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防犯カメラは適切な場所に設置することでより効果を発揮します。
隠しカメラ型以外は、見えやすい場所に設置することで犯罪抑制を行うことができ、防犯としては効果が高くなります。また、ある程度高い場所に設置することでより広範囲に監視することができますので、2メートル程度の高さを目安に設置しましょう。ただし、あまり高いところに設置するとメンテナンスがやりにくくなるので考慮することが必要です。
監視する方向に明るい照明があると、ハレーションを起こしてしまい、照明近辺の映像が白くぼやけてしまいます。ほとんどの防犯カメラはある程度暗くても撮影ができ、暗い場合は自動的に赤外線を行いますので、専用の照明は必要でない場合がほとんどです。
防犯カメラを使用する上での注意点をご紹介します。
玄関先など、設置場所は私有地でも、撮影範囲が公共の場所が入る場合があり、防犯のためとはいえ、プライバシー侵害になる可能性があります。そのため、防犯カメラ設置場所にはよく見えるように撮影中であることを明記したステッカーなどを貼るようにしましょう。ステッカーは、カメラの存在を明示することで防犯効果を高める意味もあります。
特に隠しカメラでの監視など、相手が知らないうちに撮影することになり、合理的な理由がないかぎり違法になる可能性が高いので注意しましょう。
防犯カメラはイザという時に撮影されないと意味がありません。犯行後、映像を確認してみたらメモリが不良で撮影されていなかったなんてことは割と多いようです。そのような故障や不具合を早い段階で見つけて復旧するには、日頃のメンテナンスが重要です。
実際に撮影されている映像を確認して、監視対象が適当か?映像に問題がないかを確認しましょう。
特に屋外に設置されているカメラの場合は、レンズが汚れることが多くなります。定期的に拭いて清掃するようにしましょう。市販のレンズ清掃キットを使用すると汚れがきれいに拭き取れます。
内部記録型の防犯カメラの場合、SDカードを代表とするメモリカードを使用していることが多くなりました、メモリカードは繰り返し記録すると、断片化が発生し不具合が発生する場合があるため、月に1回程度、初期化するようにしてメンテナンスしましょう。
防犯カメラと一言で言っても、多くの種類があることがお分かりいただいたと思います。犯罪が多様化する昨今、監視の仕方も工夫する必要があります。今回ご紹介した多様な防犯カメラをうまく活用して、効果的ないたずら防止や防犯を行うようにしましょう。しかし、繰り返しますが、プライバシー保護には気を付けるように心がけてください。
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