サラウンドヘッドホンは映画鑑賞だけでなく、自分の位置を把握することが重要なFPSゲームなどにもおすすめです。しかし、サラウンドヘッドホンには様々な種類があり、中には安価なものや怪しいものもあり、本当にサラウンド効果が得られるのか疑問に思う方も多いでしょう。そこで、本記事では本当に効果のあるサラウンドヘッドホンの選び方を徹底解説します。
サラウンドヘッドホンとは、「立体的な音(=サラウンド)」を楽しむことができるヘッドホンのことです。サラウンドサウンドは本来、リスナーを取り囲むように5つ以上のスピーカーを配置することで実現されます。
スピーカーの数は「◯」という表記で示されます。例えば「5.1ch」は、5つのスピーカーと1つのサブウーファー(超低域専用スピーカー)を使用することを意味します。
従来、家庭でサラウンドを楽しむには、高価な機器を揃えることが求められましたが、サラウンドヘッドホンなら比較的安価に高品質なサウンドを楽しめるのが魅力でしょう。
ヘッドホンは左右の2チャンネルしかないため、「バーチャルサラウンド」や「スペイシャルオーディオ」と呼ばれる機能を使って、5.1chや7.1chで収録したサラウンド音声を再現しています。
また、5.1chや7.1chで録音された音源には対応せず、ステレオ2chの音源からサラウンド音声に変換して再生するだけの簡易的な製品もあります。
サラウンドヘッドホンには、映画鑑賞に適したもの、ゲームにおすすめのものなど、さまざまなタイプがあります。以下の選択ガイドを参考に、自分に合った製品を探してみてください。
テレビ、PC、スマートフォン、PS5など、接続する機器に合わせてサラウンドヘッドホンをお選びください。テレビで使用する場合はHDMI接続、スマートフォンやタブレット、PCでメインで使用する場合はBluetooth接続のタイプがおすすめです。
映画鑑賞では、NetflixやDesney PlusなどDolbyAtmosや5.1ch対応の映画をテレビやPC、タブレットで視聴すると、サラウンドサウンドを楽しむことができます。
ワイヤレスでも無線でも使えるモデルや、有線接続のみのモデルもあるので、音質や使い心地、価格などを考慮して、自分に合ったモデルを選びましょう。
有線タイプとワイヤレスタイプがありますので、自分のニーズや好みに合ったタイプを選びましょう。たとえば、テレビなどの画面を見ながら使用する場合、有線だと自由度がかなり制限されます。
また、ケーブルが長いと断線する可能性も高くなりますが、ワイヤレスならその心配もありません。トランスミッターの中には、光デジタルやHDMI入力を備えたものもあり、様々なコンテンツを楽しむことができます。
さらに、一人だけではなく、家族や親しい友人と一緒に迫力ある映画を楽しみたい場合は、複数のヘッドホンを同時に接続できるワイヤレスタイプを選ぶことをおすすめします。
一方、音質にこだわるのであれば、有線タイプのヘッドホンがおすすめです。サラウンドヘッドホンもすでに高音質ですが、さらに細部まで没入したいのであれば、有線ヘッドホンが良いでしょう。
また、コードの煩わしさはあるものの、音飛びの心配がないため、ゲーム用に有線ヘッドホンを好む方も多いようです。
サラウンドヘッドホンは5.1chだけでなく、7.1chや9.1chなどに対応したモデルもあります。ブルーレイなどに収録された7.1ch以上の高音質を再生する場合は、HDMI端子で接続します。
ただし、PS4を除くNintendo SwitchやゲーミングPCなどのゲーム機やゲームソフトのサラウンドは、5.1chが主流です。また、光デジタル端子での接続が一般的です。
つまり、映画とゲームのどちらをメインに楽しむかによって、選ぶべき製品が変わってくるのです。最新の映画を高音質で楽しむのがメインならHDMI接続=7.1ch以上、ゲームがメインなら光デジタル接続=5.1chで十分満足できるはずです。
サラウンドヘッドフォン用イヤーマフは、大きく密閉型と開放型の2種類に分けられます。音の感じ方や使用用途が異なるので、よく確認することが大切です。
開放型は、ヘッドホンの音がイヤーマフを通して外に聞こえるタイプです。このタイプは音楽や音声を通すことができるので、自然で快適なサウンド体験ができます。
また、高音・低音ともに表現できるため、声の響きをリアルに感じることができます。密閉型イヤーマフは、耳全体を覆い、音が外に漏れないように設計されています。
外部からの音も遮断するので、電車や飛行機での移動中や映画鑑賞など、音をクリアに聴きたい方におすすめです。低音もしっかり聞こえるので、ロックやハードロックなど重低音を重視した音楽を聴きたい方にも重宝されるでしょう。
ここからは、人気のサラウンドヘッドホンのおすすめをご紹介します。ぜひ、ご自身の用途や好みに合った製品を探してみてください。
iPhoneやiPadなど、Apple製品をお使いの方におすすめのワイヤレスヘッドホンです。アクティブノイズキャンセリング機能、外音取り込みモード、耳から外すと自動的に一時停止するオンヘッド機能など、便利な機能を多数搭載しています。
また、独自の音響技術である「空間オーディオ」を搭載し、臨場感あふれるサラウンドサウンドを楽しむことができます。
さらに、頭の向きや動きを検知して音の方向を忠実に再現する「ダイナミックヘッドトラッキング機能」を搭載したモデルです。バッテリー駆動時間は約20時間で、急速充電に対応し、5分の充電で約1.5時間使用できます。
また、専用のスマートケースに収納することで超低消費電力モードに切り替え、バッテリーを節約することも可能です。
高級ヘッドホンのように皮張りでベタベタすることもなく、肌が触れるところはさらりとしていて常に快適です。他社に比べ高いと言われますが、作りを見ればこの値段であることは納得できると言うものです。引用:Amazon
最大30m離れた場所までクリアな音を届けることができるワイヤレスサラウンドヘッドホンです。他の機器との干渉を防ぐベストチャンネル検索機能を搭載し、電波状況を確認しながら、安定したサウンドを体感できます。
イヤーパッドには柔らかい素材を使用し、耳を包み込むように装着することで耳への負担を軽減します。また、軽量で快適な装着感なので、ゲームやWeb会議など、長時間装着するシーンでも快適に使用できます。
イヤーパッドには、低音域重視や中高音域重視など、使用目的に応じて音の表現を自動調整するモードを搭載していますので、メリハリのあるサウンドを楽しむことができます。
スプラトゥーンなどゲームで使ってますが、Bluetoothとは違って特に遅延などは感じません。音質も僕の物差しで言うならとても良いです。低音モードはとても気に入ってます。引用:Amazon
ソニー独自の「バーチャルホン技術」により、7.1chサウンドを実現したワイヤレスサラウンドヘッドホンです。間接音や残響音を細かく再現し、自然で立体的なサウンドを楽しめるヘッドホンです。
シネマモード、ゲームモード、ボイスモードなど、多彩なエフェクトモードを用意しています。特にスポーツモードでは、歓声や掛け声をサラウンドで表現し、スタジアムにいるような臨場感を味わうことができます。
1回の充電で約17時間の連続使用が可能なので、遠隔地での会議、映画鑑賞など、長時間ヘッドホンを使用するシーンに最適です。
近隣を気にする事なく映画館のような音量でホームシアターを活用したく購入しました。まだ映画1本分、2時間の使用感ですがとても良く購入して良かったです。引用:Amazon
7.1ドルビーサラウンドと50mmドライバーにより、クラス最高の立体音響と迫力ある音声を実現しています。
遮音性に優れたレザー調のイヤークッションで、ゲームプレイに没頭できます。最大12mの長距離無遅延接続が可能なので、ゲームをじっくりと楽しめます。
ヘッドセットは何個も使っていますが、ps4で使うのなら是非おすすめです。他にも7.1バーチャルサラウンドでps4向けのもあるかもしれませんがワイヤレスなのも良い所ですね。引用:Amazon
1927年創業の日本の老舗オーディオメーカー、ビクターの「XP-EXT1」は、HDMI端子から入力する据え置きタイプの製品で、Dolby AtmosとDTS:Xに対応しています。2chや5.1chのコンテンツを7.1.4chにアップミックスし、全方位サラウンド再生が可能です。
返品して今は持ってませんが知り合いが持っていたので久しぶりに聴いてみたのですが凄く良かったです。アップデートで良くなったのか何かは分かりませんが、爆音で聞くと映画館でした。元々映画館でも音の方向はたいして分からなかったし集合住宅の方は損しないかと。引用:Amazon
パナソニックのワイヤレスサラウンドヘッドホンです。40mmドライバーユニットと、ステレオ音声をサラウンド音声に変換するドルビープロロジックIIxデコーダーを搭載したヘッドホンです。
付属の単4形ニッケル水素充電池に加え、一般的な単4形乾電池でも使用可能ですので、万が一、電池が切れても安心なのがメリットと言えます。最大4人まで同時接続が可能なので、家族や友人と一緒に盛り上がることができます。
軽くて装着感がよく、家の中で歩き回りながら使える。設置場所次第でノイズも入らない。充電が切れても単4電池x2本の交換、または充電ケーブル差し込みで待ち時間なく継続して使用出来る。入力切り替えでゲーム機 or PCなど、配線を変えなくても使える。引用:Amazon
2013年発売ながら、光デジタル端子に加え、ARC対応のHDMI端子、立体的なサラウンド音場を再現する9.1ch 3D VPTを搭載し、劇場用サラウンドヘッドホンのスタンダードモデルとして、現在も活躍しています。
本体とワイヤレスで接続できるため、使い勝手がいいモデルとなっています。また、ワイヤレスのデメリットを感じさせない音質の良さなので、自宅で映画を楽しみたい方におすすめのヘッドホンです。
ケーブルが無い事で、かなりストレス無く楽しめます。最近はパナソニック製のモニターが移動可能な物と一緒に合わせて使う時でも快適に使えます。引用:Amazon
このワイヤレスヘッドホンは、コンパクトで軽量なのが特徴です。小型ながら、新開発の40mmドライバーユニットを搭載し、高音質再生を実現しました。
また、高音質コーデック「LDAC」と圧縮音源の高域を補正する「DSEE HX機能」により、ワイヤレスでもハイレゾクラスのサウンドを楽しむことができます。
手軽にSONYの圧倒的音質を味わいたいのならコレ一択。まともな精神状態の人であればヘッドホンなんて五年ぐらい持ちますし、この音質でこの値段は安いくらいなのではないかと思います。引用:Amazon
PC、PlayStation5、Xboxなど様々なデバイスに対応したゲーミングヘッドセットです。1回の充電で最大12時間連続使用可能です。
長時間のゲームや会議などにおすすめです。7.1chサラウンドによる立体音響で、FPSやアクションゲームで優位に立ちたい方におすすめです。
まずワイヤレスヘッドセットの中で、ゲームにおいては最も優れた商品の1つであると断言出来ます。引用:Amazon
A50+BASE STATIONは、ワイヤレスヘッドセット「A50」と、充電ステーションを兼ねた「BASE STATION」を組み合わせたシステムです。2.4GHz帯のワイヤレス技術により、遅延の少ない安定した接続を実現します。
これまで競技用ヘッドセットといえば有線モデル一択でしたが、本製品の登場により、ワイヤレスヘッドセットでもOKということになり、その評判も徐々に広まってきています。
環境の問題でシビアなFPS競技では難しいかもしれませんが、自宅などでは圧倒的に本製品の方が使いやすいはずです。また、約15時間の連続使用が可能なのも本製品の高いポイントです。
A40からの乗り換えですが、まず地味に嬉しかった機能は、ヘッドセットを外して机の上などに置くと自動的に電源がオフ状態になってまた持つと自動的に電源がオンになる機能です。引用:Amazon
このゲーミングヘッドセットには、THX Spatial Audio技術を搭載しています。敵の足音や物音が聞き取りやすくなるため、FPSなどのゲームにおすすめです。
マイクには、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲の雑音を低減し、クリアな音声を実現します。
また、イヤーカップからマイクを引き出すことで、マイクの距離や角度を調整することが可能です。状況に応じてマイクの設定を変更することも可能です。
こちらのアクティブノイズキャンセリングマイクはそれはもうかなり優秀で、周りのノイズをかなりカットしてくれて、相手はノイズもほぼ無くはっきり鮮明に聞こえるようです。プロマイク並みの性能が付いてます。引用:Amazon
ステレオ音声に加え、2chヘッドホンで最大11.1chのマルチサラウンド音声を楽しめる「DTS Headphone X」に対応したヘッドホンです。
カラフルなカラーバリエーションで選択の幅も広がり、アウトドアでのポータブルヘッドホンとしても大活躍します。アナログ入力のみですが、この価格帯でこの軽さでDTS Headphone X対応を謳うモデルは希少です。
映画やゲームなどの映像コンテンツをよく見る方はもちろん、自宅だけでなくアウトドアでもスマートフォンなどと接続できるヘッドホンが欲しいという方にも最適な製品です。
色は黒が良かったのですが、家用なので何でもいいと注文。価格も安いのに十分な性能だし。何よりつけた時耳にヘッドフォンがくっつかないので違和感が少なくてずっとつけていられるのがいいです。引用:Amazon
ソニー独自の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」を搭載した、クラス最高峰のノイズキャンセリングヘッドホンです。ノイズに邪魔されることなく、こだわりの高音質サウンドに集中することができます。
また、ヘッドホンを装着したまま周囲の音を聞くことができるクイックアクションモードを搭載するなど、使いやすさにもこだわっています。
耳栓してその上から以前使っていたヘッドホンをしても遮断できなかった音が全部消えました。もうこれ無しの生活には戻れません。引用:Amazon
プロのeスポーツアスリートと共同開発したゲーミングヘッドセットです。ゲームの3Dサウンドを正確に表現するサラウンドサウンド「DTS Headphone:X 2.0」を搭載しています。
また、マイクブランド「Blue Microphones」の技術を活かした音質調整機能「Blue VO!CEテクノロジー」を搭載し、ゲーム中でも聞き取りやすいクリアな音質を実現します。同時に、音声の調整も可能です。
この価格帯で考えた場合、内蔵の50mmドライバーの音質はとても良いものだと思います。見た目の質感も良く、剛性感もあり、使い勝手の良さそうなポーチ等のオマケも付いているので「買って良かった」と満足出来ました。引用:Amazon
過酷な環境に対応する軽量なeスポーツ用ヘッドセットで真っ向勝負したい方におすすめのモデルとなっています。Razer BlackShark V2 Xは、素晴らしい音声、クリアなマイク音声、優れた遮音性の3つの機能を兼ね備えたプロ公認のヘッドセットです。
このヘッドセットは私の予想を遥かに裏切る性能を叩き出していた。まず手に取って感じたのは軽さ。非常に取り回しが良い。デザインは今までと違い、多少の高級感があり、スタイリッシュで、ある意味(私としては良い意味で)razerらしく無い。引用:Amazon
スタンドアローン型ヘッドホンを搭載したモデルの場合、サラウンドヘッドフォンをゲーム機またはテレビに直接接続してください。
有線接続の場合は、サラウンドヘッドフォンの端子と同じ端子に接続し、Bluetoothなどの無線接続の場合は、ゲーム機やテレビの取扱説明書で無線接続の方法をご確認ください。
プロセッサー付きサラウンドヘッドホンの場合は、ゲーム機またはテレビとプロセッサーを接続した後、プロセッサーとヘッドホンを接続すると、サラウンド効果を楽しむことができます。接続方法は以下の通りです。
サラウンドヘッドホンは、スピーカーで臨場感たっぷりに音楽を聴き、ゲームではさらに細かい音まで拾いたい方におすすめです。ヘッドホンによっては、最大9.1chまで対応できるものもあります。本格的に音楽を聴きたい方は、ぜひこの記事を参考に、最適なアイテムを見つけてください。