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バイス(万力)で固定したワークに対し、研削作業や穿孔作業などを行うことが多々ありますので、便利な電動工具を幾つかご紹介しておきます。
ディスクグラインダ
ワークの固定後に、C面取りや表面の研削などを行う際に、ディスクグラインダが短時間で作業を終わらせることが出来るので、非常に役に立ちます。
日立工機からリリースされている、4インチの充電式コードレスディスクグラインダで、14.4Vのリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルとなります。コードレスなことで取り回しがし易く、バッテリーを取付けた状態でも本体重量が約1.9kgと軽量なので、女性の方でも軽く持ち上げることが出来ます。
電動工具のマキタからリリースされている「充電式ディスクグラインダ GA402DRF」は18Vのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、回転数も10,000回転/分のハイパワー仕様となっています。砥石サイズは100mmの4インチグラインダーで、バッテリー込みの重量が約2.1kgと軽量で、長時間の作業でも疲れ難いのが特徴です。
横バイスの選び方について、簡単にご紹介しておきます。
ご自身がどのような作業をされるかによって、バイス本体の材質を考慮する必要があります。木工作業や小さな鉄板を固定する程度であれば、軽量なアルミ合金製のバイスでも十分ですが、本格的な金工作業を行う場合にはバイスでの確実な固定が出来ないと、材料が外れたり、振動で精度が出なかったりと問題が発生する可能性がありますので、鋳鉄製やスチール製のしっかりした物を選ぶことをおすすめします。
バイスには、口幅と呼ばれるワークに接する長さと、口開きといわれる開口寸法が必ずあり、この寸法を確認し、ご自身が最も使用されるワーク寸法からバイスの大きさを決めることをおすすめします。
バイスのハンドルを回し、材料を固定しますが、その際に材料に掛かる固定方向への圧力が最高締め付け圧力となります。大は小を兼ねるといいますので、締め付け圧力が大きなものを選ぶことをおすすめします。
バイスの種類をはじめ、おすすめ5選と簡単な選び方についてご紹介しました。バイスは材料加工時に、確実にワークを固定して作業効率を高めてくれたり、木材合板を貼り合わせたりする場合の保持を行ったりと、1台所有していると何かと便利に使うことが出来ます。木工、金工作業を問わず使用出来ますので、是非、購入を考えてみては如何でしょうか。
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