最近では、二世帯住宅を建てる家庭が増えています。色々メリットも多い二世帯住宅ですが、実際に建てるとなるとどこのハウスメーカーを選んだら良いのでしょうか。この記事では、二世帯住宅を建てる時におすすめのハウスメーカーや選び方のポイントなどをまとめているので、迷っている方は参考にしてください。
目次
二世帯住宅を建てたいと言われても、実際にどのような家のことを言うのか分からない方もいるのではないでしょうか。まずは、二世帯住宅とはどのような家なのか、その特徴などについてご紹介します。
二世帯住宅とは、親世帯と子世代の2つの世帯が一緒に生活をすることを前提として建てられる家のことです。二世帯住宅の形はさまざまで、玄関が2つのところもあれば1つしかない家、共有する空間とそれぞれの世帯が過ごせる空間があります。
これに近いものとして近居がありますが、これはそれぞれの世帯が別となっているのが特徴です。二世帯住宅では、同じ屋根の下に2つの世帯が生活しているスタイルのことを指すため、同居が最も近いかもしれません。
近居では、同じ敷地内に2つの家を建て、お互いの家を行き来するのが特徴なのに対し、同居を含む二世帯住宅では1つの家で2つの世帯が生活をするので、ここに大きな違いがあります。
では、二世帯住宅を建てるハウスメーカーはどのように選んだら良いのでしょか。一般的な家とは少し異なる家を建てるため、選ぶハウスメーカーによっても仕上がりはさまざまです。
これまでに経験をしたことがない方もいるので、ここでは二世帯住宅にも特化したハウスメーカーの選び方のポイントを見ていきましょう。
まず一番先に重視すべき点は「性能・工法」です。特に日本は地震が多い国のため「耐震性」が求められます。最近の住宅は、昔よりも耐震性に優れており、ちょっとした地震で崩れるということはありません。
しかし、こうしたダメージは蓄積されるので、すぐに家が壊れるようなメーカーでは不安になります。どのくらいの地震に耐えられるのか、ある程度の年数なども分かると安心です。
また、住む地域によっては寒冷地帯もあります。こうした地域では断熱性に優れた家の方が住みやすくおすすめです。工法に関しては、「在来工法]
「ツーバイフォー(2×4)」の2種類あるのですが、在来工法では住宅を軸で支えるため、空間の広さや形を自由に設計しやすいのが特徴です。
ツーバイフォー(2×4)は、住宅を面で支える構造になり、間取りの自由度は下がるものの耐火性や耐震性が優れています。それぞれメリットが異なるため、より適した方を選べると良いでしょう。
安定した家を建てるならより多くの実績を持つハウスメーカーがおすすめです。これまでにどのような家を建ててきたたのか、実績や施工事例も聞きましょう。
ホームページやSNSには、これまで施工してきた家の数々が紹介されているので参考にしてください。また、実際にハウスメーカーに見学に行ったり、実際に建てた家を見に行く方法もあります。
実際に見た方がイメージなどもしやすいので、二世帯住宅についての情報は多く集めておくと良いです。ハウスメーカーは1件だけでなく、色々見回る方が良いでしょう。
二世帯住宅を建てる際に、どのくらいの費用がかかるのかをある程度予測することができます。それには坪単価を参考にするのが最適です。
この坪単価は、メーカーによって料金が異なるのですが、全て込みの価格で提示していることろもあれば、工事請負契約額などを含まず安く見せるメーカーもあります。
坪単価だけで金額を判断することは危険なので、参考にする程度にしましょう。また、坪単価を自分で割り出すことも可能です。「マイホームの工事請負契約額÷建物の床面積の合計=坪単価」で費用を求めることができるため、覚えておくと何かと便利です。
建てた後も安心して生活するためには、アフターサービスが充実していたり保証期間があると良いです。新築の場合、10年間の保証が義務付けられているので最低でも10年間は手厚いサポートが受けられます。
しかし、メーカーによっては10年以上の保証が付いていることもあり、特に新築後は10年を超えてからトラブルが発生することが多いため、そこまで加味したアフターサービスや保証期間が確保されていると安心できるでしょう。
保証内容についてはしっかりと確認し、いざという時でもスムーズに行動できると安心です。保証に関しての書類も分かりやすく保管しておくことをおすすめします。
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それでは、ここからは二世帯住宅を建てる時に選びたいおすすめのハウスメーカーを10選ご紹介します。まだどこのメーカーにするか迷っている方、他のメーカーの情報も知りたい方はぜひ参考にしてください。
ミサワホームでの二世帯住宅は、ほどよい距離感を生み出す「スキップフロア」や三世代分の大切なものを収納できる大収納空間「蔵」などが特徴で、三世帯まで対応した家づくりが可能となっています。
全国に展示場などもあるので、気になる時には気軽に相談することもできます。耐震性、空間収納、グッドデザインなどさまざまな分野にこだわりを持っており、理想の二世帯住宅を建てることもできるでしょう。
東日本大震災に学んだ災害後への備えなどもできるので、とにかく安心できる家づくりを求めている方にもおすすめです。外観は、今流行りのデザインから豊かな空間を作るものなどさまざまなのも魅力です。
トヨタホームでは、60年長期保証や40年の初期保証など保証制度が充実しているのが特徴です。歳月に負けない高品質と優れた耐久性を持ち、人生100年時代の家づくりと向き合うことができます。
ずっと住み続けられる家を作ることができるため、人生で住まいに関する不安を少しでも軽減したいと考える方にもおすすめです。トヨタホームの住まいは、徹底的に品質を追求したトヨタ生産方式で作られ、愛着のある住まいを叶えてくれるでしょう。
商品のラインナップも豊富なので、住みたい家・作りたい家が見つかります。家中が床暖になるので冬でも快適に過ごせたり、非常時給電システムなどもあり、快適なライフスタイルになること間違いありません。
親世帯と子世帯、そして親世帯にいる単身の子も暮らす2.5世帯が住む家づくりの取り扱いがあり、新しい二世帯住宅が可能です。二世帯住宅のパイオニアが提案する2つのプランも魅力で、人生100年時代に備えた二世帯が叶います。
親世帯・子世帯の関係性に応じて日常生活を適切に分けたり、生活空間、家事や育児、団らんの時間などを共有する家など、さまざまなスタイルに合わせて家を作ることもできます。
イメージしやすい8つの間取り事例を提案し、ビデオ通話でプロに住まいづくりの相談ができることから、サポート体制が整っているのも魅力です。
各分野のプロが連携し、理想の家を一緒に作るお手伝いをしてくれる大和ハウスでは、2階建てや3階建てのデザインから家事のしやすい家、ペット暮らせる家などその家庭に合ったスタイルに合わせて設計することができます。
大ハウスの技術力にも注目で、将来を見据えたテクノロジー満載の家を建てることも可能です。日本各地に住宅展示場・まちなかジーヴォがあるので、実際に目で見て空間を体験できます。
「提案力」「技術力」「将来対応力」の3つの力を組み合わせた二世帯住宅を建ててくれるのも魅力で、空間を使い切る収納アイテムなども充実し、無駄のない空間を作ることもできるでしょう。
地熱床システムが自慢のユニバーサルホームでは、1階全面が床暖となっているので、冬場はどの部屋でも暖かく快適に過ごすことができます。床へのこだわりが多くの方から支持され、選ばれています。
豊富な知識と親身な家づくりのアドバイスでその方に合う家づくりをサポートしてくれるのも魅力で、新築や二世帯住宅に関する知識がない方でも安心して任せることができるでしょう。
高性能外壁材の取り扱いもあり、地震・台風などの自然災害から家族を守り、耐火性や遮音性の高さも期待できます。高性能の家を納得価格で立てられるのも特徴の一つです。
「太陽をムダにしない暮らし」がテーマのセキスイハイムでは、できるだけ電気を買わない地球環境にやさしい家づくりが可能です。なるべくエネルギーの自給自足を目指し、環境に負荷をかけないサスティナブルな暮らしを叶えます。
人生100年時代でも色々な変化や不安を乗り越えられるよう回復力の備わった家づくりも可能で、将来的にも安心です。定期点検や保証制度も充実しており、初めての新築でも任せられます。
展示場やイベントなども開催しているため、セキスイハイムを楽しく体験することもできるでしょう。自然やエネルギーにこだわりたい方にもおすすめのハウスメーカーです。
建物のクオリティに妥協することなく、価値ある住まいを叶えてくれるハウスメーカーで、建てた直後の住みやすさだけでなく、10年後20年後もご家族が心から安心して暮らせるかどうかまで考えてくれます。
何十年先まで愛せる家づくりができるため、自分達の世代だけでなく、子供や孫へと継いでいくこともできるでしょう。クレバリーホームは、「外壁タイル」に強いこだわりを持っており、何十年先までも色褪せない美しさを保ち、住まいを末永く彩ってくれます。
万が一に対する備えも万全で、構造、素材、工法にこだわった独自技術で、20年先、30年先も安心した住まいを手に入れることも可能です。
日本の気候風土に合う家づくりの技術力が魅力で、どの地域でも住みやすい家を建てることができます。また、優れた耐震性で地震に強い家を作ることもでき、万が一の際にも安心です。
安心して快適に暮らせる住まいにも力を入れており、 家中の空気をきれいにできる技術も詰まっています。全室が快適で、省エネ大賞も受賞するほどの技術力で、夏も冬も快適な暮らしを省エネで叶えてくれます。
住んでからの安心が長く続く充実の保証とサポート体制も整っているので、安心して家を建てることができるでしょう。
分譲住宅や分譲マンショの取り扱いが豊富で、地方はもちろん都内での住宅探しで悩んでいる方にもおすすめです。また、リフォームや建て替えな度も積極的に行っており、今住んでいる家を再生されたいと考える方にも人気です。
様々なノウハウを注文住宅に投入することで、グッドデザインで、高品質、高性能な住まいを提案してくれるのも魅力で、総合ディベロッパー住友不動産が手掛ける注文住宅が堪能できます。
清水ハウスでは、自由な設計とデザイン力で、理想の住宅を叶えてくれます。清水ハウスのオリジナル構法で高い安全性と、優れた敷地対応力が魅力です。
阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など被災地においても全壊や半壊がゼロと言われており、高い耐震性が証明された独自の耐震技術も特徴です。
続いてご紹介するのは、ローコストで二世帯住宅が建てられおすすめのハウスメーカーです。なるべく費用を抑えたいと考えている方はこちらも参考にしてください。
常に「正直価格」で理想の家を提供してくれるアイダ設計は、納得のいく住まいづくりが叶います。断熱性と耐震性に優れた家や太陽光で電気を創る家、充実した設備で快適なライフスタイルが送れる家など種類も豊富です。
安心して暮らせる最長35年の長期保証も付いているので、安心なのも魅力です。高性能・安心なアイダ設計のZEH住宅もあり、理想の家のカタチも夢ではありません。
家族の健康を考えた地球環境に優しい高断熱・省エネ住宅が魅力で、「HEAT20」住宅システム認証書も取得しています。WEBからでも手軽に理想の家づくりができるため隙間時間を利用して家づくりができるのも特徴です。
「ダントツ」の住宅性能を目指している一条工務店では、確かな安心・安全を追求した耐震性に優れた家を作ることができます。断熱性能、気密性能、耐火性能、耐風圧性能なども実現し、これら一つ一つの性能を実際に目で見て確かめることも可能です。
高い性能が叶える理想的な暮らしやハイスペックな住まいの両立も叶え、品質を高めながら、コストを軽減する取り組みを行っています。
冬は暖かく夏は涼しい、北海道地域で生まれた高断熱の住宅が特徴のハウスメーカーです。家づくりにかかるコストを徹底的に削減し、高品質・適正価格を追求しているので、費用を抑えながら理想の家づくりが叶います。
材料費、労務費、運搬費などのコストを徹底的に削減し、常識に捉われない発想と企業努力で適正価格を実現したハウスメーカーでもあります。
完全⾃由設計・⾼性能なのに適正価格で提供してくれるので、諦めていた性能なども取り入れることが可能です。末長い暮らしやさすや使いやすさも追求し、住み心地のいい家を目指してプランニングしてくれます。
長年のプロが、普遍的なデザインに時代のトレンドを取り入れ見た目も美しい住宅も実現してくれるでしょう。ZEHの基準を上回るずっと快適でお得な家を叶えてくれるハウスメーカーです。
二世帯住宅を建てる時のメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。これから二世帯住宅の建築を考えている方は、メリットやデメリットについて知っておくことで、失敗を防ぐことができるので、ここではご紹介していきます。
完全分離型では、それぞれの家庭のプライバシーが守られるので、お互いに干渉せずに済むメリットがあります。住宅は一つにまとまっているのですが、実際の中身は2つの住宅があるような空間になるため、自由度が高いと言えます。
デメリットとしては、建築費用がかかるということです。完全分離型の場合、2つの住宅を並べるようなものなので、玄関やお風呂など何もかもが通常の家の倍の数が必要になります。
そうなると当然かかる費用も高額になるため、建築費用がかかるということを覚悟しておく必要があるでしょう。
部分共用型二世帯住宅では、一部の施設を共有するのが特徴です。基本的に生活空間は分けていることが多く、プライバシーは確保できるのでその点はメリットと言えます。
完全分離型と比較すると費用も抑えることができるので、お互いのプライバシーを確保しつつ程よい距離感でライフスタイルを送ることができるでしょう。
デメリットとしては、お風呂やトイレなどの施設を共有することになるので、その点はお互いのプライバシーを確保することは難しくなります。また、光熱費に関して管理することも難しく、同居している相手への配慮もしなければなりません。
完全同居型の場合、お互いの家族としっかりとコミニュケーションが取れるので、中を深めることができます。間取りもシンプルになり、その分更に費用を抑えることも可能です。
デメリットとしては、各家庭の決まり事やルールに従う必要があり、プライバシーを確保することが難しいことです。リビングやキッチンなどを中心に、寝室やプライバシーを確保できる空間を作ることをおすすめします。
最後に、二世帯住宅を建てる時のポイントをご紹介します。二世帯住宅は初めての方もいるので、通常の家を建てる時とはまた違った注意ポイントがあるので、ここでは見ていきましょう。
二世帯住宅を建てる際には、お互いの生活の質を確かめることが大切です。同居はするのですが、それぞれのプライバシーは確保したい、ご飯の時はコミニュケーションを取りたいなど、前もってきちんと話し合うことが必要です。
お互いの価値観などを出し合い、これを元にハウスメーカーの方に相談することで、その理想に見合う間取りなどを提供してもらえます。よりよい家づくりをするなら、注文住宅を選ぶと良いでしょう。
2つの世帯が共同で暮らす二世帯住宅では、お互いの家庭のプライバシーを確保することが大切です。特に家族によって活動する時間帯が異なる場合は、そのスタイルに合うような間取りにしなければなりません。
例えば、小さなお子様がいる家庭と夜遅くまで起きている家庭が一緒になる場合、お互いが負担にならないような工夫が必要です。寝室とリビングは少しでも遠ざける、仕切りのある部屋を多めに作るなど、それぞれが快適に暮らせるように個室を設けると良いでしょう。
二世帯住宅の場合、今のことも考えつつ将来のことも見据えてバリアフリー対策をしておくのもおすすめです。なるべく段差の少ない住宅にする、2階によりも1階を広めにする、洗濯を干すスペースは1階にするなど、少しでも将来楽に生活できるために間取りを考えておくことも大切です。
二世帯住宅にするのであれば、配管やメーターを分けておくことも必要です。配管などを分けておくことで、光熱費などもそれぞれ把握しやすくなるため、トラブルなく生活することができるでしょう。
家を建てる前にしっかりと予算を出しておくことも大切です。特に二世帯住宅は、オプションなどを加えるとどんどん高金額になるのでキリがありません。
通常の住宅を建てるよりも少し費用がかかるイメージはあるため、事前にある程度の予算を決め、その予算に収まるようにプランニングしてもらいます。
二世帯住宅はメリット・デメリットなどがあるので、それぞれしっかりと把握し、信頼できるハウスメーカーを選び、理想のマイホームを手に入れましょう。