「DIY初心者なら、インパクトドライバーは持っておきたい。」そう思う方は多いですし、実際に持っていればとても便利です。
しかしいざ購入しようと考えたときに、
と疑問や不安に思う方がいらっしゃると思います。
そこで当記事では、「初心者におすすめなインパクトドライバー」をまとめました。
インパクトドライバーの購入に悩んでいるなら、5分くらいで解決できる可能性が高いです。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
インパクトドライバーは、ネジ締めや穴あけの作業スピードを格段に上げてくれる電動工具です。
「DIY初心者が一番始めに購入する電動工具」ともいわれるインパクトドライバーの、機能や使い方をお伝えします。
インパクトドライバーは、「回転と打撃」の2つの機能をもった電動工具です。
回転機能のみのドライバーと比べ、回転方向に打撃(インパクト)を加えているため強力にネジを締められます。
通常のドライバーはおおよそ50mmまでのネジであれば、締めつけ可能です。
しかし50mm以上のサイズは、インパクトドライバーでなければ締めつけが難しくなります。
ドライバーでは締めるのが難しい、長いサイズのネジも締められるのがインパクトドライバーです。
「ビット」と呼ばれるインパクトドライバーの先端を交換すると、さまざまな用途に使えます。
とくに使用頻度が多いのは、次の3つです。
ネジ締めや穴あけは木材だけでなく、金属やコンクリートも可能です。さまざまな素材に対して作業できます。
ビットをブラシに交換することで、サビ落としや研磨も可能です。
他にもさまざまなビットがあり、インパクトドライバーがあれば作業の幅が広がります。
インパクトドライバーのおすすめ品を10個紹介します。
DIY初心者向けとハードに使いたいユーザー向けに、それぞれ5品を厳選しました。
信頼できるメーカーを揃えたので、ぜひ参考にしてください。
DIY初心者におすすめなインパクトドライバーを5選ご紹介します。
1.ボッシュ(BOSCH) IPD1108
スピードの切り替えができるインパクトドライバーです。
作業によってスピード調節ができ、DIY初心者でも扱いやすくなっています。
重さも1.0kgしかなく、長時間の作業でも疲れません。
LEDライトも装備されており、暗い場所での作業も可能です。
電圧 | 10.8V |
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最大トルク | 100Nm |
質量 | 1.0kg |
2.マキタ(MAKITA) TD090DWSPW
重量が0.9kgの軽量コンパクトボディー。
狭い場所や手の届きにくいスペースでも、快適に作業できます。
無段変速のスイッチが付いており、初心者でも扱いやすい製品です。
照明付きでバッテリー性能もよく、コストパフォーマンスに優れています。
電圧 | 10.8V |
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最大トルク | 90Nm |
質量 | 0.92kg |
3.ハイコーキ(HiKOKI) FWH12DAL
本体は217mmしかなく、500mlのペットボトルとほぼ同じサイズ。
小型でありながら、最大締めつけトルクが110Nmとパワフルです。
電池はスライド式で着脱がかんたんになっており、急速充電も可能。
作業中はLEDライトが工具の先端部分を照らすので、暗い場所でも使用できます。
電圧 | 10.8V |
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最大トルク | 110Nm |
質量 | 1.1kg |
4.パナソニック(Panasonic) EZ7521
2WAYのLED機能があり、「スポットLED」では約2m先までライトを照射できる照度です。
「ワイドLED」は暗い場所で周囲を照らせます。
作業によってスピードを変えられる無断変速機能がついており、ネジ締めがかんたんです。
スイッチを切るとドリルが固定され、手締めができる機能もあります。
手で繊細な締めつけを行う際に便利な機能です。
電圧 | 7.2V |
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最大トルク | 25Nm |
質量 | 0.5kg |
5.ハイコーキ(HiKOKI) FWH12VD コード式
軽量でコンパクトな、コード式のインパクトドライバーです。
コード式は、充電を気にせずに使えるのが最大のメリット。
電源コードは5mの長さがあり、作業場を広範囲に動けます。
手にフィットするソフトグリップで、握りやすく滑りにくい仕様です。
電圧 | AC100V |
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最大トルク | 120Nm |
質量 | 1.1kg |
次の項目は、ハードに使いたいユーザー向けのインパクトドライバーを5選まとめました。
1.ハイコーキ(HiKOKI)FWH18DGL(2LEGK)
全長166mm、1.5kgのコンパクトサイズのインパクトドライバーです。
コンパクトなわりにパワーがあり、長いネジの締めつけもできます。
小型で取り回しがしやすく、細く握りやすいグリップが特徴です。
LEDライトはスイッチに連動しており、先端を明るく照らしてくれます。
パワフルでスピーディーな作業が可能です。
電圧 | 18V |
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最大トルク | 150Nm |
質量 | 1.5kg |
2.マキタ(MAKITA) TD001GRDX
TD001GRDXのトルク値220Nmは、充電式インパクトドライバーの中で最高クラスです。
金物ビスの締めつけも、スピーディーに行えます。
防じん・防水保護なので室外でも安心して使えるため、プロにも愛用されている製品です。
手元のスイッチで、打撃のパワーを4段階に切替できます。
電圧 | 36V |
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最大トルク | 220Nm |
質量 | 1.6kg |
3.ブラック&デッカー BPCI18JP
最大トルク値155Nmある、ハイパワーのインパクトドライバーです。
ハンマーの反動を抑える、独自インパクト機構を搭載しています。
無断変速スイッチが付いており、適度なスピードで作業が可能です。
電圧 | 18V |
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最大トルク | 155Nm |
質量 | 1.4kg |
4.ボッシュ(BOSCH) GDR18V-200CH
最大トルク200Nmのハイパワーインパクトドライバーです。
防じん・防滴仕様で、過酷な現場での作業も難なくこなします。
三段階の速度調節ができ、適度なスピードで作業ができるので便利。
上記4つの異常からバッテリーを保護する、ボッシュ独自のECP機能付きです。
コンパクトで軽く、長時間の作業でも腕が疲れません。
電圧 | 18V |
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最大トルク | 200Nm |
質量 | 1.0kg |
5.ブラック&デッカー(BLACK+DECKER) EAI800 コード式
コード式のインパクトドライバーで、充電切れを気にせずに作業ができます。
無断変速スイッチもついており、適度なスピードで使用可能です。
コード式は充電式に比べて価格が安いので、作業中にコードが気にならない方は選択肢に入れてもよいでしょう。
電圧 | AC200V |
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最大トルク | 140Nm |
質量 | 1.4kg |
国内・国外のインパクトドライバーおすすめメーカーは、下記の5つです。
「ボッシュ」は質実剛健なドイツのメーカーで、電動工具の世界トップシェアです。
耐久性が高く過酷な現場でも使用でき、プロの愛用者が多くいます。
「マキタ」は国内シェア1位、海外シェアでも4位を誇る国内メーカーです。
高い品質とアフターサポートが強みで、世界中どこでも3日で修理する「修理3日体制」を実現しています。
「リョービ」は国内シェア3位。ホームセンターでも販売されており、プロだけでなくDIYで使っている方も多いです。
頑丈なボディの電動ドライバーを揃えています。
日本トップクラスの電動工具ブランド「ハイコーキ」は、1,000種類を超える製品のラインナップを誇ります。
電動ドライバーも含め、製品の保証期間が長いので安心です。
「ブラック&デッカー」はアメリカ製品で、電動工具における世界最大のメーカー。
比較的リーズナブルな製品が多く、本体のヘッドを交換できるのが他社製品にない特徴です。
ヘッドを交換すると、さまざまな電動工具を兼用できます。
最適なインパクトドライバーを選ぶなら、まずDIYで何を作りたいのかを考えます。
ウッドデッキを作りたい場合、大きな木材の接合に長いネジが必要です。
長いネジを締める場合は、「トルク値」の高いインパクトドライバーが最適。
本棚を組み立てるなら、それほど高いトルク値は必要ありません。
トルク値を1つの目安に、インパクトドライバーを選ぶとよいでしょう。
トルク値によって、締められるネジのサイズが変わります。
トルク値によって締めつけられるネジのサイズを、下記にまとめました。
内装や木工細工 | トルク値25Nm | ネジサイズ20mm |
---|---|---|
イスや本棚 | トルク値90~100Nm | ネジサイズ40~50mm |
ウッドデッキ | トルク値130~180Nm | ネジサイズ90mm |
トルク値とネジのサイズは、あくまで参考にしてください。
必要なトルク値は、ネジで締め付ける素材によって変わります。
インパクトドライバーを、メーカーから選ぶのもよいでしょう。
初心者のうちはスペックや必要な機能を判断するより、有名・人気メーカーから選んでみるのも1つの手です。
おもな人気メーカーの工具についてまとめた記事がありますので、気になる方はこちらも参考にしてください。
信頼できるメーカーは性能もよく、アフターサービスがしっかりしています。
初めに購入する1台は、信頼性の高いメーカーがよいでしょう。
インパクトドライバーと、ドリルドライバーの違いはご存知ですか?似ている工具なので、違いはわかりにくいですよね。
ドリルドライバーもネジを締め、穴をあけられます。
ただし用途によっては、ドリルの方が使いやすい場合があるのです。
2つの違いを理解し、どちらが自分に合っているのかを知りましょう。
ドリルドライバーは、インパクトドライバーから打撃の機能を外したもの。
ドリルドライバーには打撃の機能がないですが、インパクトドライバーにはない「クラッチ機構」があります。
クラッチ機構は、ネジを締めるトルクの強さを調節できる機能です。
ネジを締めつけすぎて壊すことがなく、ネジが木材に深く入るのを防ぎます。
クラッチ機構のあるドリルドライバーは、力加減を変えられるのです。
ドリルドライバーを活用するのは、下記のような場面です。
ドリルドライバーはインパクトドライバーのような強い衝撃がないため、繊細な作業に最適です。
インパクトドライバーに見られる打撃の反発もないので、DIY初心者や女性にも扱いやすい電気工具といえます。
ドリルドライバーのおすすめを知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
スピードとパワーを兼ねそなえたインパクトドライバーは、作業スピードを劇的に上げてくれます。
作業スピードを上げたい方には、おすすめの電動工具です。
またDIYで簡単なネジ締めや小さな家具を作る場合は、ドリルドライバーの方が使いやすいかもしれません。
自分がどのような場面で使うかをイメージして、製品を選んでくださいね。