キャンプや登山などのアウトドアで効率よく調理するために役立つバーナーパッド。アウトドアクッキングになくてはならないアイテムと言っても言い過ぎではないでしょう。とはいえ、商品にはそれぞれ特徴があり、選び方に迷われることもあるのではないでしょうか。今回は、バーナーパッドの選び方やおすすめの商品をご紹介します。購入を検討されている方は、ぜひ参考に最後までお読みください。
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バーナー調理で「メスティンやクッカーでご飯を炊くたびに焦がしてしまう」というのは共通の悩みでしょう。
「弱火にしたいのに風が邪魔して火力調整が難しい」「クッカーが不安定で炊飯中に目が離せない」と感じている方もおられます。
もしこうした悩みを抱えておられるなら、バーナーパッドの出番です。バーナーパッドとは、バーナーの上に使用する金網を指しています。
バーナーパッドは、火力を安定させ、料理をより快適にする便利なアイテムです。金網の上で火を使うと熱が均一に広がるので、コンロの上で煮込むようなじっくりとした調理が可能です。
バーナーの火は真ん中の一点に集中するため、「真ん中だけ焦げる」「均一に焼けない」ということが起こります。バーナーに使える鍋もありますが、均一な火は出ません。
バーナーパッドは、バーナーを焦がさずに熱だけを通すことができる優れものです。S、M、Lとサイズも選べますし、機能も豊富な商品が揃っていますので、きっと自分に合ったバーナーパッドが見つかるはずです。
調理がより快適に楽しめるバーナーパッドですが、選ぶ前にまずはバーナーパッドのメリットを確認しておきましょう。
バーナーパッドの利点は、熱が均等に伝わることです。バーナーパッドに当たった火は均一に広がり、表面に放熱されます。熱伝導率の高い素材でできているため、調理器具の底面全体がほぼ均一に加熱されるのです。
確かにお焦げはキャンプ料理の醍醐味のひとつですが、後片付けが大変なのは言うまでもありません。バーナーパッドを使うことで、火傷のリスクを減らし、より調理者に優しい調理をすることができるのです。
バーナーパッドは炎を拡散させ、火力の調節を可能にします。真上に上がった炎がバーナーパッドに接触することで、炎が広範囲に拡散されます。そのため火力が弱まり、弱火の調整が可能になります。
これにより、バーナーの火力を弱火にしようとしたら、強風で炎が消えてしまう心配がなくなります。じっくりと煮込み料理や保温をしたいときに便利です。
バーナーパッドには、火力調整以外に鍋を安定させるというメリットもあります。調理するとき、調理器具によっては不安定で倒れそうになった経験はありませんか?
そこでバーナーパッドを使うことでコンロの安定性が向上するので、大きめの調理器具も安心して使うことができます。
バーナーパッドは種類が多く、どれを選んでいいかわからないという方のために、失敗しないバーナーパッド選びのコツをご紹介します。
バーナーパッドを選ぶ際には、適切な大きさの商品を選択することが大切です。バーナーパッドの大きさは基本的にS・M・Lの3種類あります。
販売会社にもよりますが、サイズを数種類から選択できる場合が多いですので、自分のシングルバーナーにどのサイズが合うか、使いたい調理器具が安定して置けるかを必ず確認するようにしましょう。
バーナーパッドには角型と丸型の2種類があります。バーナーパッドは四角いものが多いですが、調理器具のサイズに合わせたい場合や、スタッキングしやすいものをお探しの場合は、丸型も使いやすくておすすめです。
ここからは、おすすめのバーナーパッド8選をご紹介します。スタンダードなものからコスパの良いものまで厳選しましたので、ご購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
YOLERの遮熱板セットは、バーナーパッドと遮熱板がセットになっており、輻射熱の問題を解決しながら安心して使えるアイテムです。
コストパフォーマンスが高いので、遮熱板の購入も検討されている方におすすめです。バーナーパッドは、網目の密度と強度を高めた綾織で、SサイズとMサイズを用意されています。
試しにケトルやシェラカップなど使いましたが、思った以上に安定性があり、気に入りました。引用:Amazon
キャンピングムーンバーナーパットは通常の平織りのメッシュではなく、メッシュの密度と強度を高める「綾織」を採用しています。
シェラカップサイズからメスティン、マウンテンクッカーレクタングルまでの大型クッカーに対応するSサイズとMサイズが販売されていますので、用途によって選びましょう。
他のブランドで,安いものもあったが、不安だったので少しこちらをら割り高のこちらを購入。満足してます。引用:Amazon
こちらはユニフレームのMサイズバーナーパッドです。通常のメスティンに最適なサイズです。15cm角で、トーストもはみ出さずに置けます。ホットサンドメーカーなどの大型クッカーもぴったりと収まります。
ソトストーブの他に、15cm角に合うユニフレームのストーブをお持ちの方にもおすすめです。サイズは150mm×150mmの正方形です。
ジュニアガスバーナー/イワタニジュニアコンパクトバーナーCB-JCBの場合、コンロの外側から1段目に収まり、コンロからはみ出さないようになっています。
キャンプ用のグリルスタンドに使うのに購入しました。ちょうどいい大きさです。試しに一度使ってみただけなので、耐久性はわかりませんが良さそうな気がします。引用:Amazon
Chaslean バーナーパッドは丈夫な特殊耐熱鋼でできています。耐熱網の周囲をステンレスのフレームで囲んで補強した商品です。
底面全体が均一に加熱されるので、今まで料理を焦がしてストレスを感じていた方も思い通りのご飯が炊けるようになったと評判です。
きれいに作ってあります。イワタニジュニアコンパクトバーナ用に買ってみました。まだ使用していないですが、このような薄板商品に熱に対する耐久性などを求める事自体が間違いかと思いますので安く使い捨て出来るモノが良いと思いました。引用:Amazon
EnHike 綾織バーナーパッドは特殊な耐熱鋼のメッシュでできており、強い熱を優しい赤外線に変換して底面全体を均一に加熱します。
また、バーナーの炎が一点に集中し、直立するため、クッカーの焦げ付きを防止することができます。
特に火力調整が難しいバーナーや、薄い素材のクッカーに最適です。また、クッカーの安定板や滑り止めとしても使用できます。
メッシュタイプでコンパクトな物を探していました。 丸型もいいですし、何よりコンパクトで持っている小型のバーナーにピッタリです。試しに火をつけてみました。熱変形も無さそうです。引用:Amazon
ステンレス製の耐熱メッシュが直立する炎を分散させ、炎を熱に変換します。メッシュ自体が過熱して遠赤外線を発生させるので、寒いときにはパットに火をつけてミニストーブとして使用できます。
また、アルコールストーブのストーブパイプの上に置いたり、クッカーを置くときの安定剤、滑り止めとしても使えます。
値段が安いから小さいので本当に一人前の量を料理するには適している。引用:Amazon
NANGOGEAR バーナーパッドは幅15cmと小型で、アルコールストーブやエスビットのポケットストーブに適しています。
耐熱性の高い網をステンレス製のフレームで囲んで補強しているので、数年使える耐久性を備えています。
アルコールバーナーやエスビットのストーブに網をかぶせることで、調理器具を安定させることができます。
そっこが小さめのカップをのせた時安定性が悪いため、ソトのフュージョンで使用するのに購入しました。安心感があります。引用:Amazon
炎を熱に変える特殊耐熱鋼の網を使用したバーナーパッドです。どこにでも収納でき、キャンプやツーリング、トレッキングなどでの携帯に便利です。
幅150×高さ150mmの使いやすいサイズで嬉しいお手頃価格なので、初めてのバーナーパッドを購入したい方におすすめです。
満足です。イワタニのガスボンベがいっぱいあったので、これにして良かったです。お鍋用のカセットコンロとボンベが併用できるのは便利です。引用:Amazon
100円でも十分アウトドアシーンに使えるバーナーパッドが手に入りますので、まだお持ちでない方はぜひお試しください。
キャンドゥのバーナーパッドは、バーナーパッドの中でもブランド力のある「ユニフレーム」の製品に匹敵すると評判です。
キャンドゥのバーナーパッドのサイズは、ユニフレームのMサイズと同じ15×15cmのワンサイズで、素材は耐熱性の高いステンレスを使用しています。
ユニフレーム社製品よりも重量が軽く、1,000円以上安い価格設定も魅力的です。軽量で持ち運びしやすいため、登山やツーリングキャンプ、ソロキャンプなどに適しています。
また、100円ショップのセリアで販売されている「ステンレス裏ごし」は、丸いバーナーパッドの代用品としてキャンパーたちの間で話題になっています。
サイズや形状にさえ気をつければ、裏ごし器や灰汁取り網でも代用になります。安く済ませたい方はぜひ参考にしてください。
今回は、おすすめのバーナーパッドと失敗しない選び方をご紹介しました。シングルバーナーの火力を調整でき、ストーブの安定性を高めてくれるバーナーパッドは、キャンプでうまく料理ができないと悩んでいた方にとって救世主的存在です。
安全で快適なキャンプ料理を楽しみたい方は、記事を参考にバーナーパッドの購入を検討してみてください。