ランタンハンガー(ランタンフック)は、キャンプ生活をさらに快適にするために欠かせないアイテムです。細いポールに取り付けられるタイプや、直径32mm程度の太いポールに適したタイプなどがあり、おしゃれな木製の製品も販売されています。当記事ではランタンハンガーの選び方に迷っている方に向けて、スノーピークをはじめとする各メーカーのおすすめ商品をご紹介します。
目次
ランタンハンガーとは、支柱やポールに固定して使う、ランタンを吊り下げるための道具です。地面やテーブルの上に置いたランタンは一部しか照らすことができませんが、ランタンハンガーを使えば高い位置から広範囲を照らすことができます。
また、ランタンを吊るすことで、倒れたり火事になったりする危険性が低くなるというメリットもあります。特に小さなお子様がいらっしゃる場合、お子様の手の届かない高い位置からランタンを吊るすことができるのは助かります。
ランタン以外にも、調理器具やゴミ袋、衣類、タオルなどの小物も吊るせるので、テーブルの上やテントの中のスペースを有効活用することができます。
ダイソーやセリアなどの100円ショップでも販売されており、アイデア次第でさまざまな使い方が可能です。また、ポールテントのポールに固定して使うことができるので、ポールテント内でも便利に使うことができます。
ランタンハンガーの魅力は、ランタンを安定して固定することが難しいポールテント内の高い位置にも安定して取り付けることができる点です。
安全面を考慮したい場面でも重宝しますので、まだお持ちでない方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
現在、さまざまなランタンハンガーが販売されていますが、ランタンハンガーで失敗しないために必ずチェックしておきたい「3つのポイント」を紹介します。
様々な素材で作られているため、ランタンハンガーは素材で選ぶことをおすすめします。木製の商品は、桜や楓などの天然木で作られています。
木目がナチュラルな印象を与え、カントリー調からミリタリー調まで、どんなテントのスタイルにもしっくりと馴染みます。ただし、雨に当たると劣化してしまうので、テントやタープの中で使用するようにしましょう。
メタル素材は、耐久性の高いスチールやステンレスを使用しています。どちらも曲げに強いので、安定して使用することができます。また、ステンレスは汚れやサビに強いので、屋根のない場所での使用にもおすすめです。
ハンガーを取り付けるポールに対応したサイズかどうか確認しましょう。ランタンハンガーは、それぞれ取り付けられるポールの幅が決まっています。
ハンガーのサイズが合わないと、ランタンが落下する危険性があります。25mm前後のポールに対応している製品が多いですが、32mmや35mmといった太いポールにも対応する製品もあります。
複数のポールに付け替える必要がある場合や、取り付けるポールが決まっていない場合は、19~32cmなど対応サイズの幅が広いものを選ぶとよいでしょう。
巻き付け式の商品は、ハンガーの片側をポールに巻き付けることで固定します。提灯を吊るすとハンガーに荷重がかかり、テコの原理で固定力が増しますので、ある程度の重さのあるものを吊るすのに適しています。
クリップタイプとピンチタイプのランタンハンガーは、固定力が高く、ズレにくいのが特徴です。クリップタイプはフックをポールに通して固定し、ピンチタイプはポールを挟み込んで固定します。巻き付けタイプよりも取り付けが簡単で、初心者におすすめです。
ここからは、人気のおすすめランタンハンガーを15個ピックアップしてご紹介します。それぞれの好みや用途に応じて気にいる商品を見つけてください。
直径19~30mmのポールに取り付け可能なクリップ式の商品です。フックをポールに取り付けることで、簡単に使用することができます。素材はステンレスを使用しているため耐久性があり、長くお使いいただけます。
ランタンポールを使っている方であれば1,2個持っていると意外と便利なアイテムです。本来はランタン用のフックですが、それ以外の使い方も結構できます。引用:Amazon
この商品は、ポールに巻き付けるだけで簡単に設置でき、重さでしっかり固定されます。フック部分は折り返されているので、下げたものが外れにくくなっています。約115gの軽量タイプで持ち運びしやすく、ステンレス製で耐久性にも優れています。
スノーピークのタープポールには太さが合わず使用できなかったので、別のランタンスタンドに引っ掛けて使ってます。しっかりしていて安定感あります。引用:Amazon
耐荷重は約3.5kgで、直径19~30mmのポールに取り付け可能なクリップタイプの商品です。ポールにクリップで固定し、フック部にハンガーを差し込んで装着します。両端に引っ掛けられて便利です。
ワンポールテントにランタンを吊すために購入しました。
規定より太いポールでしたが問題無く使えました。引用:Amazon
幹にチェーンを巻きつけ、ハンガーを通すだけのシンプルなタイプの商品です。直径約45cmまでの太めの木の幹にも取り付けられるので、森の中でのキャンプに最適です。頑丈なスチール製ですが、約300gと軽量なので、かさばらないのも魅力です。
この商品はペトロマックスが出しているだけあって倒れる心配も無いし、適当なサイズの木さえあれば安定性は一番です。引用:Amazon
さまざまな太さのポールに取り付けられる巻きつけ式で、大小2種類がセットになっています。耐荷重は10kgで、ランタンやゴミ袋を吊るしたり、ペットのリードを結んだりするのに活用できます。曲げに強いスチール製で、耐久性にも優れています。
ワンポールテントのポールに問題なく使えてます。ランタンとか軽い荷物とか就寝時にはアウターも引っ掛けて使いました。強風時にポールが揺れてもずり落ちてくる事はなかったです。引用:Amazon
アウトドアレジャーでの収納や持ち運びに便利な設計です。ランタンスタンドやタープなどのポールに引っ掛けるだけで、簡単に使用できます。
ランタンや小物などを吊るすのに便利です。ポールの大きさに合わせて、左右のリングを変えてお使いください。
28mmポールで使ってますがこれならランタンを安心してぶら下げられます。滑って落ちていく感じは有りません。引用:Amazon
桜材を使用したおしゃれな木製ランタンハンガーです。天然木ならではの優しい風合いが良く、ランタンハンガーを変えるだけで雰囲気が変わります。
素材は桜の木(山桜)を使用しており、木の中でも硬い部類に入るので、丈夫で長持ちするのが自慢です。ウッドポール、アルミポールどちらにもよく合います。
ファミリーでのオートキャンプや渓流でのトレッキングキャンプなど、様々なシーンで違和感のないセンスの良いスタイルを見せてくれます。他にはないライティングギアアクセサリーです。
軽いので、強度に不安を感じるかもしれませんが…そこそこ重量があるものをぶら下げても大丈夫、木の強さを感じます。同時にぬくもり、柔らかさを感じる素敵なデザインで気に入ってます。引用:196
巻きつけタイプでしっかり固定しやすいのが特徴です。錆びにくいステンレス製なので、水がかかる場所でも安心して使用できます。軽量・コンパクトなので、気軽に持ち運びできるのもポイントです。
普通のランタンフックですね。使いやすいです。引用:Amazon
無機質で無骨な鉄と温かみのある革の質感が、上質な存在感を放つおしゃれなランタンフックです。使い込むほどに本革が味わい深くなり、ワンランク上のアウトドアを楽しむことができます。
ポールのパイプ径は約24mm~32mmに対応し、耐荷重は10kgとしっかりした作りで使い勝手も抜群です。
もちろん、アウトドアだけでなく、室内でもおしゃれで便利なアイテムとしてお使いいただけます。また、Viaggio+タープポールのランタンフックとしても使用可能です。
新しく購入したワンポールテントの室内用ランタンのために購入。造りもしっかりしてるし皮の色も良い感じ。次のキャンプが楽しみ。引用:Amazon
フックはポールとポールの間に挟み込むため、巻き付けフックよりも安全です。フックの耐荷重は約8kgで、U字フックなのでランタンやポット、バッグなどを簡単に吊るすことができます。屋外だけでなく、屋内でも使用可能です。
32ミリのポールに使用しました。重めのランタンを吊り下げましたが、何の問題もなく使用出来ました。位置調整や付け外しもやりやすく良い商品です。引用:Amazon
変形しにくい丈夫な真鍮製のランタンハンガーで、耐荷重は約4kg、V字フックなので吊り下げたものが滑り落ちにくくなっています。また、食器やゴミ袋を掛けることもでき、キャンプサイトの整理整頓に役立ちます。
かなりかっこよく、高級感があり買って良かったです。引用:Amazon
シンプルな構造のランタンハンガーなので、取り付けも簡単です。ランタンスタンドやタープなどのポールに引っ掛けるだけです。ポールの大きさに合わせて左右のリングを交換します。
テントやタープのポール、木の枝など、様々な太さのポールにランタンを掛けることができます。室内だけでなく、キャンプや夜釣り、ビーチ、公園、ピクニック、バーベキューなど、アウトドアでも活躍します。
同様の有名メーカー製の製品はあるが、それらより安価でチープな感じでもなく、機能性は抜群に良い。引用:Amazon
Jeebel Campのハンガーフックは、耐食性・耐久性に優れた素材を使用しているため、長くお使いいただける商品です。重量も軽く、簡単に持ち運ぶことができます。
コンパクトに収納できるのが特徴で、キャンプ用品だけでなく、ピクニック用品ハンガーや焚き火フックなど、様々な場所で応用が可能です。また、2つのフックを組み合わせて使用することもできます。
ブランドにこだわらなければ充分かっこいいです。
安っぽさはありますが、そこそこ見栄えも良し。満足感はあります。引用:Amazon
細いポールにマッチする、オールブラックで安価でかっこいいランタンハンガーです。テントのポールやタープのポールなど、どこにでも設置することができます。ランタンハンガーとして、衣類や小物のフックとしてマルチに使えるので、1つ持っておくと便利です。
サーカスTC BIGのポールやDODのハイパームテキポールに使ってます。耐荷重がわからないので普段はLEDランタンを引っ掛けてますが結構しっかりした太さがあります。引用:Amazon
ポールやハンディフレームに引っ掛けて使える便利なランタンフックです。また、木の枝などにランタンを吊るして使用することもできます。手のひらサイズなので、持ち運びにも便利です。
試しにポールにつけてランタンを吊るしてみましたが問題なく使えました。 コスパの良い商品だと思います。 ありがとうございました。引用:YAHOO!ショッピング
ここでは、ランタンハンガーを使うことのメリットをご紹介します。ランタンハンガーの多用途性について、3回に分けて解説します。
ランタンハンガーを使うメリットは、取り付ける位置が高いことが多いので、足元に置いて躓くなど、ランタンを倒してしまう危険性を減らせることです。
特にお子様連れのキャンプでは、お子様がランタンに触れて倒したり、やけどをしたりする可能性があるので、お子様の手の届かない位置に固定した方が安全です。
ランタンハンガーはランタンを吊るす以外にも、ゴミ袋や道具など他のアウトドア用品を吊るすのにも使えます。
また、ランタンハンガーを使わずに作業したいときや、少し定位置に置いておきたいときなど、ランタンハンガーに取り付けて活用することができます。
また、ランタンハンガーと似たような機能を持つアイテムとして、ランタンスタンドがあります。ランタンスタンドは脚がついていて自立するので扱いやすいのですが、どうしても荷物が増えてしまいますし、価格も高くなりがちです。
また、ランタンハンガーは2~3個セットで比較的安価に販売されているため、限られた予算の中で複数のランタンハンガーを購入することが可能です。
前述の通り、ランタンハンガーはスタンドよりもコンパクトで、タープポールに吊るすことでランタンを倒してしまう心配もないというメリットがありました。
では、なぜランタンハンガーではなく、あえてランタンスタンドを選ぶ場合があるのでしょうか。ここでは、ランタンスタンドならではの特徴をご紹介します。
ランタンスタンドは一見、ランタンを吊るすだけのように見えますが、実はキャンプを過ごす上で重要な役割を担っている大切なアイテムです。
例えば、ランタンハンガーを設置することが困難な場所でもランタンスタンドなら自立することが可能です。
もちろん、ランタンを高い位置に吊るすことで、夜のキャンプ全体を照らすこともできます。また、キャンプから少し離れた場所に設置することで、そちらに虫などを引きつける使い方もあります。
一本足タイプは、地面に刺すだけで簡単に設置できるのが魅力です。斜めの地面でも使えるため、脚につまづいて転倒する心配もありません。
また、クランプ式のランタンスタンドなら、テーブル本体にランタンを固定することができます。万力で固定するため安定感があり、場所を取らないので、広いスペースでテーブルを使用する際にも便利です。
さらに、ランタンスタンドは、言い換えれば長いポールです。そのため、タオルや衣類を掛ける物干し竿として使用することができます。
また、衣類だけでなく、ライトバッグや食器を入れたカゴなど、置き場所がないときの一時的な吊り下げ場所としても活用することが可能です。
あるとキャンプがより便利に感じられるアイテムですので、もし荷物が多少増えても大丈夫な方はランタンスタンドの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
ダイソーやセリアなどの100円ショップで販売されているS字フックを利用すれば、ランタンハンガーを自作することができます。
作り方は簡単で、S字フックを作りたいランタンハンガーの形に曲げるだけです。ただし、何度も曲げると金属の棒が弱くなり、折れてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、市販のランタンハンガーの形を参考に、木の枝や木の長さを利用して、木製のランタンハンガーを作ることも可能です。
のこぎりやナイフで形を整え、穴をあけて紐を通し、飾り用のスナップをつけます。滑り止めにゴム製のOリングを使用するのもおすすめです。
なお、自作のハンガーは、ランタンを吊るしたときに落ちないかどうか、耐久性を確認してから使用するようにしましょう。ランタンハンガーは簡単に作れるので、ぜひ自作にチャレンジしてみてください。
今回は、キャンプで活躍すること間違いなしのアイテム、ランタンハンガーについてご紹介しましたが、いかがでしたか?キャンプはアイテムが多いほど、積み込みや設営、撤収が大変になります。
スタンドよりも使い勝手の良いランタンハンガーを選ぶことで、時短や荷物の軽減につながります。便利なアイテムを取り入れて、スマートにアウトドアを楽しみましょう。