セルコホーム後悔する?基本情報から評判まで建てる前にチェック!
セルコホームはカナダ輸入住宅メーカーで、1995年から日本で販売しています。住宅先進国のカナダの家は輸入住宅らしい可愛いデザインが魅力で、注文住宅だけでなく規格住宅もあります。ここではセルコホームの基本情報から評判までご紹介してまいります。セルコホームで建てるか検討中の方は、建てる前にチェックしてみて下さい。
目次
セルコホームとは
セルコホームは輸入住宅メーカーで、欧米の伝統的なデザインをベースに多彩なデザイン提案している会社です。セルコホームをよく知らないという方は、特徴や基本情報をチェックしてみて下さい。
セルコホームの特徴
セルコホームの特徴は、やはりカナダ住宅を建てられることです。カナダは冬の寒さが厳しい地域もあれば夏は猛暑になる地域もある自然環境が厳しい国なので、世界に先駆けて住宅の性能に着目し、断熱・気密・省エネ性能などに関する技術開発や改良が行われてきました。
カナダ住宅はそういった環境の中でも快適に暮らせる住宅性能の高い家となっています。また、セルコホームはツーバイフォー工法で建築されるので耐久性があり、躯体も強靭なため耐震性能も高いことも特徴です。日本は地震大国なので、耐震性の高い家を求める方も多いですが、セルコホームなら安全性も高いでしょう。
また、湿気対策もしっかり行っています。床下に防湿シートを敷いてあるので地上からの水蒸気を防ぎ、乾燥材を構造用製材に使用しているので、湿度の高い日本にも合っています。さらに、多くの方は輸入住宅だと保障面が心配になるかもしれませんが、地盤保証や建築工事保証、住宅完成保証制度もあります。
施工から引き渡しまでに第三者機関の点検を受けるなど、日本のハウスメーカーなどと変わらない保証はしっかりあるので、安心です。
セルコホームの基本情報
セルコホームの本社は宮城県仙台市にあり、東北地方を中心にモデルハウスもあります。実物を見てみたいという方は、ぜひモデルハウスも見学してみて下さい。
会社設立 | 昭和34年10月 |
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本社 | 宮城県仙台市青葉区上杉2-1-14 |
構造・工法 | 木造・ツーバイフォー工法 |
主要事業所 | 東北支店、横浜支店、大阪支店、金沢支店、カナダオフィス、他全国パートナー加盟会社 |
セルコホームの評判・後悔したポイント
ここからはセルコホームの評判をご紹介してまいります。まずは後悔したポイントです。実際に建てた方が後悔した内容なので、自分もそう感じてしまう可能性があります。良くなかった点も把握つつ、建てるべき魅力を検討してみて下さい。
後悔したポイント①仕様が違い使い勝手の悪い部分があった
まずは仕様が違い使い勝手の悪い部分があった点です。日本の住宅メーカーは日本人が使いやすい、住みやすいように仕様が設定されていますが、カナダ住宅はカナダの方が使いやすい仕様になっているので、使い勝手が違います。
例えば日本のシステムキッチンのように機能的な収納がなかったり、キッチンが日本のものより高いなどの使い勝手だけでなく、空間の取り方も日本よりも開放的な空間を作ることが多いので、仕様の内容によっては使いにくいと感じる方もおられるようです。
後悔したポイント②自分で修理することができない
続いては、自分で修理することができない点です。セルコホームの家はカナダの輸入住宅のため、窓やドアのサイズなどがカナダの規格になっており、日本のホームセンターなどで売られている部品の規格と合わないことが多いです。
不具合があって修理したいと思っても部品が手に入らないため、修理をセルコホームに依頼するしかないのが難点と言えます。部品も輸入するため、高くなってしまうことも覚悟しておく必要があります。
後悔したポイント③契約したら対応が悪くなった
最後は、契約したら対応が悪くなったという意見です。契約するまではスピーディに対応してくれていたのに、契約後は対応が遅くなり、急ぎの修理もなかなか返事が来ないなどの対応をされてしまった方もいる様です。
自分で修理ができない家なので、修理の依頼や契約後の対応の仕方など、気になることは契約前にしっかり自分の担当に確認しておいた方が良いでしょう。
セルコホームの評判・満足したポイント
ここからはセルコホームの満足したポイントをご紹介してまいります。後悔したという方もおられる一方、セルコホームで建てて満足している方も多いようです。ぜひ良かった点も確認してみて下さい。
満足したポイント①イメージ通りの快適な家
満足したポイント、まずはイメージ通りの快適な家という点です。デザインが洋風なので、海外の素敵なデザインに憧れがある方は、まさにイメージ通りの海外の家が建てられます。女性の方は特に洋風のデザインが好みという方も多く、輸入住宅なので日本の住宅メーカーの洋風デザインとは一味違うことも満足度を高めているようです。
また、カナダ住宅は中の空間が広々としているので、快適に過ごせるのも満足しているポイントのようです。
満足したポイント②アフターフォローが充実
続いてはアフターフォローが充実している点です。6ヶ月、1年、2年、5年、10年目に無償の定期点検があり、10年目の点検の結果に基づき有償メンテナンスを行うと、基礎・構造躯体をさらに10年保証してくれるので、安心という意見がありました。
緊急のメンテナンスが必要な場合は、専門のスタッフが対応してくれるので、当日対応してもらえたという評価もあり、アフターフォローの充実度を高く評価する意見も多いようです。
満足したポイント③想像以上に住みやすい
住んでみたら想像以上に住みやすかったという評判も見られました。冬の寒さが厳しい地方にお住まいの方で、外で雪が降っていても家の中は暖かく、夏は快適な涼しさがあり、とても住みやすいとの意見でした。
カナダの極寒の冬でも過ごしやすい家なので、日本でも寒い地域にお住まいの方はセルコホームで冬の暖かさを手に入れられて満足しているようです。
満足したポイント④外観だけでなく性能も高い
セルコホームは外観が気に入って建てられる方もおられ、住んでみたら性能も高い家で満足している、という評判もありました。やはり住んで実感するのは断熱性能の高さで、冬に暖かく結露しない点が高評価のようです。また遮音性も高く、外の雑音が気にならないという意見もありました。
断熱材や外壁材などが多重構造になっており、ツーバイフォー工法の隙間のない状態で優れた遮音性を発揮しているため、外だけでなく室内の音も気にならないのもセルコホームの特徴です。車通りの多い道沿いや駅に近くお店も多いなど、騒音が気になる場所にお住まいでも、家の中が静かな点は精神的にも良いでしょう。
満足したポイント⑤手頃な価格で輸入住宅が建てられた
最後の満足したポイントは、手頃な価格で輸入住宅が建てられた点です。輸入住宅というと高いというイメージがある方もおられ、実際に高い輸入住宅メーカーも存在します。また、日本の大手ハウスメーカーだと好みの洋風デザインで注文住宅を建てようとすると、3000万円以上かかることも多いです。
しかしセルコホームは輸入住宅メーカーの中ではリーズナブルな価格で建てられるタイプも多く、大手ハウスメーカーよりも安く建てられて良かったという意見がありました。
セルコホームの坪単価
セルコホームに興味を持った方は、坪単価も気になるところでしょう。セルコホームの坪単価は40万円から80万円程度で、自由設計で建てる場合は坪単価が70、80万円程になります。規格住宅は比較的安く建てられるので、かなり魅力でしょう。自由設計だと、大手ハウスメーカーの高価格なプランと同じレベルになると言えます。
セルコホームがおすすめなのはどんな人?
家を建てるのは一生に一度の大きな買い物なので、失敗したくないものです。住宅メーカー選びに悩む方は、自分がセルコホームの家に合っているのか心配な方もおられるでしょう。セルコホームがおすすめの方に自分が当てはまっているか、確認してみて下さい。
また、セルコホームで家を建てて後悔しないためのコツもご紹介するので、セルコホームで家を建てるか検討中の方は併せてチェックしてみて下さい。
セルコホームがおすすめの人
セルコホームは海外の住宅が好きな方や、カナダ住宅に興味のある方におすすめです。また、セルコホームは洋風で物語に出てきそうな可愛い家なので、外観や内装の洋風デザインが好きな方にもピッタリでしょう。
また、冬の寒さが苦手で暖かい家が良いという方にも、セルコホームは断熱性が高いのでおすすめです。冬場は雪が多く降ったり、暖房機器がたくさん必要で暖房費が高くなってしまう地域でも、圧倒的な省エネで暖かく快適に暮らせます。
平屋や三階建て、二世帯住宅なども建築可能で、親世帯+子世帯+単身の子が暮らす2.5世帯にも対応しているので、家族の繋がりは持ちつつ、それぞれの世帯が自分たちのペースで暮らせるような住まいを求めている方にもおすすめです。
セルコホームで後悔しない家を建てるコツ
セルコホームで後悔しない家を建てるコツは、まずはスケジュールに余裕を持つことです。セルコホームの資材はカナダなど海外の資材を使っており、資材が日本に入ってくるまでが時間がかかります。国内に届いてから建築して引き渡すまでの期間は短いのですが、着工するまでが長いです。
海外で資材加工をして運ばれてくるので発注後の変更が難しく、打ち合わせをしっかり行ってからの発注となるので、スケジュールの余裕がないと妥協したり慌てて決めて後悔する可能性があります。完成まで1年以上かかると思ってスケジュールを立てておくと安心でしょう。
他にも、他社のハウスメーカーや工務店からも間取りの提案をしてもらうのも後悔しないコツです。外観に一目ぼれして最初からセルコホームで家を建てると決めている方もおられますが、他の会社の間取りや費用を比較してみることが大切です。
自分が理想とする住まいの形が様々な提案を見ることで明確になり、いいところは取り入れることも可能になります。いくつもの業者とやり取りするのは面倒かもしれませんが、よりよい住まいを完成させたい方は、ぜひ他社の間取りや設備とも比較してみて下さい。
セルコホームの商品ラインナップ
ここからはセルコホームの商品ラインナップをご紹介してまいります。まずは注文住宅のTHE HOMEです。ツーバイフォーを進化させたツーバイシックス構造を取り入れています。Good Quality Good Price Good Designをコンセプトにしたモデルになっており、独自のファストビルド工法で建設費を圧縮しているので高性能ながら適正価格になっています。
伝統的かつ多彩な外観デザインを踏襲しており、上質な外観スタイルと高級家具のようなデザインキッチンが魅力です。エネルギーパス最高ランク「S+」に認定されており、省エネで暮らしやすい家になっています。
注文住宅は他にも平屋や三階建てのプラン、二世帯住宅のTHE HOME DUPLEX、ZEHの住宅が建てられます。セルコホームは規格住宅もあり、THE HOME「me fit」はコンパクトなつくりですが、中庭がある家でプレミアムな設備仕様になっています。パティオや玄関手洗い、大容量のウォークインクローゼットやEV充電用コンセントがあったりとシンプルながら開放的な暮らしが実現できます。
Covered Poach Houseはリビングから繫がるテラスが付いた家で、太陽光パネルやカナダから輸入した高級キッチンが標準装備になっています。他にもTHE HOME SPIRITという家の大きさで総額の予算を固定するサイズ定額システムの規格住宅があり、間取りを変更しても価格はそのままでツーバイシックスで安心安全の家も建てられます。
神奈川県・大阪府・栃木県の3府県限定にはなりますが、ネット販売限定でコミコミ税込価格が1683万円からの規格住宅もあります。照明やカーテン、屋外給排水工事なども価格に含まれており、太陽光発電が標準装備で地盤保証などの保証ももちろんあるので、かなりお得に建てられるでしょう。モデルハウスでの打ち合わせがないため、WEBでゆっくり検討できます。
レンガの家を建てたいという方には、SELCOHOME ORIGINAL BRICKというタイプがおすすめです。特許取得の独自の施工法でレンガの性能をさらに高めたオリジナルの外壁材を使い、メンテナンスの必要がないのが特徴です。年月とともに上質感が増し、100年先も美しい外観の家になっています。
セルコホームで後悔しない注文住宅を建てよう
セルコホームの基本情報や評判をご紹介してまいりましたが、日本のハウスメーカーしか見ていなかった方も、価格がリーズナブルで性能も良いなら、輸入住宅もいいなと感じたかもおられるのではないでしょうか。カナダ住宅は住宅性能が高いので、日本でも快適な暮らしが実現できるでしょう。
セルコホームは良い評判ばかりでなく、輸入住宅だからこその悪い評判もありました。その点も踏まえて、自分たちでできる改善点や確認をすれば、後悔することも減るはずです。
洋風デザインが好きな方、周りの方も目を引くような素敵な家を建てたい方、海外が好きで家の中だけでも海外気分を味わいたい方にも、セルコホームはおすすめです。ぜひセルコホームで後悔しない注文住宅を建てて下さい。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。