食器洗い乾燥機は、家事の負担を軽減してくれる代表的な家電の一つです。食器洗い乾燥機の使い心地は洗剤によって左右されることがありますが、様々なメーカーから多種多様な商品が販売されているためどれを選べばいいのか迷ってしまうことも。今回は、おすすめの食洗機用洗剤と共に、ニーズにぴったりの洗剤の選び方についても説明しますので、食洗機用洗剤を選ぶ際の参考にしてください。
食洗機用洗剤と通常の洗剤では、「液性」や「成分」に違いがあります。一般の洗剤を食洗機に入れると、故障の原因になるので注意しましょう。
食器洗い乾燥機用洗剤は、主に「中性」「弱アルカリ性」です。手洗い用ではないので、お肌への影響よりも洗浄力が重視されます。
一方、通常の洗剤は「弱酸性」「中性」が中心です。洗剤が直接手に触れるため、手荒れを防ぐために肌への刺激に配慮しています。
食器洗い乾燥機用洗剤は、機内の水の流れを妨げないよう、泡立ちが少ない成分で作られています。一方、一般的な洗剤は、界面活性剤を主成分としており、泡立ちが良いのが特徴です。
低い水温でも汚れを落とせるように工夫されています。食器洗い乾燥機用洗剤は、通常の洗剤とは性質が異なり、通常の洗剤を食器洗い乾燥機に使用すると故障の原因になることがあります。
ここでは、食器洗い乾燥機用洗剤を選ぶ際に必ずチェックしたいポイントをご紹介します。選び方に迷ったら、ぜひ参考にしてください。
現在、食洗機用洗剤には「粉末」「液体」「タブレット」の3種類があります。ランニングコストを抑えたい場合は、大容量で低価格の商品が多い粉末タイプがおすすめです。
計量して使うので、食器の量や汚れの度合いによって1回に使う洗剤の量を調節することができます。1パック(500~600g)で通常使用なら80~100回分使えます。
3種類の中で最もコストパフォーマンスが高く、特にタブレットタイプと比較するとその差は歴然としています。また、ほとんどの製品に漂白剤が含まれており、茶渋や色素沈着に効果的です。
その反面、計量するのが面倒という人には不向きです。さらに、粉末タイプは液体タイプに比べて溶け残りやすいので、こまめに庫内を掃除することをおすすめします。
洗剤の溶け残りが気になる方は、「液体・ジェルタイプ」の洗剤がおすすめです。粉末洗剤に比べると高価ですが、水に溶けやすいので、洗剤が残る心配がありません。
また、洗剤の量を自由に調整できるのも液体・ジェルタイプの特徴で、無駄なく適量を使うことができます。
洗剤はボトルのキャップで計量するタイプや、プッシュして投入するタイプなど様々な種類があるので、自分が使いやすいものを選びましょう。
計量する手間がなく、家事の時間を短縮したい方におすすめなのが、タブレットタイプです。固形洗剤を1本ポンと入れるだけで使えるので、洗剤が手につく心配がありません。
一方、デメリットとしては、他の2種類に比べて1gあたり1.5円高くなることと、一度に使用する洗剤の量を調整できないことが挙げられます。洗剤が溶け残ったりする可能性もあるため、一度に洗う食器の量が少ない方には不向きです。
食器洗い機用洗剤の選び方のひとつに「洗浄力」があります。洗浄力と肌への刺激は比例するため、手洗いでの食器洗いは肌への優しさが大切ですが、食洗機用洗剤は洗浄力で選ぶことも可能です。
洗浄力の高い食洗機用洗剤を使えば、汚れをしっかり落とすことができるので、予洗いや洗い直しの手間が減り、食洗機の効率や時間短縮につながります。
食器洗い乾燥機用洗剤は、製品ごとに配合されている成分や配合量が異なるため、洗浄力に差があります。液性、成分などをラベルで確認し、洗浄力の高い洗剤を選びましょう。
食器洗い乾燥機用の液体洗剤は大きく「弱アルカリ性」と「中性」に分けられます。一般的な洗浄には、洗浄力の強い「弱アルカリ性」タイプを選ぶのがおすすめですが、汚れの種類によって洗剤を使い分けると、より高い効果を実感できます。
頑固な油汚れには、洗浄力の高い「合成界面活性剤」配合のタイプがおすすめです。油を浮き上がらせ、水と一緒に排出します。
ただし、界面活性剤は環境に悪影響を与える可能性があります。食器洗い機用洗剤は、合成界面活性剤を使わない環境にやさしいものから、重曹や微生物を使ったものまで、さまざまなものが販売されています。
また、目的に応じて製品を使い分けることも可能です。毎日使うものだからこそ、洗浄力、安全性、エコのどれを最重要ポイントにするかを考えて、購入しましょう。
ガラスは水道水での洗浄を繰り返すと「曇り汚れ」がつきやすくなります。この汚れは、ガラスの表面に付着したカルシウムが原因です。
これが油汚れと一緒に蓄積されると、ガラスが白く濁ってしまうのです。このような白濁した汚れを防ぐには、「クエン酸」が効果的です。クエン酸はカルシウムの蓄積を防ぎ、排水管内をきれいにします。
ここでは、ジェルタイプの食器洗い機用洗剤のおすすめをご紹介します。なお、掲載されている製品は、上記の選び方で記載されている効果・効能を保証するものではありません。各製品に記載されている効果・効能をご確認の上、ご購入ください。
粉末洗剤とジェル洗剤をひとつにしたタブレットタイプの食器洗い機用洗剤です。液体は弱アルカリ性で界面活性剤を14%配合し、頑固な油汚れの洗浄に効果が期待できます。しつこい汚れも下洗いなしで簡単に落とせるため、家事を楽にしたい方におすすめの商品です。
タブレット一個入れるだけで使えるというのは非常に便利です。計量して使うタイプなども試しましたが、食洗機は時短のために使う家電ですので消耗品も時間を掛けずに使えるものがオススメです。引用:Amazon
ライオンの「CHARMY クリスタ クリアジェル」は、酵素や除菌成分を配合しています。フタには目盛りがついており、計量キャップとしても使用できます。
洗浄力、消臭力ともに十分な効果を発揮してくれます。ボトルの側面で残量を確認できるので、詰め替え用を購入するタイミングもわかりやすいのもポイントです。
すべての汚れがピカピカ、というような過剰な期待はできませんが、食洗機の性能どおりの洗い上がりです。引用:Amazon
毎日の使用でガラスに蓄積されるダメージに有効な保護成分を配合し、ピカピカに洗い上げることができます。本体は片手で開けられるワンタッチ式で、計量もストレスなく行えます。素早く溶けて、優れた洗浄力を発揮します。
ちょうどなくなったとき品切れになっていて仕方なくほかのものを使いましたが やっぱりこれが一番です。グラス類も綺麗に落ちるしレモンの匂いもとくに気になりません。ずっと使い続けたい!引用:Amazon
環境に配慮した商品を多く販売するサラヤの「ハッピーエレファント 食器洗い機用ジェル」です。食品成分100%で作られた洗剤です。
合成界面活性剤、漂白剤、香料、着色料を一切使用していないので、体にやさしく、安心して使えます。炭酸塩がしつこい汚れを除去し、ナチュラル洗浄成分「ソフロ」が汚れを再付着させません。
さらに、クエン酸ナトリウムが洗浄補助剤として働き、洗浄力を維持します。ガラス製食器のくもりを解消し、洗い上がりに満足いただける商品です。
排水は微生物によって分解され、素早く土に還りますので、環境にも安心できるエコロジー商品となっています。
安いからと適当に買って使っていた食洗機用洗剤だと、洗っているときにものすごーく嫌な匂いがするのですが、これだと匂いません。引用:Amazon
液体は中性で、肌に触れても安全です。界面活性剤の配合比率が高いので、強い洗浄力を発揮してくれます。
ヌルヌルした油汚れの洗浄や、汚れが目立ちがちな食器類をきれいに洗いたい方におすすめです。また、食器洗い乾燥機を清潔に保ち、簡単に汚れ移りを防げます。本製品は、片手で洗剤が塗布できるのが特長です。
ワンプッシュで1回分の塗布量が出るので、汚れの度合いに応じてプッシュ回数を変えるだけです。計量が苦手な方にもおすすめです。
タンク式の食洗機に使用していますが、驚くほど綺麗になり、洗浄してすすぎして乾燥しても全く洗剤残りはありません。引用:Amazon
ここからは、粉末タイプのおすすめ洗剤を紹介していきます。口コミの情報も合わせて参考にしてください。
フィニッシュは、食器洗い機用洗剤の販売で世界一のシェアを誇るメーカーです。ミューズと共同開発した商品で、食器や食洗機を99.9%除菌する高い洗浄力が特徴です。
特に、こびりついたご飯や、卵・牛乳などのタンパク質汚れの除去を得意としています。洗浄力を重視した食器洗い乾燥機用洗剤です。また、1品で約146回使用でき、経済的なのもポイントです。
パナソニックの食洗機でつかっていますが、リーズナブルかつ、キレイになるのでずっとリピートしています。引用:Amazon
界面活性剤ではなく、アルカリ剤で汚れを分解し、食べ物の汚れをしっかり落とす食洗機用洗剤パウダーです。環境に配慮した成分でありながら、食器洗い機用洗剤として満足のいく洗浄力を発揮します。
石けんカスが出ないので、機械を傷めたり、詰まらせたりしません。しっかり洗い流せるので、曇ったグラスもきれいに洗えます。快適な洗い心地を体感できる商品です。
過去に色々他社の液体に比べると消臭も汚れ落ちも良いと感じます。計量スプーンがついていると尚よかったです。引用:Amazon
強力な除菌・消臭効果を持つ粉末タイプの食器洗い乾燥機用洗剤です。漂白剤と漂白活性化剤は高い殺菌力を持ち、食器や食器洗い機全体の洗浄が期待できます。
ファブリーズとの共同開発により、消臭効果にも優れているとしており、臭いが気になる方にもおすすめです。
食器洗い機を清潔に保つことができるので、安心して食器洗いができます。特大サイズの詰め替え用もあります。
食洗機用の液体洗剤を使っていたのですが、庫内の臭いが気になっていました。レビューを見て粉末洗剤の方が臭いが気にならないということだったので、試しに買ってみました。実際に試してみると、たしかに液体洗剤よりもこちらの方が臭いが気になりません!引用:Amazon
珍しい商品名ですが、中身はドイツで生まれた環境にやさしい食器洗い機用洗剤です。植物由来の天然界面活性剤を使用しています。
この洗剤の最大の特徴は、排水管の中まできれいに洗えることです。配合されている成分が自然の洗浄作用を高め、パイプの中の汚れを取り除いてくれるのです。
洗剤をいれる時に、ミントの良い香りがします。勿論食器にはつかないです。洗いあがりもきれいで問題なく使用しています。庫内も臭くならないので良いと思います。引用:Amazon
シャボン玉本舗は、石鹸などを幅広く展開する日本のブランドで、食洗機用粉石鹸は、環境にやさしく、しっかり汚れを落とすと人気を集めています。
健康被害や環境問題が指摘される合成界面活性剤を一切使用していないのが特徴です。また、粉末状なので、食器の数や汚れの量に応じて適量を使用できるのもポイントです。
消臭成分を配合しているので、食器に臭いが残りにくいのも魅力のひとつとなっています。洗浄力を重視した食器洗い乾燥機用洗剤です。また、一つ買えば約146回使用できるので、経済的な点もポイントです。
エコな商品はお値段が張りがちな中、シャボン玉せっけんは、お財布に優しいからです。特に食洗機の洗剤はいろんな種類があり、選ぶのが大変だったのですが、シャボン玉せっけんから出ていたので即決でした。引用:Amazon
最後にご紹介するのはタブレット型食洗機用洗剤です。こちらも人気のタイプの洗剤ですが、商品ごとに特徴が異なりますので、チェックしてみてください。
ジェルとパウダーを一体化させた3D構造の食器洗い乾燥機用洗剤100個入り商品です。液体部分を2層に分けることで、2種類の液体洗剤のバランスを調整しています。
効果の異なる液体と粉末の有効成分を、洗う瞬間に混ぜ合わせることで、それぞれの成分の効果を発揮し、洗い直しの必要がなく、洗浄力を最適化します。計量不要で、ポンと置くだけですぐに使えるので、忙しい毎日にぴったりです。
フィニッシュの固形を使って、食洗器の中に臭い残りがあったので、ジョイ ジェルタブに変えたところ、洗い上りも綺麗で臭い残りもなくなって満足できました。引用:Amazon
フィニッシュ・パワー・キューブは、分解酵素を含む青い層と、除菌成分を含む白い層の2層構造になっています。水溶性のフィルムで包まれています。
タッパーは、指でこするとキュッキュッと音がするほどキレイになり、洗浄力は十分といえるでしょう。
本製品のメリットは、計量する手間なく使えること、キャンディサイズの小さなキューブなので、収納時にかさばらないことです。使うのに手間がかからず、洗い残しもない優れものです。
食洗機にはフィニッシュタブレットパワーキューブを使用。固形なので使用量をはかることなく1個入れるだけでよいのが便利。引用:Amazon
植物や自然から生まれた環境にやさしい成分を配合した食器洗い機用洗剤です。ポンと入れるだけで、食器やスプーン、フォークなどの汚れをしっかり落とします。
ハーブをベースにした心地よい香りは、まるでアロマを楽しんでいるかのような気分にさせてくれます。レモンバーベナのほか、バジルやラベンダーなどの香りもありますので、お好みに合わせてお選びください。
他者のは同じタイプのものでもビニールが溶けないで、洗剤が残ったり食洗機の中も使い続けると洗剤の膜みたいな垢がつくのですが、こちらは食洗機の中も綺麗になるような感じがします、食器もスッキリしてます。引用:Amazon
エコベールは、再生可能な植物とミネラルから作られています。自然や肌に優しいだけでなく、しっかりと汚れを落とすことができる洗剤です。
ヨーロッパの環境に配慮した自社工場で製造され、使いやすく、地球にやさしいパッケージの開発に努めています。新しい食器用洗剤のボトルは、100%再生プラスチック製で、もちろんリサイクル可能です。
化学系の洗剤に違和感があり、探していたところ、見つけました。洗浄力がどうなのかなーと思っていましたが、バッチリ油汚れも落ちて、大満足です。タブレットなので、粉末よりも使いやすいです。引用:Amazon
食器洗い機用洗剤の販売シェアNo.1メーカーであるフィニッシュは、洗浄力の強い重曹入り洗剤、1回分だけの固形タイプの新しい食器洗い機用洗剤「タブレットタイプ」、食器洗い機に適した「粉末タイプ」「液体・ジェルタイプ」の3種類を発売しています。
タブレットタイプは、粉末タイプと液体・ジェルタイプの両方の長所を持ち、洗浄力が高く、計量せずにポンと入れるだけで簡単に使えるのが特徴です。
コスパ重視でいつもは粉末を購入してます。今回激安で、いつもの粉末と遜色ないコスパでこちらを購入。皆さんがおっしゃる洗い上がりの良さはあまりピンときませんが、投入の際の飛び散りがタブレットだとないのが良かったです。引用:コストコ
食器洗い乾燥機を使用する際に欠かせないのが食器洗い乾燥機用洗剤ですが、食洗機の使用時間を短縮するためには、洗浄力が強く、コストパフォーマンスに優れた洗剤を選ぶとよいでしょう。
また、使いやすさや環境への配慮も、食器洗い乾燥機用洗剤を選ぶ際の重要なポイントです。洗剤は形状や成分によってそれぞれ特徴があるので、自分の家事スタイルに合ったものを選びましょう。