車の屋根に設置する事が出来るルーフテントは、キャンプで普通とは違った宿泊の仕方をしたいといった場合はもちろんの事、いつ起こるか分からない災害時にも活躍してくれるアイテムです。今回は、そんなルーフテントでお勧めの製品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ルーフテントとは、自動車の屋根部分に取り付けて使用できるタイプのテントの事です。ルーフトップテントという名前でも呼ばれ、一般的なドームテントなどとも比べて設営に手間がかかりません。
荷室にテントを積み込むことなく、直接自動車本体にテントを取り付ければそのまま使えますので、荷物自体の数を減らす事も出来ます。加えて、そのまま寝泊まりが可能なキャンピングカーを利用するより、導入コストも低いといった特徴があります。
昨今車中泊という言葉をよく聞きますが、ルーフテントを使った「車上泊」も、キャンプ場やVRパークなどで見かけるようになっています。車の上から眺める景色は、いつもと一味違う事でしょう。
車の上に泊まる、というのは間違いなく非日常です。ただ、キャンプで使用する通常のテントにも居住快適性が求められるように、ルーフテントを使用する場合にも、シーンを想定した選び方をしっかり考慮してもらいたいのです。
まず、テントが取り付け可能なモデルかをチェックしましょう。どれだけ中身が理想的であったとしても、ルーフテントとして車上で使用できないとなると本末転倒になってしまいます。基本的には、テントを取り付ける土台となるベースキャリアが必要です。
つまり取り付け可能かは、ルーフテントに適合しているベースキャリアがあり、それを車に取り付けられるのかを確認する事で分かるのです。
取り付ける事自体はセルフでも可能ではありますが、もし間違った取り付けをしてしまうととても危険です。もし少しでも不安があるのであれば、専門の業者もありますのでそちらに依頼するのも1つの手段です。
続いて、使用人数や種類についてです。例えばテント型というものがあり、通常のキャンプでも使用するような形をしています。4人家族でも十分利用できるスペースがあり、余裕がある分1人用でも問題なく使えます。
続いて、タワー型です。4つの柱を使ってテントを支える方式を取っているタイプで、広さに関しても確保されているのでファミリーでの使用にも向いています。全自動やダンパー、手動ハンドルなど種類も様々です。
シェル型と呼ばれているものもあります。名前通りシェル、つまり貝殻のような形状をしているのが特徴的で、ワンタッチでの開閉が可能で1人での設営も出来ますから、どちらかといえばソロキャンプ向けと言えます。
テントの組み立て方にも注目しましょう。タワー型の種類でも少し触れましたが、ルーフテントの組み立て方式は大きく分けると手動式とダンパー式があります。手動式は、ハンドルを回して文字通り手動で設営する方式です。
対してダンパー式は、テント内部に取り付けられているダンパーの圧力により、自動的に立ち上がって設営をしてくれるタイプになります。設営が自動で行われる分、手間と時間をかけることなくルーフテントが完成します。
屋外で使用する以上は、通常のテントと同じように耐水圧にも気を配りましょう。通常のキャンプで使用するテントとは異なり、車の上に取り付けて使用する関係上、雨の影響をダイレクトに受けてしまいます。
その為、テント自体が劣化してしまいやすいというデメリットを抱えています。だからこそ、通常のテント以上に耐水圧に気を配ってもらいたいのです。
小雨程度なら500㎜、普通の雨だと1,000~1,200㎜、激しく降る雨であれば1,500㎜程度となります。ルーフテントを使用するなら、劣化などの特性を考慮して1,500㎜以上の耐水圧があると安心できます。
この様に、ルーフテントは通常のキャンプとは一味違った過ごし方が出来るわけですが、その分選び方についても違った見方をしなければなりません。ここからは、お勧めのルーフテントのモデルをご紹介します。
まずは、ダンチェルアウトドアのルーフトップテントになります。あらゆる天候条件で調整できる2つのドアを備えており、UV50定格により晴れの条件でキャンプに出かける際に色あせたり変色したりといった影響も受けにくく作られています。
テントの部分を外したりオンにしたりするだけのポップアップ式のRTT&カーゴボックスであり、カーゴボックスとして使用する場合は両端を開いて収納に簡単にアクセスできます。耐水性は2,000㎜なので、雨の心配もいりません。
すべての部品がそこにあった。まだインストールも使用もしていない、今週末です。製品に満足しています。 引用:Amazon
続いては、ダーチのルーフトップテントになります。軽量設計でほとんどの車両、小型のSUVやソフトローダーに対応しており、便利な内部収納ポケットで、細かい小物も失くさずしまっておけ、虫の侵入を防ぐ細かいメッシュ窓で通気性も確保されています。
付属の取り付けブラケットは、市販のほとんどのフラットルーフラックまたはルーフレールシステムに対応可能、メッシュの壁を巻き上げると、360度のパノラマビューを楽しめますので、車の上で星々を見ながら就寝できます。
4方向がメッシュ使用になるので、真冬以外は活躍しそうです。ほぼ使ってる人見たことないので、人と被らないのが気に入っています。 引用:Amazon
サンルーフ付きのオーバーランダーテントです。フラットタイプのルーフラックがついていれば、どの車両にも取付けが可能な仕様になっており、2人で入って使用する分には十分な室内の居住空間が確保されています。
黒いカバーをかける事で防水性能としては十分に実用に耐えられる抜群のレベルであり、耐荷重も300㎏と頑丈に作られているので、2人使用が安全に可能な状態です。
風への耐久性は普通に使う分には問題なし。北海道の真冬の海岸で、タープが飛ぶほどの強風の中でも使用できる程度には頑丈。 引用:Amazon
高さがあるので風も気持ちよく入り広さも大人2人には十分な広さです。そこそこ風が強くても安定しています。 引用:Amazon
車上に設置できるトップテント型のルーフテントです。星空を眺められる天窓付きでロマンチックな宿泊に使えますし、3,000㎜のPUコーティングという事で激しい雨の中でも十分に耐えられる性能を持ち、雨天時でも安心して使えます。
テント内は厚さ約4cmのマットレス仕様、収納時ハードシェルケース内に厚さ10cm以内の物を収納させられます。2mの梯子が付属していてそのままテントに入れますし、油圧昇降式でテントをスムーズに展開でき収納もしやすい仕様です。
商品、付属品等、確認致しました。まだ車に取り付けていないのですが。大丈夫だと思います。また商品の長さ寸法等、丁度良い感じです。大変気に入りました。 引用:Amazon
本体サイズ(縦×横×高)cm:展開時(123 × 210 ×126 cm)
本体サイズ(縦×横×高)cm:収納時(125 × 115 × 25 cm)
続いては、YAKIMAのスカイライズルーフトップテントです。素材は210デニール製、室内は大人2人には充分のスペースが確保されており、天窓付きで星空を眺められます。
ポリウレタンコーティングによって撥水性も確保されており、雨天用の防水カバーも付属しているので雨の対策もばっちりです。セキュリティにはYAKIMAのSKSキーロックが付属しており、厚さ6cmの洗濯可能なフォームマットレスも入っています。
50キロないくらいのこのテントが一番軽いテントになり、必然的にこのテントになりました。 引用:Amazon
キャンプ場に付いたら広げるだけですので数分で設置出来ます。フライシートも上から被せ、バンドでロックするだけでした。キャンプ初心者でも全く問題ありません。コストパフォーマンスは最高です。大人も子供も楽しめますね! 引用:Amazon
車上設置で車を小さなキャンピングカーにできる、ルーフテントです。居住性能の高いタワー型のモデルであり、2,000㎜の防水性能を保持、付属の2mはしごでテントへの出入りができます。
油圧昇降式でテントをスムーズに展開可能になっていて、設営時も簡単ですが収納もしやすい仕様です。ベルトバックルでテントを固定でき、屋根は流線形の形状をしているので安心して運転できるような設計でもあります。
テントの設営、撤去や車中泊に比べたら、寝心地も良く時間も取られないんで、遊びの時間増えます。値段の割には満足度は高いです。 引用:Amazon
182cmの私でもゆっくり足伸ばして寝れました!良い感じです!梯子も付いてて良かったです。 引用:Amazon
スリムなデザインと油圧式自動クイックオープン方式を採用している、ルーフトップテントです。デザインと設営方式によって空気力学と車両のフィット感を向上させており、防水性能に関しても大雨に耐えられるレベルです。
耐久性のある綿には高密度の難燃性スポンジパッドが使用されていて、夏にはスポンジパッドを外して木の板の上で直接眠れます。コンパクトな設計ですので、ソロでのルーフテントキャンプにお勧めします。
口コミは見つかりませんでした。
WILD LANDの全自動パスファインダーⅡというルーフトップテントです。耐荷重200㎏のルーフキャリアがあればほとんどの車に取り付け可能な互換性があり、リモコン操作でわずか5分で設営が完了します。
厚さ3㎝のマットレス装備なのでオートキャンプはもちろん、ちょっとした休憩にも活躍します。使わない際には厚さ30㎝程度に折りたためてルーフボックスのようになり、ハードシェルがテントを保護してくれます。
問題ありません、ありがとうございました。また機会があれば宜しくお願いします。 Yahoo!ショッピング
続いては、キャンプギアのファミリールーフトップテントです。シンプルな手順で女性でもたった1分で設営可能な設計となっており、3秒で蓋を開けて伸縮パネルを引き出してハシゴを設置するまで30秒と、非常に簡単に展開させられます。
軽量なハイパフォーマンスハニカムパネル製のフロアで、強度と耐久性を確保しています。大人2人と子供2人の計4人の重量にも充分に耐える事ができる設計で、スカイビューウィンドウによって星を見ながら眠れます。
購入から、納品まですごく早かったです。ありがとうございました。 引用:Amazon
梱包、発送、対応良しです。またご縁がありましたらよろしくお願いします。 引用:Amazon
最後は、AMIGOYOのルーフテントです。車上設置で車を小さなキャンピングカーに変身させることができるルーフテント製品であり、居住性能の高いタワー型を採用しているモデルです。
油圧昇降式でテントをスムーズに展開でき収納もしやすい方式のモデルであり、ベルトバックルもあるのでテントを固定して、風や雨などにさらされても耐えられる設計です。屋根は流線形の形状をしているので安心して運転可能です。
テントは、かなり厚くしっかりしていました。外カバーは少し薄いようでなみうちます。雨にあいましたが水もれはありません。 引用:Amazon
ここまでご紹介してきたモデルを見ても分かる通り、ルーフテントというのは所謂一般的なテントと比べると割高な部分があります。それでも、ルーフテントを導入する事には通常のテントで映えられない様々なメリットがあるのです。
まず、車に設置してキャンピングカーのような気分に慣れるというメリットが挙げられます。車に接続したらそのままの状態にできますので、一度取り付けが完了したらテントの組み立てや設営に時間をかける必要が無くなるのです。
どんな車であっても、ルーフテントを設置するだけで簡単にキャンピングカーにできるというのは、大きな利点といって間違いではないでしょう。シートを開け閉めできるモデルも少なくありませんので、開いて星を眺めるというロマンチックな使い方ができるのもルーフテントならではです。
続いて、設営と撤収がスムーズにできるという点があります。キャンプを初めて行う初心者にとって、テントの設営や撤収というのは一番の山場とすら言えます。撤収、持ち運びについても面倒に感じるのは間違いありません。
しかし、ルーフテントであれば車の上に設置さえしてしまえば、後は取り付けたままでキャンプサイトまで行けばいいだけですので、設営にも撤収にも時間と手間をかけずに済みます。ダンパー式であれば、なおのこと楽でしょう。
夏場であっても、ルーフテントは活用できます。キャンプをテントで行う場合の夏場というのは、虫に気をつけなければならなかったり、暑さをしのぐための対策が必要であるなど、およそ快適とは言えない環境になります。
その点、ルーフテントであれば湿度がそこまで高くなりませんので、蒸し暑さで寝られないといった事にも陥りにくいです。四方をメッシュ使用にできるモデルもありますし、風によって内部が快適な状態に保たれます。
ルーフテントが使えるのは、キャンプなどのアウトドアだけにとどまりません。好きな時に車の上で休憩したり、道の駅やサービスエリアなどの場所を使って緊急で寝泊まりをするといった使い方も出来ます。
更に、万が一の災害が発生した場合にも、防災用アイテムとしての避難生活場所、プライベート空間を守るための居住スペースにもなります。
実際にルーフテントを導入して使用する際には、使用人数は最大でも4人程度にしましょう。大きめのルーフテントであっても、最大収容人数は4人としているものがほとんどです。定員以上での使用は危険なので、守るようにしてください。
法廷や車検のルールを、事前に確認するようにもしてください。道路交通法施行令第二十二条では、普通自動車の積載物は長さが自動車の10分の1、幅は車の幅まで、高さ3.8メートルまでと決まっています。
通常の車中泊キャンプでも同じですが、ルーフテントは車高が高くなりますので周りへの迷惑がかかってしまいやすくなります。使用禁止の場所で使うのはマナー違反になってしまいますので、こちらも事前にチェックしてください。
ワンタッチや全自動て組み立てられて、車の上で寝るという非日常が楽しめるルーフテントは、災害時などにも便利なアイテムとなります。ほとんどの車に取り付けて使えるようにもなっていますので、是非とも活用してみてください。