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ソケットと組み合わせて使用するラチェットハンドル。特徴はラチェット機構が採用されていることです。一度付ければ往復運動だけで、ボルトやナットの早回しができます。作業効率をアップさせたい方は持っておくと重宝するアイテムです。
でも、実際にどのラチェットハンドルを選べばよいのか戸惑うという方もいるでしょう。そこで今回は、気になるラチェットレンチについて詳しくまとめてみました。おすすめのアイテムも合わせてご紹介します。
目次
ラチェットハンドルには、一般的にショート、スタンダード、ロングの各サイズがあり、主な種類として内歯式と外歯式の2種類があります。内歯式は、強度がとても高いアイテムです。ただし回転方向の切り替えがやりにくいという特徴があります。また、全高が高くなりやすいです。卒塔婆式は見た目がスッキリとしており切り替えが簡単にできます。全高が低いことも特徴的です。
使い方としては、まずボルトやナットを手で締め付けられるところまで締めます。その後手前に引くようにして作業することがコツです。近年はYouTubeなどで使い方の動画がアップされていますので、もし使い方がよくわからないという方は、動画を参考にしてみるとわかりやすいでしょう。
ラチェットハンドルは知らない方も少なくないですが、とても便利で持っておいて損のないアイテムです。なお、ラチェットレンチと混合されることが多いですが、ラチェットハンドルは単体で使用するものではないのでラチェットレンチとは異なります。
グッドデザイン賞を受賞したKTCのラチェットハンドルです。36枚ギアで送り角度10度のスタンダードな小判形のアイテムとなっています。国内大手の工具メーカーであるKTCのアイテムだけあって使いやすいです。作りも頑丈で安心して使い倒すことができます。DIYをよくするという方は持っておいて損のないアイテムです。
プッシュボタンを押さないとソケットがラチェットから外れないユニオン機構を搭載しています。高品質でありながら比較的お手頃な価格帯も魅力的です。
上質なアイテムを世に送り出しているコーケンのラチェットハンドルです。36歯ギアを採用しています。樹脂グリップは握りやすく作業しやすいです。コンパクト設計なので狭い場所での作業にも向いています。
優秀でありながら比較的お手頃な価格帯なので、コストパフォーマンスが高いです。安心して使える高性能なラチェットハンドルを探している方には特におすすめと言えます。
より薄く、より軽く、より小さくというコンセプトで開発された軽量小型なラチェットハンドルです。性能が良い上にフォルムも美しく使う楽しみが増します。ギアとカムの数が8段噛合う新機構が採用されているだけでなく、プッシュホールド機構が搭載されているのでソケットの着脱が簡単で作業時は外れにくい優れものです。
5°の送り角であり、振れ幅が確保しづらい狭い場所でも快適に作業ができます。グリップはI字断面。軽量かつ握りやすい形状でストレス少なく作業することが可能です。
小判型ヘッドとしては世界最多となる90枚ギアを採用しています。送り角4度で、7段クローの精密駆動機構を搭載したアイテムです。狭い場所でも作業可能。使い勝手がよく重宝します。
NBR390は空転させる時の音にまでこだわっており、人間工学に基づいたデザインと合わせて高い評価を受けていることが特徴的です。知名度の高いKTCのアイテムであることもポイントが高いでしょう。
こちらのアイテムはショートラチェットハンドルです。コンパクトなので狭い場所で作業したい時に重宝します。36枚ギアを採用しているの細かな送り角度を実現していることも特徴的です。持ち手の部分を曲げて作業角度が調整できる点もポイントが高いでしょう。小型ながらギアを2ヵ所のクロウで支持することで、強度は従来品よりも30%アップしています。
こちらの商品は、ロングラチェットハンドルです。72山ギアを採用しているので耐久性に優れています。ロングだと狭い場所では不利?と思う方がいるかもしれませんが、細やかな動きができるので狭い場所にも対応した優れものです。
奥まった箇所にあるボルト・ナットを緩めたいときには最適のアイテムと言えます。持っていると何かと重宝する便利なラチェットハンドルです。お手頃な価格帯ながら品質が良い点も高評価ポイントでしょう。
軽量・薄型・コンパクトなことが特徴的なラチェットハンドルです。質量はわずか80g。文庫本1冊よりも軽いので疲れにくいです。小刻みかつ軽やかに動かせるので操作性が良いという特徴があります。
ヘッド部分には72枚ギアが搭載されており、確実かつ効率の良い仕事をサポートしてくれる頼もしいアイテムです。軽くて使いやすいラチェットハンドルを探しているという方には特におすすめと言えます。
お値段重視という方にはこちらのT型ラチェットハンドルがおすすめです。お手頃な価格帯ながら、十分な性能を備えており、ガンガン使い倒すことができます。初めてのラチェットハンドルという方にも有効です。使い方に慣れてきたり、自分の用途が明確になったら、もう少しグレードの高いラチェットハンドルに切り替えるという方法もあります。
ラチェットハンドルをさらに快適に使いたいなら「クイックスピンナ」を用意することをおすすめします。クイックスピンナとは、ソケットとラチェットハンドルの間に接続して使う、いわゆる早回し工具にあたります。よりスピーディーに効率よく作業することが可能です。
ソケットの早回しができる便利なアイテムです。回転角がわかりやすいように90度毎に溝があります。持っているととても重宝するアイテムです。まだ試したことがないという方はこの機会に入手してみてはいかがでしょうか。
こちらはトネの早回しアイテムです。お値段がとてもお手頃であり、コストパフォーマンスに優れています。始めて早回しアイテムを購入するという方にもおすすめです。一度使うとその良さを実感できるでしょう。
ラチェットハンドルの有名ブランドとしては、KTCのネプロスがあげられます。ギア強度は、国内でもトップクラス。アクセス性が抜群で使いやすいです。お手頃な価格帯のラチェットハンドルがある中では比較的値段が高めな傾向がありますが、値段以上の性能を備えています。
ラチェットハンドルには主に、1/2インチ、3/8インチ、1/4ンチの3種類があります。各大きさにより対応しているソケットは異なり、当然用途も違いますので、自分の希望にあったサイズのラチェットハンドルを選ぶことが肝心です。汎用性が高いのは3/8インチでしょう。
なおギア数は、歯数が多いほど細やかに動かすことができます。ただし歯数が少ないものが悪いというわけではなく、歯数が少なければ高トルクがかけられるので、こちらも自分の用途を明確にしてどちらが良いか判断することが肝心です。
一口にラチェットハンドルと言ってもたくさんの種類があります。自分にとって活用しやすいアイテムを選ぶためにも、使用用途を可能な限り明確化しておき、適した形状のラチェットハンドルを選ぶことが大切です。
ラチェットハンドルを使うと作業効率がアップします。早回しアイテムと組み合わせるとさらに効果的です。選ぶ時は自分の使用用途を明確化しておき、適したものを選択しましょう。ラチェットレンチはまた別のアイテムなので混合しないように注意が必要です。
★★TONEやKTCなどについて詳しく知りたい方はこちら★★