ライオンのエンブレムが特徴的なフランス車「プジョー」。外車の中ではコンパクトで扱いやすく、価格帯も手頃なことから日本でも多くのファンを持っています。今回はそんなプジョーを売却したい方に向けて、おすすめの買取店から査定時の注意点、人気モデルの買取相場まで詳しく解説していきます。プジョーを売りたいなら、まずはあなたの愛車の価値を確かめてみませんか?
プジョーはフランスに本拠を置く自動車メーカーで、1810年に創業されました。当初は製粉機やコーヒーミルなどの家庭用品を製造していましたが、その後自転車や車用エンジンの製造を手がけ、1889年には自動車の生産を開始しました。
1889年には世界最古の自動車メーカーになったとされていて、その歴史は実に100年を優に超える計算になります。現在は乗用車や商用車、スクーターなどを製造しており、世界各国で販売されています。
プジョーはスポーティーなデザインと技術力を持ち、ラリーなどのモータースポーツにも参加しています。特徴的なライオンのエンブレムは、現在でもプジョーを象徴するエンブレムとして使用されています。
自動車が不要になった時の手放し方として最も一般的なのは、やはりディーラーに下取りに出すことでしょう。ディーラーであれば扱いを知っていますし、もし同じメーカーの来る前の買い替えをするのならば手続きもスムーズです。
しかし、ディーラーは本来新車を販売するのが主目的になっているので、中古車の効果下取りをしにくい部分があります。その点、お勧めできるのは中古車、外車の買取店です。
買取をしている店舗であればディーラーのような新車販売の縛りも存在しませんし、プジョーの価値を正しく理解してくれる買取店を選択出来れば、高価買取も実現できます。
プジョーを含めて、外国車・輸入車というのは製造元がそもそも国外である以上、扱い方も国産車とは異なっている部分があります。よって買取に出す際にも、国産車とはまた違った基準で見られることになります。
選び方のポイントとして、まず外車の買取専門店であるかどうかをポイントにしてみましょう。外車に特化した買取店であれば外車の査定に必要な知識やネットワークが豊富であるため、高額査定が期待できます。
一般的な国産車なども扱っている買取店では、輸入車に関する知識が不足している可能性があります。その点専門店ならば外車に関する専門知識を持ったスタッフが在籍している場合も多く、丁寧な対応が期待できます。
続いては、整備工場が併設されているかどうかです。国産車の整備工場ならばまだ数は少なくありませんが、外国車の整備工場がある買取店はそこまで多くありません。というのも、国産車と輸入車では使用される部品や扱い方が異なっているからです。
買取店が整備工場を併設している場合は当然中古車の修理やメンテナンスができるため、高い品質の中古車を販売できる体制が整っています。また、買取査定時に車の状態について詳細に把握することができるため、査定額の精度が上がります。
もう1つ、買取実績の多さに関しても事前に確認しておきたいところです。買取の実績が豊富という事は、それだけこれまでにたくさんの輸入車を扱ってきたという証拠になりますので、高額査定が期待できるだけでなく信頼性も高いと言えます。
また買取実績が多いことは、買取業者としての信用力が高いことを示すため、査定額交渉などで有利な立場に立てる可能性もあります。実績がある分満足して制約になった人が多い証拠でもあるので、外国車の売却にも向いています。
ここからは、高価買取が期待できるおすすめのプジョー買取店舗をご紹介します。外国車を専門的に取り扱っていたり、メーカーを絞ることによって狭く深い知識と経験を持っている買取店もありますので、向いているかどうかを確認してみましょう。
福岡県、および東京都に実店舗を有するナンバーワンです。国産車も外国車も様々な車を扱ってきた豊富な実績を持っており、買取に関しては国内全エリアで行っていてオプションやタイヤ等の付属品を車体とは別途での査定をしてくれます。
自社の独自基準における査定を行っていて、車を買い取ってからは自社のオークションへの車の出品などを行っています。販路を確立しているために、精密な査定から最大限高値を提示できるようになっています。
ロッソコルサは多摩地区において20年以上の間イタリア車やフランスの車を専門的に買い取ってきた買取店であり、他店舗で購入した輸入車であっても買取対象にして査定を行ってもらえます。
旧車と言われるような年式のものや走行距離の長いものであってもメンテナンスやコンディションの具合によって買取はしっかり行えます。自社の整備工場を設けており、そこからの販売が行われるようになっており、再販不能な事故車でも部品取り車として買取をします。
MAMAでは、フランス車を提供するとともに新しいオーナーを見つける為に高価買取が行われています。プジョー・シトロエンの買取に特化している店舗となっており、売約から名義変更まで、専門のスタッフが対応してくれます。
外車王は、イギリスにイタリア、フランスにアメリカと有名な外国メーカーからマイナーなメーカーまで様々な外国車を専門的に扱っている買取店です。
公式サイトでは、メーカーそして車種ごとの買取実績や詳しい買取相場を見ることができます。外車王の基準をクリアした輸入車専門店の単独査定が行われ、買取後の書類サポートも行ってもらえます。
ここからは、プジョーの人気モデルおよび中古市場での買取価格相場をご紹介していきます。自分の乗っている車がどの程度の金額で取引されているのかを確認してみましょう。
まずは、プジョー308になります。パワフルなエンジンや運転支援システムなど先進的な技術を採用するとともに、全身どこをみてもアグレッシブなデザインです。中古車は65万円から250万円ほどとなっています。
続いては、208になります。プジョーの展開しているシリーズの中ではコンパクトカーに位置しており、先代のモデルである207と比べても内部空間が広くなっています。中古車相場価格は、150万円から300万円程度です。
8インチタッチスクリーンなどさまざまな技術が搭載されている、プジョー3008になります。プジョーのSUVモデルで、ややコンパクトかつ手の届きやすい価格帯です。価格は140万円から420万円前後です。
最後は、プジョー2008です。クロスオーバーモデルとして展開されている車種で、208をベースとしてSUVに仕上げられています。外観も高級感を持ち、中古では90万円から350万円で取引されています。
実際にプジョーの車を買取に出す際の注意点として、そもそも新車価格と中古相場の差額が大きい事はまず覚えておきましょう。足回りやBMW、シトロエンなどにも使われているエンジンが評価されにくい部分が影響していると考えられます。
よって一定の時期が過ぎると中古相場価格が大きく下落してしまう可能性が考えられますので、早めに売却するのが推奨されています。ただ近年ブームになっているSUVのモデルは、安定した高値傾向にあるようです。
売却をする時、プジョーに限らず必ず行われるのが買取店による査定です。昨今では一気に複数の買取店が査定をする一括査定もありますが、自分のところにたくさんの買取店から電話がかかってきて面倒になってしまう可能性がある事は覚えておきましょう。
プジョーの査定では、保管状態も重要なポイントとなります。屋外に駐車していた場合は紫外線や雨風にさらされているため、車の色あせやキズなどが発生している可能性があります。よってプラスの査定をしてもらいたいなら、屋内で保管して内部も綺麗にするべきです。
オプション装備も評価の対象となります。ナビゲーションシステムやカーナビ、サンルーフなどの装備がある場合は、査定額がアップする可能性があります。特に外国車のオプションは高い値段が付くので、買取額も期待できるでしょう。
プジョーは非常に高級なメーカーという訳ではありませんが、それでも外国からの輸入車であることに変わりはありません。出来る限り信頼の置ける買取店をしっかりと吟味したうえで、納得のできる買取をしてもらってください。