各メーカーからさまざまなアイテムがリリースされている「釘打ち機」。大工仕事に携わる方だけでなく、DIY用のアイテムとしても注目を集めています。今回は、そんな釘打ち機の用途に合った選び方について、さらにはおすすめのアイテム10選も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
本来釘を打つ際には、ハンマー等を使用して一つ一つ打ち込んでいく必要がありますが、釘打ち機はこの作業をスピーディーで効率よくこなしていくのに役立つアイテムとなります。ボタンを押すだけで簡単に釘を打っていくことができるため、力のない方やたくさん釘を打たなければいけない状況で非常に重宝します。
とても便利な釘打ち機ですが、購入の際には自分のニーズに合わせて選んでいく必要があります。では、購入前に特に押さえておきたい5つの重要な選び方について見ていきましょう。
釘打ち機には常圧と高圧の二つの種類があります。どちらも釘を打ち込むパワーの点ではさほど違いはありませんが、常圧の方は高圧のものよりも少し重量がある点と、エアの気圧が小さいために釘を打った時の反動がどうしても大きくなってしまいます。ボディのサイズ自体も、高圧よりも若干大きめとなります。
高圧タイプのものは、エアの気圧が高いのでコンパクトな設計で大きな力を生み出すことが可能となっています。反動も小さくなるため、作業自体もスムーズに進めていくことができます。大量の釘を打つことの多い所では、この高圧タイプが重宝します。
釘打ち機を選ぶ際には、どの素材に釘を打つのかと言う点も考える必要があります。フロアや内装に適した釘打ち機があれば、サイディングやコンクリートにくぎを打つ場合に適しているアイテムなどもあり、それぞれの用途に応じて選んでいくことで、作業を快適に行っていくことができるようになります。
どんな釘を打ちたいかによって、選ぶ釘打ち機も変わってきます。釘にはN釘・BN釘・GN釘・CZ釘・CNZ釘・SN釘などさまざまな種類のものがあり、それぞれの釘打ち機にはどの釘に対応しているのかが記されています。購入の際には、この点もしっかりと確認して選ぶようにしてください。
釘打ち機に装てんする釘の連結方法についても確認しておきましょう。連結方法としては主に2種類あり、ワイヤー連結とプラシート連結から選ぶことができます。ワイヤー連結釘は、たくさんの釘を装填することが可能で、大量の釘を打っていきたい時の作業性の良さがメリットとなります。
ただし、ワイヤー連結のものはワイヤーもそのまま打ち込んでいくため、ワイヤーの切れ端が飛来してくる可能性もあり、保護メガネ等が必要となります。プラシート連結釘は一度にたくさんの争点はできず、ワイヤーに比べて釘が外れやすくトラブルが起きやすいとも言われています。
それでも、ワイヤーが飛んでくるリスクはなく安全性の面で優れているというメリットもあります。簡単に外れにくい短めの釘を主に使用する方であれば、こちらのプラシート連結タイプがおすすめです。
釘打ち機には電動のものもあれば手動タイプも存在しており、どちらかをニーズに合わせて選ぶ必要があります。電動のものは少ない労力でたくさんの釘を短時間で打っていくのに適しています。
手動の釘打ち機は、比較的安価で購入することが可能で、これまであまりくぎ打ち機を使ったことがない方や、電動を使用するほどで大量に釘を打つ必要はないが、楽に釘を打てるようにしたいという方におすすめです。
では、実際に釘打ち機のおすすめのアイテムについて見ていきましょう。安価で購入可能でありながら、しっかりと使うことができるコスパの良いアイテム10選紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
サイディングにくぎを打つのに適した釘打ち機で、非常に軽量に作られているので快適に作業を進めていくことができます。単発と連続打ちの自動切換え機構も付いている優れものです。
35mm・40mmの釘もしっかりと打ち込むことができるパワーのあるモデルで、内装の下地から型枠の面木留めなど、幅広い用途に使用することができます。ダイヤル式の打ち込み深さ調整機構や空打ち防止機構なども搭載されています。
重さも丁度良いですね。安定感がが有るので使いやすい。引用:amazon
購入して良かったです。高価な機材ですが、作業効率が上がり楽になりました。引用:amazon
軽量性の面でも文句なしだというコメントがありました。安定感がありながら軽々と扱うことができるので、長時間の使用も快適に行っていくことができます。
高圧タイプの釘打ち機で、安定感も抜群なのでずっと使用しても疲れにくいアイテムとなっています。非常にスリムな先端となっており、斜め打ちも簡単に行うことができます。
普通に正規品を安くです。引用:amazon
正規品を安く購入できたという口コミがありました。現場でとても役立つアイテムが、かなりリーズナブルな価格帯で購入できるため、持っておいて損はなさそうです。
こちらは日立からリリースされている仕上げ用の釘打ち機です。日立という一流ブランドのアイテムなので安心感も抜群です。専用ケースと共に施工時の安全確保に役立つ保護メガネも付いてきます。
家のリフォームに使用しています。思った以上に重宝しています。引用:amazon
使いやすいですね新品で問題なく使えました。引用:amazon
とても使いやすい製品で、重宝しているという口コミが寄せられています。現場での作業用としてもですが、自宅のリフォームやDIY用としても大活躍してくれます。
クラス最細径のスマートノーズを搭載したモデルで、狙った場所に正確に打ち込んでいくのに役立ちます。パワー切替機構やエアダスタ機構なども採用されており性能の面でも申し分ありません。
他社と違いピストンの反動が小さいので軽く打ち込める気がします。引用:amazon
ピストンの反動が小さいので、作業がしやすいという口コミが寄せられていました。連続で一度にたくさんの釘を打っていくことが多い方には、こちらのアイテムがおすすめです。
こちらは若井産業から販売されている人気の仕上げ釘打ち機で、仕上げ釘であれば15~55mmに対応するモデルとなっています。常圧タイプのくぎ打ち機で、自宅の補修やDIYにも最適です。
HiKOKIの充電式のコードレスタイプのくぎ打ち機で、とてもコンパクトなボディのため狭い場所での作業にも向いています。コンプレッサーを使うことにためらいのある方には特におすすめのアイテムです。
エアーよりはパワー不足が気になりましたが使い勝手の良さがそれを補って余りある感じです。引用:amazon
長い釘を素人が打つのは難しく、これがあれば簡単に打ち込めます。引用:amazon
やはりパワーの点では、コンプレッサーを使うタイプのものには負けるようですが、それでも使い勝手の良さを踏まえたトータルで、とても満足しているというコメントが寄せられています。ある程度長い釘でも打ち込むことができたというコメントもあり、力が弱くて困るというわけではなさそうです。
高圧でパワフルでありながら、静音性も抜群で快適な作業性を提供してくれるアイテムです。信頼のマキタ製品ということもあり、本格的な釘打ち機をお探しの方には特におすすめしたい製品です。
ビスの打ち込みが軽く音が静かです。気に入りました。引用:amazon
とにかく使いやすい。買って損はないと思う。電気のがいらなくなりました。引用:amazon
打ち込み時の軽さと静音性が素晴らしいという口コミがありました。かなり使いやすい製品だということが分かります。他の製品に比べて少しだけ値は張るかもしれませんが、それだけの価値は十分にあります。
こちらはMAXの高圧釘打機で、N釘・CN釘・GN釘に対応しています。打ち込むことのできる素材も、木下地やサイディングはもちろんのこと、2.3mm厚までの鋼板に打ち込むことも可能となっています。
高圧釘打ち機は、コンクリートに打ち込むときやっぱり、欠かせない道具です。引用:amazon
コンクリートにもしっかりと打ち込むことができるアイテムだということが、口コミからもわかります。パワフルな釘打ち機をお探しの方におすすめです。
こちらは、内装の仕上げよとして非常に重宝するモデルです。これ1台で、タッカーと仕上げ釘打ち機の役目を果たしてくれる優れものです。内装を専門にしている方はもちろんのこと、自宅のDIY用としてもぴったりです。
これまで中華製格安品ばかり使用してましたが、やっぱり値段なのでしょうか使用感、安定感申し分ないです。引用:amazon
今迄は充電式のインパクトドライバーでビス打ちをしていましたが、これからはこのタッカーが活躍すると思います。引用:amazon
実際にこちらの釘打ち機を使用している方から、安定感と使用感が素晴らしいというコメントが寄せられています。インパクトを使用するよりも格段に作業性が上がるとの声も上がっていました。
釘打ち機はとても便利なツールですが、使い方には注意が必要です。まずは使用する前にしっかりと取り扱い説明書を読むようにしましょう。そして、コンプレッサーにつなぐ前に、トリガーのロックがしっかりとかかっているかの確認も安全のためには大切です。
トリガーのロック解除は、必ず作業を行う直前まで外さないようにしてください。また、釘打ち機で作業を行う際には常に周囲に気を配り、子どもを含め近くに人がいないことを確認してから作業を始めるようにしましょう。
釘打ち機には、用途に応じてさまざまな種類のラインナップがあります。自分が必要としているのは何かをまずははっきりさせてから、それに最も適したアイテムを選ぶようにしてください。そうすれば、これまでとは格段に違う快適な作業性を体感することができるでしょう。