エアーコンプレッサーを選ぼうと思ったとき、メーカーから選ぶと探しやすいです。
とはいっても、メーカーごとの特徴ってわかりにくいですよね。
エアーコンプレッサーをメーカーから選ぼうと思ったとき、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「エアーコンプレッサーをメーカーから選ぶ方法とおすすめメーカーについて」をまとめました。
初心者の方でも、記事を読めばメーカーからすぐ選べるようになりますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
エアーコンプレッサーは、タイヤに空気を入れる機械のイメージが定着しています。
しかし活用の幅は広く、もっと多用途に使用できます。
エアーコンプレッサーを直訳すると、「空気を圧縮する機械」です。
しかし「空気を圧縮」と言っても、具体的にどういう仕組みなのかわかりづらいですよね。
空気というものはギュッと圧縮すると、ものすごい力で元に戻ろうとします。
常に空気を押し込みながら貯蔵し、出口から高圧のまま吐出する構造です。
エアーコンプレッサーがもたらす圧縮空気のエネルギーは、DIYでも幅広い用途で活躍します。
もっと詳しくエアーコンプレッサーについて知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
エアーコンプレッサーで圧縮空気を貯めるのは、本体の圧力タンクです。
圧力タンクから圧縮空気を吐出して、タイヤやボールの空気入れが行えます。
しかしエアーコンプレッサーのすごいところは、空気入れだけではありません。
先端にエアーツールという器具を取り付ければ、ボルトの締め外しや釘打ちまでこなせるのです。
電動工具に比べるとパワーがあるのも、エアーツールの特徴でしょう。
エアーツールについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
エアーコンプレッサーにはたくさんの種類があり、いずれも基本的な構造は変わりません。
DIYで使われる機種は、持ち運びできるタンクマウントタイプのレシプロコンプレッサーと呼ばれるモデルです。
タンクマウントタイプのレシプロコンプレッサーは、一般的に大きさで使い分けられます。
またレシプロコンプレッサーの中でも、パッケージタイプと呼ばれる大型の機種は工場で使われます。
大型の機種はレシプロ以外にもスクロールコンプレッサーやスクリューコンプレッサーがあり、おもに使われるのは医療分野や産業分野です。
大きくて高価なので、一般で使われることはありません。
エアーコンプレッサーは専門的なメーカーが多く、一般的に知名度は高くありません。
しかし有名なメーカーが多く、品質や技術力も高いです。
今回は7つのメーカーをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
DIY向けオリジナルブランド「EARTH MAN」が人気で、エアーコンプレッサーも定番商品となっています。
すべての機種がオイルレス式で、タンク容量も豊富です。
別売りの補助タンクもあり、容量に不満を感じたら増設もできます。
初心者でも扱いやすく、DIYにおすすめです。
マキタは電動工具で、国内トップシェアのメーカーです。
エアーコンプレッサーの種類も豊富で、DIYからプロが活用するシーンまで幅広く活躍しています。
実績のあるメーカーなので、用途に合ったものが見つかりやすいでしょう。
マキタのエアコンプレッサーについては、下記記事も参考にしてください。
マキタに次ぐ、国内有数の電動工具メーカーです。
Hikokiは釘打ちに特化したエアーコンプレッサーを展開し、種類もたくさんあります。
ダークなカラーの仕上がりで、デザイン性も抜群です。
見た目にもこだわりたい方に、おすすめできます。
エアーコンプレッサーでトップシェアを誇るメーカーです。
スクリューコンプレッサーやスクロールコンプレッサーのような、業務用エアーコンプレッサーも多く販売しています。
プロユースだけではなく、DIYやセミプロ向けの機種も豊富です。
迷ったらアネスト岩田製を選べば、間違いないでしょう。
電動工具や住宅設備機器を、幅広く手がける大手メーカーです。
釘打ち機やエアーコンプレッサーで、大きなシェアを獲得。
省エネや静音設計に力を入れており、新たな機種が出るたびにアップデートされています。
マックスのエアコンプレッサーについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
SK11ブランドで有名な藤原産業が手がけるエアーコンプレッサーは、低価格かつ高品質です。
日本製ではありませんが、使用感は国内製品と変わらず高品質で人気。
DIYユーザーからプロユーザーまで広く人気を集め、ラインナップも充実しています。
業務用機器をメインに展開している大手メーカーで、製品のほとんどが大型機種です。
DIYのシーンであまり見かけることはありませんが、企業向けに高いシェア率を誇ります。
エアーコンプレッサーは、使う用途に合わせて選ばなくてはなりません。
なぜなら機種によって、使いたいエアーツールが使用できないこともあるからです。
導入を考える際は、スペックも確認しながら目的に合ったものを選びましょう。
DIYでおもに使われる用途は、
の5つです。それぞれ用途に合わせて必要なものが違うため、事前に確認しておくと良いでしょう。
空気入れは、タイヤの空気圧を調整したりボールに空気を入れたりします。
トラックやバスのような大型車に空気を入れる際は、高い空気圧が必要です。
コンプレッサーが対応している圧力を、事前に確認しておきましょう。
また空気入れに関しては、下記記事も参考にしてください。
タイヤ交換で使用する場合は、エアインパクトレンチが必要です。
また4本のタイヤを交換したあと、空気圧のチェックも行う場合があります。
空気圧のチェック時にタンク容量が少ないと、作業の途中で空気の充填が必要になるかもしれません。
充填中はエアーを使えず、待機しなければいけないので作業効率が落ちてしまいます。
タンク容量は大きいほうが良いでしょう。
インパクトレンチについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
塗装に使用する際は、必ずオイルレス式のエアーコンプレッサーを選びましょう。
オイル式だと吐出される空気にオイルが混ざり、塗装に悪影響を及ぼします。
また使用するエアーツールによっても、コンプレッサーの機種は変えるべきです。
エアブラシであれば空気の使用量も少なく、圧力もほとんど必要ありません。エアブラシ専用のコンプレッサーを検討しても良いと思います。
カップガン・スプレーガンというツールは空気の量と圧力が必要なので、しっかりと確認しておきましょう。
エアブローで粉じんを吹き飛ばす場合は、タンクの容量が重要です。
狭い場所や短時間での使用なら、あまりタンクの容量を気にする必要はありません。
しかし広い場所や長時間使用するなら、タンクの容量が少ないとすぐに使えなくなってしまいます。
作業効率を考えて、容量と馬力の大きいものがおすすめです。
釘打ちやタッカーを使う場合は、タンク内の最大圧力が高い機種を選びましょう。
打つ瞬間に強い空気を必要とするので、最大圧力が低い機種だと効率が悪くなります。
エアタッカーについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
エアーコンプレッサーには、オイル式とオイルレス式があります。
オイル式はシリンダ部にオイルを使用しているため、吐出する空気にオイルが混入しやすいです。
一方オイルレス式はオイルを使用せずにモーターを回すので、クリーンな空気が吐出されます。
塗装作業では、オイルが悪影響を及ぼしてしまいます。塗装するならオイルレス式を選びましょう。
オイル式とオイルレス式の違いについて、もう少し詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
※業務用についての記事ですが、コンプレッサーの選び方は家庭用と同じです。
タンク容量とは、タンクに入る圧縮空気の量です。
容量が大きいほどたくさんの空気をためられ、より連続して作業できます。
ただし重量とサイズも大きくなってしまうので、持ち運びが多い場合は移動しやすい機種を選びましょう。
タンク内の最高圧力が高ければ連続作業時間が増えるため、できるだけ最高圧力の高い機種がおすすめです。
詳しくは下記記事を参考にしてください。
エアーコンプレッサーはエアーツールを取り替えることで、多用途に使用できる万能工具です。
DIY初心者の方はどれを選んでいいか分からず、初めての導入に二の足を踏んでしまうかもしれません。
しかしエアーコンプレッサーを販売しているメーカーは多種多様です。メーカーごとに特徴があるので、相性のいいメーカーが必ずあります。
自身に合ったメーカーを見つけて、DIYの幅を広げてくださいね。