ミサワホームといえば、注文住宅などを手掛けるハウスメーカーです。全国的に家づくりに携わっているのですが、実は家を建てて後悔してしまったという声もある様なのです。そこで今回は、ミサワホームでどんなところが後悔したのか、実際の評判に関して詳しく解説します。
目次
全国には様々な注文住宅メーカーがありますが、ミサワホームもその1つとなっています。全国的な家づくりに携わっているメーカーとして知られているのですが、まずはどの様なメーカーなのかから、ご紹介していきましょう。
ミサワホームは注文住宅や分譲住宅、リフォーム、まちづくり、マンション・アパート・医療介護施設・保育施設をはじめとしたさまざまな土地活用や売却等を行っている、住宅メーカーです。
注文住宅においては、世界が直面するあらゆる課題に挑戦し、暮らしの可能性を広げ住まいを新しくデザインする3つのシン・デザインを展開しており、暮らし、環境、安全の3つの観点から新しい住宅デザインを行っています。
30年もの間連続でグッドデザイン賞を受賞し続けており、シンプルイズベストのデザインを優先することで余計なものをそぎ落とした家づくりとスタイリングは、シンプルでありながらも暮らしやすさが高く評価されています。
収納面積3倍以上を実現する「蔵のある家」を建てることができ、1階のリビングから利用できる「1階の蔵」ガレージ上のスペースを活用する「ガレージ蔵」暮らしのまん中に設ける「2階の蔵」スペースをムダなく活用する「小屋KURA」など様々な蔵が用意されています。
住宅づくりの面で言えば、木造住宅づくりを得意としているメーカーになります。木質パネル工法、木造軸組工法などの木材を使用したラインナップが豊富にそろっており、また世界初のゼロ・エネルギー住宅を発売したメーカーでもあります。
加えて南極昭和基地の設計にも携わるなどの耐震性能や耐風性能を備えており、住宅性能に関してもレベルの高さがうかがえます。先にご紹介したグッドデザイン賞は33年連続、更にキッズデザイン賞を16年連続受賞しています。
ミサワホームがどのようなメーカーであるのかに関して、簡単にではありますが解説してきました。全国的に家づくりを行っているメーカーなら信頼が置けそうなものですが、では失敗や後悔したポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?
1つ目は、家の中の湿度が不要なレベルで高くなるというものです。家を建ててからしばらくの23ヶ月点検において、2階の湿度が気になっていたので点検の際には除湿器を買うほどに高くなってしまっていると点検者に相談をしたそうです。
すると「皆湿度は高いと言っていて湿気取りが水浸しになってしまうほどだ」という返答が返ってきたようで、これはつまり他の家でも湿度が高くて不満を覚えている方が多く居て、かつその対処をしてくれていないのを明言したことになります。
こうした理由からミサワホームを選んで後悔してしまった方が多い様で、湿度対策としては窓やドアをこまめに開けての換気を行ったり、除湿器を利用するのが有効なのですが、そもそも湿気が高くならない家づくりを行ってほしいという望みがあります。
続いては、アフターサービスが高いというものです。築16年で外壁を塗り直す相談の際「この外壁はミサワホームオリジナルの壁材を使っているので他メーカーで外壁塗装はできない」と言われてしまった方がいます。
ミサワホームのアフターサービスは高いので、他の建築会社にも見積りを依頼したかったようですが、その方は知識がないためそう言われると他社で見積もりもできず、結局ミサワホームに外壁塗装を依頼したもようです。
アフターサービスはどんな住宅を建てるにしても非常に大切でありむしろ建ててからがハウスメーカーの質を左右するとも言えるのですが、他者でもメンテナンスができるかを確認すると良かったのかもしれません。
家が建ってから行われる床下の基礎の無料検診を受けたところ、重大な欠陥が発覚したケースもあります。その写真には大きな釘が基盤の土台となる木に刺さっておらず、その写真を見たところ心配で自分でも床下へ行って写真を撮ったそうです。
すると他にも何本もの釘が同じように土台の期に刺さっておらず、耐震性能に大きな不安を覚えたもようです。ミサワホームでは定期的な点検およびメンテナンスを行っていますので、こうした欠陥が見つかるのは大変な不安を覚えることでしょう。
営業、担当者の対応に不満を覚える方も何人もいました。ある方は家の質やデザイン、価格など総合的に判断しメーカーを決定をしましたが、担当者も気に入ったことが決め手の1つだったはずが契約後は徐々に会う機会も連絡の回数も減少していったのです。
またある方は、およそ4年ほど営業マンからしつこく営業の連絡をされているそうです。家を建てられる状況ではなくなったと伝えたにもかかわらずしつこい、バカにするような接客をされたなどの口コミも見られています。
立てられる家がどれほど住みやすくて高性能であっても、実際にコミュニケーションを取る営業や担当者の対応力が優れていなければ不満が残ってしまうのはどこでも同じです。だからこそ、ハウスメーカー選びにおいて営業者のスキルなども重視されるわけです。
やはり100%誰からも不満の出ないメーカーではないのですが、それは何処であっても同じことです。勿論ミサワホームならではの強みを生かした家づくりで評判が良かったり満足の行ったポイントもありますので、続いてはそちらをご紹介しましょう。
まずは、サービスの内容が満足のいくものであったという声です。実際に家を建てる際、ある方はエアコンと照明、カーテンがそれぞれプレゼントされ、更に100万円分のリフォームが2年間の間有効なサービスが付帯したと語っています。
更に別のキャンペーンで言えば、新築資金1,000万円プレゼントキャンペーンなどを実施していたこともあります。このほかにも様々なキャンペーンが定期的に行われているので、それらを上手く利用すると満足できそうです。
続いては、アフターサポートの充実度合いです。困ったり急に質問したくなった時、深夜にも関わらず電話にでてくれたなど営業の方や設計士、現場監督なども家と利用者を大切にしているのが分かる実体験が寄せられています。
また定期的に行われる点検に際しても、新築から20年経っている家でも2人の検査員が外見だけではなく床下まで点検を行ってくれ、白アリの検査結果まで丁寧に報告をしてくれるなど、質の高さをうかがわせます。
住宅性能に関しても高評価が上がっており、特に耐久性能に関しては満足している方が多い印象があります。外が激しい雨風や台風の最中、地震が発生した際にも家の中は大きな揺れを感じなかったことから、安全性の高さに信頼が寄せられています。
これには制震装置「MGEO」が大きく関係しており、壁の内部に複合テコ原理を応用した独自の変位拡大機構と、高減衰ゴムをセットした制震ダンパーを組み合わせた構造です。地震エネルギーを、最大50%カットしてくれるのです。
家づくりの際には外観、デザインにこだわりを持つ方も少なくないでしょうが、ミサワホームはその点においても高評価が寄せられています。流石にグッドデザイン賞を受賞し続けているだけあって、その点に関しては信頼されています。
注文住宅・一戸建てならではのバリエーション豊かなインテリアを各スタイル別に展開しており、素材選びからデザイン、仕上げなどのディテールにこだわったスタイルのオールラグジュアリーをはじめとしたデザインのバリエーションを有します。
営業担当者の方も縁を感じる様な人であったという声があります。担当の営業の方も家つくりの疑問点や不安な点に関して親切丁寧に説明をしてくれた、かかる費用についても包み隠さずに説明してくれたといった評価が見られています。
後悔したポイントでも営業者の印象が悪かったというものがありましたが、実際には担当者が気に入ったからミサワホームを選んだという方も少なくない様で、ハウスメーカーを選ぶ入り口になるという事はメーカー側もよく分かっているからこその評価でしょう。
実際にミサワホームで住宅を建てる際の、坪単価に関してもご紹介しましょう。坪単価というのは建築にかかった費用を坪ごとで割った費用のことであり、単価が高ければ高い分層建築費用も高くなることになります。
ミサワホームでは単価目安が50万円~150万円前後と幅があります。ケース別に考えると、全坪数を対象とした場合の平均は80万円台、30~40坪を対象とした際も同じような額で、他の大手メーカーと比較するとまだ割安な部類ではあります。
どんなハウスメーカーであっても100%誰でも満足ができるとは言い難い部分があるので、賛否両論あるのは当然のことです。では、ミサワホームで家を建てた方が良い向いている人とはどんな人なのでしょうか?
ミサワホームの特徴「蔵のある家」を最大限に活かしたいのなら、収納スペースが多い人はまず向いて言えるといえます。他にもデザインに関して高い評価を受けている事から、インテリアや内装等外観にこだわりを持ちたい方にもおすすめできます。
逆に注意するべき点としては上記の内容が挙げられます。価格は予算と要相談、また木質パネル工法故に品質と引き換えに自由度を狭くしており、また後悔したポイントと満足したポイントでも紹介したように営業者の質は店舗によってばらつきがあります。
ミサワホームからは商品自体はいくつも展開されていますので、自分のライフスタイルにどんな商品が合うのかをしっかりと吟味してもらいたいところです。最後にミサワホームの商品それぞれを簡単にご紹介します。
まずは、コンセプトモデルになります。「環境」「本質」「未来」などそれぞれのコンセプトで、家づくりの可能性を追求したシリーズとなっており「Granlink HIRAYA」「Familink ZERO」「ECO Flagship Model」「URBAN CENTURY」の4種を展開しています。
続いては、インテグリティーです。これまでにミサワホームが蓄積してきた豊富なノウハウを凝縮した「デザインコードパッケージ」でつくる、新発想のデザイナーズ住宅として展開されているシリーズになります。
1棟限定で設計する従来のデザイナーズ住宅とは違い、美しいデザインをつくる手法をパッケージ化することで、コストを抑えながら、デザインにこだわった住まいを実現することができるシリーズなのです。
センチュリーは、古くから伝わる住宅づくりの知恵を活かしたシリーズです。妥協をいっさいすることなく、いにしえの知恵を活かし伝統を尊重、空間だけでなく心のゆとりまで形とする家を目指しています。
真の意味で人生を豊かにするために、オーナーの価値観をしっかりと取り入れつつもワンランク上の住まいを実現します。基本木造2階建てが多くラインナップしており、3階建てや平屋もあります。
最後は、ジーニアスです。他ブランドも様々な商品を抱えているのですがこのジーニアスも豊富な商品ラインナップが揃えられており、環境配慮など住まいづくりに関するすべてに対して配慮したシリーズになっています。
どの家も明快なコンセプトを立ててすぐれたコストパフォーマンスを実現、自然とのかかわりや環境配慮、暮らしの質に至るまでこだわってデザインがされていて、2階建て・3階建ての商品が展開されています。
どんな注文住宅メーカーでも賛否両論あるのは当然の話ではあるのですが、しっかりと良い評価を受けているのもまた事実です。どのメーカーに頼ろうか迷っているのであれば、是非ともミサワホームを利用してみてください。