家庭菜園を始めてみたいけれど、害虫対策はどうしたらよいのか悩む人もいるでしょう。大切に育てた野菜や果物を害虫から守りたいのであれば、防虫ネットが欠かせません。そこで今回は家庭菜園に役立つ防虫ネットおすすめ7選についてご紹介します。虫除けネットを使って家庭で美味しく菜園を楽しみましょう。
防虫ネットと一言で言ってもその種類は色々あり、どれを選んだらよいのか迷うでしょう。防虫ネットの選び方には三つのコツがあります。まず最初のコツは、菜園で育てている作物にどんな害虫がつきやすいのかチェックすることです。害虫によって大きさも様々なので、寄せ付けたくない害虫の大きさに合わせて防虫ネットの編み目の寸法を選ぶのがポイントです。
編み目の寸法が小さくなればなるほど虫は侵入しにくくなりますが、同時に風通しが悪くなり内部に熱がこもって蒸れやすくなるので要注意です。必要以上に細かい編み目のものは選ばないようにしましょう。
二つ目のコツは、菜園で使用しているプランターのサイズに合わせて防虫ネットを選ぶことです。せっかく防虫ネットを買ってもプランターより大きいと隙間ができてしまい、そこから害虫が侵入してしまいます。育てている作物の背が伸びるのであれば、その成長具合に合わせて防虫ネットの高さ調節ができるとよいですね。
三つ目のコツは、プランターとセットになっている物を選ぶことです。これであれば初心者でも防虫除けネット選びに失敗することがありません。
集合住宅などに住んでいて庭がないので、ベランダでプランターを使った家庭菜園が楽しみたいという人もいるでしょう。ここでベランダでの栽培にぴったりの防虫ネットについてご紹介します。
プランターの上からすっぽりと被せるタイプの防虫ネットなので、設置がしやすく使いやすいのが魅力です。目合いは0.6mmでアブラムシや青虫などの侵入を防いでくれます。付属の固定バンドを利用すれば、プランターの重みを使ってネットが強風で飛ばないように固定できるので安心です。
水やりをする時は、カバーを毎回取り外す必要がなく、そのまま上から散水可能となっています。
セット内容:カバーフレーム×2本、支柱×3本、防虫カバー×1枚、・クロスジョイント×6個、パッカー×4個
適合商品:ベジタブルプランター550、菜園プランター550
防虫ネットと支柱がセットになっているので、別々に揃える必要がありません。サイズは30cm、45cm、60cmの3種類となっているので使用しているプランターに合わせて選べますが、30㎝は鉢植え用なので要注意です。高さは76㎝と余裕があるので、ほとんどの植物に対応できるのも嬉しいポイントです。
ネットに銀糸が編み込まれているので、光に反射して鳥やアブラムシを避ける仕組みになっています。ほかの防虫ネットで効果が感じられなかった人も、これなら期待できるかもしれませんね。
特徴 : 支柱とネットで、野菜につく害虫対策に。
設置方法 : 支柱をたてて、ネットをかぶせて、スソを止めるだけ。
適用プランターサイズ : 汎用型(巾64cm、奥行28cm以下)
プランターがいくつもあると、虫除けネットを揃えるだけでもコストがかかり、あまり経済的とは言えません。この虫除けネットは低価格でありながらも支柱とセットになっているのでかなりお買い得です。気になる支柱の高さも90㎝あるので、背の高い作物でも問題なく対応できます。
防虫ネットを被せてから下方で固定する必要があるので、洗濯ばさみやクリップなどを準備しておきましょう。
高さが調節できるアーチバーが4本セットになっているので、作物の成長に合わせて高さ調整ができます。他の商品では土に直接支柱をさして使用することが多いですが、これはプランターに固定して使う仕組みになっているので、風で倒れることもありません。
防虫ネットの裾についている紐を絞ることにより、ナメクジなどの侵入を防ぐこともできますよ。
ミニプランター用の虫よけ・保温カバー
上部のメッシュ部分からそのまま簡単に水やりができます。
寸法(幅W×奥行D×高さH)(mm) : 200×200×5
ベビーリーフやバジル、ミントなど料理に役立つハーブを育てたいという人には、これがおすすめです。ミニプランターにぴったりのサイズで、上部はメッシュ加工になっているので蒸れを防ぐことができる上に、そのまま水やりもできます。
保温効果もあるので、風や寒さから植物を守れるのも嬉しいポイントです。
庭で家庭菜園を楽しみたい場合、プランター用とは違い、菜園用の防虫ネットを用意する必要があります。ここでは家庭菜園用のおすすめの防虫ネットについてご紹介します。
目合いが0.6mmと細かいのでしっかりと虫の侵入を防いでくれます。透明率も約90%と高いので、日光不足になる心配もありません。シンプルで使いやすい防虫ネットを探しているのであれば、こちらがおすすめです。
特長1:ファスナー付なので、開口部が広く、追肥や水やりなどのお手入れが簡単。
特長2:トンネル栽培に最適。
サイズ:幅1.8mx3.4m
ネットを一度かけてしまうと、肥料を追加したい時や手入れをしたい時など毎回取り外すのが面倒に感じる人もいるでしょう。両サイドファスナー付きのこのネットであれば、必要な時にファスナーを開けて口を広げられるので便利です。目合いは1mmなのでしっかりと虫除け効果が期待できます。
ネットをかけた後もこまめに手入れをしたいのであれば、ファスナー付きを選ぶようにしましょう。
防虫ネットを買ってきたものの張り方がよく分からないという人もいるでしょう。まずプランターにネットを張る場合、プランターとネットの間に隙間ができないよう、プランターごと防虫ネットで囲ってしまう方が確実です。ネットを裾の方でしっかりと留め、虫が入り込まないようにしたいですね。風で飛ばされることがないよう、ネットの裾が外れないようにしましょう。
庭で家庭菜園を楽しむ場合は、まず作物の上にブリッジをかけるように、支柱をアーチ状にします。なるべく等間隔になるように支柱を設置したら、その上に防虫ネットをかけます。ネットの端をしっかりと留めるのを忘れないようにしたいですね。端の処理で一般的な方法としては、地面に杭を打ち、そこに巻き付けるというのがあります。
風でネットがあおられても飛んでいくことがないよう、杭はある程度重さがありしっかりとした素材のものを選びましょう。
防虫ネットを張る時には三つ注意したいことがあります。まず最初の注意点は、防虫ネットの裾から虫が侵入しないよう、隙間を作らないようにすることです。裾はしっかりと留めるようにしましょう。さらに破れ目がないかどうかも時々確認しておきたいですね。
二つ目の注意点は、ネットを被せる前に作物に害虫がついていないかよく確認することです。害虫がすでについているのにも関わらずその上からネットを張ってしまうと、害虫が鳥などの外敵から襲われることもなくすくすくと成長し、その数を増やしてしまう危険性があります。作物をしっかりと消毒してから、防虫ネットを使いましょう。
三つ目の注意点は作物よりも高い位置にネットを張ることです。できるだけ作物が防虫ネットに触れることがないよう、作物と防虫ネットの間に余裕を持たせるようにしたいですね。作物が育ち、防虫ネットに接触していしまうと、ネットの外側から害虫が葉に散乱する可能性も否めません。支柱を立てる時によく考えたいですね。
防虫ネットの効果を発揮するためには、その使い方に注意しましょう。ここで防虫ネットの正しい使い方についてご紹介します。
水やりの時はネットを外すべきなのか、もしくはつけたまま上から水をかえてよいのか悩みますよね。防虫ネットを外して水やりをした方が確実に思えるかもしれませんが、これだとネットを外している間に害虫が侵入するかもしれません。
せっかくネットを張ったのですから、水やりの度に防虫ネットを外すのではなく、ネットの上から散水するようにしましょう。防虫ネットは透過性があるので、ネットの上からも充分に水分が中に浸透しますよ。液肥もネットの上からかけることができます。
防虫ネットは季節に関係なく一年を通して使用できます。種を植えたばかりの頃は害虫の心配がないため、そのまま防虫ネットをかけなくてもよいと考えがちですが、種を取りに食べられる可能で胃もあるので、防虫ネットでしっかりと保護しましょう。特に冬になるとエサ不足から鳥が作物を荒らすこともよくあります。
さらに防虫ネットをかけていると何もかけていない時に比べ多少の保温効果できます。防虫ネットを1年中フル活用して、効率よく作物を育てたいですね。
虫に食われた作物も食べられないことはありませんが、せっかくなら見た目もきれいな野菜や果物を作りたいですよね。防虫ネットを使えば、ベランダでのプランター栽培や庭での家庭菜園でしっかりと害虫から作物を守り、美味しく収穫できることでしょう。防虫ネットを使う時はサイズや支柱の高さに気をつけ、一度被せたら収穫までなるべく外さないようにして、正しく使いたいですね。今回の記事を参考にして、適切な防虫ネットを選んでみましょう。