プロミスは消費者金融としてサービスを提供していますが、事業用に使えるローンも提供しています。
一般的なキャッシングでは事業用への利用はできないものの、ビジネスローンとして契約しておけば、事業用への用途でも融資を受けられます。
この記事ではプロミスが提供しているビジネスローンを解説します。また、プロミスを利用するメリットとデメリットについて紹介します。
融資限度額 | 50万円~300万円 |
---|---|
金利 | 6.3%~17.8% |
担保・保証人 | 不要 |
返済方法・返済期間 | 元利定額返済:80回(6年9か月まで) 遅延損害金 20.0% |
融資対象者 | 個人事業主 年齢が20歳以上65歳以下 |
その他 | 用途は生計費か事業費 |
以上がプロミスの基本情報です。
限度額はプロミスは一般的なキャッシングとして提供する金額よりも抑えられています。
同時に300万円までしか融資ができないため、金利面についても一部変更が加えられています。プロミスが提供するキャッシングと同じように考えていると、サービスの違いに戸惑うかもしれません。
返済期間は6年9か月と比較的長い期間が用意されています。返済回数は80回まで可能となっていますので、ゆっくりと返済しても完済できるでしょう。
ただ、返済に遅延すると金利20%の遅延損害金の対象となります。少額でも返済を続けないと返済額が増えてしまいます。
なお、プロミスは自営者カードローンとしてこのサービスを提供しています。法人はこのサービスの対象外であり、融資を受けられない点に気を付けてください。
プロミスを利用する場合は、以下の手順を踏んで融資を受けます。
まずはプロミスへ申し込みます。プロミスは以下の申込方法に対応しており、柔軟に対応しています。
プロミスの店頭窓口は、一部地域に置かれています。地方では利用できないケースが多いので注意してください。
郵送の場合は、プロミス側に連絡し、必要な書類を送付してもらう形で申込みます。他の方法に比べて時間がかかる点に注意してください。
この中で一番使いやすいのは自動契約機です。自動契約機は日本全国に置かれており、契約が容易にできるように作られています。
この自動契約機であれば、申込の手順をオペレーターに聞きながら対応できるのがメリット。わからない点があれば相談しやすいのもいいところです。
電話による申し込みの場合は、コールセンターが対応している時間帯を利用してください。コールセンターは深夜になると自動音声に切り替えられてしまうため、対応できない時間帯があります。なるべく日中に連絡するように心がけましょう。
なお、ホームページからプロミスは申込を受け付けていますが、自営者カードローンは対象外となっています。
ホームページで申し込めるのは一般的なキャッシングに限られており、今回のサービスは使えません。他の方法で申し込むように心がけてください。
次に必要書類の送付を行います。
自動契約機と店頭窓口の場合はその場で、郵送の場合は書類と一緒に提出しなければなりません。また、電話の場合は別途郵送等での発送が必要となります。
ここで提出するのは以下の書類です。
提出する書類は一般的なキャッシングと変わりません。
ただ、今回の場合は収入証明書として提出できる書類が限定されています。提出できるのは「確定申告書」または「青色申告決算書」に限られています。
この書類を提出できない場合は、収入証明ができないと判断され、審査に落とされてしまいます。
収入証明書の提出が少し難しいかもしれませんが、昨年度の確定申告を残しておけば問題なく処理できます。
また、青色申告をしている人は、決算書が残されていますので、その書類を提出すれば審査を受けられるでしょう。正しく税金の申告をしているのであれば、この項目は問題なく通過できます。
申込書と書類が提出された段階で審査が開始されます。審査では以下の項目を確認し、融資ができるか判断されます。
このような内容を確認し、最終的に問題がなければ審査を通過できます。上記の項目が何を示しているのか、ここから詳しく解説します。
返済能力は、収入を基に判断されます。収入が一定の基準を超えていなければ、プロミスの自営者ローンは利用できません。
無収入での利用はもちろんのこと、事業で得ている収入が希望借入額に満たないと判断された場合、審査に落とされてしまいます。
返済できるほどの収入がなければ、基本的にプロミスは審査を通過させてくれません。
一方で、特に問題のない収入であると判断されれば、返済能力という部分での審査落ちはなくなります。
過去に返済遅延等を起こしている場合、返済されないとプロミスが判断し、審査に落とされてしまいます。
こうした情報は信用情報に掲載されており、プロミスが情報を確認して判断されます。一定期間の間に返済遅延や滞納、借金の整理をしている場合は審査に落とされてしまうでしょう。
この項目は、1つでも問題となる情報があると審査落ちに繋がりやすくなります。何も問題がない状態で審査を受けましょう。
多重債務状態である場合、返済できないと判断されるほか、個人へ融資できる金額の限界を超えている可能性があります。
融資できる状況ではないと判断されるケースが多いため、審査に落とされてしまいます。
他社からの借入は正しく申告しなければなりません。申告していない場合は虚偽申告で審査に落とされるので注意してください。
他社借入は1社程度であれば問題ないものの、2社以上だと審査落ちに繋がりやすくなります。借りている会社の数にも気を付けましょう。
個人事業主として仕事をしていると判断できない場合、審査に落とされます。
これは屋号や仕事の情報等を確認して決められます。正しく仕事の情報を提供できればいいものの、何らかの問題で仕事をしていないと判断される可能性もあります。
確定申告書や青色申告決算書などで、仕事の状況をしっかり示すように心がけましょう。
契約方法は以下の2つが用意されています。
店頭窓口が利用できる場合は窓口へ、利用できない場合は自動契約機へ行ってください。
ここで契約書がプロミスから提示されますので、この契約書に同意しましょう。契約書をプロミス側に提出すると、融資を受けるためのカードが発行されます。
このカードをATM等で利用すると融資を受けられます。ATMはプロミスが用意しているものに加えて、コンビニや銀行ATMでも対応しているところがあります。
カードさえ発行しておけば、色々な場所で融資を受けることが可能です。
この契約までの時間は最短で即日、遅くても3日程度で融資が受けられます。
プロミスを利用するメリットは以下の通りです。
プロミスのメリットである気軽に利用できるという部分がビジネスローンでも変わらず残されているのはいいところでしょう。
ここからは、プロミスのメリットについて詳しく説明します。
プロミスは事業用ローンでも即日融資が受けられます。
プロミスは消費者金融としてサービスを提供している会社ですが、一般的なキャッシング以外のサービスも同じように審査しています。
この審査にかかる時間は大体30分で、問題がなければすぐに審査通過の連絡を入れ、契約が可能です。
短時間で契約できる可能性があるほか、即日で借りて事業継続に使えるお金を得られる点は魅力的なところです。どうしても即日での融資が必要であれば利用するといいでしょう。
自動契約機で申込みから契約ができるのもメリットとして挙げられます。
自動契約機では、申込み手続きから審査、更に契約までができます。この自動契約機さえ利用できれば、即日で簡単に契約できるメリットが得られるのです。
プロミスの自動契約機は非常に多くの場所に配置されており、日本全国で利用できます。すぐに契約してお金を借りたい人は、プロミスの自動契約機を探して利用するといいでしょう。
プロミスはカードを発行して融資を受ける方法を採用していますので、カードさえ持っていけば色々な場所で融資を受けられます。
振込による融資ではなく、自分でATMを利用してお金を引き出すという方法で借りられるので、様々な場所で融資が受けられます。
プロミスのATMや、プロミスが提携しているコンビニATMを利用してお金を借りる手段もあります。
また、カードローン形式のため、返済すれば再度融資を受けられるというメリットもあります。
何度もカードローンを利用して融資を受けられる点は、事業用に何度も融資を受ける必要がある人には使いやすいでしょう。
プロミスにはメリットもありますが、デメリットもあります。
大きな融資を希望する人には非常に使いづらいローンとなるでしょう。
ここからは、プロミスのデメリットについて詳しく説明します。
プロミスは融資額が他社に比べて少なく、あまり多くの金額を借りられません。
以下の表はビジネスローンを提供している他社の融資額と比較したものです。
プロミス | 1万円~300万円 |
---|---|
アイフルビジネスファイナンス(旧ビジネクスト) | 50万円~1,000万円 |
モビット | 1万円~800万円 |
アイフル | 1万円~500万円 |
キャレント | 1万円~500万円 |
このように融資額の最大が300万円に制限されているため、他社に比べて借入額では見劣りしてしまいます。
特に1,000万円まで融資に対応しているアイフルビジネスファイナンス(旧ビジネクスト)と比べると、3分の1以下の金額しか借りられないのです。
大きな借入を実施するためには、それだけ大きな収入も必要となります。大きな収入を持っていなければ、アイフルビジネスファイナンスのように大きな借入を希望する必要はありません。
ただ、収入が多い人がプロミスを利用するメリットはさほど多くないため、結果的に借入額が少ない点で避けてしまうケースが多くなります。
また、大きな借入を希望している場合、300万円までに制限されている借入額が足を引っ張り、結局他社での借入を希望するケースが多くなるでしょう。
それだけ多くの借入が必要であれば、500万円以上の融資ができる他社を使ったほうが借りられる金額は増えるのです。
こうした借入額という部分でプロミスは他社に比べて使いづらい点があります。少額の借入であればいいものの、大きな借入であれば他の会社へ申し込んだほうがいいでしょう。
プロミスはネットで申込みができると大々的に宣伝していますが、自営者カードローンについては対象外となっており、ネットでの申込ができなくなっています。
他社ではネットでの申込に対応している会社が多くなっており、ネットでの申込と書類提出、審査から契約までの手続きが可能となります。
しかし、プロミスの場合は自動契約機や店頭窓口を利用する必要があります。そのため自宅ですべての手続きを完了させられません。
郵送を利用したとしても、最終的には自動契約機による契約が絶対に必要となるため、自宅から出なければカードは受け取れないのです。
プロミスは即日融資が受けられる自営者カードローンにより、速やかな融資が期待できます。
また、審査基準が決して厳しい会社ではないため、融資を受けられる可能性は高くなっています。その一方で、自動契約機や店頭窓口での契約が必要となり、移動の手間がかかります。
どうしてもすぐに借りたいと考えている人におすすめですが、融資を受けられる金額はあまり多くないため、少額の融資に限定して利用するといいでしょう。
気になる方はプロミスの自営者カードローンを検討してはいかがでしょうか。
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