ブーツと言えば、お洒落なコーディネートに良く似合うアイテムではありますが、老舗のアウトドアブランド、エルエルビーンのロングセラー製品であるビーン・ブーツも世界的に人気を集め続けています。今回は、ビーン・ブーツのお勧め製品を11点ご紹介していきます。
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ビーンブーツというのは、アメリカの老舗アウトドアブランドとして知られているエルエルビーンが手掛けている防水仕様のブーツになります。1912年が同ブランドの創業年なのですが、その年から連綿と作り続けているシリーズなのです。
100年以上の歴史を持っている訳ですが、その間ずっと変わらないデザインを貫き続けており、品質に関しても文句のない仕様になっています。これを実現するべく、自社工場で1足ずつ丁寧に仕上げを行っています。
防水という事で、雨や雪をしっかりはじいてくれる高品質なアッパー、グリップ力とフィット感両方に優れるゴム製ボトムという組み合わせによって、例え悪天候であろうとも不快感なく履き続けられるのです。
世界には様々なブーツを手掛けているブランドがあるわけですから、エルエルビーンのものをわざわざ選ばなくとも選択肢はほかにいくらでもあります。そんな中、100年続くビーン・ブーツが愛されているのには、いくつかの理由があります。
まず挙げられるのは、防水性が優れているという点です。防水ブーツとしてラインナップしていますので当然と言えば当然なのですが、使っている部品の1つ1つに至るまでしっかりとした機能を発揮するよう工夫して作られています。
ソールには防水効果に優れているラバーを採用、甲を覆っているボトムの部分もゴム仕様になっているのでブーツ自体の密閉性を高めており、通常のブーツと比較してもその防水性能は高いものになっています。
続いては、堅牢な作りです。アッパーとボトムを繋いでいる部分にはナイロン糸を使用し、トリプルステッチによって縫製が行われています。これは3本の糸でしっかりと縫製する方法であり、頑丈さが確保される理由の1つとなっています。
特に、フィンガーループ部分はブーツの中でも大きな負担がかかりやすい部位と言われていますが、ここを逆のVの字で縫い付けが行われています。先に解説した防水性と相まって、ビーン・ブーツの丈夫さを確保しています。
ビーン・ブーツのソールは、張替が可能となっています。靴底を見てみればグリップ力に優れているチェーンパターンの溝が刻まれており、濡れているなどの滑りやすい場所であってもしっかりと地面を捉えられます。
そして、ソールが減少してきてしまった時にはアッパーのレザー部分を残してゴムボトムの部分を交換できるようになっており、約1万円弱程度の費用で3か月ほどの時間を設ければ、同じブーツでソールだけを新品に交換して履き続けられます。
ブーツは履き続ければソールが減少してしまうのは避けられませんが、リソールを行ってずっと履き続けられるというのがビーン・ブーツの魅力であり、長く愛され続ける理由の1つとも言えます。
防水性や頑丈さなどの機能性が優秀であることは十分にお分かりいただけたでしょうが、それはもちろんの事コーディネートを問わず合わせられるというのも確かな魅力です。
機能性の高さ故にアウトドアやフェスといったシーンで利用されるのが想定されますが、着こなしによってはカジュアルコーデに使用すればしっかりとしたまとまりが出ますし、きれい目のコーデの外しに使っても違和感なく仕上がります。
この様に、頑丈さや防水性といった機能性、そして様々なコーディネートに合わせられるデザインといった2つの要素が相まって、世界的にビーン・ブーツは人気を博し続けている訳です。ここからは、本題であるビーン・ブーツシリーズでお勧めのモデルをご紹介します。
まずは、ラバー・モカシンメンズをご紹介しましょう。アッパーの高品質フルグレインレザーが雨や雪をはじき、より正確な足の底がより良いフィット感を提供、アーチのスチール補強は優れた安定性とサポートを実現します。
土踏まずに入れたスチール製の補強材と、オリジナルのチェーン・パターンの溝入りゴム製アウトソールによって、安定感とサポート力を発揮します。着脱が容易なスリップオン・スタイルで、ローハイドの靴紐でフィットの調整が可能です。
レビューを参考に購入しました。期待していたサイズに近かったです。この商品は、大きめです。 引用:Amazon
以前から欲しかったのですがアマゾンのセールで出てたので即買いしました。普段は革靴の26CMで3Eを履いてますがサイズ7で少し余裕があるくらいでちょうどよかったです。 引用:Amazon
続いては、ガムシューズメンズになります。雨や雪の日も足をドライにキープし、快適な履き心地を提供します。ガムシューズスタイルの本モデルはローカットで履きやすさに優れており、悪天候下でも足元がお洒落に決められるでしょう。
雨や雪をはじく高品質なフルグレイン・レザーを使ったアッパーや、ポリウレタンフォーム素材の取り外し可能なインソールなど、ビーン・ブーツの特性がちりばめられています。ローカット故に着脱もしやすいので、普段使いにも最適と言えるでしょう。
履きやすくとても 素晴らしい。かかとの靴擦れしにくい形がとても良い。 引用:Amazon
普通靴下にヒートテックの靴下を履いてから足を入れると、ほぼぴったり、先端は少し余裕がある感じでしたが外がかなり寒かったので、まぁいいかなと思いました。因みに私の通常サイズは25.5cmです。 引用:Amazon
筒の部分が6インチと短めに設計されている、ビーン・ブーツといえばこれ、という代表的なメンズブーツになります。品質に優れるフルグレインレザーを使用し、より正確な足の底がより良いフィット感を提供してくれます。
防水効果に優れているゴム製のボトム、そして正確な足型によって履き心地にも貢献しています。くるぶしが隠れる程度のローカット具合で普段使いとしても申し分ない感触の1足となっており、ボトムスのロールアップをすればさらにカジュアルさを付加させられます。
通常より1サイズ小さめを注文しましたが、それでも少し大きかった為、インソールを追加挿入。
履き心地は良好! 引用:Amazon
サイズも履きごごちもぴったりでした。靴の構造上、やや履きづらいのは仕方ありませんが、雨・雪の日に気兼ねなく履けるので梅雨や冬に大活躍です。 引用:Amazon
先にご紹介したのは6インチモデルでしたが、こちらは8インチのブーツになります。ローカットめの6インチに対して、こちらはブーツとしての存在感がしっかりとアピールできるハイカットモデルであり、筒部分は高さが20㎝で設計されています。
他製品と同様で使われているフルグレインレザー仕様のアッパー、そしてゴム製のボトムの対比がハイカットになった分より強調されるようになっていて、フィット感のあるチェーンパターンの足底でハイカットでもしっかりとしたグリップ力を発揮します。
通販で買うには勇気がいりますが、何せ近くで売ってないから。レビューを参考に小さめを買ったけど、それでも大きかった。でも、雨や雪では活躍しそうだし、見た目もよろしい。 引用:Amazon
秋冬のハリスツイードのジャケットやグレーのメルトンのコートに合わせようと購入しました。カーキやインディゴブルーの細身のパンツにとても合います。 引用:Amazon
ここまではメンズ向けのビーン・ブーツのモデルをご紹介してきましたが、ラバー・モカシンはレディースモデルになります。ビーン・ブーツ共通の優れた耐久性と防水性はそのままに、着脱がしやすいスリッポンになっているのが特徴的です。
やはりレディースというだけあって女性のコーディネートにも合わせられるようなデザインとしてスリッポンを採用しているところもあると考えられますが、かといって機能性は確保されたままなので梅雨などの時期でも足元のお洒落を失わずに済みます。
こちらには靴紐が存在していませんので、着脱の際にも一々紐を結んだり程いたりといった面倒が生まれる事もありません。価格も比較的手ごろなので、試しに一足という方にもお勧めできます。
慣れれば使えます。冬の雨の日、厚手の靴下を履いて使用してます。 引用:Amazon
雪道でも、雨でも、利用してました。昔からのデザインで、気に入ってます 引用:Amazon
こちらも6インチサイズのレディースモデルになります。くるぶしが収まる程度のローカットモデルという事で履きやすく、それでいてビーン・ブーツ特有のこだわりの素材等によって機能性は保たれています。
革の部分が少し硬いのですが履き心地は良く、雨の日には大活躍しそうな靴で大満足です。 引用:Amazon
軽いです。長靴みたいな感じなので、長時間歩くならそれ用のソールを入れた方がいいかと思います。 引用:Amazon
メンズモデルもあったビーン・ブーツの8インチシリーズのレディースモデルになります。耐久性の高さや雨や雪をはじく性能など、同ブランドの機能的な面についてはそのままに、8インチとなってお洒落を強調できるデザインに仕上がっています。
くるぶしもすっぽりと覆えるハイカットモデルではありますが、フルグレインレザーアッパーやフィット感の確保されているチェーンパターンの足底などによって、履きやすさや歩きやすさはしっかり確保されています。
メンズモデルと同じくハイカットの8インチは高さ約20cmで、厚い靴下の上にフィットするように設計されています。ボトムスをインにして履いて、足元を見せつける様なコーデにも使える事でしょう。
脱ぎ着に時間がかかります。慣れが必要だと思いましたが、デザインはほんとかっこよくて気に入ってます。 引用:Amazon
名作ブーツなので、クオリティについては改めて書くまでもないですが、やはり良いものは良いです。妻が前から気になっていたようで、アマゾンワードローブを使って複数サイズ取り寄せてみました。 引用:Amazon
レディース向けのガムシューズモデルもあります。アーチのスチール補強は、優れた安定性とサポートを提供し、チェーンパターンの溝を備えた耐久性のあるゴム底は優れたグリップとドライな快適さを提供するなど、ビーン・ブーツの性能そのものは変わりません。
メンズ向けと同じくローカット仕様になっており、レザーの光沢と色合いがよりコーディネートをお洒落にしてくれます。
実際に履いた方によれば、足幅が少々ゆったりしていて中厚程度の靴下で6ワイドがジャストフィットだった模様です。コーディネートとしては、カラーの靴下などを組み合わせて足首を見せる様なコーデが勧められています。
サイズもレビュー通り、あつめの靴下でちょうどでした。ただ革の部分がはやくやわらかくならないと脱ぎ履きがもっと楽だと思います。 引用:Amazon
母にプレゼントしました、雨の日用にしているとのことです。じゃっかん足の甲が痛い気もするということで高さがある足の方はサイズを大きくするなどしたほうがいいかもしれません。 引用:Amazon
メンズ向けモデルに戻って、7インチプリマロフトラウンジャーになります。ボトム部分に保温素材であるプリマロフトを200g分使用しているのが特徴的で、レースアップではなくストラップによって調節を行うタイプになっています。
保温素材を使っているために当然ながら暖かさが確保され、オリジナル同様米国メイン州の自社工場で一足一足丁寧につくられています。甲部分の真鍮製バックル付きレザー・ストラップで、フィットの調節が可能です。
レザー製のプルオン・ループ付きで着脱が容易になっており、カラーリングは明るめのブラウンと深めのグリーンという組み合わせによって、モダンさが漂う雰囲気の足元を演出できます。
普段はアシックスのスニーカーを履いています。サイズはワイズEEなら29cm、ワイズEEEなら28cmですので10を選びました。丁度良い履き心地で満足しています。 引用:L.L.bean
8インチのハイカットモデルです。これだけであればここまでご紹介してきた、メンズ、レディースのモデルと変わりませんが、最大の特徴は保温素材であるシンサレートをボトム部分に使用している点にあります。
このシンサレートというのは、羽毛の先と同程度の太さのマイクロファイバー素材を使用して構成された新しい素材の名称であり、断熱性、および保温性が非常に優れているのが特徴的です。
シンサレートはその中でも最高グレードのものとなっており、例え極寒の雪が積もった道であろうと足先の冷えを防止してくれます。
10年前位に10インチ、今回8インチを追加しました。着る服で使い分けします。10インチはそろそろリペアかな? 引用:L.L.bean
最後の11点目は、シアリング10インチをご紹介しましょう。オリジナル同様、米国メイン州の自社工場で一足一足丁寧に仕上げており、フルグレイン・レザーなど使われている素材は同じですが、ボトムには10点目同様シンサレートを使っています。
更にはライニング部分に本物の羊毛であるシアリングを使用しており、10インチという事で高さは10㎝、雨や雪の日でも高い保温性を確保します。-4~-29℃までが快適最低気温になっていますので、真冬であろうと足元の暖かさを保ちます。
北海道旅行で履いてメチャ暖かいし濡れない…最高です。これなら普段の釣りに使えそう! 引用:L.L.bean
ビーン・ブーツのサイズ表示というのは、アメリカのインチで表されています。日本のように㎝表記ではない分迷ってしまうところが大きいですが、一般的なUSのサイズで考えていると少々サイズ感は大きめになります。
故に、ベストサイズから1インチ引いた分が丁度良くなると言われています。メンズは7インチからですが、レディースは6インチからサイズがありますので、もしサイズ的にそちらの方が合いそうならばメンズでもレディースのモデルを検討する余地があります。
長く使いたいビーンブーツでありますが、元々がアウトドア向けのアイテムであるだけあってそこまで細かい部分まで気を遣う必要はなく、具体的な手入れの方法については以下の通りとなります。
アウトドア用ですのでそこまで小綺麗な状態にしなくとも使えますし、軟な作りでもありません。それでも普段使いなどで見た目を気にするのなら、手入れの仕方は覚えておいて損はないでしょう。
アウトドアで使用するのを想定し、雨や雪といった悪天候時にも快適さを確保できるよう設計されているビーン・ブーツではありますが、レザーを使ったスタイリングから様々なコーディネートに使えます。
まずは、細身のボトムスにビーン・ブーツというコーディネートになります。特にアウトドアブランドのボトムスは生地も比較的丈夫でしっかりとした作りになっていますので、重厚感のあるビーン・ブーツとの組み合わせも違和感なく仕上がります。
テーラードジャケットにスラックスとビーン・ブーツを組み合わせるというスタイリングもあります。ジャケットスタイルにビーン・ブーツを加えるとカントリーな雰囲気がプラスされ、カジュアルでありつつフォーマルな印象が出てきます。
打って変わってカジュアルさを前面に出した、オーバーオールとの組み合わせもあります。ブーツインしてしまえばルーズなシルエットを保持しつつももたついた足元にならず、ブーツを際立たせられます。
長く愛され続けているビーン・ブーツは、アウトドアに耐えられる耐久性を持ちつつも、様々なコーデに合わせられます。是非ともお気に入りの一足を見つけてみてください。