壁に棚を作りたいけど、賃貸だから無理。壁にテレビを取り付けたいけど、壁の強度が不安だし、できれば壁に穴は空けたくない。そんなあなたにおすすめなのが、ディアウォール。テレビで取り上げられ一時品不足になったほどです。今回は、簡単便利なディアウィールを使ったDIYをご紹介します。
ディアウォールは、若井産業(WAKAI)が発売しているツーバイフォーまたはワンバイフォーの木材を、天井と床に突っ張って壁に固定するシステムで、壁や天井、床などを傷つけることなく固定できるのが特長です。その木材を支柱にして、棚などを取り付けてインテリアとして利用します。
ディアウォールを壁に固定するのは簡単です。
1. 設置する場所の高さより45mm短くカットした、木材を用意します。
2. ディアウォールの上下パッドを木材の両端に取り付けます。
3. 上パッドを天井の隅に押し付けた状態で、下パッドを垂直になるように床にずらして壁に沿うようにします。
4. まっすぐになるように調整すれば完了です。最初は不安ですが、意外としっかり固定できるので驚くはずです。
ディアウォールはアマゾンなどの通販でも手に入りますが、肝心のツーバイフォー材は、通販では送料が高いため、おすすめできません。材木を販売している小売店ならどこでも手に入りますので、お近くのホームセンターなどに確認してみましょう。大抵のホームセンターなら販売しています。切断もやってもらえますので、頼んでもいいですね。
※ツーバイフォー(2×4)材…アメリカで主流の壁や床などの面で建物を支える「ツーバイフォー工法」で使われる木材です。奥行38mm幅89mmで統一されており、規格化され大量生産できるためコストが安いのが特長です
次からは、実際の活用例を見てみましょう。それぞれ素晴らしいアイデアで感心させられます。
ディアウォールに、棚受け金具を取り付けています。強度が高いのか、壁にびっしりと本を並べていますね。
こちらは、お子さんの絵本用のマガジンラックにしています。探しやすくていいですね。
こちらは、まるで既成の本棚のようです。スペース合わせて作れるので、作り付けの本棚のようになってます。
本棚をはじめとする棚は、ディアウォールの活用としては一番多い種類です。
テレビは重いので、複数のディアウォールで支えています。
後ろをナチュラルな板材を配置しおしゃれに仕上がってます。棚も付いてテレビ台のようになっています。
白い壁に、ダークブラウンの木材を合わせてアクセントが出ています。
薄型テレビとディアウォールは相性バッチリです。
自転車用のフックを付ければ簡単に自転車スタンドに。
うまく組み合わせて縦置きスタンドに。これならフックが要りません。
大事な自転車は室内に置いておきたいもの。保管と同時に素敵に飾る事もできますね。
ディアウォールの公式ページでは、以下のようなQ&Aが掲載されています。
Q.ディアウォールはどのくらいの荷重に耐えられますか?
A. 使用状況により大きく異なります。
ギャラリーに掲載している施工例を参考に、ご自身で状況を確認しながら設置してください。
出典:若井産業
このQAでは、ちょっとわかりませんね。もう少し丁寧な回答が欲しいものですが・・・
例えば、ディアウォールの専用棚受けが発売されていますが、これの耐荷重は5kgになっています。本は200gから300g程度ですので、棚板1kgと考えて、棚当たり15~20冊程度となります。ディアウォール自体の耐荷重と言うより、棚受け金具や、棚板の耐荷重を確認するべきでしょう。
倒れないようにする一番のポイントは、支柱になる木材を垂直に立てる事です。そのためには、水準器が便利です。また、スマホアプリでも水準が測れますので利用しましょう。
ディアウォールは、アイデア次第で、たくさんの可能性が有る事がわかって頂けたと思います。DIYに慣れていない方も、力があまりない女性でも設置可能ですので、ぜひ、挑戦してみてください。インスタグラムでは、多くの設置例を紹介しているので参考にしてみるといいでしょう。
インスタグラム ハッシュタグ #ディアウォール