記事更新日:

家が欲しい時はまず何をしたらいい?家の探し方から購入手順まで徹底解説!

当サイトの記事には広告、アフィリエイトが含まれています。

夢のマイホームを持つことは誰もが憧れるものでしょう。「家が欲しい!」と思っても、すぐに手に入るものではありません。実際には、家探しからローン、購入、契約など、入居するまでには様々な手続きが必要になります。できるだけスムーズに行う為にも、マイホーム購入の流れを知っておきましょう。ここでは、家の探し方から購入手順まで詳しくご紹介します!

家が欲しいと思ったらまず考えること

家が欲しいと思ったら、まずはどんな家に住みたいのか考えましょう。マイホームと言っても、戸建てやマンション、中古や新築などがあり、選ぶ家によって購入費用を始め、暮らし方、維持費などが大きく異なります。大切なのは、「どのような暮らしを送りたいか」です。自分が理想とする暮らしを考え、後悔しないマイホームを手に入れましょう!

戸建かマンションか

これから家を購入しようと考えている方は、戸建てにしようかマンションにしようか悩む方も多いでしょう。どちらにも、それぞれメリットとデメリットがあります。

購入価格でみると、ひと昔前までは、マンションよりも一戸建ての方が高い傾向にありましたが、近年は都心部を中心にマンションの価値が上昇している為、同じ条件で比較するとマンションの方が高くなっています。

では、住み心地はどうでしょうか。これは、人によって意見は様々ですが、戸建ては住居の広さや駐車場、プライバシーが有利になるでしょう。一方マンションは、比較的駅近物件が多い為、通勤・通学が便利です。また、ゴミステーションが敷地内にある・共用部、建物まわりの清掃が不要・セキュリティの安心感などもメリットに挙げられるでしょう。

また、家は買って終わりではありません。その家で暮らしていく以上「維持費」というものが必要です。マンションは、毎月、管理費・修繕積立金・駐車場代がかかります。一戸建てであれば、これらの出費はありませんが、建物に不具合があった時大きな出費が強いられることもあります。

戸建てとマンション、どちらが良いとは一概に言えませんが、自分が何を重視するかしっかりと見極め、暮らしやすい家を選ぶことが大切です。

新築か中古か

「新築と中古」こちらも、家を購入する時に迷うところでしょう。マイホームといえば新築と言う時代もありましたが、近年はリフォームやリノベーションによって理想の家づくりも可能になっています。後ほど、新築と中古のメリット・デメリットを紹介しているので、そちらも是非家選びの参考にして下さい。

家が欲しいと思ったら予算も決めておく

マイホームの予算は、家探しにとって最も重要なポイントです。無理をして手を出してしまうと、生活が苦しくなり、せっかくマイホームを購入したのに快適な暮らしができなくなってしまいます。実際に、泣く泣く家を手放した例も少なくありません。

実際の収入、貯蓄を踏まえて、いくら借入するのか、頭金は入れるのかなど、しっかりと予算を決めて、その範囲内で家探しを行いましょう。

毎月の返済可能金額を決める

マイホームの購入予算を決めるにあたって、毎月の返済可能額から算出する方法があります。まず、自身の収入、生活環境を踏まえて、毎月きちんと支払える無理のない金額を決めましょう。その返済額を年収で割って返済比率を出してみましょう。

返済比率(%) (毎月の返済額×12)÷年収×100

年収が400万円で、毎月の返済額を7万円と決めた場合、(7万円×12)÷400万×100で、返済比率21%になります。一般的に適正な返済比率は20~25%と言われているので、できるだけこの範囲に抑えることを目安にしましょう。月額返済が決まれば、35年ローンと過程して計算すればおよその購入予算が算出できます。

しかしこれはあくまで一般的な計算方法で、子供の人数、年齢などで変わってきます。人生計画をしっかり立て、無理のない返済プランで算出しましょう。

自己資金と借入金額を決める

銀行から融資を受ける上で大きなポイントとなるのが「頭金」です。最近では、頭金なしでも融資してくれる金融機関もあり、自己資金なしでもマイホームが購入することができます。まずは、頭金を入れるのか入れないのかを決めましょう。

頭金を入れることで、融資が受けやすくなる・月々の返済額が抑えられる・金利が安くなる等のメリットがあるので、余裕がある方は頭金を入れることをおすすめします。頭金の平均価格は、物件価格の1~2割です。4000万円の家であれば400万円の頭金が相場になっています。

自己資金がない場合、物件価格が丸々借入金額になります。住宅ローンはこの先何十年も払っていくものです。生活が圧迫しないよう、決して無理のない資金計画を立てて借入を行いましょう。

理想の家を目指して背伸びしすぎない

家選びでは気持ちが高まり、あれもこれもと求めがちです。理想の家を目指すうちにどんどん価格が跳ね上がり予算オーバーになってしまいます。借入金額が高いほど月々の返済額はアップし、後々生活に支障が出ることも少なくありません。決して背伸びしすぎず、「欲しい家」と「買える家」は別と割り切ることも大切です。

どんな家が欲しいのか条件を整理

理想の家を目指して背伸びしすぎるのはいけませんが、せっかく購入する夢のマイホームです。全てとまではいかなくても、できるだけ理想に近づける為に、どんな家が欲しいのか条件をピックアップし整理してみましょう。それぞれの条件に優先順位をつけ、できるだけ上位の条件をクリアさせることが、後悔しない家選びのコツです。

立地条件

家選びにおいて、通勤・通学を考えて交通の利便性がよい場所、学校や病院、スーパーなどが近くにある等、立地を重視する方が圧倒的に多いです。立派で満足できる家を建てたとしても、実際住んでみて立地の不便さに後悔する方も少なくありません。「どんな場所に住みたいか」を整理し、なるべくそれに近い立地を選ぶようにしましょう。

家の広さ

国土交通省の「住生活基本計画」によると、快適に住むことができる理想の家の広さは「25平米×人数+25平米」ほどの広さが望ましいとされています。 住まいという限られた面積では、スペースの配分が重要です。戸建てでは、庭や駐車場の配分も必要になります。

家族が暮らしやすい家を目指し、リビングの広さ、子供の人数、庭の有無などを考慮し、予算と照らし合わせながら、家の広さ、配分スペースを決めましょう。

新築の家が欲しいとき考えること

新築と中古にもそれぞれメリット・デメリットがあります。まずは、新築住宅のメリットとデメリットを見ていきましょう。可能であれば、誰もが新築の家が欲しい!と願うはずです。しかし、メリットだけでなくリスクもあることを理解し、よく考えて決断しましょう。

新築住宅のメリット

新築のメリットは何と言っても新しいことです。誰も住んだことのない家は、やはり快適で「マイホームを買った!」という実感も湧いてくるでしょう。

設備も新しく、便利で暮らしやすいというのが新築の強みでもあります。特に新築マンションでは、床暖房や24時間換気システム、LED照明、カードキー、生ごみディスポーザー等、最新の設備が整っていることが多いです。

また、全てが新しいので建物の劣化や設備の故障がなく「修繕費がかからない」、高気密・高断熱住宅で「光熱費が安い」など、家の維持費を抑えることもできます。

建物や設備が新しいだけではなく、新築の場合は住宅ローン控除・固定資産税・不動産取得税などの、税制優遇措置が手厚いのもメリットです。中古住宅でも税制優遇措置はありますが、新築ほど優遇はされません。

新築住宅のデメリット

メリットばかりに思える新築住宅ですが、少なからずデメリットも存在します。新築でいちばんのネックが価格が高いことです。建物や設備が新しいので当然と言えば当然ですが、それ以外にも新築を購入する際は、それを販売する為の広告費やモデルルーム設営費、人件費などが価格に上乗せされるので、中古と比較するとやはり割高になります。

また建売り以外は、事前に物件の確認をすることができません。注文住宅や新築マンションなどは、建物が出来上がる前に購入することになります。実際に住んでみて、思っていたよりも日当たりが悪い、眺望がイメージと違うなど、「こんなはずじゃなかった…」と後悔するリスクもあります。

中古の家が欲しい時に考えること

 

続いては、中古住宅が欲しいと時に考えることを見ていきましょう。新築が良いけれど、予算や立地を考えて中古住宅を検討される方も多いでしょう。中古住宅というとデメリットが多いように感じますが、大きなメリットもあります。中古住宅のメリットとデメリット、それぞれ詳しくチェックしてみましょう!

中古住宅のメリット

中古住宅のメリットは、やはり安くマイホームが手に入れられることです。中古物件でも、しっかりとリフォームされ、まるで新築のような物件もあります。また、リノベーションによって自分の好みを取り入れ、理想の家づくりをすることも可能です。

また新築と違い、実際建物の状態を見て購入を決めることができます。新築のデメリットに挙げた、日当たりや眺望など、購入前に確認できることが中古住宅のメリットでもあります。

中古住宅のデメリット

安く購入できる中古住宅ですが、長く暮らしていくと経年劣化による不具合が生じやすく、修繕費が嵩むデメリットがあります。やはり全てが新しい新築住宅と比べると、建物の不具合、設備の故障が発生しやすいリスクは避けられません。

最近の新築住宅では、高気密・高断熱など高機能住宅が多いですが、中古住宅においては、新築ほどの機能は期待できません。よって、光熱費などのランニングコストが高いというデメリットもあります。

また、住宅ローンに影響する場合があります。融資を受ける際は、購入物件に「抵当権」を設定しますが、中古住宅の場合その担保価値も審査対象になります。あまりに年数が経っている古い物件の場合、審査が承認されないこともあります。

家が欲しいと思ってから購入するまでの手順

家が欲しいと思ってから実際に住むまでは、実に様々な手続きが必要です。できるだけスムーズに進める為にも、家探しから購入、入居までの流れを確認しておきましょう。

手順①物件の情報収集

家が欲しい!と思ったら、まずは情報収集から始めましょう。いちばん早くてたくさん情報を得られるのが、「不動産ポータルサイト」です。不動産情報を専門に扱っているサイトで、豊富な物件情報が掲載されています。気になった物件があれば問合せしてみましょう。

【おすすめの不動産ポータルサイト】

  • SUUMO(スーモ)
  • LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)
  • at home(アットホーム)

また、家探しの際はウスイホームのサイトも便利です。家探しに関する情報や注意点など様々なお役立ち情報がまとめられています。ぜひ参考にしてみてください!
ウスイホームのサイトを詳しく見る

手順②物件の見学へ行く

少しでも気になる物件があれば、現地に行き見学してみましょう。建売りであれば、不動産会社に連絡をすれば、内覧させてくれるはずです。注文住宅なら土地、マンションであれば現地とモデルルームを見に行きましょう。実際に自分の目で見て、立地や環境などを知ることが大切です。ひとつではなく、いくつか気になる物件を見学して比較してみましょう。

手順③購入の申し込みをする

購入したい物件が見つかったら、購入の申し込みを行いましょう。「申込証拠金」を支払うことで、本契約前にその物件を仮押さえすることができます。金額は数万円~10万円程度で、契約が成立しなかった場合は返還されます。

手順④重要事項説明を受ける

不動産購入時には、売買契約の前に宅地建物取引士による「重要事項説明」を受けることが義務付けされています。

権利関係、購入物件を使用する上での法的な制限、購入代金の授受の方法、万一契約を解除するときの規定等がこと細かく書面化されており、説明を受けたあと署名・捺印を行います。「聞いた」「聞いていない」のトラブルにならないよう、しっかりと説明を受けましょう。

手順⑤売買契約をする

重要事項説明で特に問題がなければ、正式に売買契約を行います。この時に必要なのが「手付金」です。不動産売買契約では、契約締結時に買主が売主に「手付金」を支払うのが一般的です。金額は、売買金額の5~10%が相場です。買主が原因で契約が不成立になった場合、手付金は返還されないので注意しましょう。

手順⑥物件の再確認

引き渡し前に、必ず物件を再確認しましょう。建物や設備に不具合がないか、しっかりチェックして下さい。仕上がりが悪い箇所や、傷など、気になるところを指摘すれば、引き渡しまでに修理してくれるはずです。

手順⑦残金決済

ここまできたら、あとは「残金決済」です。あらかじめ決めていた決済日に、購入金額から申込証拠金・手付金を引いた金額を、売主に一括で支払います。この時点で晴れて自分の家になります。

手順⑧引き渡し・入居

法務局で不動産の所有権移転登記を行い、マイホームの鍵を受け取ります。あとは入居するのみ!引っ越しをすれば、念願のマイホーム生活がスタートです!

家を購入する際の注意点

最後は、家を購入する際の注意点をご紹介します。家を買うにあたって、知っておくことで避けられるリスクがあります。家の購入を考えている方、いつか家を買いたいと思っている方は、是非覚えておいて下さい。

立地条件だけでなく災害リスクもチェック

家探しの際、立地や建物に目がいきがちですが、災害リスクをチェックすることも重要です。近年、地震や津波、台風など多くの自然災害に見舞われるケースが多いです。自然災害は、自ら避けようがなく、未然に防ぐこともできません。

火災保険や地震保険に加入することは最低条件ですが、購入前にハザードマップで確認し、できるだけ危険な土地の購入は避けましょう。ハザードマップは、各自治体や国土交通省のHPで確認できます。

将来的に売ることも考えておく

家を購入する際は、将来その家を売ることも考えて選ぶことをおすすめします。ひと昔前までは「家を買うのは人生一度きり」と考える方が多かったですが、今では子供が1人立ちをしたから夫婦でマンションに住み替えたい、二世帯住宅を建てたいなど、ライフスタイルの変化によって家を買い替える方も増えています。

自分の希望や理想を優先して家を購入してしまうと、将来家を売りたいとなった時、買い手がつかない、良い値がつかないといった可能性もあります。家を購入する際は、将来売却することを想定して家選びをすると良いでしょう。

家が欲しいと思ったら購入する流れをしっかり押さえよう!

家の購入を段取りよくスムーズに行うには、一般的な流れを押さえておくことが大切です。家選びをしている時は、気持ちも高まりウキウキして楽しいことが多いでしょう。しかし、購入から引き渡しまでま何かと大変でウンザリしてしまうことも少なくありません。

いざ直面して慌てないですむよう、購入までにどんな作業や手続きが必要なのか、その手順をしっかり押さえ、夢のマイホームを手に入れて下さい!

その他の関連記事はこちらから

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。