梅雨の時期の運転や降雪時の運転は、晴天時と比べて視界が悪くなりますので事故の確率が上がると言われています。フロントガラスの視界を良好にする為のパーツと言えばワイパーですが、あなたの車のワイパーはもしかしたら劣化していませんか?ワイパーが劣化し通常通りの機能を果たしていないと払拭性が下がってしまったりしてとても危険です。
そこで今回は、質の良い適切なワイパーに巡り合いたい読者の方の為に適切なワイパーの選び方や「世界ナンバーワンを目指すブランド展開」を会社の思想として掲げているPIAAのワイパー10選のご紹介していきたいと思います。
目次
まずはじめに、PIAAワイパーを詳しく知らない方の為に簡単にPIAA社やPIAA社製のワイパーの特性や特徴を解説していきたいと思います。
PIAAの商品は商品パッケージに黒いロゴで「PIAA」と大々的にメーカー名を記載していますので、ホームセンターや大型の量販店などで一度は目にしたことがある方が大半ではないでしょうか。
そもそもPIAAとは自動車やバイクの部品の製造や販売をメインとしている1903年に設立された老舗自動車用品専門会社の事で、品質の高い商品を低価格で提供する質の良いメーカーとして知られています。
モータースポーツ業界にも携わっている会社で、バイクやF1のレースで「PIAA」というステッカーを貼って参加する選手も多い程有名なメーカーです。本社は東京都にあり2017年にはあのヴァイオグループの傘下にも加わりました。歴史と信頼の高い大手自動車部品メーカーといえるでしょう。
次にPIAAのワイパーの種類について解説していきたいと思います。PIAAのワイパーには大きく分けて「雨用ワイパー」「雪用ワイパー」の2種類そしてそれらの替えゴムがあります。
実はワイパーに雪用があるのをご存知でない人は多いです。具体的に雪用と雨用のワイパーの違いを説明するならゴムの耐久性の違いや、雪の重みに耐える事ができるフレーム構造の違いにあります。雪用のワイパーは低温に強い柔軟なゴムや、剛性で錆びにくいステンレス製のフレームを採用することにより、劣化を防ぎガラスにフィットさせるという特徴があります。
一方、雨用のワイパーは撥水性に特化しており豪雨の際でもしっかりと雨水を拭き取り視界を良好に保ってくれるという特徴があります。それでは、PIAAが販売している雨用・雪用のワイパーの種類をそれぞれ見ていきましょう。
まずは雨用のワイパーの種類から見ていきましょう。雨用のワイパーには雨をはじく「撥水タイプ」「グラファイトタイプ」「ノーマルタイプ」の3種類があります。
次に雪用のワイパーの種類についてです。雪用のワイパーにも雨用と同様に「撥水タイプ」「グラファイトタイプ」「ノーマルタイプ」があります。雨用とは効果が若干異なりますので、こちらもそれぞれ見ていきましょう。
全て優れた商品ですが、特徴がそれぞれ違いますので用途やニーズに合わせて適切な商品を選びましょう。
次にこの項では、PIAAワイパーを交換する方法を解りやすく解説していきたいと思います。「ワイパーを交換したい!」と思っても詳しい交換方法が解らなかったり、品質の良いワイパーを自分で選択するのは難しいですよね。ワイパーを交換する際に気を付けておきたいポイント等にも触れていきますので、交換する前に必ずチェックしておきましょう。
ワイパーを交換しようとした場合に、まずはじめにチェックしておきたいのが自動車とワイパーの適合性です。ワイパーは車に適したサイズというものがあります。闇雲に購入してもあなたの車と適合しない場合が殆どですので、購入したいワイパーとあなたの自動車が適合するかどうかを確認してから購入しましょう。
PIAAのワイパーは日本の純正ワイパーに準じた製品が多いので、ほぼ全ての国産車に適合する製品があるでしょう。適合しているかどうか調べるには、店頭もしくは下記のPIAAホームぺージにある「車種別適用表」を参照すれば簡単に調べられます。
次に、実際にPIAAのワイパーの交換手順を解りやすい動画で解説していきたいと思います。単純な作業なので慣れれば簡単に自分でも10分ほどで交換が可能ですが、手順を誤ると破損や事故の元にもなりかねませんので、こちらの動画をしっかりと確認しましょう。
[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=WF7zI637EGU[/embedyt]
自分でワイパーの替えゴムを交換しようとする場合にも、たったの3ステップで簡単に交換可能です。まずはじめに、作業中にワイパーがフロントガラスに接触しないようにタオルや緩衝材のようなものを敷いておきましょう。これで準備は完了です。
準備ができたらアームの部分からワイパーブレードを取り外しましょう。アームには中央部分にストッパーがあり、このストッパー部分を押せば簡単に取り外しができるようになっています。取り外したら交換したいゴムをブレードから取りましょう。古いゴムを取り外した溝に新しい替えゴムを装着すれば交換完了です!
ブレードと比較して替えゴムが長すぎる場合にも、ハサミなどでカットすれば問題ありませんよ!
それでは、実際に工具男子新聞編集部が厳選したPIAAのおすすめワイパーをご紹介していきます。まずは雨用のワイパー5選のご紹介です。ワイパーは雨用・雪用などの用途別の種類があるだけでなく、撥水タイプなどの特殊機能を備えたものまで幅広いラインナップがありますので自分の判断のみで選択するのは至難の業です。
それぞれ特徴やメリットを詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
まずはじめにご紹介したいのが、エアロヴォーグ WAV S60です。こちらの商品は超強力シリコンコートを採用しているため、ワイパー始動開始から約5分でフロントガラスに撥水被膜を形成することができます。
ワイパーを始動するたびに撥水被膜を再形成しますので、非常に耐久性のある撥水性を実現していますよ!エアスルー構造・エアロシェイプにより風の抵抗も軽減した優れた商品を是非実感してみてください。
続いてご紹介するのがスーパーグラファイト WG50です。こちらの商品は名前の通りグラスファイトコーティングゴムを採用しているワイパーなので、悪天候でもゴムとガラスをしっかりと密着払拭させ視界を良好にしてくれます。
フレームはPIAAのオリジナルフレームで、空力・分圧・剛性の3つに特化した耐久性に優れたつくりになっています。
次にご紹介するのがクレフィットプラス CFG50です。こちらの商品の特徴はなんといってもコストパフォーマンスの良さです。グラスファイトコーティングゴムを採用していながら千円前後で購入できますので、PIAA社製のワイパーの性能をとりあえず試してみたい方にも大変おすすめできる商品と言えます。
静粛性にも優れているので、ワイパーのゴムとガラスのこすれる不快な音が苦手な方も是非こちらの商品を検討してみてください。
シレンシオのエクストリームワイパーは欧州の純正品と同形状のフラットワイパーを採用した欧州車専用ワイパーです。価格はそれなりに張りますが優れた撥水コーティングをフロントガラスに施してくれますので非常に耐久性の高い撥水性を実現しています。
撥水性の高さだけででなく、スリムなボディ形状が、空気抵抗や視界を遮るといったワイパーのデメリットを最大限まで軽減しています。確実なワイパー動作を行いたい方におすすめの商品です。
最後にご紹介したい雨用のワイパーは、エアロヴォーグ WAV S50です。①でご紹介したエアロヴォーグ WAV S60の50mm版の製品です。機能はS60と同様で超強力シリコンコートによりフロントガラスに高い撥水性を持たせることができます。
耐熱・対オゾン・対紫外線にも優れており初期性能のまま長期間使用できる商品です。
メーカー PIAA(ピア)
ブランド PIAA(ピア)
商品モデル番号 WAVS50
続いてご紹介していくのがPIAA製の「替えゴム」2選です。PIAAではワイパーのみではなく、ワイパー用の替えゴムも販売しています。替えゴムにすることにより、交換費用を軽減できますので「ワイパー本体の痛みはまだ感じないが、なんだか撥水性が悪くなってきた」という悩みを抱えている方は、是非替えゴムを検討してみてください。
はじめにご紹介するのが、超強力シリコンコートのSLR40です。純正ワイパーに対応した商品で、動作させてからわずか5分という時間でワイパーに高い撥水能力を与える事ができます。
長期間使用できるにもかかわらず、料金は千円程度とコストパフォーマンスの良さも非常に魅力的な商品です。最近ワイパーの撥水性が悪くなってきたという方は、是非こちらの商品を試してみて下さい。
続いてご紹介するのが、スーパーグラスファイトコーティングを採用した替えゴムのWGW60です。スーパーグラファイトコーティングの効果により、ゴムとフロントガラスの密着性が非常に高い為、ワイパーの不快な音やビビり音を軽減できる優れた商品です。
近年販売されている国内の純正車に対応しているタイプですので、適合性が非常に高いと言えます。
最後にご紹介するのが雪専用ワイパー3選です。雨用のワイパーを雪道で使用して視界の悪さに怖い思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。雪用のワイパーは撥水性のみでなく低温によるゴムの劣化や、雪の重みによるワイパーの破損も防ぐことができる優れた商品です。
雪国にお住まいの方や、雪道を頻繁に走行する可能性がある方は1つ所持しておくと大変役に立つでしょう。
まずはじめにご紹介する雪専用のワイパーは拭くだけで撥水コーティングを可能としたIWS60です。このワイパーの特徴は凍結に強く、ワイパーで拭き取るだけで撥水コーティングを行ってくれる優れものです。低温化でも劣化しずらい素材を用いたシリコートスノーワイパーなので、凍結を防ぎ長期で使用できます。
錆に強いステンレス製のフレームを用いていますので、長く愛用できる商品です。
続いてご紹介するのが、グラファイトコーティングゴムを採用したスーパーグラファイトワイパーのWG40Wです。スーパーグラファイトワイパーとは「グラファイト粒子」と「モリブデン粒子」をコーティングしたワイパーの事を言い、ワイパーのゴムと車のガラスの抵抗を最小限に抑えてくれる効果があります。
低温化でも耐久性を発揮する丈夫で交換可能なゴムを採用しているので、凍結に負けないしっかりとした雪専用ワイパーをお探しの方はWG40Wを検討されてみては如何でしょうか。
最後にご紹介するのが、払拭性とデザイン性の両方を実現した雪用ワイパーのFSB53Wです。このワイパーは従来のPIAAワイパーと比べて高さ38%低減、重量45パーセント低減の薄型に設計し、空気抵抗を減らした結果安定した払拭を可能とさせました。勿論、モーターにかかる負荷も軽減できます。
高速道路走行時の浮き上がりを抑えるスポイラーもついているので、高速での運転も安心です。雪道を運転する際の視界の悪さに悩んでいる方は、是非FSB53Wを導入してみましょう。
今回はおすすめのPIAAのワイパー10選や、ワイパーの交換方法についてのまとめでした。一口にワイパーといっても撥水性の非常に高いものから、空気抵抗の低い走行性能を重視したものまで様々です。あなたのカーライフによって選ぶべきワイパーが変わってきますので、是非当記事を参考にあなたに合ったワイパーを見つけてみてください。