家を建てる際、必ず頼ることになるのがハウスメーカーです。全国に様々なメーカーが存在しており、理想的な住宅を建ててもらうためには最もマッチしたメーカーを選択できるかどうかが重要です。今回はハウスメーカーの選び方、注文住宅を建てる下準備などについて解説します。
積水ハウスやタマホームにダイワハウスなど、全国的に様々なハウスメーカーが存在しており注文住宅も請け負っています。施主のイメージを形にする部分が大きい注文住宅の注文をする場合には、しっかりとした下準備も大切になります。
まず、十分な予算計画を立てるようにしてください。家を建てるというのは人生でも最も大きな買い物となることでしょう。だからこそ、事前にしっかりと予算を計画したうえで計画を進めていくのが準備において重要となります。
予算を事前に決定しておくことは、ハウスメーカーの選択をスムーズに進めることにもつながります。決定する流れとしては、まず頭金や手続きなどの諸経費を明確にし、続いて金利込みの総額から次のローン額を決めて住宅ローンの借入額をイメージします。
そしてその上で、用意できる資金と住宅ローンの借入額の合計から土地の購入や設備費用にかけられる額を計算するのです。ちなみに、注文住宅にかかった建設費の全国平均は3,569.7万円のようです。
続いて、理想とする家やこだわりを持ちたい点を整理しましょう。ハウスメーカーを選択する上では、如何に施主のイメージする家を建ててもらえるかが主軸となっていく事でしょう。
よって、ハウスメーカーに関する情報を集める前にまず自分が理想としている家がどんなものなのかをイメージするのです。間取りやデザインまでは考えずとも、スタイリッシュなのかお洒落なのか、ナチュラルな家なのかといった大まかなイメージでも十分です。
そして予算がある程度決定したら、家の中でどこにお金をかけたいのかを考えます。注文住宅というのは施主の要望を取り入れることができる反面、予算そのものには限りがありますからある程度妥協が必要になってくる部分もあります。
イメージの中でこだわりたい部分が増え、結果的に予算を超えてしまうというのはよくある失敗例です。よって、間取りや設備のグレード、全体のデザインなどどの部分に最もこだわりたいかの優先順位を付けるのが大切です。
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事前に考える事は色々とありますが、優先順位を付けることや予算をどの程度にするのかといった点が最も大切になってくるという訳です。続いては、イメージなどをある程度固めたうえでハウスメーカーの選び方のポイントをご紹介します。
まず、得意としている構造や工法が何なのかといった点を調べてみましょう。ハウスメーカーや工務店も全国各地に様々存在していますが、それぞれのメーカーごとに得意としている工法や構造は違っているのです。
メーカーや工務店の数だけ、得意としているものは異なっていると言っても良いでしょう。例えば構造体の材料によって住宅の特長は大きく変わり、木造なら通気性がよく日本の機構に合っており、コンクリートなら防音や耐火性などに優れます。
また工法によっても変わる部分は大きく、柱ではなく壁によって住宅全体を支えるツーバイフォーという工法を得意としているメーカーも少なくありません。耐震性能に優れる反面、間取りが全体的に狭くなってしまいます。
続いては、メーカーの実現できるデザインについてです。工法や構造などと同じく、住宅の外観やデザインに関してもメーカーそれぞれで得意としているものは違います。
例えば和モダンであったり、ナチュラルテイストや欧風といったデザインが挙げられます。まずはカタログや過去の施工事例などを公式サイトから確認して、実際にどんな家を建てているかや得意なデザインをある程度把握しましょう。
自分好みの家が見つけられたら、ハウスメーカーの展示場やモデルルームに足を運んで実際の住宅のイメージをさらに近づけましょう。担当者もいるはずですから、不明な部分については色々と質問をしていくべきです。
デザインや工法などももちろん大切ですが、住宅性能についても欠かすことはできません。一口に住宅性能などといっても関係してくる要素は様々ですが、例えば耐震性能や断熱性、気密性などの省エネルギー性、防音性などは代表的です。
こうした住宅の性能に関わる項目は、住宅の品質確保の促進等に関する法律である品確法に基づく住宅性能表示制度によりどんな住宅でも共通のルールが定められています。
この表示制度は住宅性能評価書として数値化されており、構造の安定や空気環境、音環境や防犯対策など10の項目が設けられています。ただ、全てが高い数値なら良いという訳ではなく何を最も重要とするかの優先順位によって決めていきます。
住宅性能表示制度の等級を上げようとする、つまり優れた性能の家を建てようとすると、当然ながらそこにかかるコストも高くなってしまいます。もちろん予算には限界がありますので、全てを最高等級にするというのは無理があるでしょう。
また、一般的には大手とされている全国的に展開しているようなハウスメーカーに依頼をすると、総合的なコストも高くなるとされています。逆にローコストメーカーや工務店などであれば、予算を抑えた住宅設計も可能です。
すなわち最初に注文住宅に関する予算を決定していれば、自ずと依頼を出すハウスメーカーもどこにするかを絞れるという訳です。こだわりたい部分はどこか、削っても良い部分はどこかを考え、それを受け入れてくれるメーカーを選択してほしいのです。
住宅の建設というのは、建てたらそれで終わりという訳ではありません。むしろ建てて住み始めてからが本番であり、どれだけ耐久性が高い住宅を建ててもらおうとも30年以上快適に暮らそうと思うならば点検や修繕等が欠かせなくなります。
よって、注文住宅の引き渡し後に受けられる保証やアフターサービスに関しても調べておきましょう。メンテナンスの必要性はもちろん、使用する建材や素材によってもメンテナンスにかかるコストは違ってきます。
最低でも新築の住宅というのは注文かどうかにかかわらず10年は保証が付帯しますが、メーカーによっては60年以上の非常に長い保証を設けているところもあります。
ハウスメーカーに相談に行くと、営業担当とどんな住宅を建てたいかの相談をすることになります。ここで営業担当にどんな人物が付くかというのは、ある意味ではハウスメーカー自体を選択すること以上に重要であるとも言われています。
特に住まいに関して大きなこだわり、どこかに予算をかけたいといった点が無いのであれば、営業担当者を比較してより良い印象を持った人が居るハウスメーカーを選択するというのも1つの選択の仕方と言えるでしょう。
注文住宅を依頼する場合、施主の裁量によって決められる部分が多い反面、住宅に関して知識が無ければ初心者となりますから失敗してしまうことも珍しくはありません。そうした失敗から学ぶというのも、理想的な住宅やメーカー選びで大切です。
例えば、知名度だけで決めてしまうというのがありがちな失敗例として挙げられます。特に大手ハウスメーカーと呼ばれているところは全国的にも展開していますので、確かに品質的な面では信頼のおけるところはあるでしょう。
しかし、予算や自由度などがマッチするかどうかはまた別の話です。むしろ大手であるからこそ予算がオーバーしてしまうというのもありがちな話ですので、知名度の高さではなく如何に理想を叶えてくれるかを優先すべきです。
続いて、価格の安さだけで決めてしまうというものです。大きな買い物になるのは最初から分かっている話ですので、出来る限り予算を抑えたいというのは誰もが思うことでしょう。しかし、それは危険性も同時に孕んでいます。
安いという事は、それだけ切り詰めている住宅設計をするというのとほとんど同義と言えます。満足できない家になってしまってもそこから組み立て直すのは非常に難しいので、予算の妥協のし過ぎも考えものという訳です。
もう1つ、相見積もりをしないで決めるのも失敗してしまいやすいと言えるでしょう。1社だけの見積もりでは、高額なのかそれともお手ごろなのかを比較することができません。
ここでも優先順位が関係しており、外せない要素を踏まえた上でどの程度の金額になるのかというのを各メーカーで比較しましょう。その上で、最も納得できる金額やプランを提案してくれるメーカーを頼って欲しいのです。
住宅を建ててもらう以上、事前の予算などの計画や頼る先のハウスメーカーについては十二分に時間をかけて選択してほしいところです。是非とも信頼のおけるハウスメーカーに家を建ててもらってください。