ロレックスと言えば、誰もが知っている非常に有名なブランドであり、かつ人気のシリーズやモデルは中古でも定価以上の金額が付くこともあります。そんな中、非常に人気の高いデイトナを定価で買う方法はあるのでしょうか?今回はデイトナの定価購入方法について解説します。
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時計のブランドでもトップレベルの知名度を持っているといっても過言ではないロレックス。その中でもデイトナは最も人気が高いシリーズでもあり、正規品の定価購入は非常に難しいといわれています。
元は1963年に誕生したコスモグラフデイトナというシリーズから端を発しており、プロのカーレーサーのニーズに対して応えられるように百分の1、千分の1秒以下に至るまで正確な時を刻めるよう設計がされています。
発売された当初から現在に至るまでの長い歴史の中でも常に高い人気を集め続けており、人気や知名度の高さから得られるステータス性、ロレックスの中でも唯一のクロノグラフモデルである事などが価値を高めています。
ただでさえ、ロレックスの腕時計を購入するのはどんなモデルであってもとても難しいとされています。そんな中、人気の高いデイトナシリーズが購入するのが困難と言われているのには、いくつかの理由が挙げられます。
まず1つ目に挙げられる理由は、デイトナマラソンをしている人が存在している事です。元々正規店でも購入するのが難しい中、毎日のように正規店に通って購入する機会をうかがっている人たちのことを、デイトナマラソンランナーと呼称します。
ロレックスの専門店に通う人はロレックスマラソンと呼び、定価購入のためにいくつもの店舗をはしごしています。日に10店舗以上見て回っていく人もいるとされていて、こうした人たちがいるために普通には買えないとされています。
2つ目の理由は、資産価値の上昇です。元々ロレックスの腕時計には資産価値があるといわれ、中古の値段も軒並み上がっているのですが、昔から人気であったデイトナはそれがさらに加速し中古価格の高騰が止まらないのです。
仮に正規店で100万円で購入ができたとしても、数年ほどで売却した時には100万円以上の金額で売れる事が分かっており、お釣りまで発生します。GMTmasterなどの他のプロフェッショナルモデルなども登場し、増々資産価値は上がっています。
購入する側が関与できない理由として、大量に製造できないモデルであることも関係しています。これも正規店での購入が困難になっている大きな理由で、大量に生産すると流通量の多さからブランドや製品の価値を下げてしまいます。
ロレックスという元締め自体が流通量を意図的に制限し、本数を絞っている事から絶対的な数が少なく、手に入れるのが難しくなっています。昨今は資産的価値があることから投資感覚で購入する層も居るため、更に難易度が上がっているのです。
いくつかの理由も重なり、ロレックスデイトナを正規の定価購入するのが非常に難しいものである事がお分かりいただけたでしょう。ここからは、そんな難しいデイトナの定価購入方法をご紹介します。
まずは、とにかく正規店に行く事から始まります。定価で販売しているのは当然ロレックスの正規販売店に限られていますので、何はともあれ正規店へと足を運ばなければ定価購入のチャンスをつかむことはできないのです。
勿論、正規店に行ったからと言って確実に購入ができるという保証はありません。先に述べたデイトナマラソンをしている人たちの存在もありますし、転売防止の購入制限等も設けられていたりするのでそのまま購入まで至るのは至難の道です。
単に正規店に足を運ぶだけでは購入は難しいので、それに合わせて店員とのコミュニケーションを取ってみましょう。ロレックスの店員も、端から転売を目的としている人への購入をさせないように客を見極めている部分があります。
そうではなく、自分が使うためのデイトナを探していると店員に知ってもらうためにコミュニケーションをとるのです。繁忙のタイミングではなくある程度空いている時間帯であれば、自分との時間を取ってもらいやすいでしょう。
SNSを活用するというのも、非常に有効な方法となっています。先に述べたデイトナマラソンをしている人たちはYahoo!やGoogleといった検索エンジンを使って情報を集めていますが、意外にも参考にしていないのがTwitterなのです。
そこから販売に関する情報を色々と集めれば、自分もどこで新しいモデルが販売されるのかといった情報を掴むことができます。
実際に正規店に行って購入ができた人の体験談を参考にするのも効果的と言えます。一見では購入が難しいといわれている中でも成功した人もいるとされていて、どんな点に注意すれば購入までたどり着けるかが分かりやすくなるのです。
例えば店員からの印象を良くするためにコミュニケーションを取った、新規オープンの店舗でも店頭にデイトナが並ぶとは限らないので別の店舗を目当てにするといったように、参考になるコツは色々とあるでしょう。
もう1つ、デイトナではない別のモデルを先に購入して、実績を作るのも有効な方法になります。店員や店舗と懇意にするのも手段の1つですが、それらは時間がかかりますのでより手っ取り早い方法として他モデルの購入という手段が出てきます。
過去何かしらのモデルを購入していたという実績があれば、デイトナなど他モデルの購入もスムーズに進む可能性が上がります。
やはり定価購入をする為には正規店へ足を運ぶのは避けては通れませんが、労力をかける以上はしっかりと購入を成功させて無駄足にならないようにしたいでしょう。そこで、陥りがちな注意点などについても解説します。
まず、自分一人だけではなく家族や友人、そのほか親しい誰かと一緒に店舗へ行くようにしましょう。やはり転売目的でないかどうかがスムーズな購入への足掛かりとなるので、信用してもらうためという意味があります。
店員側も転売を防止するべく厳正な顧客チェックをしている部分があり、複数人で行く事によってそのモデルが好きな人同士である、転売目的ではないという信用をしてもらえる可能性が高まります。
続いて、客が多く訪れる様な時間帯は避けるようにしましょう。デイトナは非常に人気の玉井モデルですので、在庫があると分かっただけで店内から他の希望購入者が出てくる事も普通にあり得ます。
また、コツの中でもご紹介した通り店員との信頼性は何よりも重要と言えます。客が多く入ってくるような時間帯に足を運んだとしても、購入をしに来た他の客を優先して中々話をする事も出来ません。
客足がまばらな時間帯に行けば、自分との時間を取ってもらいやすくコミュニケーションを取る余裕が生まれます。よって、店内に客があまり見当たらないタイミングを見計らって行ってみましょう。
店舗からの信頼を得るとなると、やはり店長が最も重要というのは間違いありません。それは間違いないのですが、だからといって店長のみに集中していても忙しい店長からすれば迷惑になってしまいます。
そこで、他の店員全員ともしっかりとコミュニケーションを取り、全員から気に入ってもらえるようになる方が総合的な購入確率は上昇します。店長のみを優先せず、他の店員とも時間があるならしっかり話をしておきましょう。
よく電話から在庫状況を問い合わせるという方法を取る人もいますが、これはNGです。というのもこちらが単純に使いたいという理由であったとしても、店側は転売防止の観点から詳しくは教えてくれない場合が多いのです。
顔の見えない相手に在庫状況を伝えるというような信用にかかわることはまずしませんので、まずは正規店で対面で店員と接し、何度も足を運んで信頼関係を構築するのが大切です。
海外ではデイトナが購入できる、という話もあります。どこの国でも人気ですので購入困難なのは変わりませんが、サウジアラビアの主要都市であるジェッダのレッドシーモールの店舗では、デイトナが並んでいたという話があるのです。
反対に中国や韓国、スイス、ドイツ、ニューヨークといった国や地域では正規店での購入が難しいとされています。海外で購入ができるのなら、海外の店舗を狙うというのも手段の1つになるでしょう。
正規でロレックスのデイトナを購入するのは、非常に難しい話である事は間違いありません。ですが、全く手段がない訳で貼りませんので、どうしても欲しいというのであれば時間をかけて正規店に行ってみましょう。