フローリングに布団を敷いて寝ていると、体が痛くなることも多いので、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。また、カビが発生しやすい状況を作ってしまうこともあります。フローリングに布団を敷いて快適に寝るためのコツや、おすすめの寝具をご紹介していくので、参考にしてみてください。
目次
冬は温度が低く寒いため、フローリング床に布団を敷くと、特に冷たさを感じてしまいます。部屋を暖かくしていても、暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下にいくような構造になっています。
フローリングの上に敷布団をそのまま敷いていると、冷たさが敷布団を伝わって体へ渡り、結果体を冷やしてしまうのです。
体が冷たさを感じると、夜間に目覚めることも多くなり、快適な眠りを妨げることになります。睡眠の質が下がるのは、健康状態にも悪影響を及ぼすと言えるでしょう。
フローリング床にふとんを敷く時は、どのような敷き方をしたら良いのでしょうか。敷き方には以下のようにさまざまあるので、快適に眠れる敷き方を探してみてください。
フローリングの上に直接布団を敷くことで、通気性が悪くなり、布団がカビてしまう原因となります。すのこの上に布団を敷くと、通気性が良くなり、カビを防ぐことができるのです。
すのこには防カビ加工がされていますので、カビてしまうことなく、衛生面でも安心して使用することができるでしょう。
置きたたみは、フローリングの上に畳を置き、その上に布団を敷いて寝る方法になります。
普段から置いておくと邪魔になってしまいますが、持ち運びが可能なため、必要な時だけ持ってきて敷くことができるので便利です。湿気がたまるのを防ぎ、通気性にも優れているのでおすすめです。
布団の下に除湿シートを敷くと、湿気を吸収してカビを防ぐことができます。布団の中の湿度を調節して、快適な眠りを実現できるでしょう。
除湿以外にも、消臭機能も備わっているため、汗臭や加齢臭などの嫌なニオイも除去してくれます。布団を干して湿気を除去するのも大変ですが、除湿シートを使用することで、湿気を吸収してくれるため、布団を干す回数も減らすことができるのです。
フローリング床に直接布団を敷くというのは、フローリングの冷たさが伝わってくるので、眠りを妨げてしまいます。ジョイントマットを布団の下に敷くことで、床の冷たさが直に伝わってこないため、睡眠に悪影響を及ぼすことはありません。
こちらの商品のように、コルクマットのものなら特に保温性に優れているので、冬の寒い時期でも快適に過ごすことができます。
室内の湿度は、高すぎても低すぎてもいけません。カビは、湿度が65%以上になると活発に行動するようになり、部屋中いたるところにカビが発生してしまいます。
エアコンの中にまで侵入してしまうこともあるため、注意が必要です。エアコンにカビが発生した状態で動かすと、周りに広がり、その空気を吸ってしまうことになります。もちろん、体にも悪影響です。
また、カビは布団の内部にもできてしまうため、湿度は常に50%くらいを保つようにすると良いでしょう。ちょうど良い湿度を保つために、除湿器の使用をおすすめします。
フローリング床に布団を敷いて寝た時、床が硬くて「腰が痛い」と感じたことはありませんか?腰痛を起こさないようにするためにも、どのように寝たら良いのか悩んでいる方も多いかもしれません。フローリング床に布団で寝た時の腰痛対策をご紹介します。
マットレスにもさまざまな種類がありますが、腰痛対策には以下の事柄を満たしたものがおすすめです。
寝ている時に同じ体勢ばかりでいると、体の一部分にだけ負担がかかってしまいます。筋肉が疲れたり、血液循環が悪くなったりしてしまうため、寝ているのに体を休めることができなくなるのです。
そこで寝返りを打つことにより、圧迫を防ぎ、血液の流れを良くすることができます。寝返りを打つのは簡単ですが、加齢により筋肉に衰えが生じてくることで、寝返りがしにくいと感じることもあるでしょう。
自然に寝返りができないと、体に負担をかけてしまうので、適度に反発性のあるマットレスを敷くことで、力が余計に入らず、自然な状態で寝返りを打つことが可能です。
同じ体勢で寝ていると、同じ場所にだけ負担がかかり、体の疲れが取れなくなったり、腰痛が起こる原因となることもあります。
体にかかる負担を分散することで、筋肉を休めることができ、腰痛対策にもなるため、体圧を分散できるものがおすすめです。
敷布団を敷いて寝ると、底つきを感じるということはありませんか?底つき感があると、体にかかる負担が大きくなり、腰痛を起こす可能性があります。
マットレスと布団を2枚敷くことで問題は解決できそうですが、面倒だと感じる方も多いでしょう。そのような場合におすすめなのが極厚タイプの敷布団です。
弾力性のあるウール綿を何層も重ねているため、快適に眠れます。ただし、極厚タイプの敷布団を使うにあたって、注意しなければいけないこともあります。それは湿気がたまりやすいということです。
湿気はカビやダニを発生させる原因となります。湿気をためないようにするためにも、「布団を敷きっぱなしにはしておかない」「布団を定期的に干す」などして、除去することが大切です。
フローリング床に布団を敷く時は、いくつか気を付けなければいけないことがあります。しっかり守ることで、快適な眠りを実現できます。フローリング床に布団を敷くときの注意点をご紹介します。
人間は寝ている間に汗を大量にかいているので、湿気もこもりやすくなっています。その状態で布団を敷きっぱなしの状態にすると、湿気を逃がす場所がなく、カビやダニの原因となってしまうのです。
布団は敷きっぱなしにせず、朝起きたら壁やソファに立てかけ、通気性を良くすることが必要になってきます。この方法で完全ではありませんが、湿気を取ることができます。
もっと効率的に除去する場合には、布団を立てかけている状態で扇風機を使用することがおすすめです。
また、フローリング床についた水気については、から拭きするようにしてください。起きた時や就寝前にから拭きしておくことで、敷布団に湿気がたまるのを抑えてくれます。忘れずに毎日の習慣にしましょう。
湿ったままではカビが発生しやすくなります。定期的に干したり、乾燥させることが重要です。湿度が高くなる傾向のある時期は特に気を付けましょう。
こちらの商品は、マットもホースも必要なく、簡単に乾燥させることができます。パッと開いてスイッチを押すだけなので、誰でも使用が可能です。
また、寝る前の布団を温めることができる優れもの。冬の寒い時期は、フローリングの上に布団を敷くと、冷たさが伝わってきて、なかなか眠ることができないという方も多いでしょう。
こちらの布団乾燥機は、首元から足元までたった10分という短時間で温めることが可能です。布団を干す場所がないという方は、布団乾燥機を1台持っていると便利です。
フローリング床で寝ると、冷たさで寝付けなかったり、体が痛くなってしまったりと、熟睡することができないと感じることもあります。
マットレスを使ったり、敷布団を今まで使用しているのとは別のものに変えることで、快適な眠りを手に入れることができるでしょう。フローリング床で快適に寝るためのおすすめ寝具をご紹介します。
東京西川エアー01マットレスはハードタイプで、横幅80cmのコンパクトサイズになります。2台並べるとクイーンサイズにすることもできます。
体を「点」で支え、体圧を分散してくれまるため、一部分だけに負担がかかることはなく、腰や体全体が痛くなることはありません。
また、汗を逃がすための通気孔がついているので、湿気がこもらず、通気性にも優れています。コンパクトに持ち運びができるように、マジックテープ付きなので、収納する時や引越しの時でも便利です。軽いので、立てかけて干すこともできます。
こちらの商品は、高反発素材のマットレスです。高反発ウレタンを使用し、クッション性と復元性を兼ね備えている素材になります。
このマットレスは押さえてもすぐ戻り、下から跳ね返りがあるため、沈み込みが少ないという特徴があります。寝返りも打ちやすいので、一部分だけに負担がかかって痛くなるという心配もありません。
生地は高品質のビロードを採用しており、手触りも良いです。さらに、滑り止め付きなので、床にしっかり固定され、寝ている間にずれることもないので安心して眠ることができます。
カバーは取り外して洗濯することが可能なため、いつでも清潔を保つことができるのです。
また、専用の収納袋がついているので、折りたたんでも丸めても収納することができます。使わない時には場所を取らずに、収納できて便利です。軽量のため、持ち運びもラクラクできます。
キルト敷布団の場合、ミシン目の部分のキルトの食い込みによってできる凹凸が気になることも多いですが、こちらの商品は、三層敷布団になっているため、でこぼこがなく、体が沈み込まないタイプの敷布団になります。
体に負担がかからず、マッシュロンという中綿を使用。保温性と弾力性に優れていて、暖かさがあります。日本製で一枚一枚丁寧に作られているので、安心できるのではないでしょうか。
軽くて持ち運びもラクラクで、布団の上げ下ろしも簡単にできます。お値段も安く、コスパが良いと感じている方も多いようです。
こちらの商品は、点で支える構造になっており、体圧を分散するため、体への負担が少ないです。適度なクッション性があり、体が沈み込まず、寝返りもスムーズに打てます。
ホコリが出にくいという特徴があり、ダニなど害虫の発生もほとんどなく、快適な寝心地です。また、こちらの布団は、特別なウレタンフォームでできており、ヘタリも少なく、打ち直しが必要などのお手入れも必要ありません。
布団を干すのが面倒だと思っている方も多いかもしれませんが、干さなくても時々畳んで立てかけておくだけで、湿気を発散できるので、ラクです。
厚みは8cmと9cmタイプがあり、厚み8cmは小柄な方や女性の方におすすめです。厚み9cmはがっしりとした体格の方や男性に向いています。女性でも男性でも使用できるので、厚みで選ぶようにしましょう。
マジックテープのワンタッチベルト付きで、コンパクトになり、持ち運びも1人で簡単にできるのもうれしいポイントです。
専用シーツもついていますし、ファスナー付きの収納ケース入りです。使わない時には、収納ケースに入れて閉まっておけます。
こちらの商品は、厚みのある敷布団でクッション性やふわふわ感がアップしています。厚みは11cmもあるので、底つき感を感じにくいです。
ピーチスキン加工されているため、優しい肌ざわりで赤ちゃんの肌にも安心して使用することができます。
また、柔らか巻き綿の間にウレタンクッションが入っている3層構造になっているので、適度な柔らかさとボリュームで満足のいく睡眠をサポートしてくれます。抗菌・防臭効果も備わっているため、臭いがついたり、カビを防ぐ働きもあるのです。
極厚タイプだと重さが気になるところですが、ボリュームがあるのに軽く、布団を移動したり、毎日の上げ下ろしもラクラクです。
女性や高齢者の方でも安心して使用することができます。三つ折りにすることでコンパクトになり、天日干しもしやすいでしょう。
フローリング床に布団を敷いて寝るという方も多いでしょう。しかし、床の冷たさや体が痛くなったりすることで、良い睡眠を保てないということもあります。
また、湿気がたまりやすく、カビを発生させる原因になることも考えられるのです。カビは増殖し広がってしまうため、早めに対策が必要です。
「布団を敷きっぱなしにしない」「乾燥させる」ことに気を付けましょう。湿気をためないようにし、布団乾燥機などを用いてしっかり乾燥させることにより、カビを抑えることができます。布団を暖めておくこともできるので便利です。
さらに、除湿シートを敷いたり、通気性の良いすのこを使用するなど、フローリング床で寝るには工夫が大切になります。マットレスや厚手の敷布団を使ってみるのも良いでしょう。工夫をしながら、快適な眠りを手に入れてください!