工事現場や建設現場には欠かせない存在となっている、安全靴。最近では、まるでスニーカーのようなデザインの安全靴もあり、ずいぶん多様化しています。
しかし「メーカーやモデルが多すぎて、どのような違いがあるのかわからない!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの安全靴&メーカー10選とその特徴をご紹介していきます。また安全靴の規格やお手入れ方法などもご説明しますので、安全靴の購入を考えている方はぜひご覧ください。
目次
まずは安全靴の規格や種類、お手入れ方法についてご説明します。
安全靴・作業靴には2つの規格があります。それが「JIS(日本工業規格)」と「JSAA(日本保安用品協会)」です。
安全靴とは、広義的には「つま先に保護先芯が入っており、足を守る靴」といった意味になっています。しかし正確には、安全靴とは「既定の材料を使用し、JIS認可工場で製造され、JIS規格の安全性と耐久性を満たした靴」のことをいいます。そのJIS規格が「JIS T8101」です。
そして、もうひとつのJSAA規格に認定された靴は「軽作業靴(プロテクティブスニーカー)」と呼ばれます。軽作業時に着用される作業靴です。JIS規格合格品(つまり安全靴)と比べて耐久性は落ちますが、デザイン性が高く、軽量でフットワークが良いモデルが多いのが特徴です。
それぞれの規格に認定された靴かどうかは、次のように確認できます。
規格についてさらに詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。
安全靴の種類として短靴・中編上靴・長編上靴・半長靴の4つがあり、それぞれ次のような特徴があります。
くるぶしよりも短いタイプが短靴です。動きやすく、活動性に優れています。
くるぶしまでをしっかりガードするのが中編上靴です。足首を守り、砂や水などが入りにくくなっています。
くるぶしやスネまでガードするのが長編上靴です。締りがよく、着用者の足の形状に合わせやすいので、長い時間作業をする場合に適しています。
長編上靴と同じように、くるぶしやスネまでガードしますが、靴ヒモがないのが半長靴です。ヒモがない分、すばやく着脱できます。
安全靴を長く、安全に使い続けるために、お手入れは欠かせません。ここでは、安全靴のお手入れの方法をご紹介します。
安全靴は革靴などと同様に、水洗いができません。次の方法で、しっかりとお手入れをしましょう。
汚れがひどい場合は、濡れた布に石けんをつけその部分を軽く拭き取ります。その後、乳化性のクリームなどを塗ります。ベンジンは絶対に使用してはいけません。
靴が濡れた場合には、まず水分を含ませた布で汚れを落とします。その後、新聞紙を丸めて詰め込み、風通しの良いところでかげ干しです。乾いたあとは、乳化性のクリームなどを多めにすり込みます。
「Tamayura Athle(たまゆらアスレ)」は、50年以上の歴史がある商品ノウハウを活用したアパレルセレクトショップです。コンセプトがプロ仕様の機能性とファッション性の融合となっており、扱いやすくもファッション性を犠牲にしないラインナップを展開しています。
安全靴に関してもJSAA規格品からJIS規格品の正式な安全靴まで販売中です。見た目にもおしゃれな安全靴が揃っているため、ぜひチェックしてみましょう。合わせて作業着もファッション性の高い商品を販売しています。
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最初におすすめする安全靴&メーカーは、アシックスの軽量ハイカット安全靴 ウィンジョブCP601 G-TXです。
ASICS(アシックス)は、国内最大手のスポーツ用品メーカーである株式会社アシックスが展開するブランドです。スポーツシューズやウェアなどの製造・販売を行い、国内の売上高はNo.1。
そんなアシックスが、作業靴を初めてつくったのが1999年です。その後も開発を続け、2015年にはついにJIS規格の安全靴を販売します。
アシックスの安全靴の特徴は、その種類の多さです。ローカットやハイカット、ブーツタイプなどの形状から、紐タイプ・マジックテープ・スリッポンタイプなどなど。そして、まるでスポーツシューズのようなデザイン性の高さで、人気の安全靴メーカーとなっています。
アシックスの安全靴でおすすめするのは、軽いハイカット安全靴 ウィンジョブ CP601 G-TX(JSAA規格A種認定品)です。
足首に配慮したハイカットで、優れた防水性と透湿性を両立する「ゴアテックスファブリクス」を搭載し、防水性もバッチリです。一足(サイズ26.5cm・片足)が445gと軽量性も備えます。またスリムなデザインも、人気の理由です。
おすすめ安全靴&メーカー2つめは、ミズノの超軽量おしゃれなレディース安全靴 オールマイティFS32Lです。
MIZUNO(ミズノ)は、大阪に本社を持つ総合スポーツメーカーである美津濃株式会社が展開するブランドです。特に野球用品では、国内シェアトップとなっています。
そして、ミズノが安全靴などワークアパレル事業に本格参入したのは2017年。スポーツ用品開発で培った技術を活かした製品を製造してきました。機能性とタフネスを兼ね備えたモデルが特徴です。
またシューズのデザインについても、「いい意味でワーキングシューズらしくないデザイン」として人気が高いです。現在は作業用として、安全靴のほかに、ワークウェアやサポーター、バッグなども販売しています。
ミズノでおすすめするレディース安全靴は、オールマイティFS32L(JSAA規格A種認定品)。
オールマイティFS32Lは、女性の足に合わせた靴型設計です。そのため男女兼用モデルが多いワークシューズのなかでは、珍しくレディース専用のモデルとなっています。また、ゴムの靴紐で脱ぎ履きもしやすいです。
さらに一足(サイズ23.0cm・片足)が285gと超軽量!これだけ軽ければ、作業の負担になりません。
3つめのおすすめ安全靴&メーカーは、プーマのスウェード安全靴 Airtwist Green Lowです。
ドイツ・バイエルン州に本社を持つPUMA(プーマ)。スポーツ用品全般の製造・販売を行っており、特にサッカーでは定番のブランドとなっています。日本での販売はプーマ ジャパン株式会社が行っています。
そしてPUMAの安全靴は、PUMA SAFETY(プーマセーフティ)というブランドで販売されています。こちらは日本国内では、株式会社ユニワールドによって2014年から展開中です。
安全靴の種類はそれほど多くありませんが、「幅広・甲高」である日本人の足に徹底的にこだわったデザインのELEMENTAL PROTECTシリーズがあります。日本国内最高峰のレースである、スーパーGTのピットクルーも履いており、靴の信頼性は実戦で証明済みです。
その他のPUMA SAFETYの特徴としては、デザイン性の高さが挙げられます。スポーツメーカーPUMAのデザイン性を引き継ぎ、安全靴でありながら、ランニングシューズのようなスリムなスタイルが特徴です。
PUMA SAFETYの安全靴でおすすめするのは、スウェード安全靴 Airtwist Green Low(エアツイスト グリーン ロウ)です(JSAA規格A種認定品)。
プーマならではのクラシックなデザインに、モダンでファッショナブルな要素を融合したスタイル。
先芯には、グラスファイバーで強化した新開発の合成樹脂素材「コンポジット トゥ キャップ」を使用。靴底にはかかとが地面についたときの衝撃を吸収する「IDセル」を搭載するなど、ニュースタンダードとなる最新のテクノロジーを装備しました。
4つめにおすすめする安全靴&メーカーは、DIADORA(ディアドラ)軽い安全靴 MOA (モア) MO-16です。
DIADORA(ディアドラ)は、1948年に登山靴メーカーとして創業したイタリアのスポーツ用品メーカーです。サッカー・テニスのウェアやシューズが有名で、2019年にはフットサルのFリーグで活躍するチームであるトルエーラ柏と、ユニフォームサプライヤー契約を締結しています。
そしてディアドラの安全靴ブランドが「DIADORA UTILITY(ディアドラユーティリティー)」です。DIADORA UTILITYは、ディアドラとドンケル株式会社のセイフティテクノロジーが、合体してできた新しいギアといえます。
DIADORA UTILITYの安全靴は、シューズタイプが多くあります。靴ひもを使用しないBoaフィットシステム搭載のモデルや、前後左右360度から足を守る「360シリーズ」など様々です。そしてそのデザインは、やはりスポーティなモデルが多くあります。
DIADORA UTILITYの安全靴でおすすめするのは、軽い安全靴 MOA(モア)MO-16(JSAA規格A種認定品)です。
MO-16は、まずソールが全方向超耐滑+超軽量ソール搭載です。耐滑区分は最高レベルの「5」。そしてソールが軽量なため、靴自体も一足(片足/26cm)で380gと軽量です。
そのほか、つまづき防止機能・ソールの排水溝設計・アッパーに生活防水素材を使用した5大改革により、履きやすさが前モデルからさらにアップしています。
ミドリ安全の最新安全靴QL-01が、5つめのおすすめ安全靴&メーカーです。
1952年に安全衛生保護具の総合メーカーとして設立されたミドリ安全株式会社。現在では安全靴のほか、ヘルメット等安全衛生保護具、オフィス・ワーキングユニフォーム・産業用防護服、空気清浄機・喫煙所システム・エアフィルタ等の環境改善機器など、安全に関する多くの製品を製造・販売しています。
ミドリ安全の安全靴の特徴は、やはりその種類の多彩さです。シューズ・ハイカット・ブーツタイプだけでなく、静電安全靴や耐油・耐薬安全長靴など多くの安全靴・作業靴を製造・販売しています。
ミドリ安全でおすすめするのは、最新の安全靴であるQL-01(JSAA規格A種認定品)です。
QL-01のQLとは「Quantum Leap=飛躍的な進歩」の意味で、「異次元の反発力を搭載した」と宣伝しています。反発力の秘密は、とても柔らかな高反発ミッドソール「QLフォーム」を採用した点。指で押すだけでも柔らかさがわかるソールで、通常のEVAソールと比較し高い反発力を持っています。
耐滑区分最高の「レベル5」となるハイグリップソールや、両足(サイズ26cm)で710gと軽量、ストッパーによるシューレース固定など、使いやすさも問題ナシです。
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