キャンプや登山など、アウトドア用品を手掛けているブランドと言えば、何を思い浮かべるでしょうか?国内でも国外でも有名なブランドが数多く存在しており、実用的でおしゃれな製品を手掛けています。今回は、人気の高いアウトドアブランドや代表モデルなどををご紹介します。
昨今は、贈り物などにアウトドアブランドの用品を選択するという事も珍しくなくなりました。なぜアウトドアの用品が選ばれているのかには様々な理由がありますが、価格が手ごろな物から様々展開されていて実用性もしっかりと兼ねている、というのが大きいと言えます。
元々アウトドア、つまり屋外で使用する事を想定して作られている製品ばかりですから、価格の高い安いにかかわらずある程度以上の耐久性は必要です。故に実用的な贈り物などとして、多く選ばれるようになっています。
ある程度以上の金額がする製品を手掛けているブランドのアイテムというのは、生地や素材などにもこだわって作られていて、丈夫さに優れるものも珍しくありません。良いものを長く使える、というのもアウトドアブランドの魅力でしょう。
特にキャンプなどのアウトドアをする際には、折角の非日常ですので周りとは差別化、つまり違うものを使いたいというこだわりを持っている方も少なくありません。こうした場合に求められるのが、オリジナリティです。
定番のモデルはそれだけの実用性があるからこそ人気が高く長く使われ続けていますが、キャンプ等で使用する際に差別化をしたい人もいるのを考慮し、デザイン性やオリジナリティに富んだ製品展開をしているブランドもあるのです。
レジャーやアクティビティを愛している愛好家からすれば、選択するアウトドアブランドに関してもしっかりと吟味しています。これは裏を返せばそれだけたくさんのブランドと、それぞれの特性があるのを意味しています。
今回ご紹介するアウトドアブランドがすべてという訳ではありませんが、一部だけ紹介していく中でも数十も存在していますし、各ブランドごとの特性や強みがあります。ここからは、人気の高いアウトドアブランドと、代表モデルを紹介します。
トップバッターとしてご紹介するのは、モンベルです。1975年、辰野勇氏が2人の山仲間、真崎文明氏と増尾幸子氏と共に「株式会社モンベル」を設立したところから始まりFunction is Beauty=機能美とLight&Fast=軽量と迅速をコンセプトに商品開発を行っています。
様々なアウトドア用アイテムを開発していますが、特に登山用のアイテムの評判の高さが目立ちます。品質は高いものを維持しながらも、携帯性や軽量さを失うことなく受け継いでいます。
そんなモンベルのお勧め製品は、ウインドパーカーです。ストレッチ性を備えた超軽量シェル素材とバイアスストレッチを組み合わせることで、動きやすさと軽量性を両立したウインドシェルパーカになります。
耐久性と軽量コンパクト性をバランスよく両立させた、携行に便利なパーカです。適度に体にフィットさせたデザインにすることで、風によるばたつきを軽減させる機構があります。
続いては、パタゴニアになります。「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」というミッションのもと、 機能性、修理可能性、耐久性に優れたウェアやギア、本物の食糧品を製造・販売しています。
パタゴニアとは日本語で楽園や理想郷といった意味があり、本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州のベンチュラにあります。クライマー向けの衣料品開発に始まり、今日では各種アウトドア用の機能的なウェアを開発しています。
パタゴニアはウェアに関して特化している面が見られますが、お勧めなのはクラシックフリースジャケットです。シンプルなフリースながらコーディネートが広がるアイテムとなっており、インナーとしてもアウターとしても幅広く使用可能なデザインに仕上がっています。
コロンビアは、アメリカに本社を置いてアウトドアウェア・ギアブランド。アウターや、スポーツウェア等各種アイテムを手掛けているブランドです。防水や防寒効果の高い、アウトドア用ウェアを主軸として展開しています。
独自のテクノロジーとしてWARM=保温機能、DRY=防水透湿、吸湿速乾機能、COOL=冷却機能、PROTECTED=プロテクション機能といったような機能が付加されており、それでいて価格は高価になり過ぎないよう調整されているのです。
そんなコロンビアから刃、ロマビスタフーディーをおすすめします。厚みのあるしっかりとしたキャンバス生地のフーディーブルゾンの身頃にはフリース裏地を使い、袖には中綿を使用、通しを良くするため、袖の裏地にはスムースな素材を使っています。
かさばりがちな肩回りは動かしやすく立体裁断を施していて、左右のハンドポケット内も保温性を重視し、起毛素材を採用しています。丈夫な素材でキャンプなどはもちろんの事、普段使いにもお勧めできるスタイリングです。
こちらもアメリカ初のアウトドアメーカー、MSRです。Mountain Safety Researchを略したメーカー名であり、1969年にラリー・ペンバシーによって登山家の安全を守るという目的のために設立されました。
登山家の為のブランドとして設立された経緯はあるものの、現在ではテントやシェルター、タープにクックウェアといった気軽に使えるキャンプギアも多く手掛けており、それらは機能性や軽量さなどの実用性をしっかりと兼ね備えています。
お勧めの製品は、バックパッキングテントになります。軽さと居住性を両立したバックパッキングテントのベストセラーモデルであり、イーストン社のサイクロンポールは航空機グレードの複合素材で作られ、非常に高い耐久性と弾力性を有します。
ハブとスイベルで連結した一体型のポールにより、スムーズな設営を実現していますので設営時に無駄に時間がかかりません。レインフライとフロアには、新しいコーティング技術、エクストリームシールドシステムを採用しています。
セレクトショップなどでも見かけられる、アークテリクスも有名ブランドに数えられています。1989年からカナダを発祥地として続いているアウトドアブランドであり、悪天候で厳しい状況下でも身を守る究極のアパレルを目指しています。
アウトドア向けのアイテムを展開しているのは間違いありませんが、デザインにもこだわっているだけあってファッションとしての魅力も多分に含んでいます。
お勧めの製品は、アークテリクスのロングセラー商品であるアロー22になります。 防水加工のナイロン素材と防水ジッパーを使用しており、雨の日にも性能を発揮するタウンユース向けバックパックです。
背中にフィットするよう設計されており、体に接する部分にはクッションパネルが入っているので体への負担を軽減します。 男女問わず使う事が可能なデザインで、A4サイズ対応なので通勤・通学リュックにもおすすめです。
コールマンは、アウトドアブランドの中でも一二を争うレベルの知名度を持っている事でしょう。アメリカを本拠地として主にキャンプ用のギアを多数手がけているブランドで、日本においても多数のアイテムが展開されています。
キャンプ用のストーブがヒットしたことをきっかけに、テントやタープ、各種細かいキャンプ用アイテムも含んで非常に多くのギアを展開しており、リーズナブルな価格なども相まって幅広い世代に支持されています。
コールマンからは、包み込まれるような座り心地で簡単に収納できる収束型チェア、ヒーリングチェアをおすすめします。まるでハンモックに包まれているかのような座り心地となり、室内でも屋外でも活躍してくれるでしょう。
スノーピークも、国内ではコールマンと並んでアウトドアブランドの定番としてよく知られています。アウトドア界におけるアップル社ともされるほどに知られていて、厳しい自然界でも使用できる設計の製品を展開します。
シックでスタイリッシュなデザインのテントやタープによってキャンプサイトもお洒落に彩る事が出来、テント1つ取っても2ルームやドームタイプなど様々展開されています。
お勧めするのは、アルミパーソナルクッカーセットです。開口部が広い浅型クッカーは調理がしやすく、じっくり煮込む料理にも対応します。また、食器として使用するのにも適していて洗うのも楽な形状です。
グレゴリーと言えばリュックサックのブランド、といわれるほどにリュックを多数手がけています。非常に有名な部類に入り、少しでもリュックに関して詳しい人であればその名前を知らない人はいないとも言えるほどの知名度です。
こちらもアメリカ発祥のブランドであり、デイパックという製品は数十年もの間親しまれ続けているロングセラーモデルです。完成されているからこそ、それだけ長く愛好されているとも言えます。
おすすめするバックパックは、グレゴリーの伝統を象徴するティアドロップ型パックです。斜めに切られたジッパー付フロントポケット、アイスアックス/トレッキングポール装着用ストラップなど実用的な機能を備えています。
シングルポケット、ツーウェイポケット用の8リングアタッチメント、小さくバラつきがちなアイテムの収納に便利な内部のジッパー式メッシュポケット、ノートPCまたは給水用リザーバーを収納できる内部のスリーブなど内部も機能的です。
グレゴリーがバックパックで知られているブランドであるのに対して、キャラバンはアウトドアシューズの専門ブランドです。登山隊の靴作りから始まり、山登り用の靴としてベストセラーモデルを多数手がけています。
軽い事、履きやすい事、歩きやすい事という3つのキーワードをもとに登山用靴を開発していて、アイスクライミングや冬山登山、屋外活動などに欠かせない冬靴などの限定的な製品も手掛けています。
経験豊富な登山愛好家たちからも認められた登山靴である、トレッキングシューズです。ファースト・トレッキングシューズにもふさわしい履きやすさを追求した、キャラバンシューズの代表モデルです。
登山愛好者が使いやすいように設計されていて、 履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し、足首を優しくホールド。 指先まわりはゆとりを持たせ、アキレス腱部分は足首が動きやすいよう浅めにカットするなど、初めて登山靴に足を入れる入門者でも違和感なく履ける設計です。
アウトドア・レジャー関連用品のブランドとして欠かせないのは、キャプテンスタッグも同じです。バーベキューコンロやアウトドア用の食器にはじまり、テント、シュラフ、クッキングテーブルなども展開しています。
バーベキューコンロやアウトドア用の食器関係を主に製品を展開する事から始まり、現在ではサイクル用品、カヌー用品、ガーデン用品、ヘルス用品をラインナップに加えるなど各種アウトドアアクティビティのアイテムを手掛けます。
軽量・コンパクト設計のバーベキュー用テーブルです。組立簡単、本体と脚の一体化構造となっており、天板には耐食、耐摩擦性に優れたアルマイト加工を施しています。収納バッグ付で、持ち運びも楽に行えます。
バーナーと言えばSOTO、とされるほどに火器系統のアイテムに特化している、SOTOです。新富士バーナー株式会社のアウトドアアイテムのブランド名であり、屋外使用を想定して耐久性に優れる製品として開発しています。
主力となっているのはガスバーナーなどの燃焼器具で、登山でも使用できる軽量な物から火力を重視した2コンロ、バーベキュー用のものなど多岐にわたっており、互換性の高さからクッカーなどのセット仕様が推奨されています。
バーベキューなど火起こしにお勧めの、フィールドチャッカーです。空気調整レバーで1,300℃の集中炎から900℃のソフトな炎に調整可能、瞬間気化システムにより予熱加熱不要で、点火直後に炎が安定するので逆さ使用が可能です。
ユニークな炎(フレーム)を創造するという理念のもと、1985年に生まれたのがユニフレームです。新潟県・燕三条を出身としており、同市は金物づくりの街といわれるほどに有名です。
ファイやグリルや焚き火テーブル、ダッチオーブンといったように炎を使用するアイテムを様々展開していて、独創的なハイブランドを目指しているだけあってオリジナリティと実用性を兼ね備えた製品ばかりです。
ユニフレームの定番モデル、ファイアグリルです。シンプルな構造ながら数々のアイディアが詰まったファイアグリルとしてラインナップしており、ステンレス製で頑丈な炉やロストル、高い耐荷重性能を持った脚が長期にわたるハードな使用に耐えることを可能にしています。
網はファイアグリルのツメに載せる仕様なので、炉の四隅にスペースができ、炭の調節がしやすい絶妙な構造です。炉には熱膨張による変形を防ぐ工夫として四隅に隙間を設けており、この隙間から空気を取り入れられるため効率よく燃焼します。
アメリカを発祥地に持つダナーは、世界各地の人から長年愛され続けてきたブーツのブランドです。老舗のブーツブランドとして知名度を博したダナーですが、世界初となるゴアテックスを採用したダナーライトなど最新テクノロジーも取り入れています。
カジュアルで見た目にもスタイリッシュさのあるダナーのブーツですが、履き心地に対するこだわりや丈夫さ、そして耐久性の高さ故に長く使えるという基盤の部分をこだわったからこその品質なのです。
定番のダナーブーツがお勧めモデルです。防水・透湿性能に優れたGORE-TEXを使用しているブーツであり、悪天候も想定した安心のスペックとなっていて、トレイルやキャンプといったアウトドアシーンで抜群の効果を発揮します。
ハードウエアのトップにはループを使用し「シューレースを締める、緩める」手間を簡略化、ライニングトップには強度をあげるためレザーを使用しています。
日本においてファミリーキャンプの中でもギアを使っている方も多いであろう、ロゴスです。キャンプを現在楽しんでいる中でも、ロゴスのアイテムを1つも見たことが無いという方はいないだろうと言えるほどに普及しています。
水深5メートルから標高800メートルまでというブランドポリシーを掲げ、海から山までアクティビティに使えるアイテムを展開しています。価格もリーズナブルで、手頃に利用できるアウトドアブランドです。
ロゴスからはピラミッドグリルがお勧めです。ツーリング、ソロキャンプでの焚き火、1人から2人での焼肉などの用途で使う事が出来、コンパクトな収納で積載性に限界のあるスタイルでの持ち運びにも便利です。
10秒組み立て、10秒収納が可能な簡単な設計であり、パーツは折りたたみ式で開いて重ねるだけなので複雑な組み立ては行う必要がありません。
日本においても有名なブランドとして広く知られているのが、ザ・ノース・フェイスです。厳しい自然環境との共存を目指す製品開発を行っていて、それを可能とする為に製品にも機能性に優れるものが多くなっています。
登山、スノースポーツ、キャンプ、トレーニングにアクションといったように様々な場面で使用できる製品が展開され、バックパックやウェアなどは特に注目されています。
GORE-TEX2層構造を採用した防水シェルジャケット、マウンテンライトジャケットをおすすめします。耐久性の高い70デニールナイロンを表生地に使用し、やや長めの着丈で保温性を確保、フロントはダブルフラップ仕様で防水性を高めています。
登山用メーカーとして有名なのが、カリマーになります。厳しい冬の登山を成功させるためのバックパックの展開をはじめとして、秋冬キャンプに便利なモデルなども手掛けており、厳しい条件下でも耐えられる機能性を有しています。
ブランド名の語源となっているのはcarry more=もっと運べるというものであり、対象となるフィールドで求められる装備一式を過不足なく運ぶことのできる堅牢性や優れた背負い心地、かつクライミングに対応する機能を盛り込んでいるのです。
豊富なポケットを備えながらシンプルなデザインで、普段使いはもちろん、トラベル、ビジネスシーンでも活躍するデイパックをおすすめします。ボトム部分含め衝撃を和らげるパッド、サイドジッパーポケットや起毛生地を採用したPCポケットなど機能的です。
マーモットは、トップクライマーから絶対的な信頼を得る、高機能で高感度なアメリカ生まれの本格的アウトドアブランドです。1974年に創業し、ダウンジャケットなど登山家向けのアイテムを数多く開発してきました。
トレッキングや日帰りハイキングなど、幅広いシーンで使用することができる15Lのザックです。本体生地は環境に配慮したリサイクル素材を使用、出し入れしやすいパネルローディングタイプで、背面は通気性の良い3Dハニカムメッシュを使用しています。
フロント縦型ファスナーポケットと両サイドのドリンクポケットで収納力に長けるなど、登山などの限定的なシーンはもちろんの事、普段使いでも十分便利に使える機構を兼ね備えているのです。
キャンプ用のアイテムを探していて、お洒落なものを揃えたいと思っているのなら、チャムスがお勧めです。ブービーバードのロゴが特徴的で、ホットサンドメーカーやテント、財布やリュック、Tシャツといった様々なアイテムを展開します。
1983年にマイク・ダゲット氏がサングラス用ストラップを開発した事から始まり、日本には80年代に上陸、プルオーバーのトップスのハリケーントップがヒットし、その後もアウトドアアイテムを各種展開するようになりました。
お洒落なマグカップが欲しい方にお勧めのキャンパーマグカップです。耐熱耐冷仕様、軽くて割れにくく重ねてスタッグが可能であり、安定性に優れた2つ穴の持ち手にカラビナ装着に便利なアウトドアコード付きと実用性も抜群です。
日本のキャンプ用品メーカーとして有名なDODです。元はドッペルギャンガーという名前でしたが、10周年のタイミングでドッペルギャンガーアウトドアの頭文字を取ってDODというブランド名になりました。
他とは違った個性的なアイテム名、そして機能もオリジナリティのあるモデルを展開しているのが一番の特徴で、リーズナブルな値段でしっかりと実際のアウトドアシーンで使用できるものばかりです。
キャンプテント用の丸洗いできるシーツです。約4.5cmの肉厚スポンジを使用しており、キャンプでも家の布団のように快適に眠ることができます。従来品に比べてスポンジ密度を上げることで、快適性が上がっています。
最後は、ヘリーハンセンです。「水と共に生きる」というテーマを掲げて140年間以上アウトドアウェアブランドとして開発に携わり続けており、マリンスポーツやアウトドアにおいて水と共存できるモデルを展開しています。
山などのアウトドアから街でのスタイルまで汎用性の高い定番防水ジャケットをアップデートしたモデルです。防水透湿性に優れ、雨の中でも快適さを維持するヘリーテックパフォーマンス2.5層構造、フロントは止水コイルファスナーにして、防水性を高めています。
アウトドアブランドと一口に言っても、特化している製品が異なっていたりコンセプトからこだわっている部分があるなど、それぞれで違った魅力があります。是非とも自分に合ったアウトドアブランドを見つけてみてください。