日々忙しく時短家電に頼りたいと考えている方には、ビルトイン食洗機がおすすめです。ここでは、選び方のポイントをはじめビルトイン食洗機のメリットからデメリット、さらにはおすすめモデルまでご紹介しているので、ビルトイン食洗機選びの参考にしてみてください!
目次
家事の時短に手放せない、お助けアイテムの食洗機についてご紹介していきます。なかでも本記事では、ビルトイン食洗機にしぼり紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、ビルトイン食洗機の基本的な特徴から見ていきましょう。食洗機には据え置き型、卓上型、ビルトイン型の3つのタイプのものがあります。今回ご紹介するビルトイン型は、キッチンの流しの下やキャビネット部分に設置するタイプのことを指します。
設置工事を依頼する必要はありますが、キッチンをまるごと取り換える必要はなく、キャビネットの収納部分を利用し後付けすることも可能です。
ビルトイン食洗器には大きくわけて、フロントオープン型とスライドオープン型の2種類あります。どちらのメリット・デメリットがありますので、よく検討するようにしましょう。
【フロントオープン型】
フロントオープン型は国産メーカーに多いタイプで豊富な種類の中から、自身の家族構成に合ったものを選びやすいところ、お皿の出し入れが楽にでき、洗う前の食器を入れる際に床が汚れにくいことがメリットです。
一方デメリットは、下の方に入れた食器を使用したいときにとりだすのが大変なことでしょう。
【スライドオープン型】
スライドオープンタイプの食洗器は大容量でたくさんの食器、鍋やフライパンまで一度に洗うことができます。海外メーカーのものが多く、フロントオープン型より値段も高めな印象です。
下段に食器を入れたり、下段の食器を取り出す際にはしゃがみこまなければいけないため、腰や膝へ負担がかかってしまうこともあります。
ビルトイン食洗機は素人が自分で設置するのは難しく、専門の業者に依頼しなければいけません。本体価格の他に設置費用としていくらかかるのか確認が必要です。
工事費の他に、コンセント増設費用や配管工事費用が追加されることもありますが、おおむねの工事費用の相場は、下記の通りでしょう。
新たに設置する場合 | 9~25万円 |
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交換する場合 | 8~16万円 |
続いてはビルトイン食洗機を設置するメリットをご紹介していきます。本体価格や工事費用含めると、決して安い金額ではないため、設置に躊躇してしまうこともあるでしょう。
しかし、これから紹介する4つのメリットを確認するとビルトイン食洗機を設置したくなること間違いありません!
食洗機を使ってのお皿洗いは大量の水を利用するのではないか、と考えている方も多いのではないでしょうか。実際、手洗いするよりもはるかに少量の水で綺麗にお皿を洗うことができます。
食洗機内で少量の水を使用し循環させて洗っているので、中には手洗いするよりも1/9もの節水になるモデルもあります。
モデルにもよりますが、食洗機を使用すると年間約15,000円強も光熱費を削減することができるでしょう。
ビルトインの食洗器は据え置きや卓上型のものとは異なり、シンクの下を利用し設置することができるのでキッチンの作業スペースも広くとれるほか、見た目もすっきりします。
白物家電は置いているだけで、どうしても生活感が出てきてしまいます。ビルトイン食洗機であればキッチンの雰囲気に合った扉面も選ぶことができインテリアの邪魔もしません。部屋の雰囲気に合わせたモデルを設置することができるのです。
ひと昔前の食洗機は洗い残りがあったりしていましたが、近年の食洗機はとても優秀で手洗いより綺麗に仕上がります。高温洗浄と高圧水流で頑固な汚れも綺麗に洗い流してくれるのです。
また、高温洗浄には99%除菌をしてくれる効果のあるので衛生面でも手洗いより良いのではないでしょうか。どんなに除菌を心掛けていてもスポンジには菌が付着してしまいがちです。食洗機を利用すれば、除菌効果もあるので清潔に保つこともでき一石二鳥です。
食洗機にお皿を入れる前に多少の予洗いは必要ですが、軽く予洗いしたお皿を庫内に入れボタンを押すだけで、洗浄から乾燥まで食洗機がしてくれます。
食洗機がお皿を洗ってくれている間に他の家事をしたり自分の時間を持つこともできるでしょう。食洗機はお皿を洗うと同時に庫内も洗っているので、煩わしい手間もかからず忙しい主婦にとって、とっておきの便利家電と言えます。
ここまでは、メリットばかり紹介してきましたが、決して安価ではない家電を設置するのですからデメリットもしっかり把握しておく必要があります。ここからは、ビルトイン食洗機を設置するうえでのデメリットを紹介していきますので、設置を悩んでいる方は参考にしてみてください。
据え置き型や置き型の食洗器に比べ初期費用が高額であるのはもちろんですが、万一の際の修理代や新しいものに交換する際の費用のコストが高めなところがデメリットです。
ビルトイン食洗機の寿命は約10年と言われており、10年に1度交換しなければならないことを考えるコスパが悪いと思う方もいるようです。
基本的に食器を洗う際に庫内もあわせて洗浄してくれるので、頻繁に手入れをする必要はありませんが、やはり一定期間で定期的に行う手入れはした方が良いでしょう。
定期的なメンテナンスを面倒くさがると、のちのち莫大な修理費用がかかってしまうこともあります。
食洗機が綺麗にお皿を洗ってくれるとはいえ、庫内にお皿を入れる前に予洗いは必ずしなければなりません。予洗いをするくらいなら、そのまま手で洗った方が早いと考える方もおられます。日々使用するお皿の枚数やコップの数、家族構成も考慮したうえで検討するのが良いでしょう。
高温で洗浄するため、お皿の種類によっては食洗機非対応で使用できないものもあります。陶器のお皿が好きで、器にこだわりのある方は食洗器非対応のものが多いので、あまるおすすめしません。今、自宅にあるお皿が食洗機の利用が可能かどうか確認しておくと良いでしょう。
ここからはおすすめビルトイン食洗機を10モデル厳選して紹介していきます。使用人数や、性能など確認しぴったりのビルトイン食洗機を選んでみてください。
おすすめのビルトイン食洗機1モデル目は、リンナイ RKW-404A-Bです。こちらの商品は、銀イオンカートリッジを後付けすることができ、除菌・抗菌効果をもたらしてくれます。
また、円弧状にコップを収納することで従来よりコップの隅々まで水が行き渡るようになり、より綺麗にコップが磨きあがるようになっています。
タイプ | スライドオープン |
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奥行 | 65cm |
1回あたりの標準水使用量 | 10L |
食器収納点数 | 37点(5人家族向け) |
洗浄コース | 標準・念入り・乾燥 |
おすすめのビルトイン食洗機2モデル目は、パナソニック M9シリーズ NP-45MD9Sです。こちらの商品は、50℃以上の高圧水流でどのコースでもしっかり除菌をしてくれます。
すすぎ工程における除菌効果は、なんと99%以上との実証データもでているほどです。大容量で収納できるため、背の高いものもゆったりと庫内に入れることができます。
タイプ | スライドオープン |
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奥行 | 65cm |
1回あたりの標準水使用量 | L |
食器収納点数 | 48点(6人家族向け) |
洗浄コース | 低温・標準・強力・スピーディ・予約・乾燥 |
おすすめのビルトイン食洗機3モデル目は、三菱電機 EW-45R2SMです、こちらの商品は、基本機能を備えたベーシックモデルで、最低限の機能が欲しいと言う方におすすめです。
最低限の機能のみですが強力なターボ噴射で頑固な汚れもすっきり落としてくれ、庫内のすみずみまで水が届くので洗い残しがない綺麗な仕上がりを十分に期待できるでしょう。
タイプ | スライドオープン |
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1回分のランニングコスト | 22.5円 |
1回あたりの標準水使用量 | 10L |
食器収納点数 | 40点(5人家族向け) |
洗浄コース | 4~5人・1~3人・念入り・乾燥・予約2コース |
おすすめのビルトイン食洗機4モデル目は、パナソニック NP-45MC6Tです。こちらの商品は、食器の仕分けを悩むことなくセットできることが特徴です。また静音性も高く、低運転音約41dBと図書館レベルの静かさを実現しています。
プラネットアーム洗浄とバイオパワー除菌で食洗機が苦手とする汚れも難なく落としてくれるパワーもあります。他にもフライパンも縦に収まる深型タイプになるので、1度に全ての洗い物を食洗機に任せることができるでしょう。
タイプ | スライドオープン |
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1回あたりの標準水使用量 | 9L |
食器収納点数 | 44点(6人家族向け) |
おすすめのビルトイン食洗機6モデル目は、パナソニック NP-45RS7Sです。この商品は、洗うお皿の量に合わせてコースを選ぶことができます。お皿が21点以下の場合は節水・節電も可能な少量コースがあります。
お皿の形や大きさを気にせず収納できるマルチピンを採用しているため、お皿の種類分けは必要ありません。また、フィルターがフルフラットの浅いものが使われているので日々の手入れも楽々でしょう。
タイプ | スライドオープン |
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ランニングコスト | 1回/22.1円 |
食器収納点数 | 40点(5人家族向け) |
コース | 標準・強力・節電・少量・乾燥・予約 |
おすすめのビルトイン食洗機7モデル目は、クリナップ ZWPP45R14LDS-Eです。この商品は、標準・念入り・乾燥の3コースから洗浄方法を選ぶことができます。選べるコースがたくさんあっても、いつも使うコースが同じという方にもおすすめです。
ノズル噴射による加熱洗浄方式を採用し、綺麗に洗ってくれます。本体価格も他メーカーの商品より比較的手にしやすい価格なのでコスパの良い商品と言えるでしょう。
タイプ | スライドオープン |
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運転音 | 約44db |
食器収納点数 | 37点(5人家族向け) |
大皿の入る目安 | 26cm以下 |
おすすめのビルトイン食洗機8モデル目は、パナソニック NP-60MS8Sです。この商品は、操作ボタンを上部に配置しているため操作性は抜群です。
また、AIエコセンサーが搭載されており汚れの量や食器の量を自動で検知してエコな洗い方をしてくれるため、節水・節電効果も期待できるでしょう。
上カゴのセットも自由度が高く、フライパンや鍋、弁当箱なども収納でき1日分の洗い物を全てまとめて洗えるので、忙しい方にもおすすめです。
タイプ | スライドオープン |
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1回あたりの標準水使用量 | 12.5L |
食器収納点数 | 50点(7人家族向け) |
コース | 節電・標準・強力・スピーディ・予約・乾燥 |
おすすめのビルトイン食洗機9モデル目は、パナソニック NP-45RD9Kです。この商品は、パナソニックが展開している食洗機の中でもベーシックタイプに分類されます。
洗浄・すすぎの工程では50℃高温、高圧水量を使用しているので、手洗いするよりも除菌効果を感じられるでしょう。
タイプ | スライドオープン |
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1回あたりの標準水使用量 | 約11L |
食器収納点数 | 44点(6人家族向け) |
おすすめのビルトイン食洗機10モデル目は、リンナイ RSW-404LPです。この商品は、リンナイの食洗機の中で最上位モデルに位置し、カビ菌を抑制してくれるプラズマクラスターが搭載されています。プラズマクラスターにより、除菌・消臭の効果が他モデルより上回っています。
また、食器を洗う際の洗剤として重曹を使用することもできます。重曹を利用するので、赤ちゃんの哺乳瓶を洗うのにも適しています。
タイプ | スライドオープン |
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1回あたりの標準水使用量 | 約10L(重曹コースは1.5L) |
食器収納点数 | 37点(人家族向け) |
コース | 標準・重曹・念入り・スピーディ・乾燥・クリーンキープ・庫内洗浄 |
ここまで、ビルトイン食洗機のメリット・デメリット、おすすめの食洗機をご紹介しました。たくさんあり、どれを選んだら良いか迷ってしまうこともあるでしょう。ここからは、ビルトイン食洗機を選ぶうえで、どのような点を確認する必要があるのか、ご紹介していきます。
家族の人数、使用する食器の枚数などで各家庭により必要な大きさというのは異なってきます。また、家族の人数が少なくても1日1回まとめて食器を洗いたいなど、生活スタイルによっても変わるでしょう。容量と人数の目安を記載しますので、参考にしてみてください。
ディープタイプ(深型)60L | 約6人分 |
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ミドルタイプ(浅型)45L | 約5人分 |
ワイドタイプ(横幅60cm) | 約7人分 |
食洗機を展開しているメーカーごとに、得意とするものが違います。どの機能を求めているのかでメーカーを絞っていくのも1つの方法です。
せっかく食洗機でお皿を洗うのですから、洗浄力は重要です。ビルトイン食洗機にも値段の差はありますが、洗浄力が価格と比例しいると考えて良いでしょう。
各家庭で予算もあると思いますが、洗浄力に納得がいかず使わなくなってしまうのが最ももったいないので、求めている洗浄力はちゃんとあるかしっかり確認してください。
最近の食洗機は洗浄力はもちろん他機能も多数備わっているモデルが多く発売されています。手洗いするよりも、綺麗に磨き上げ、かつ衛生的にも良くなる食洗機は忙しいあなたの助けになること間違いありません!