扇風機は夏場しか使っていないという方が多いですが、実は冬場にも扇風機を使うと暖房効率が良く、感染症対策にもなると注目を集めています。人気メーカーのおすすめ扇風機をご紹介、選び方も併せてご紹介していきます。1年中扇風機を利用して、快適に過ごしましょう。
目次
まず最初に、最新扇風機の傾向をご紹介していきます。扇風機はここ近年、昔からある首振り型で羽のあるタイプをリビングファンと呼ぶようになったりと、区別化しなければならないほど様々な形状のものが増えました。
扇風機を扱うメーカーも多く、毎年のように新機種が登場しているので、どれが人気があるか気になる方も多いはずです。近年人気のタイプや注目を集めているタイプをぜひチェックしてみてください。
近年人気があるのが、タワーファンと呼ばれるタイプの扇風機です。一般的なリビングファンに付いている羽がなく、縦に長くスリムな形状をしているものも多く、場所を取らないので人気があります。従来の型だと小さなお子様やペットがいて手を差し込む心配があった方でも、安心して使いやすいと好評です。
空気清浄機の機能を持つものもあって、年間を通して使用できるところも魅力です。価格は安いものもありますが、リビングファンに比べると高めです。インテリア性も重視したい方にはおすすめの家電です。
冬場の寒い時期でも注目を集めているのが、サーキュレーターです。サーキュレーターは空気を循環させる目的のもので、風を遠くまで届けることが可能なタイプです。上下左右首が振れるタイプや360度首が回転できるタイプなども増えてきていますが、固定した角度で風を送ると感染症対策にもなります。
冬場は暖房の電気代節約のためにサーキュレーターを使用して、エアコンの空気を撹拌するために使いますが、感染症対策に使用する場合は風を人に当てないようの空気を循環させます。
対角線上に窓を開けて空気の流れを作って換気をするのがベストですが、窓が1か所しかないような場所では、窓に向かってサーキュレーターで風を送ると、強制的に室内の空気が排出出来ます。直線的な風で効率よく空気の流れをしっかり作れるので、換気が悪い場所におすすめです。
サーキュレーターと扇風機の違いを動画で見てみましょう。違いを把握して目的に合った使い方をすれば、効率もよくなり省エネ対策や感染症対策に有効です。ただ動かしているだけのもったいない使い方をしている場合も多いので、ベストな場所に置いて活用してみてください。
ここからは扇風機の選び方をご紹介していきます。「扇風機ならどれでもいい」と自分好みの見た目や価格で選ぶ方もおられますが、買ったあとでこっちのタイプの方が使い勝手が良かったと後悔する場合も少なくありません。選び方を参考に、必要なタイプを探してみましょう。
選び方1つ目は、用途にあった種類を選ぶ方法です。タワーファンやサーキュレーター、リビングファン以外にも扇風機として販売されている種類は多いです。
コンパクトで机の上に置いて使うための卓上扇風機、壁に設置する壁掛け扇風機、熱中症対策で一気に人気が広まった手に持って使用するハンディ扇風機、内部に搭載したファンで送風する羽なし扇風機などがあります。
使う場所や何のために扇風機を使いたいかで選ぶと必然的に形状が絞られるので、迷わずに済みます。リビングファンは人に風を当てて涼をとる目的で作られているので夏場は特に有効で、広いリビングで使う際に便利です。
タワーファンや羽なし扇風機は安全性が高く、スリムな形状のタイプなら狭い台所や脱衣所などにも使いやすくおすすめです。
続いては、モーターのタイプで選ぶ方法です。扇風機のモーターには、ACモーターと言う昔からある交流電流のタイプと直流電流を使うDCモーターがあります。ACモーターは風量調節が細かく出来ないので弱や強などの風力調整でシンプルな設計で、価格も手頃です。
DCモーターは電力を抑えることが出来るので、電気代を抑えることも可能です。また細かな風力調整も出来るので、制御盤があるタイプなら微風も使えます。本体価格はACモーターより高いものが多いです。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて選びましょう。
機種によっては便利機能が付属していることがあるので、その機能で選ぶ方法もあります。オフタイマーは付属していることがほとんどですが、オンタイマーは付属していない機種も多いです。設定できる時間も機種によって違うので、何時間のタイマーがかけられるか確認しましょう。
就寝時や離れた場所に置く場合には、リモコンが付属していると本体のところまで行かなくて済むので便利です。また、卓上扇風機はUSBケーブルに接続できるとパソコンからも給電出来るので、コンセントに空きがない場合にも使えます。
他にも温度や湿度が高いとセンサーが反応してライトで教えてくれる機能や、チャイルドロック機能など様々な機能があります。あったらいいなと思う機能をチェックして選んでみましょう。
続いては、人気のおすすめメーカーをご紹介していきます。扇風機を購入する際に、やはりメーカーを見て選ぶ方も多く、人気のメーカーの方が安心という声も多いです。扇風機だけでなく他の家電でも有名なメーカーもあるので、ぜひチェックしてみてください。
まずは大手家電メーカーのシャープです。空気清浄機やエアコンにも搭載されているプラズマクラスター機能が、扇風機にも搭載されている機種もあり、空気の清浄や衣類消臭を行ってくれます。生乾きが気になる方にもおすすめです。
続いてはバルミューダです。バルミューダはこれまでになかった家電を作るという考え方の東京のメーカーで、グッドデザイン賞も数多く受賞しています。扇風機以外にも掃除機や加湿器など、おしゃれな色合いや斬新なデザインで人気を集めています。
スタイリッシュなデザインは家電を感じさせず、お部屋のインテリアにも馴染みます。もちろん機能性も良いので、インテリアにこだわる方は必見のメーカーです。
ダイソンはサイクロン掃除機で有名ですが、羽なし扇風機も人気です。発売当初は斬新で画期的な形状に驚いた方も多いのではないでしょうか。空気清浄の機能もありながら扇風機としても使え、ファンヒーターや加湿器の機能がついた機種もあります。
価格は高額なものが多いですが、1台で何役もこなしてくれるので、年間を通して使えるものが欲しい方におすすめです。
最後はアイリスオーヤマです。マスクなどの日用品から電化製品も扱うメーカーで、使いやすく価格も手頃な商品を揃えています。種類も様々なタイプのラインナップがありますが、特にサーキュレーターが充実しています。18畳の部屋にも対応できる機種もあるので、威力もバッチリです。
ここからはおすすめの扇風機を種類別にご紹介していきます。まずはリビングファンのおすすめ製品から見ていきましょう。扇風機と言えばこの形を思い浮かべる方は多く、代表的なタイプです。昔よりもより自然の風に近づけた風を送るものも増えているので、要チェックです!
まず最初にご紹介するのが、バルミューダのリビング扇風機 The GreenFanです。2020年発売のモデルで、特徴的な二重構造の羽根で自然に近い風を実現、大きく広がる風が特徴です。15m先まで風を届けることが可能なので、サーキュレーターとしても使用出来ます。
DCモーターで、別売りのバッテリー&ドックを使うと自由に持ち運べるようになり、コードレス扇風機として使用可能です。カラーバリエーションは3色あります。価格は高い方ですが、スタイリッシュでセンスが光る扇風機です。
続いては、アイリスオーヤマの扇風機 LFD-306Hです。7枚羽のDCモータータイプで、12段階で風量の調節ができ、送風モードは微風・連続・リズム風・快眠・そよ風の5タイプから選択できるので、自分好みの風を送ることが出来ます。
高さ調節は91~110cmで、左右の首振りや上下の角度調整も可能です。リモコンが付属しているので、寝室用にもおすすめです。
三菱電機のSEASONS DCモーター扇風機 R30J-DZ-Dは珍しいカラーの扇風機です。テラコッタオレンジという色の可愛い風合いで、3D立体首振りで真上まで送風可能なアクティブな動きをします。オンオフタイマーが付いていて、リモコンも付属しています。
着脱式のポールでハイにもローにも変えられます。7枚羽で10mほどまでまっすぐ風が届くので、サーキュレーターとしても使えます。
おすすめのリビングファン、最後は山善の扇風機 DCモーター YLX-EGD30です。DCモーターの9枚羽扇風機で、オンオフタイマーが付いています。風量調節は5段階あり、リモコンで操作できます。前回運転した終了時の状態で運転を開始するメモリー機能があるので、毎回設定し直さなくて済みます。
カラーバリエーションは白と黒の2色で、黒はシックなインテリアを揃えている方におすすめです。ポールは着脱式で、ハイとローの2WAYになります。
続いてはタワーファンのおすすめをご紹介していきます。タワーファンは場所を取りませんが高さがあるので、置いて気にならない高さかどうかも確認しておきましょう。
まずはシャープのタワーファン HTC1-Wです。プラズマクラスター搭載で、空気の清浄や衣類の消臭、静電気の除去も行ってくれます。風量は11段階調節でき、風と一緒に高濃度プラズマクラスターイオンが出るので、乾燥も抑えてくれます。カーペットやソファを除菌する床面浄化モードもあるので、菌が気になる方におすすめです。
上下方向は5段階、左右方向は4段階の送風角度に変えられます。夏は高温・高湿みはり、冬は乾燥・低湿みはりで異常があるとランプで知らせてくれます。DCモータータイプで静音で省エネです。リモコンが付属しています。
サイズ:約幅270×奥行270×高さ850mm
電源:AC100V 50/60Hz
コーヒーマシンでお馴染みのデロンギからも、空気清浄機能付き 扇風機 HFX85W14Cが販売されています。部分的な冷えを緩和し体全体を包む風で、長時間つけたままでも疲れにくいよう設計されています。空気清浄機能があり、冬場は温風で暖めることも出来るので、年間を通して活躍してくれます。
涼風は10段階、温風は6段階で調節できます。オンオフタイマーが付いており、使いやすいです。空気清浄機にも扇風機にも見えない斬新なデザインで、リビングに置いても生活感が出ません。
続いては、コイズミのタワーファン ホット&クール KHF-0893です。人感センサーにより自動でオンオフをしてくれるので、省エネにも役立ちます。また、送風・温風にも対応しているので、年間を通して使用できます。送風は3段階、温風W数は2段階に切換が可能です。コンパクトなのでトイレや洗面所にもおすすめです。
おすすめのタワーファン、最後はユーイングのスリムタワー扇 UF-DSR90J-Sです。風量調節が9段階で調節でき、リモコンで首振りなどの操作も出来ます。メモリー機能付きで風量やリズムパターンなど、前回の設定を記憶してくれます。シンプルなデザインで、価格も手頃です。
続いては卓上タイプと携帯タイプのおすすめをご紹介していきます。職場や通勤、お出かけの際の暑さ対策や感染症対策にもおすすめです。携帯タイプは1つ持っていると旅行などにも持っていけて重宝します。
卓上扇風機でまずおすすめするのが、ドウシシャの卓上扇風機 SV-107Uです。スリムでコンパクトなので、折りたたんでカバンに入れたり引き出しにしまったりも出来て便利です。DCモータータイプの13枚羽で、首振り機能はありませんが風量が3段階あって、風がしっかり届きます。
USB、乾電池、家庭用電源の3タイプに対応しているので、場所によって使いやすい方法を選べます。カラーバリエーションは4色あり、価格も手頃で職場で使ってもおしゃれです。
こちらははTORRASの首掛け扇風機です。ネックファンとも呼ばれるタイプで、DCモーターで羽がないので髪を巻き込む心配がありません。風量調節は3段階あり、重さも200gしかないので首に負担もかかりません。
USB充電式で最大7時間の連続稼働が可能です。ぐにゃりと曲げて角度を自由に調節できるので、送風方向を好みの向きに変えられます。
続いてはURHARBORの5in1機能搭載 USB扇風機です。手持ち・卓上・クリップ・首掛けの形状で使え、様々な場所で使いやすい形態を選んで使えます。最大約35時間の連続運転が可能で、風量も6段階から選べます。
モバイルバッテリーとしても使えるのでいざという時の備えにもなります。USB充電式で、カラーバリエーションは2色あります。価格も2000円程で手頃です。
Dasimonの手持ち卓上両対応 置き型&クリップ型2wayです。置き型とクリップ型の2タイプで使え、風量は3段階調節できます。クリップスタンドは360度角度調整が可能なので、取りつけられる位置に関わらず、好みの方向に風を送れます。
最大8時間の連続使用が可能で、USB充電式です。お子様の手が入りにくいよう、羽部分のカバーが細かく設計されています。
電動工具でお馴染みのマキタの製品では、充電式ファン羽根径 CF102DZがおすすめです。可動式フック付きの持ち運べるコンパクトな扇風機で、首振り機能が付いています。風量は3段階調節ができます。スライド式Li-ionバッテリー仕様で、バッテリーと充電器は別売ですが、ACアダプタ付です。アウトドアにもおすすめです。
ここからは羽なし扇風機のおすすめをご紹介していきます。羽なしのタイプは、初めて登場した際は「どうやって風が出ているのか不思議」と、衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。空気清浄機としても使える機種もあるので、年間を通して活躍します。
商品の寸法 奥行き × 幅 × 高さ 22.2 x 22.2 x 63.2 cm
商品重量 4.01 キログラム
まずはダイソンの空気清浄機能付 ファンヒーター hot+coolです。PM2.5や花粉、微細な粒子を99.95%除去する機能性の高い空気清浄機でありながら、夏は扇風機、冬はヒーター機能も一緒に使えます。DCモータータイプでリモコン付きです。
遠くまで風を届けるモードや広範囲に風を届けるモードが選べます。Dyson Link アプリで空気室の確認や室内環境を確認出来ます。価格は高めですが、年中活躍する1台です。
続いてはLAYORのスリム扇風機 羽なし扇風機 hot+coolです。3段階の温風と10段階の冷風機能があり、上下180°へ左右90°への自動首振りの角度調節機能もあるので、部屋全体に風を送れます。
サーモスタットセンサー内蔵で65度以上になると自動停止してくれるので、火災の心配もありません。ヒーターはスイッチを入れて2秒後に温風が出るので、部屋が暖まるのも早いです。加熱範囲は8~10畳です。
ULTTYの空気清浄機能付き扇風機 羽なし扇風機は、お手頃価格の羽なし扇風機です。約19畳の部屋の空気を循環させるパワーがあり、3種類のモードと9段階の風量設定が出来ます。前後30°、左右90°の自動首振りの角度調節機能もあるので、部屋全体を清浄し涼しくしてくれます。
オフタイマーは1~8時間の間で設定出来、スリープモードでは32dB以下で静音性もあって、睡眠時にも便利です。省エネ・静音・快適を備えており、コストパフォーマンスも高い商品です。
最後はおすすめのサーキュレーターをご紹介していきます。サーキュレーターは小型なものが多く、家庭や仕事場などでも1台あると空気の流れを良く出来ます。これからも換気や空気の流れを気を付けて行かなければいけない可能性もあるので、快適な生活を送るための必需品となるかもしれません。
まずご紹介するのが、アイリスオーヤマのサーキュレーター アイです。DCモーターの小型サーキュレーターですが、適用畳数が24畳とパワフルです。重さも1.3kgと軽量で取っ手も付いているので持ち運びも苦になりません。運転音も風力1~4までは35dBと静音性も高いです。
上下左右自動首振り機能があり、リモコンも付属しています。送風モードは連続は10段階、リズムは3段階、衣類乾燥から選べます。全面カバーが取り外せるので、お掃除もしっかり出来ます。同じシリーズで30畳対応のものもあるので、リビングダイニングにも使いやすいです。
続いては、ボルネードのサーキュレーター 660-JPです。ボルネードは世界で初めてサーキュレーターを開発したメーカーで、世界的に有名です。 660-JPは直進性の強い風で空気の流れを作る中型の定番モデルで、風量はターボ・強・中・弱の4段階あります。
プロペラとカバーは外して洗うことが出来るので、衛生面も安心です。首の角度は0~90度で調整可能、風の到達距離は25mと威力もバッチリです。感染症対策はもちろん、室内干しの嫌な生乾きの臭い対策にもおすすめです。
こちらは山善の扇風機 サーキュレーター YLS-18です。サーキュレーターとしてだけでなく、ポールを使えば扇風機としても使用できる便利なタイプです。左右合計50度、上向90度の自動首振りが可能で、風量調節は3段階出来ます。
オフタイマーは1~7時間の間で設定できます。本体サイズは幅30×奥行30×高さ76cm、サーキュレーターとして使用時は高さが37.5cmになります。リモコン付きで、価格も手頃です。
最後はシロカのDCサーキュレーター扇風機 SF-C151です。風を吸い込んで吐き出す逆回転モードなので、床に風を当てて間接微風を作り出します。DCモーターで風量は8段階から選べます。オンオフタイマー、チャイルドロック、リモコン付きです。アロマケースが付いているので、好きな香りを部屋中に届けられます。
様々なタイプの扇風機をご紹介しました。以前に比べるとデザイン性も機能性も高い機種がどんどん増えているので、余計に迷ってしまうと感じられたかも多いかもしれません。選び方を参考に、自分が使いやすいものを探してみてください。
扇風機は夏に使用するものと言う固定観念がまだある方も多いかもしれませんが、省エネ性だけでなく、感染症対策としても冬場にも扇風機を使うのがおすすめです。
今はまだ冬に扇風機を使っている方は多くはありませんが、年間を通して使える機種も出てきており、今後は年中使うのが当たり前になってくるのではないでしょうか。年間を通して扇風機を上手に活用して、快適に過ごしましょう。