやすいもの探してみてください。
選び方1つ目は形状です。七輪と言うと丸型が昔からある形状ですが、正方形のように縦と横の辺の長さが同じ正角という形状や横長の角型もあります。丸型は焼き面が小さいので焼き肉などをする場合は少人数向けですが、鍋やフライパンは乗せやすく使いやすいでしょう。
角型は焼き面が広いため大人数での焼き肉や、サンマなどを丸々一尾焼きたい場合におすすめです。正角はコンパクトなものが多く1人向けですが、場所を取らないため卓上での使用にも向いています。安定感もあるので鍋も載せやすく、収納面でも場所を取らないでしょう。使いやすい形状を選んでみてください。
続いては素材です。昔から原料として使われているのは珪藻土で、植物性プランクトンの遺骸が粘土や火山灰と混じって体積してできた土です。粉砕した珪藻土を成形した練り製は、比較的安い価格で初心者にも買いやすいです。同じ珪藻土でも、珪藻土の塊から七輪の形に切り出すタイプもあり、こちらは耐久性も高くひび割れもしにくいので高額です。
近年はキャンプブームあって、金属製のタイプも人気があります。珪藻土に比べると軽く、キャンプ場などに持ち運びもしやすいでしょう。ただ遠赤外線効果は珪藻土よりも効果が期待できないため、使いやすさを重視する方に向いています。
大きさも商品によって違いがあります。焼き面が小さいと大人数で使うには、ちょっとずつしか食べられないので不便です。また、魚などの大きな食材がはみ出して焼けない部分が出てしまうこともあります。直径28cmなら4人で使いやすいくらいの大きさなので、このサイズを目安に使う人数によって大きさを選んでみてください。
最後は持ち運びやすさです。アウトドアで使用する場合など、取っ手が付いていたり、ぶら下げて運べるツルが付いたタイプだと若干重さがあるものでも運びやすいので便利です。ツルは金属製となり炭に火がついていると熱くなるので、七輪を使用中に運ぶのはおすすめできません。
本体の横に取っ手が付いているタイプなら、使う場所を移動する可能性のあるキャンプにも便利でしょう。
ここからはおしゃれなおすすめ七輪をご紹介していきます。可愛らしいフォルムの七輪や、大きさもも一人焼き肉が楽しめるものからバーベキューコンロ並みのものまで様々です。選び方を参考に使いやすいタイプを探してみて下さい。
おすすめの七輪1つ目は、バンドックの七輪 BD-385です。バンドックは新潟県三条市の㈱カワセのアウトドアブランドで、リーズナブルな価格で使いやすい設計のアイテムが多いです。BD-385のサイズは約幅26x奥行き25x高さ21.5cmで、2人までの使用におすすめとなっています。
材質は珪藻土の丸型で、オーソドックスな七輪の形状で重量は約4.85kgと重さはありますが、ハンドルが付いているので運びやすいでしょう。空気窓付きで開閉させて火力の調節ができます。焼き網は別ですが価格もお手頃です。
よく焼肉をするのですが、大きいBBQコンロを出すのが面倒な時にこちらの七輪を使用しています。焼ける場所は少ないですが、2人でやる分には問題ないと思います。下に空気孔もついており、火力は強くできます。最後に洗わなくていいというのがとても楽です!引用:amazon
小さめ普通の七輪です。大人2人くらいで、のんびり焼肉するのにちょうど良い大きさです。子供たちはまだ小さいので、このサイズで家族4人庭で遊びながら焼肉するのに、火加減管理もしやすく購入して週末楽しんでおります。引用:amazon
続いてはNGの卓上七輪コンロ ST-35です。こちらも珪藻土の丸型で、サイズは直径29cm×高さ18.5㎝です。火力調整ができる空気窓付きで、焼き網と土中皿がセットになっています。
スチール製の台座と持ち手が付いており、本体と一体になっているので取り外しはできませんが、卓上での利用や持ち運びもしやすいので便利です。
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バンドックのスタンド付 七輪 BD-423は、2人用の丸型七輪です。サイズは約長さ26x幅24x高さ20cmで、焼き面は直径24cmとなっています。材質は珪藻土で漆塗り仕上げになっており、重量は約4.3kgで焼き網と底に敷いて使うロストルもセットになっています。
取っ手やスタンドはスチール製で、こちらも本体と一体型のため取り外しはできません。空気窓付きで火力の調整もひやすいです。価格も網付きで3000円しないので、初心者にもおすすめです。
部屋焼肉の為に七輪を3つ買ったがこれが大きさ、高さ、焼き面積がちょうどよかった。特に鉄製の枠がいい仕事をしており、持ち運び便利、テーブルに置いた時の高さがちょうどいい、テーブルもよごれずナイス。引用:amazon
購入して半年たたずで10回以上使ってますが特に不便していません!むしろこのお値段で見てくれ気にせず使い潰すくらいの気持ちでしたら十分かと思います!手持ち用の部分も有るため、消火後の移動もやりやすかったり、ウッドデッキなどに直置きできるのでとてもいいかと思います。引用:amazon
角型で大きめのサイズをお探しの方には、コーナン オリジナルの七輪角型ワイドがおすすめです。ホームセンターのコーナンのオリジナル商品で、幅400×奥行240×高さ155cmと焼き面の広い角型なので、サンマなどの長い魚も焼きやすくなっています。
材質は珪藻土で重量は約9kgと重さはありますが、一体型ではないブリキ製の土台には持ち手がついているので、持ち運びもしやすいでしょう。空気窓は2か所あるので火力の調整もしやすく、大きさからすると価格も安く、コストパフォーマンスも高い商品です。
家族数人でのバーベキュー用にこれを購入、長四角形ですので焼き鳥や焼き肉を同時に出来ますし、金属の焚火台を利用した時より後片付けが楽ですよ。引用:amazon
円形タイプの七輪に比べて焼き面積が広いのと七輪自体の安定性が非常に良いです。
コスパも良く、丁寧に使えばそれなりの耐久性も期待できそうです。引用:amazon
おすすめ5つ目は、太成工業の珪藻土 七輪 バーベキューコンロ 能登です。太成工業は1946年創業の老舗珪藻土コンロメーカーで、国産で能登の珪藻土を使った製品なので安心です。外寸はφ26.5cm×高さ16cmで、2人までの使用でちょうど良いサイズになっています。
コンロ本体と金具が一体式になっており、重量は4kgです。網ズレ防止の突起が付いているので、金網がずれて火傷する心配もないので使いやすいでしょう。カラーバリエーションは白と黒があり、金網も付属しています。
アミがついていたのと、黒色、日本産が決めて。満足。一人で使う程度の大きさの七輪なら、着火剤は小さくちぎって使えるものがいいと思う。引用:amazon
続いては、武田コーポレーションのバーベキューコンロ 七輪です。こちらも材質は珪藻土で、サイズは約25.5×25.5×23cmの丸型です。重量は4.85kgとやや重いですが、ツルが付いているので運びやすいでしょう。
七輪の壁が分厚いため、熱を逃さず長時間少ない炭で燃焼し続けるのでコストパフォーマンスも良いです。火力調整の空気窓もあります。網は別売りです。
火の回りの良いし、火持ちも良いし、後片付けも楽だし、四角い普通のバーベキューコンロより時短したような気がします。引用:amazon
この練炭コンロは、焼き芋を焼くのに使っています。使いやすく、火力も長く使えて最高です。引用:amazon
軽量で1人用におすすめなのが、和楽のミニ 七輪です。幅165×奥行160×高さ135mmのコンパクトなサイズの丸型で、重量も約1.05kgと持ち運びもしやすいです。卓上で使えるタイプで、材質は珪藻土で天然木の置き台と網がセットになっています。
空気窓があるので火力の調整が可能で、ツルも付いているので便利です。一人焼き肉をするだけでなく、焼き鳥やお餅などを焼く用に使うのにもおすすめです。
一人~二人でやる焼き肉には充分です。お店の味を楽しめます!火力も強かったので良かったです。引用:amazon
外で炭火焼きしながらビールを飲んでます。小さいのでホタテなら1枚、サザエなら1個、焼き鳥は3本しか乗りませんが、個々に焼きながらのんびりといっぱいやってます。また、固形燃料がそのまま加工なしで使えるので、室内で釜飯も作ってます。とても便利、気に入ってます。引用:amazon
グリーンライフの卓上シチリンは、アクリル樹脂焼付塗装仕上げのスチール製のタイプです。本体のサイズは約幅36.5×奥行き21.5×高さ15cmの角型で、重量が約1.7kgとかなり軽量です。卓上やベランダなど、自宅でも使いやすいですが、バーベキュー用にも使いやすいでしょう。
本体横に持ち手があるので運びやすく、価格も3000円程とコストパフォーマンスも高いです。カラーバリエーションが5色あるので、映えるアイテムとしても人気があります。
使いやすくて便利です。魚介類は煙も出ないので室内で焼けました。焼き芋も美味しくできました。コンパクトで洗いやすい。引用:amazon
小さな突起で網がずれない様になっている所も、ちょっとした事ですが使いやすさが全然違います。下も全く熱くなっておらずびっくりしました。2人でちょうど良いサイズでした。引用:amazon
5人以上使えるタイプをお探しの方には、バンドックの長角 七輪 ロング BD-424です。本体サイズは幅59.5x奥行き23x高さ20cm、材質が珪藻土なので重量が約12.3kgと大きさも重さもかなりあります。27×23cmの網が2枚とロストル2つ、持ち運びに便利なスタンドも付いています。
空気窓が2か所あるので、網ごとに違う食材を焼いていも火力調節がしやすいです。幅が60cm程あるので、魚を焼くにも十分な長さがあります。
趣味で焼鳥焼いてます。バーベキューコンロだと串迄焦げてしまうのでこれを購入してみました。
良いですね、焼鳥焼くには角パイプが必要ですけど。引用:amazon
求めていたより小さめでしたが、だからこそ 少しの炭で火が起きとても使いやすく、購入して良かったです。引用:amazon
鹿番長の名前でもお馴染みのアウトドアメーカー、キャプテンスタッグのバーベキュー BBQ用 七輪は、水冷式の七輪です。炭の下に水を入れて使うタイプで、テーブルが熱くなりにくいので卓上でも使いやすいでしょう。
材質は鉄の丸型で、網焼きだけでなく鍋物にも使いやすく、別売りのジンギスカン鍋の使用もできます。サイズは外径28×高さ21cm、重量は2.7kgです。本体にハンドルが付いているので、持ち運びもしやすく、網や五徳もセットになっているので便利です。
今まで使ったバーベキューセットの中で最も早く組み立てられ、最も早く片付けられ、最も汚れない。大変満足しております!引用:amazon
とても重宝してます。干物や安いお肉も七輪で焼くと美味しく感じます。昔ながらの七輪と比べて軽さ◯使い勝手も良く、良い商品だと思います。引用:amazon
続いてはキャンパーズコレクションのザ・シチリンです。中筒にセラミックファイバーを使用しているので、珪藻土の七輪よりも水に強く、欠けにくいので扱いやすいでしょう。サイズは29cφ×19Hcの丸型で、重量は1.25kgと大きさの割には軽量です。
五徳が本体に付いており、網もセットになっているので鍋や網焼きもできます。空気窓付きで火の調整ができ、ツル付きなので持ち運びもしやすいでしょう。
我が家は自家製やきとりと親鶏を焼くのですが、火力が今までの七輪とは違い均等で、とても焼きやすくなりました。また別売りの五徳は売り切れで購入できなかったのですが我が家では鍋を置くなどしないためなくても大満足です。引用:amazon
釣り場でBBQなので他の荷物も持ちつつこれも運ぶのですが、普通の七輪と比べると驚くほど軽い。たったそれだけのことなのに、荷物運びがすごく楽になったんです。このシチリンの持ち手を肘に通した上で他の荷物も持てる!すばらしい。引用:amazon
フィールドトゥーサミットの七輪角型は、網や火ばさみ、敷台もセットになった角型の七輪です。材質は珪藻土でサイズは約幅41x奥行き24x高さ16cm、重量は約8kgとやや重みがあります。敷台に持ち手もあるので、持ち運びもしやすいです。
空気窓が2か所あるので火力調節もしやすく、焼き面も広いのでファミリーにもおすすめです。最初から網や火ばさみも揃っているので、すぐにバーベキューができて価格も手頃でしょう。
一夜干し専用で、横長一匹が焼けるのが便利ですね。欲を言えばもう少し深さがあれば嬉しいのですが、サンマの開きは6枚程度は余裕です。引用:amazon
二槽式ですので、一人で軽く楽しむ時は一マスだけとか、フルに使う時も時差をつけての使い分けもできます。良い火加減にするための時間が、15~20分必要ですが、炭火ならではの美味しさは満足です。引用:amazon
続いては、グリーンライフの少煙シチリンです。バーベキューをしたり七輪を使う際に、煙が気になるという方も多いはずです。匂いが付いたり一酸化炭素中毒の心配などから、炭を使うのを避けている方でも、少煙シチリンなら煙を90%カットしてくれる設計なので安心です。
本体はスチール製で、肉の油が炭に落ちないようになっており、少ない炭でしっかり焼ける構造なので、コストパフォーマンスも良いでしょう。サイズは約幅39×奥行き25×高さ19.6cmで、重量は約3.3kgあります。価格も5000円程度なので、買って損はないでしょう。
炭を置く上の部分は蓋をするので火力は弱いので、じっくり焼く物用にできて意外と便利。通常のバーベキューに比べたら煙は少ないように思います。引用:amazon
この商品の特徴は、直接炭に油が落ちないように工夫され、煙が立ちにくくなっており、今までのシチリンとは大違い!周りを気にする必要がありませんでした。しかも炭の炎が食材に直接当たらないので、肉もふっくら!引用:amazon
尾上製作所の鉄鋳物 こんろ角型は、お肉をより美味しく食べたい方におすすめです。鉄鋳物製なので熱伝導がよく、ムラなく焼けるので素材の旨味を引き出します。サイズは40×26.5×18cmの角型で、重量は9kgです。2~3人向けの大きさで、グリルは両面使うことができるので、裏と表で炭からの高さを変えられます。
空気窓があるので火力調節も可能で、ファイアードアと言う炭を追加できる扉もあるので便利です。価格はやや高いですが、頑丈で使いやすいので、コストパフォーマンスも十分でしょう。
作りもしっかりしていて、早速シーズニングしてから色々焼いてみましたが、網とは違いお肉がいい感じに焼けて満足です。引用:amazon
鉄製の鍋敷きを念のため下に敷いて使っています。きちんと換気して使えば問題なく使用できています。使用前にシーズニングをきちんとすれば焦げ付きもなく快適に長く使えると思います。引用:amazon
最後はソトのデュアルグリルです。SOTOは燃焼器具の総合メーカーで、富山県の高岡で製造されており、本体の材質はアルミ鋳物です。サイズは使用時が直径31×高さ17cmで、重量は5kgですが、収納ケースにすべての部品を重ねて収納できるので、さらにコンパクトになります。
網の高さは3段階の調節可能で、炭受けを焚き火台としても利用できます。蓋を裏返せば鉄板焼きにも使えるので、1台で様々な使い方ができる便利な1台です。価格は高額ですが、使い勝手を考えると納得でしょう。
炭の火力に応じて網の高さを調整できるのはとても便利でした。今まで何台もバーベキューコンロは買いなおしてきましたがこのグリルとは長い付き合いになりそうです。引用:amazon
本体は勿論ですが、網もステンレス製で溶接もしっかりしており長く使えそうです。使用後は大抵酔っ払っているので、蓋をして放置するだけで火が消えるのが便利です。引用:amazon
おすすめのおしゃれな七輪をご紹介してまいりましたが、七輪のイメージが変わったという方も多いのではないでしょうか。七輪は重くて扱いにくいイメージがある方も多いですが、使い方と換気する点を守れば手軽に使え、ベランダや庭など、自宅でゆっくり焼き肉を楽しんだりできます。
昔から使われている生活器具が今も残っている理由は、素材の旨味を閉じ込めて美味しく焼けるだけでなく、暖を取ったりもできる大活躍する道具だからではないでしょうか。七輪があれば災害時にライフラインが止まっても、お湯を沸かしたりもできるので、持っていて損はないでしょう。ぜひ使いやすい七輪を手に入れて、炭火焼きを楽しんでください。