クレジットカードを選ぶうえで、「年会費」は最も重要な要素の一つです。一般的には、年会費が高いほどサービスや保険の質が高くなると言われていますが、年会費無料でも質の高いクレジットカードはたくさんあります。初めての方でも取得しやすいことから人気がありますが、今回はその特徴や注意点、おすすめのカードなどをご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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また、カードの年会費には、旅行中に万が一のことがあった場合に補償される「海外・国内旅行傷害保険」や、クレジットカードの紛失や盗難、不正使用の被害に遭った場合に補償される「紛失・盗難補償」など、カードの各種付帯保険やサービスの費用も含まれています。
クレジットカードは基本的にランク分けされていて、最高ランクは「ブラックカード」、その他は「プラチナカード」「ゴールドカード」「一般カード」の順となっています。ゴールドカード以上のランクのカードは、「ステータスカード」(地位の高いカード)とされることが多いです。
基本的に、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなどの「ステータスカード」は、年会費が高い傾向にあります。ただし、年会費が無料の「一般カード」もあります。また、ステータスカードは、一般カードに比べて入会条件が厳しくなっています。
また、お試しで1年間だけ利用するつもりでも、自動更新されてしまうと年会費が差し引かれてしまいます。初年度無料のサービスを提供しているクレジットカードを利用する際には注意が必要です。
また、一度申し込めば、永久に年会費が無料になるクレジットカードもあります。年会費無料のクレジットカードを探している方は、できるだけ永年年会費無料のクレジットカードを選びましょう。
年会費がかかるカードの方がポイント率が高いこともありますが、そもそも、年会費を取り戻そうと思ったら、かなりの出費が必要になりますし、特定のサービスに絞って、かなり効率よく利用しないと元が取れないかもしれません。
また、うっかり有効期限を忘れて、せっかく貯めたポイントがなくなってしまっても、無料で利用しているカードならがっかりすることも少ないでしょう。
無料カードは発行手数料はかかりません。ただし、解約手数料が発生するカードがあります。また、カードの盗難や紛失があった場合には、別途発行手数料が必要になることもあります。さらに、年会費が無料でも、返済(分割払い、リボ払い、キャッシング)には手数料がかかりますので、覚えておきましょう。
年会費が無料だからといって、クレジットカードの基本的な機能が欠けているわけではありません。ショッピングでの支払いはもちろん、各カード会社のポイントサービスも利用できます。また、優待サービスや特典が付いているものもあり、現金で支払うよりもお得に利用することができます。
クレジットカードの基本的な機能に満足している方や、ゴールドカードやプラチナカードならではの高いステータス性を求めない方は、年会費無料のクレジットカードで十分にメリットを実感していただけることでしょう。
クレジットカード会社が有料・無料でわざわざ別のセキュリティシステムを用意するのはコストがかかるため、年会費があるものとないものではセキュリティに差はありません。そのため、年会費が無料だからといってセキュリティが甘いという心配はいりません。もし、どうしても心配な場合はカード会社にセキュリティ面での管理について尋ねてみましょう。
年会費無料のクレジットカードを選ぶ際には、目的や優先したい条件などを明確にした上で、自分に合ったクレジットカードを選ぶようにしてください。ここでは、良い年会費無料カードを選ぶための3つのポイントをご紹介します。
学生向けのクレジットカードや若者向けのクレジットカードには、年会費無料のものが多くあります。ただし、卒業後や一定の年齢を過ぎた後にクレジットカードが自動的に切り替わる場合には、年会費が発生するケースもあるので注意が必要です。
また、効率よくポイントを貯めたいのであれば、ある程度カードの枚数を絞ったほうが良いでしょう。日常生活で頻繁に利用するメインカードと、それ以外の特典や目的のためのサブカードに分けることで、カードの価値を最大限に引き出すことができます。
例えば、楽天カードは、クレジットカードとしての年会費は無料ですが、ETCカードを作ると、年会費550円が別途かかります(ゴールドカード以上は無料)。
また、年会費無料のクレジットカードの中には、エポスカードやオリコカードなど、ETCカードを無料で作れるクレジットカードもあります。特に、ETCカードのコストを確認しておくとよいでしょう。
以上、無料で作れるクレジットカードにもさまざまな種類があることをお伝えしました。無料だからといってすぐに申し込まず、ぜひ特典や注意点を考慮して、自分の目的にぴったりの一枚を選びましょう。