建築現場で大工さんからの人気が高い、MAXのエアコンプレッサー。釘打ち機と揃えて使用する方が多いようです。
それではMAXのエアコンプレッサーには、どのような特徴があるのでしょうか?
今回は、その特徴や購入後の対応、中古品、おすすめ、選び方など徹底解説していきます。「エアコンプレッサーを買いたいけれど、どれにしようか迷っている」という方はぜひご覧ください。
目次
まずはMAXエアコンプレッサー の特徴として、独自の機能などをご紹介します。
MAX エアコンプレッサーの最新モデル『AK-HL1270』・『AK-HH1270』では、スマホとエアコンプレッサーをBluetooth(ブルートゥース)で接続し、「遠隔操作」や「専用モード設定」を行うことができます。
エアコンプレッサーとスマホをブルートゥース接続することで、次の機能が使用可能になります。
離れたところから電源を切れるため省エネになりますし、警告表示も確認でき、異常があればすぐに対応できますね。
次の手順で、エアコンプレッサーとスマホを接続します。
一度ペアリング(登録)設定をすれば、あとは作業のたびにカンタンに接続するだけで、前項の機能を使用できます。
大量のエア-が必要になる場合には、MAXのエアコンプレッサーを2台・3台連結して使用することが可能です。連結することで大量の圧縮空気を使用でき、効率運転になるために1台のみで使用したときの3倍以上の作業量をこなすことが可能となります。
ただし、連結はどのメーカーのどのエアコンプレッサーでも良いわけではありません。下図のように同メーカーの、決められたモデルのみが連結可能となります。また連結には『接続ホース』と『エアチャック』が必要です。
【2連結する場合】
【3連結する場合】
MAXでは、限定色エアコンプレッサーを台数限定で販売しています。現行の本体色は赤と黒が多いため、「他の人とは違う色のエアコンプレッサーを使ってみたい」という方は、MAXのサイトで定期的にチェックしてみて下さい。
・MAX 限定モデル
こちらの2モデルは限定色です。本体カラーが変わると、また違った印象になりカッコいいですね。
MAXのエアコンプレッサーには、前述の他にも次のような特徴・機能があります。
『AK-HL9700』などのモデルでは、「静音モード」が搭載されています。「高トルク共振低減モータ」を搭載して、低回転化と回転時の共振を低減しました。
『AK-HL1270』では、さらにクランク運動の振動を低減する「両側バランサ配置」、モーターとタンクの中間をクッションで浮かせた「モーターフローティング機構」を採用しています。こうしてクラスNo.1の静音性「55dB」を実現。特に運転音を気にする早朝や夜間でも、使用可能です。
『AK-HL1270』・『AK-HL9700』といったモデルでは、エアを必要としない際にタンク内圧を下げ、必要な場合に自動でタンク内圧を上げる「AIモード」を搭載しています。
作業に応じて再起動圧と停止圧を自動で変動させる機能で、運転時間や消費電力を削減してエアコンプレッサーの負担を減らすため、高耐久をもたらしてくれます。
『AK-HL1270』・『AK-HH1270』・『AK-L1270E2P』には、モーターの回転数を上昇させ、吐出量が従来比1.2倍の90Lになる「ハイパワーモード」を搭載。最初から大量にエアを使いたい作業には、最適な機能です。
ここでは、MAX エアコンプレッサー購入後の対応として、「点検ランプの意味」や「修理の連絡先」などについてご覧ください。
MAXのエアコンプレッサー『AK-HL1270』や『AK-HL1110』などには「点検LED」が装備されています。このモデルには、本体にマイコンが内蔵されており、運転時間を測定します。そして運転時間が約1,000時間に達すると、「点検LED」が青く点灯。
点灯した場合は、定期点検を行いましょう。性能を回復させるために、販売店を通じてマックスエンジニアリングサービスに点検を依頼してください。
エアコンプレッサーが故障した場合は、購入した販売店もしくは最寄りのマックスエンジニアリングサービスに問い合わせた上で、修理品を持ち込みましょう。
また、次の場合は本体が故障しています。ただちに使用を中止して、販売店かマックスエンジニアリングサービスに連絡して下さい。
そして、エアコンプレッサーを故障させないためには、日常のメンテナンスも重要になります。次のメンテナンスを実行して、性能を維持させましょう。
エアコンプレッサーの部品が必要になった場合には、こちらのサイトで最寄りのマックスエンジニアリングサービスを確認して、問い合わせましょう。
マックスエンジニアリングサービス以外でも、部品を販売しているサイトなどがありますが、個人での修理は大変危険です。適切に修理できず、大怪我につながる破損が起きる可能性もありますので、正規の修理ルートに依頼しましょう。
MAXのエアコンプレッサーのカバーは、アセンブリー(複数パーツの組み合わせ)で6千円ほどです。
例えば『AK-HL1270』のカバーASSYは¥6,380(税込)です。
ここでは、中古のMAX エアコンプレッサーを利用する際の注意点をご説明します。
エアコンプレッサーは高価ですので、安価で入手するには「中古品を購入する」という方法もあります。
ただし、エアコンプレッサーは、作業終了後のドレン抜き(水抜き)や定期的な点検などが必要な機器です。適切なメンテナンスがされていなかったり、落下させたことによって、内部が破損している可能性もあります。
そのため、動作確認などを行っている信頼できる中古ショップでの、現物を見ての購入をオススメします。ネットオークション・フリマサイトでの購入はオススメしません。
ここでは、MAXのおすすめエアコンプレッサーを3モデルご紹介します。
1点目のおすすめエアコンプレッサーは『AK-HL1270』です。
『AK-HL1270』は「常圧」と「高圧」のどちらでも使用可能です。「常圧」・「高圧」のどちらにも「パージ機能付きエアチャック」と「ワンタッチ式エアチャック」がついており、ホースの取付もカンタン。
また最新型モデルのため、「スマホとのブルートゥース接続」や「AIモード」、「ハイパワーモード」、「静音モード」など役立つ機能が多く搭載されています。「防犯アラーム」もついており、現場から離れる際でも安心ですね。
『AK-HL1110E』が、2点目のおすすめエアコンプレッサーです。
その特徴は、業界初の「片手持ちベルトグリップ」が本体に取付けられた点。本体幅も304mmとスリムなため、片手で持ち運ぶことが可能です。
「AIモード」でムダのない運転が行なえ、「低振動設計」により周囲への騒音を軽減したことで、作業性も大変よいモデルといえます。
3点目のおすすめエアコンプレッサーは、『AK-L1270E2P』です。
『AK-L1270E2P』は常圧専用機で、さらに従来機よりも低圧域吐出量を10%アップしています。そのため「吹付け」から「タッチアップ」まで、塗装も行えるコンプレッサーです。
また電動式オイルレスのため、排気がなく快適な作業が可能。本体重量は15kgと、1人でも持ち運びできます。「スマホとのブルートゥース接続」機能がついているため、離れた場所から操作できて便利です。
MAXの高圧エアコンプレッサーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
MAXのエアコンプレッサーは高機能なモデルが多く販売されているため、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。そこで最後に、エアコンプレッサーの選び方をご紹介します。
1つ目の選び方は、「空気タンクの容量で選ぶ」です。
この空気タンク容量が大きいほど、使える圧縮空気の量が多くなるため、長い時間作業が可能になります。しかしその分、タンクが大きくなり、本体が重くなります。現行モデルでは、空気タンクの容量は10L〜27Lまであります。(グラフはスライド可能です)
モデル名 | 空気タンク容量 | 本体重量 |
---|---|---|
AK-HL9700 | 10L | 15kg |
AK-HL1270E2《27L》 | 27L | 22kg |
作業内容などから、最適な空気タンク容量を選んでみて下さい。
MAX エアコンプレッサーの現行品で「常圧」・「高圧」タイプを分けると、次のようなラインナップになっています。
現在のエア工具の主流は高圧用ですが、お手持ちの工具が常圧用か高圧用かで、選ぶエアコンプレッサーも変わります。
なお、「エアコンプレッサーの選び方」をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
今回はMAX エアコンプレッサーについて、特徴や購入後の対応、中古品、おすすめ、選び方などをご紹介しました。他社モデルにはない、MAXならではの機能が多くあり、人気がある理由もわかりましたね。
各モデルも、それぞれ特徴的な製品ばかりです。ぜひ今回の記事を参考に、あなたに最適なMAXのエアコンプレッサーを選んでみて下さい。