引用元:Amazon
「ハイトゲージ」とは、機械部品や金型などを正しく測定したり、ケガキ作業(表面にキズを付けて加工時の目安にすること)をしたりする時に欠かせない「測定器」です。ハイトゲージには、肉眼でメモリを読み取る「標準ハイトゲージ」と、デジタル表示で簡単に寸法がわかる「デジタルハイトゲージ」があります。ここでは、そんなハイトゲージに注目してみました。人気製品を5つチョイスして、種類・価格・特徴などをご紹介します!
目次
ハイトゲージは、「標準ハイトゲージ」と「デジタルハイトゲージ」の2種類があります。使い方の違いを簡単にご紹介しましょう。
定盤(基準面)に、スクライバ部分をピタッと密着させる→副尺(バーニャ目盛)と、本尺(本体の目盛)を「0」に合わせる→「測定物」にスクライバの測定面を当てバーニャ目盛と本尺の目盛りが示す数値から寸法を出す
定盤に、スクライバ部分を密着させ「0設定」にする→測定物にスクライバ測定面を当てると測定値がデジタル表示される。通常の測定以外に寸法差を測る「比較測定」をすることもできる
デジタルは、瞬時に数字を表示してくれるのがメリットです。ただし、測定時の力加減により表示が変化し、数値の選択に迷うこともあります。用途によってデジタル、アナログの両方を使い分けることもあるのです。
次の項では、人気の標準ハイトゲージとデジタルハイトゲージをご紹介します!
数値を読み間違える心配がない、デジタル表示のハイトゲージです。素早く測定できるので数多くの測定物を測るときに時間の短縮ができます。「0設定」や「ミリ→インチの切替え」もボタンを押すだけで簡単に切替えが可能です。また、本体の底にマグネットを内蔵しているので鉄板に置けば固定でき、より正確な測定が可能になります。
「底面にマグネットが付いているので持ち出して使用する時に使い勝手がよかった」
「安くてコスパがいい!」
(出典:アマゾンより)
ミリ単位のメモリが表示されるデジタルハイトゲージです。テーブルソーの「ノコ刃」の正確な高さ設定や、ルーターの切削深さの設定などを簡単に行うことができます。スクライバ部分は、酸化や耐磨耗性を高めるためのアルマイト加工を施したアルミを使用。ハイトゲージ本体部分はスチール製となっています。
「デジタルにありがちな接触不良もなく性能も十分」
「コスパがいい!」
「ノコ刃の高さ設定、ルーターの切削深さ設定に苦労していたので重宝する!」
(出典:アマゾンより)
メモリを表示する画面が大きいので数値が見やすいデジタルハイトゲージです。ルータービットの取り付け長さや、電動丸ノコの切断刃の切り出し距離、切り出した後の溝部分の長さなども簡単に測れます。今まで苦労していたものが簡単に測定できるので作業も格段にはかどるでしょう。
「両足の先端にマグネットが付いているのがいい!」
「簡単に測れる。木工作業に多いに活躍してくれそう!」
(出典:アマゾンより)
精密測定工具やDIY向け商品の製造や販売を行っている「新潟精機株式会社」の、標準ハイトゲージです。微調節がスムーズにできるので、治工具などの測定やケガキ作業に最適でしょう。防錆処理が簡単なステンレス製で、スクライバ先端は超硬チップが付いています。メモリの読み取りが簡単な「3倍拡大レンズ」付きです。
「ルーペ付きなのでメモリが読みやすい」
(出典:アマゾンより)
「新潟精機株式会社」のデジタルハイトゲージです。測定値が「指定公差範囲」に入っているかどうかを簡単に測定できます。スクライバ先端は超硬チップ付きで、金型や治工具の測定や工作物のケガキ作業などがスムーズに行えるでしょう。ダイヤルインジケーターの取り付けも可能です。
ハイトゲージを使用するときには、以下のことに注意してください。
・スクライバは、必要以上に強く押し当てないようにしましょう。正確な測定ができなくなります。
・目盛りを読むときには、真正面から読み取るようにしましょう。
・ケガキ作業の際には、動かないようにスライダの止めネジをしっかりと締めてください。
・測定するときは、平らな場所を選んでください。定盤(じょうばん/測定用の推定な台)を使用することをおすすめします。
定盤には、以下のようなものがあります。
ハイトゲージを選ぶときは、標準型かデジタル型かどちらが自分の目的に合っているか、考えてから選びましょう。また、測定をするときには「覚えておきたい!ハイトゲージの注意点!」で挙げたことに注意をして正確な寸法を測ってください!