オープンハウスは、東京都などの面積が限られている都会であっても敷地の条件を活かした広々とした空間を実現できると評判のハウスメーカーなのですが、後悔や欠陥が多いという声もあります。今回はオープンハウスの実際の口コミ、評判についてまとめましたので、相談しようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
オープンハウスは東京23区を中心に横浜・川崎・埼玉・千葉・群馬・栃木・名古屋・関西・福岡で土地や戸建てを仲介する不動産会社です。企画・開発、建設を担うオープンハウス・ディベロップメントと、建築を請け負うオープンハウス・アーキテクトを内包しています。
関東圏を中心に数十店舗を展開しており、オープンハウス・ディベロップメントは東京・神奈川の多数の地区で着工棟数第1位に認定され「地域ビルダーNo.1」を獲得しています。また、名古屋・関西・福岡までその事業領域を拡大しています。
2013年9月の東証一部上場以来、年平均成長率28.9%という高い水準で成長を続けています。創業23周年の2020年には5,700億円を突破、2023年には売上高一兆円を目指しています。
そんなオープンハウスのTOPグレード商品として展開されているのが「ZEROENE PLAIN」になります。オープンハウス・アーキテクトが手掛ける企画モデルハウスで、地球環境に優しい二重断熱エコ・ハウスである事が大きな特徴です。
先進技術の二重断熱工法、ハイブリッド制震工法、蓄熱床暖房システム、断熱サッシを標準仕様としています。耐震性・快適性・デザイン性の優れた住宅をロープライスにて提供する、次世代の技術を投入した住宅となっています。
床は自社輸入商品のホワイト色のタイルに、ダークブラウンのキッチン・家具と温かみのあるインテリア、シンプルな空間に、都会的なシャープなデザインの家具を配置するなどモダンで現代感あふれる内装も魅力的です。
更に黒と白の目地無しタタミを、主としたインテリアとし、室内庭園にて異空間を演出しています。全館冷暖房システムや床暖房システムなど、快適な暮らしを支援するための先進設備導入も可能で、デザインと技術が両立したモデルハウスといえます。
関東圏を中心として現在も地域を拡大しているオープンハウスですが、実際には欠陥が多いのか、後悔しているポイントはどこなのかが気になるところです。そこで、実際にオープンハウスで家を建てた人の後悔したポイントをまとめました。
まず1つ挙げられるのは、営業マンからの電話が多く来過ぎるというものです。家を探している段階からたくさんの営業電話がかかってきても、毎回対応するのが面倒になってしまって後悔した、といったような内容になっています。
実際、しつこいので着信拒否をしてもまた別の電話番号から電話がかかってくるといったこともあったようで、ここまでしつこいとは思わなかった、ということで公開をされている方は一定数居るもようです。
よって、しつこそうと思うのであれば電話番号を変更する必要があるでしょう。もしくは担当者の変更が必要かと思われ、出来るのであれば連絡をよこさないでほしいと店舗へ直接伝えるのも効果的といえば効果的です。
営業からの連絡の多さは、まだ住宅を建てる、購入すると決まってはいない段階で出てくるものでもありますから、実際に家を建てる前にハウスメーカーを変えることもできる段階でした。続いては、実際に家を建ててからの後悔したポイントです。
多かったのが、床がきしんでいるというものです。知人がオープンハウスで新しい家を建てたのに、床が軋んでいていて絶句したという口コミが発見され、新築木造住宅で見られる家鳴りが原因で梁や柱から聞こえるものが正体であると推測されます。
新築において家鳴りはそこまで気にするレベルのものではないとされており、古い住宅だけではなく新築でも場合によっては起こりうるものです。気温や湿度によって乾燥していた木材が水分を含んで膨らんだり、水分が抜けて縮んだりすると発生します。
とは言えども、年数が経過してきて音がひどくうるさいレベルまでなってしまった場合には、住宅そのものの倒壊が発生する危険性も考えられます。よって家鳴りが治らない場合には修理依頼が必要となるでしょう。
むろん、最初から家鳴りなどでないように住宅を作ってもらえば根本の解決にはなりますので、この点でオープンハウスの木造住宅設計に後悔をしたのが今回の事例の様です。
もう1つ、契約の手続きが思っている以上に遅かったという後悔ポイントもありました。本来であれば秋に家が完成する予定だと聞いていたはずが、その秋になってもいまだに最終の書類に署名捺印ができていないという口コミです。
新築が完成するまでの期間が延びれば延びるだけ、今住んでいる部屋の屋賃料は当然のことながら土地の融資額分の利息までもが増えてしまいます。わざとなのではないか、と推測する声もありました。
こうした実例があるために、人生で一番大きな買い物に失敗してしまったと後悔してしまった例として見られています。完成予定日はどこでも事前に聞けるはずですが、遅れた場合の対処がどのようになるのかについても事前に聞いておきたいところです。
マイナスな口コミや評判を見ると、悪徳な不動産業者のように見えてしまいます。しかしこれらは事実ではあってもあくまでも一部であり、評判が良いポイントも多くあります。続いてはプラスな評価の声についてご紹介していきます。
まず、営業マンが住宅に関する知識が非常に豊富であったというものです。営業担当者の実際の担当が非常に良かったという口コミが見られていて、メールなどを送ってもレスポンスが早くスムーズに対応してくれる点は好評でした。
実際に相談をしに行った際の営業担当者の知識量、説明の仕方、対応の仕方についてなどは店舗によって異なっている部分はあるものの、セミナーから家の完成まで親身になって接してくれたということで頼もしい営業がいるのは事実のようです。
また、設計が難しいと予想される要望に対しても営業担当が熱心に対応をしてくれたという声も上がって亭、壁の強度を計算するための専門の方も打ち合わせに同席をしてもらったということでかなり細かい部分まで詰めてくれるようです。
続いては、都心部に家を安く建てられたという点になります。やはり東京などの都心部においては地価の高騰は年々続いているとされていて、都心で住宅を建てるというのにはかなりのコスト面でのハードルがあるのは否めません。
そんな中でもローコスト住宅を建てられるということで展開しているメーカーは少なくありませんし、安さに定評のあるタマホームでも坪単価は50万円前後といったところでしたが、23区内でオープンハウスは50万円以下の単価にしてくれたようです。
住宅性能についても優れているようです。日本の住宅には欠かすことのできない耐震性能をはじめとして、耐火や耐久性をはじめとした各種の住宅性能面に関わってくる部分についても木造軸組在来工法、加圧注入式防腐防蟻処理等を導入しています。
実際の住宅の設計に関しては、民間の技術開発団体である新住協加盟の工務店が関わっています。加えて断熱性能に関しても高水準とする為、外気の気温による影響を受けることなく室内の温度を保つことができる
やはり住宅の性能面についても安く見ることはできないのですが、オープンハウスはその面においても抜かりが無い事が口コミからも分かります。
もう1つ、土地の仕入れ力が優れているという点も評価されていました。おもに関東圏で展開しているのがオープンハウスですのでその地域、エリアに強いのか首都圏の土地の仕入れが得意なようで、他メーカーで扱われていない物件でも家を建てられます。
線路沿いの狭小地、三角形や台形などの地形、傾斜や段差の強い斜面等の土地であっても対応をしてもらえるということで、限られたときの中で家を立てなければならない首都圏に住まわれている方にとっては大きな味方になってくれるでしょう。
この様に、後悔をされている方も一定数はいるようですが、それでも立てて良かったという声が多く上がっているのもまた事実です。続いては、オープンハウスで家を建てるメリットをご紹介していきましょう。
オープンハウスグループは「23年度全国No.1ホームビルダー大全集」にて東京都No.1を獲得しており、実際東京都内をはじめとした関東圏で多くの住宅設計に関わっています。これも、他では扱われない土地を活用しているからこそといえます。
東京都だけではなく、首都圏No.1、神奈川県No.1、名古屋市商圏No.1、福岡商圏No.1までも同時に獲得しているなど他の地方都市に関しても強みを持っている事が分かります。
続いては、ローコストで住宅を建てられるというメリットになります。豊富な分譲地情報から最適な土地を提案してくれ、自社物件でオープンハウス・ディベロップメントが施工まで一貫して請け負う場合、注文住宅をリーズナブルに提供できるのです。
加えて、他社では商品化が難しい土地や割安な住宅用地を取得しています。エリア内をくまなく回って土地を仕入れ、できる限り価格を抑えた住宅を提供しているのも土地の強みとローコストにつながっているのでしょう。
良い口コミの中でも触れた内容ではありますが、強風や地震に対しても強い耐性を持つ住宅づくりをしてくれます。着工前に地盤調査を実施し、その結果に応じて地盤改良工事を施して地盤の強度を確保した上で建築しています。
地震に強ければ日本で多く発生する台風による強風被害に対しても強いということになりますし、土台・梁との接合部分で効率良く揺れを吸収する「ダイヤモンド型フレーム」と大きな減衰力で揺れや変形を低減する「鉄のダンパー」の2つの制震装置を用意しています。
地盤に関する保障についても抜かりはありません。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分の瑕疵保証を10年間にわたり行うことが、住宅供給者に義務付けられています。
この基本保証に加えて、財団法人住宅保証機構に登録し住宅瑕疵担保履行法にもとづく保険に加入しています。住み始めてからも10年保証をより確実にするための保険を設けているのは安心に直結しているといえます。
もう1つ、資金面をプロに相談できるのも大きな安心につながっています。ファイナンシャルプランナーが注文住宅の設計における資金面での相談をできる窓口を設けているので、細かな部分もすぐにプロを頼れる体制があるのです。
また、家を買うときに一般的にどのくらいお金がかかるのか、 頭金はどのくらいで、いつどのタイミングで買うのがいいのかなど、オープンハウスでマイホームを手に入れた利用者のデータも公開されています。
ローコストで家を建てられるというオープンハウスの気になる坪単価に関してですが、45万円から65万円といったところの様です。ローコストで有名なタマホームが50万円前後ですので、十分に安い単価になっている事が分かるでしょう。
注文住宅でも建売住宅でも、家を購入する以上は妥協をしたくない部分は妥協せずに行きたいところです。最後に、注文住宅を建てる際に後悔しないコツをいくつか解説しましょう。
まず、住宅の断熱性や気密性といったいわゆる住宅性能を重視するようにしましょう。これら住宅性能と呼ばれている点に関しては住みやすさに直結するもので、断熱は外気が室内に入れないようにする性能、気密は家のすき間を生じさせない事です。
2点の性能が優れている住宅は、夏は涼しく冬は暖かいという、機構に左右されない理想的な環境が維持されます。これらの性能を測る「Q値」や「C値」なども公開されているかを事前にチェックしたいところです。
続いて、営業担当の人柄、スキルをチェックします。担当者が信頼できるかも非常に重要といってよく、こちらの要望を聞き入れてくれるか、そして単に聞き入れるばかりではなく、難しい点は正直に伝えてくれるかも見ておきたいところです。
人によっては相性が異なってしまうのは致し方のない部分でもあります。ハウスメーカー自体は気に入っているけれど、担当者と会わなさそうと感じた場合にはそれも正直に伝えて変更を打診してみましょう。
住宅は立ててからハウスメーカーなどとの関係が終了するのではなく、むしろそこからが始まりといってもいいです。困ったことや修理が必要な場所が見つかった際、頼りになるのが住宅のアフターサービスです。
瑕疵に対する補償10年はどんな住宅でも付帯しますが、メーカーごとで30年や長いと60年といった保証を設けています。その内容などについても十分にチェックして、いつどんな時に頼れるのかを確認しましょう。
総じて好評の多いオープンハウスでは、首都圏での住宅建設に強く家の性能に関しても十分こだわりぬいた設計をしてくれます。後悔の無い家づくりをしてもらいたいのであれば、是非ともオープンハウスを利用してみてください。