引用:Amazon
サンダーという言葉で検索をかけると上位にポケモンが表示されますが、今回解説するのはポケモンではなく工具のサンダーです。手動でも紙ヤスリで削れなくはないのですが、大きな面やたくさんの材料があったときは手動だと効率が悪いですね。そこでサンダーの登場です。サンダーは形状やメーカーがたくさんあるので選び方や仕様などを比較してみました。
目次
紙ヤスリ(サンドペーパー)を装着して、モーターの力で木材や金属を研磨するものです。マキタやリョービなど、工具で有名なメーカーからもたくさんのサンダーが販売されています。種類も多くあり、コーナー専用のものや細かい部分まで研磨できるものなど、用途に合わせて選ぶこともできます。また、集塵機能付きの優れたサンダーもありますよ。
DIY好きはもちろん、経年劣化したテーブルや、まな板、ネコさんがうっかり爪を研いでしまった柱など、意外と使い道も豊富。サンダーを使い始めると手動の紙ヤスリには戻れません。
木材や金属などを研磨するときです。最近では100円ショップでも木材と紙ヤスリが売られていますが、それを利用して物を作るときにもサンダーが使えます。また、キャンプ道具や趣味で金属加工をする際にもバリが出たときや、磨きをかけたいときにも使えます。
特にテーブルや家具の「面」となる部分は、木材の表面に凹凸があると仕上がりが滑らかにならず残念…といったことがあります。また家具はパーツも多いので、手で全てのパーツを荒削りから仕上げまで紙ヤスリをかけるのは一苦労します。その点、電気の力を借りる電動サンダーなら、あっという間に研磨作業が完了しますよ。
操作箇所はそれほど多くありません。紙ヤスリを装着するためのペーパークランプ(挟む部分)、スイッチ、ロックボタンあたりが代表的な操作箇所です。集塵機能が付いたものやメーカーによっては、操作箇所が1~2箇所増えるかもしれませんが、それほど難しい操作はありません。
紙ヤスリを挟むペーパークランプも、クリップと同じ要領で開いて挟んで閉じるだけなので簡単です。あとは、コンセントを入れてスイッチを押せばサンダーが動作するので、お好きな箇所を研磨してください。とはいっても顔や手は研磨しないでくださいね(笑)。
サンダーは、分類すると以下のような種類があります。一般的なものから据え置きタイプまで、用途に合わせて色々と発売されています。形も長方形や丸型、筒型もあります。筒型は穴を研磨したいときにとても便利です。鼻の穴じゃないですよ。では、おおまかに分類してみます。
こちらが一番ポピュラーなサンダーでしょう。紙ヤスリをペーパークランプに挟んで、モーターの振動で研磨します。
工具・アイテム名 | オービタルサンダー |
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動力 | 電気(充電/コード) |
価格帯 | 3,000~10,000円 |
ランダムサンダーはオービタルサンダーのようにペーパークランプで紙ヤスリを挟むのではなく、マジックテープで紙ヤスリを貼り付けて、回転と振動で研磨するサンダーです。
工具・アイテム名 | ランダムサンダー |
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動力 | 電気(充電/コード) |
価格帯 | 5,000~15,000円 |
ベルトサンダーは、ベルトコンベアのように、紙ヤスリ部分が輪になって回転してくれるもので、サンディングベルトと呼ばれる紙ヤスリを使用します。昔のお手拭きタオルみたいな感じです。(引っ張ると回転して新しい面が出る仕組みの…)
今はオービタルサンダーやランダムサンダーに人気を奪われている傾向にありますが、販売メーカーも多く、まだまだ人気があります。
工具・アイテム名 | ベルトサンダー |
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動力 | 電気(コード) |
価格帯 | 5,000~20,000円 |
基本の使い方ですが、一番人気のあるオービタルサンダーを例にご紹介します。研磨する相手も最も多い木材を想定します。
まず、サンダーは表面を研磨(磨く)道具なので、材料を削るという目的ではないことを頭に入れておいてください。使う紙ヤスリは粗目から仕上げへと交換しながら徐々に研磨していきます。
紙ヤスリには番手と呼ばれる、目の粗さを表す番号が振られています。テーブルなどの面を磨くときは粗目なら120番(#120と書かれています)、仕上げには240番~400番あたりを使用するのが一般的です。
紙ヤスリを装着したら、木目に沿って手で押して進ませます。この時、上から体重をかけた方がみっちり研磨してくれそうな気がするのですが、これはNGです。上から圧力をかけ過ぎると、進行途中で蛇行し、凸凹ができてしまうからです。適度に抑えて進ませてください。
Youtubeでとても参考になるサンダーの使い方をご紹介している方がいらっしゃいましたので合わせてご紹介しておきますね。
さて、便利なサンダーがそろそろ欲しくなってきたのではないでしょうか?では数あるサンダーの中から自分が選ぶときは何を基準にしたらよいか考えてみましょう。
サンダーはプロ用と家庭用があります。メーカーによっては色で分別している場合もあります。プロ用は耐久性に優れ、音も静か。比べて家庭用は価格帯が控えめで、シンプルな機能といったような違いがあります。
また集塵機能が付いているかも選ぶポイントのひとつです。集塵機能付きの場合は、フィルターか、ダストバック式かも考慮しましょう。
その他には、安全機能(ロック機能)があるかどうか、スピード調整ができるか、形状は長方形か丸型か(アイロン型というのもあります)など、色々ご自分の目でみて、実際に触ってから選ぶことをおすすめします。
さて、次ページからは人気のサンダー(ポケモンではありませんよ)を一挙ご紹介します!
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