床材のおすすめメーカー人気7選!メーカーの特徴も詳しく紹介!
部屋の面積の大部分を占める床は部屋全体の印象をも左右する大切な要素です。床材の印象1つでお部屋全体のイメージも変わってくる上、完成した後に容易に変更ができないため慎重に選びたいところです。
そこで、この記事では工具男子新聞オススメの床材を取り扱うメーカーをピックアップしてご紹介していきます。各メーカーの特徴についても解説していきますので、自分の好みに合った床材メーカーを見つけてください。
床材を選ぶなら?
床材の種類は、カーペットや畳、クッションフロアなど様々にありますが、人気があるのはフローリングです。フローリングには、天然木で作られた無垢材フローリングと、複数の素材を張りあわせて作られている複合フローリングとの2種類があります。それぞれに特徴があるので、それらをよく理解し自分のお部屋にあったフローリングを選びましょう。
例えば、質感にこだわるなら無垢材、費用やメンテナンスの手間を重視するなら複合フローリングなど、好みや予算によって適している素材は異なります。
無垢材の特徴
無垢材フローリングは前述の通り、天然木の木材をそのままフローリングに加工したものです。多くの方がフローリングと聞いてイメージされるのが無垢材フローリングでしょう。古くから使われているのは無垢材フローリングです。
無垢材フローリングの特徴は、天然の木目により高級感があり、肌触りが柔らかく、調湿機能があります。使えば使うほど味わいが増し、耐久性も高いです。見た目に高級感があるため、注文住宅などでも好まれる傾向にあります。
デメリットは、まずは複合フローリングに比べて全体的に高価であることです。また、天然木故に色や木目にばらつきがあり、反りや割れが発生しやすい面もあります。汚れやすく、ついた汚れは落ちにくいため、複合フローリングに比べメンテナンスがしにくいです。
複合フローリングの特徴
複合フローリングは、2~3ミリ厚の複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、天然木の薄材を張り合わせて作られたものです。
複合フローリングの特徴は、土台が合板であるために板の反りや伸縮が少なく、かつ表面の天然木により無垢材のような高級感や味わいは感じられる点です。また、多くの複合フローリングは傷や汚れに強いなどの機能面が強化されている製品も多く、水回りなどの汚れやすい部分でもメンテナンスがしやすいものを選べます。
そして最大のメリットが、無垢材フローリングに比べ価格が安価である点です。近年建てられた住宅の多くが複合フローリングを採用して建てられていますが、価格面はその大きな理由でしょう。デメリットは、無垢材フローリングに比べやや硬く、また自然の風合いは劣る点でしょう。表面の天然木部分は薄いため、剥がれなどが起きやすいのも難点の1つです。
床材の人気おすすめメーカー7選
それでは、工具男子新聞オススメの床材メーカーをご紹介していきます。自分にあった床材メーカーを見つけましょう!
床材メーカー①WOODONE (ウッドワン)
ウッドワンは木のぬくもりを重視し、天然木にこだわりがあります。そのこだわりは、ニュージランドで苗木から植林し、自社生産してしまうほどです。そこで作られた上質なパイン材を使用した無垢材フローリングのピノアースシリーズは同社の主力製品です。無垢材では珍しい、床暖房に対応した製品もあるので、床暖房をつけたいけれど無垢材がいい!という方はぜひチェックしてみてください。
その他にも、一般的な複合フローリングに使われる表面の天然木の厚さの約4倍以上、1.2mmもの厚さの天然木を使用したコンビットワンダーシリーズや、表面にウレタン加工の施されたメンテナンスのしやすいシリーズなどもあります。
床材メーカー②Panasonic (パナソニック)
パナソニックのフローリングの他者と違う大きな特徴は、花粉やダニの死骸、ペットのフケといったアレル物質を抑制する機能がついている点です。「アレルバスター配合塗装」という特別な塗装のためで、アレルギーに悩む方には大きなメリットといえる床材でしょう。
その他に汚れや傷に強いシリーズなど機能面が充実した製品が多いです。色柄も豊富で、価格も比較的リーズナブルなものもあります。
床材メーカー③EIDAI (永大産業)
永大産業のフローリングはハウスメーカーの標準仕様にも採用されています。永大産業には無垢フローリングのシリーズもありますが、特筆すべきは複合フローリングの種類の多さと万人に好まれるデザイン性です。
同社の複合フローリングは、無垢材のような上質な質感と他にはないデザイン性の高いシリーズが数多くラインナップされています。西洋の寄木細工をイメージして作られた「リアルグレインアトムシリーズ」などもあり、独自性の高い複合フローリングが魅力の床材メーカーです。
床材メーカー④LIXIL (リクシル)
LIXILの床材は、全て複合フローリングタイプのフローリングです。化粧シートで作られたラシッサシリーズは、独自開発のフットフィール仕上げという特殊技法を用いたフローリングで、天然木のような質感にメンテナンスのしやすい強い表面加工が特徴の製品です。
抗菌効果や床暖房対応、傷や変色に強いものなど様々な機能の付与された製品も多く、価格帯やデザインも豊富に取り揃えられています。複合フローリングを考えられている方は、一度リクシルのフローリングも検討してみることをオススメします。
床材メーカー⑤DAIKEN (大建工業)
DAIKENのフローリングは、木材組織にプラスチック樹脂を注入・充填する独自の加工技術「WPC(Wood Plastics Combination)」という独自技術で有名です。この技術により、数多くの耐久性に優れた製品の開発に成功しています。天然木を使用した床材でありつつ、汚れにも強いのがこの加工のすごいところで、こどもの落書きなどもすぐに消せてしまうと言います。天然木の味わいと、メンテナンスのし易さを兼ね備えた同社のシリーズは一見の価値があります。
床材メーカー⑥NODA (ノダ)
NODAのフローリングは複合フローリングメインです。同社のフローリングには、最近の繁殖を抑える抗菌処理や、汚れに強い加工のされた製品が数多く取り揃えられています。特殊シートNEXを使用したネクシオシリーズは衝撃吸収するフローリングなので、高齢者やペットなどがおられる方にもオススメのシリーズです。
床材メーカー⑦住友林業クレスト
住友林業クレストのフローリングは、木のぬくもりを大事にしつつ、住宅のトレンドもうまく取り入れたデザイン性のある製品が特徴です。住む人の暮らし方などに着目してテーマ分けして作られたシリーズなので、自分がどのタイプに入るか探してみましょう。
住友林業クレストは、フローリングの基材として植林材や国産材を積極的に使用しているのも特徴の1つです。植林材や国産材を50%以上使用した製品には、「+eco」と表示するなど環境に配慮した製品作りに積極的な床材メーカーです。環境に優しい家作りに興味のある方にはオススメのメーカーです。
フローリングを選ぶ際の注意点
フローリングを選ぶ際に、ぜひ覚えておいてほしい注意点があります。お部屋ができてしまってから後悔しないように、ぜひ参考にしてください。
フローリングを実際に触れてみよう!
選んだフローリングを後悔しないためのオススメの方法は、ある程度の面積に敷いてあるフローリングを実際に触ることです。床材メーカーのサイトやカタログなどで商品に関する情報はほぼほぼ得ることはできます。手のひらサイズのサンプルで実際のテクスチャなどもみて触ることはできます。ですが、それだけでは実際に自分の部屋にあるときのイメージはわきにくいものです。
小さなサンプルを見て悩んでいるなら、実際に床材メーカーなどのショールームに足を運んでみましょう。実際に敷き詰めてある場所に行って床の上を歩いたり、手で触ってみたりして体感すると、サンプルだけではわからなかった色柄のイメージ、硬さ、手触りなどの違いを感じ取ることができます。これがいい!これはなしというものが、サンプルだけをみている時よりはっきりわかることもあるでしょう。
気になる製品があればショールームに行ってみるのが、案外床材選択の近道になることもあるでしょう。
自分に合った商品を見つけるためにチェック
床材を選ぶ時に、フローリングの色柄やテクスチャ、材質や機能性などできる限り調べて情報を得て、実際にサンプルに触って手触りを確認することはできます。完璧に調べたと思っても、実際その床材でお部屋を作り住んでみると、サンプルを触っただけではわからない、思いがけないメリット・デメリットに気付くことがあるでしょう。
だからこそ、その床材を使ったお部屋に実際に住んでいる人の口コミは貴重です。子どもがいるからこその目線、ペットがいるからこその目線、こんな生活があるからこその目線、こんな趣味があるからこその目線など、住む方の暮らし方や家族構成、趣味嗜好は様々です。なので、例えば同じ床材の機能性であっても、人によってはメリットに感じたりデメリットに感じたりするものです。
リフォームや新築の際に決めなくてはいけないことはたくさんあり、床材だけに時間をかけられません。自分の想像力だけでは足りない情報を口コミや評判から探し出して、自分にあった床材選びの参考にしてください。
フローリングは使う場所や目的に合わせて選ぼう!
ここまで、各メーカーの特徴やフローリングを選ぶ際の注意点などを解説して参りました。良いフローリング選びは各フローリングの特徴を理解するだけでなく、自分の暮らしや好み、目的にあったフローリングを選ぶことが重要です。上記の特徴を理解した上で、自分の暮らし方や目的を整理して、より良い床材選びをしましょう。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。