最近少しずつ人気が出てきている「食品乾燥機」ですが、最近人気が出てきた商品ということもあり、どのように選べばよいのかよくわからないという方も少なくないのではないでしょうか。今回は、そんな方のために、おすすめの食品乾燥機をご紹介します。また、選び方に関するポイントも解説していますので、参考にしてください。
目次
健康や美容に気を遣う人たちから注目されているドライフードですが、保存性が高く、生ものとは違ったおいしさを味わうことができます。
そこで、食品乾燥機を使えば、家庭でも簡単に乾燥食品を作れるのが魅力です。肉類をジャーキーにしたり、果物はドライフルーツにアレンジできるので、お子様やペットの無添加おやつ作りに向いています。
また、アイシングクッキーを乾燥させたり、ドライフラワーを作ったりと、多目的に使えるのもポイントです。家庭で手作りすればコストダウンできるのもうれしい限りです。
まずは、食品乾燥機を購入する時の商品の選び方についてお伝えします。いくつかのポイントがありますので、チェックしてみてください。
食品乾燥機の最高温度は、70℃程度のものが多いようです。ただし、乾燥させたい食品によって適切な温度は異なるので、温度調節ができる範囲を知っておくことが大切です。
安価な機種では温度調節ができないものもあるので、よく確認しましょう。ドライフルーツを作るときは、温度設定の幅が広いものを使うのがおすすめです。
フルーツの種類によっては、乾燥させすぎると硬くなってしまうものもあるので、それぞれの種類に適した温度で乾燥させましょう。
パイナップル、キウイ、リンゴなどは35℃で24時間乾燥がおすすめです。一方、ブルーベリー、ラズベリー、ミカン、バナナは65℃で24時間乾燥させないといけません。
干し芋は、電子レンジで加熱したさつまいもをカットし、60℃で6~12時間乾燥させることでも作ることができます。
皮付きのぶどうは、65℃で72時間乾燥させるのがおすすめです。レーズンのように濃厚でジューシーに仕上がります。
メロンやサクランボは、35℃の低温で24時間乾燥させると、甘くておいしいドライフルーツになります。
家庭用食品乾燥機によって、ドライフルーツ作りの温度や乾燥時間が異なるので、取扱説明書をよく読んで、お好みの味や食感になるよう、温度や乾燥時間を微調整することをおすすめします。
しっかり乾燥させるためには数時間から1日程度かかり、乾燥時間によって食感も変わってきます。乾燥させすぎると硬くなり、風味や栄養価が損なわれることがあります。
思い通りの仕上がりにするためには、タイマー機能付きの製品を選びましょう。タイマー機能があれば、短い乾燥時間で簡単にみずみずしい食感を保ったセミドライ状態にすることができます。
セミドライなら硬くならず、おいしく食べやすい粘度に仕上がります。また、就寝中や外出中に稼働させることで時間を有効活用できるのもポイントです。
ただし、タイマー機能がついている製品は割高になります。時間になったら手動で電源を切るという方は、タイマー機能がない機種を選ぶとよいでしょう。
頻繁に使用する予定があるようなら、消費電力は400Wがベストと言われています。また、肉類などを高温で乾燥させる必要がある場合は、少し高めの500Wがおすすめです。参考にしてください。
食品乾燥機は、製品ごとに乾燥食品を作る能力が異なります。また、庫内のトレイ枚数が違いますから、お買い求めの前にチェックしておきましょう。
トレイの幅と奥行きは、25~30cmが一般的です。高さを調節できるモデルは、大きな食材にも対応しやすくなっています。
トレイの段数は、4~7段程度が目安です。コンパクトな製品がお好みの方は3~5段のモデル、一度にたくさんのドライフードを作りたい方は6段以上のモデルが便利です。
また、トレイの設置枚数が多いほど一度に乾燥できる食品の量は増えますが、その分、どうしても乾燥時間が長くなりがちで、電気代もかかるので注意しましょう。
購入に際しては、製品の大きさや必要なスペースを前もって確認してから選ぶようにしましょう。食品乾燥機は、コンパクトなサイズのものを選んだとしてもある程度の場所を取るものです。
常に台所に食品乾燥機を設置して置けるスペースがある場合を除き、収納を考えてサイズを選ぶことが大切と言えるでしょう。
8~10kgの大容量タイプは、特に置くスペースの広さを確保した上で購入を検討するのがよいでしょう。
小型のものは一度に入れられる食材の量が少ないのが難点ですが、その分、設置場所や収納場所などの融通が利きやすくなります。
ここからは、家庭用におすすめの食品乾燥機をご紹介します。上記の食品乾燥機の選び方を参考に、ぜひお気に入りの一台を見つけてください。
24時間稼働させても電気代が100円以下という省エネを謳う家庭用食品乾燥機です。本体サイズは幅43.5cm×奥行き31cm×高さ31cmで、長方形の6段トレイを搭載し、家庭用でありながら一度に2~3kgの乾燥食品を作ることが可能です。
また、トレイの深さは、2.5cmトレイ4枚と4cmトレイ2枚の2種類あり、食材の大きさに合わせて使い分けられます。
温度は35~70℃の間で調整可能です。タイマーも1時間から99時間まで設定できるので、幅広い食材に対応できます。
簡単で使いやすいです。新鮮な食品、野菜果物を乾燥するだけで食べ忘れの無駄もなく、乾燥するだけで美味しさ変わります。引用:Amazon
リーズナブルな価格で、コストパフォーマンスの高い家庭用食品乾燥機です。肉をカットして下味をつけた後、温風で簡単に乾燥させることができるので、ジャーキーを自作したい場合にも便利です。
また、ビールだけでなく、ペット用のおつまみ作りにもおすすめです。本体サイズは幅24.5cm×奥行き24cm×高さ22.7cmで、コンパクトなので収納や設置スペースが限られている場合にもおすすめです。
また、トレイが5枚あるので、数種類の食材を使ったドライフードを一度に調理できるのも、小型ならではのメリットです。温度は35~70℃の間で設定できます。
タイマーは付いていませんが、5段で中が上からも横からも乾燥状態が見え、四角い形でスペースを取らず、とても使い勝手が良く気に入ってます。引用:Amazon
キッチンやダイニングで使いやすいコンパクトサイズのモデルです。5℃刻みで温度を調節できるため乾燥させる食材の種類を選びません。コスパの高い家庭用食品乾燥機をお探しの方におすすめの商品となっています。
メロン一個分の皮がピッタリ収まりまる容量で、夜に仕掛けて朝出来上がる感じです。動作音もうるさくないので良かった。もっと熱くなるかと思ったが、それほどでもなかった。引用:Amazon
自家製のドライフルーツやペット用のビーフジャーキーを効率よく作りたい方におすすめの一台です。温度は35~70℃まで細かく調整できるので、果物や野菜、肉類などさまざまな食材に対応します。
5つのトレイはそれぞれ均一な温度で食材を乾燥できるよう設計されており、30分単位で設定できるタイマーや、完成までの残り時間を表示する機能も便利です。
定期的な活用として、愛犬の豆柴の無添加ジャーキー作成用に購入しました。安いササミが一晩で美味しいジャーキーに。たまに塩胡椒をして人間用のおつまみも作ります。台所でも比較的コンパクトでビジュアルの収まりが良いです。引用:Amazon
5℃刻みで温度を調整でき、3つのボタンだけで操作できるのでとてもわかりやすくなっています。ハニカム構造は強度を保ちつつ、空気を通すことにもこだわったサイズ設計です。
丸みを帯びたかわいらしくもスタイリッシュなデザインは、男女問わず使いやすいアイテムとなっています。
厚物、薄物用で1段の高さが組替え出来るので使用範囲が広がり構造が優れ物だと思います。深夜だと運転音が多少気になりますが問題外です。引用:Amazon
少量の乾燥に使いやすいコンパクトな3段式ドライフルーツメーカーです。りんごやキウイなどの果物はもちろん、野菜や花、ハーブなどの乾燥にもお使いいただけます。
トレイとフタのツメの向きを変えることで高さを調節できるので、厚みのある食材の乾燥も可能です。
電源と温度調節機能のみのシンプルな設計で使いやすく、ダイヤルを回すことで約35~70℃の範囲で温度設定が可能です。
定期的な活用として、愛犬の豆柴の無添加ジャーキー作成用に購入しました。安いササミが一晩で美味しいジャーキーに。たまに塩胡椒をして人間用のおつまみも作ります。台所でも比較的コンパクトでビジュアルの収まりが良いです。引用:Amazon
ダイヤルを回すことで約35~70℃の範囲で温度設定が可能となっています。自家製のドライフルーツやペット用のビーフジャーキーを効率よく作りたい方におすすめの一台です。
5つのトレイはそれぞれ均一な温度で食材を乾燥できるよう設計されており、30分単位で設定できるタイマーや、完成までの残り時間を表示する機能も便利です。
お気に入りは手作りビーフジャーキーです。高タンパク低脂質でヘルシーで大人気です。引用:Amazon
近赤外線乾燥モードを搭載したマレンギシリーズの最高峰モデルです。近赤外線による乾燥は、太陽光と同じ効果があり、ビタミンDやミネラルなどの栄養素を増加させます。
また、浸透率が非常に高いため、食品の内部から乾燥させ、栄養素の腐敗を防ぎ、鮮度を保つことができるため、栄養豊富な食品を作ることができます。従来の温風乾燥も可能です。
オート機能があるので、失敗なくできてます。普通の乾燥機より色も綺麗に仕上がるように感じてます。栄養価もプラスされてるとのことなので、色んな野菜の乾燥に挑戦してます!引用:Amazon
コロコロとしたかわいいデザインが特徴の食品乾燥機です。赤色と相まって、常に目に付く場所に置くことができるデザインです。
機能面では、35℃からの温度設定が可能で、タイマー機能により低温乾燥も可能です。生ものにも対応しているので、酵素や栄養価を効果的に摂取することができます。また、トレイを下げてコンパクトに収納できるのもうれしいポイントです。
色々と探しましたが、やはりタイマーがついていたのでよかったです。昼間は仕事をしているため、夜にセットして付きっ切りでは大変なので、タイマーがあれば寝てしまっても大丈夫。値段の安さばかりではなくタイマー付きは必須だと思います。引用:Amazon
ここからは、業務用の食品乾燥機を紹介していきます。トレイ数も多く一度に多くの食材を乾燥させられる商品が多くなっています。ご家庭でも大量のドライフードを作りたい方や家族の人数が多い場合には業務用を視野に入れて検討してみましょう。
電気代は24時間稼働しても100円以下ということで、省エネ効果も期待できる家庭用食品乾燥機です。
本体サイズは幅43.5cm×奥行き31cm×高さ31cmで、長方形のトレイを6枚装備し、ご家庭用でありながら2~3kgの乾燥食品を一度に作ることが可能です。
また、トレイの深さは、2.5cmトレイ4枚と4cmトレイ2枚の2種類を販売しています。乾燥させる食材の大きさに合わせて使い分けられます。
温度は35~70℃の間で調整できます。タイマーは1時間から99時間まで設定できるので、幅広い食品に対応できて便利です。
果樹農家です。おいしいとはわかっていても商品にならなくて捨てざるを得ない…それをスライスして生き返らせるにはもってこいです。柿、ミカン、リンゴなど試してみましたが、変色することもなく味も濃縮されていました。引用:Amazon
この食品乾燥機は、大量に作りたいドライフードを8層トレイで一気に調理することができます。この大容量なら、大家族のためのヘルシーな乾物もたっぷり用意できそうです。
304ステンレス製のボディーは錆に強く、耐久性に優れています。30~90℃の広範囲な温度設定と24時間タイマーは、多彩な食材にトライしたい方にピッタリの機能です。
食品乾燥機は初めて使いました。ペット用の肉の感想から野菜、フルーツとなんでもできます。肉厚のものを乾燥する時は、トレーを一段外せばかなりのものが乾燥できます。温度と時間の管理も簡単で使いやすいです。引用:Amazon
Takezuaaは12枚のトレイを備えています。一度に多くの食品を乾燥できる大きさで、乾燥時間は0.5~24時間、温度設定は20~90℃の間で可能です。
LEDパネルで簡単に操作できるのも助かります。前面は透明なガラス製で、お手入れがしやすくなっています。食材の状態が一目でわかりますので、温度や乾燥時間の調節にも便利です。
庭の野菜や木の実を美味しく保存し、無駄にしないために買いました。届いて初めてプチトマトに挑戦しました。色も味も良く想像以上の出来でした。引用:Amazon
エアコンよりも静かな運転音が特長の食品乾燥機です。寝ている間に食品を乾燥させたい場合もありますし、エアコンより静かなら睡眠に影響しません。
また、熱風循環方式で乾燥機内を上から下まで360度加熱し、10段のトレイを均一に乾燥させることで、静かな運転音を実現しています。
食品乾燥機は半日近く稼働するため、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。しかし、「消費電力×1kWhあたりの電気代×稼働時間」で簡単に計算することができます。
この計算方法を知っていれば、上手な食品乾燥機選びができるはずです。例として、食品乾燥機の使用頻度を週に1~2回程度と考えて計算してみましょう。
週2回の使用を4週間続けた場合、1回あたり30円と見積もると1ヶ月あたり240円、12ヶ月でも2,880円程度になります。
オーブンや電子レンジと比較すると、食品乾燥機のコストパフォーマンスが優れていることがわかりやすいでしょう。
オーブンや電子レンジの場合、電力は1000~1500Wなので、1時間使用すると19.5~29.3円程度になります。
意外と安いかもと思われたかもしれませんが、電子レンジやオーブンでは一度に5層ものドライフルーツを作ることはできません。
特にターンテーブルが1つの電子レンジの場合、1回に1時間も使わないとしても、食品乾燥機と同じ量のドライフルーツを作ろうとすると、何度も電子レンジで加熱しなければいけません。
そのため、結局は食品乾燥機で一気に作った方が安くて早いと言えるでしょう。気になる機種が見つかったら、ぜひ電気代がどれくらいかかるか計算してみてください。
今回は、おすすめの食品乾燥機をご紹介しました。家庭用食品乾燥機を選ぶ際には、温度設定やタイマー機能など、チェックすべきポイントが意外と多くあります。
また、そもそも自宅に置けるかどうかも、事前に確認しておくことが大切です。自分の目的や使い方に合った家庭用食品乾燥機を選ぶようにしましょう。