ピカール金属磨の最強の使い方、黄ばみ、曇りサビが一瞬で落ちる!?
金属のサビ取りならピカールが一番!
このような事が言われていますし、実際ピカールは非常に優秀な金属用洗剤です。
けれども
- 「どんな金属に使っていいかわからない」
- 「サビ取り以外に応用できるものはあるの?」
という方も多いかと思います。
そこでこの記事では、そんなピカールに関するお悩みを実際に使用している視点からご紹介します。
具体的には、
- そもそもピカールとはなにか
- ピカールの種類
- 具体的な使い方
- 売っている場所
以上の点を重要なポイントを紹介していきます。自転車のサビ取りなどで、ピカールの購入を検討している方は是非とも参考にしてみてくださいね。
目次
ピカールってなに?金属磨きで有名な研磨剤で用途は幅広い!
そもそもピカールとは何なのか、よくわかっていない方もいらっしゃるでしょう。
とても万能な研磨剤ですので、ぜひこれを機に活用してみてください。
ピカールとは
ピカールはそもそもホームセンターで、たまに見かけることもあるかもしれません。しかし多くの方にとって、そう使わないものではないでしょう。実際に名前だけは聞いたことあるという方も多いです。
そんなピカールは、簡単に言えば金属用の研磨剤。若干異なりますが、グラインダーや紙やすりの親戚みたいなものです。昔から金属用の研磨剤として広く知られており、簡単に手に入ることもあって人気の商品です。
くすみや汚れも、ピカール一本ですぐ新品同様きれいになります。研磨したいものがある場合、1本は常備しておくと損がありません。またメンテナンスの時に使うと、金属製品は非常に長持ちさせてくれるスグレモノなのです。
ピカールの用途
ピカールは大まかに言えば、液体型のヤスリです。そのため主な使い方は、金属を研磨してメンテナンスするのに使用します。例えばステンレス製のシンクに使用して、曇りをとってピカピカにしたり汚れ落としに使ったり。
他にもサビ取りで使えるため、チェーンやホイールに使う方もいます。けれどもメインは研磨ですので、サビ取りはあくまでおまけと考えておきましょう。金属によって効果も異なります。
基本的には金属全般に対して使うことができるので、メンテナンス用として、掃除用として使う方が多いです。
1本備えておくと、メンテナンスには重宝します。特にバイクや自転車のメンテナンスには欠かせない相棒です。
どういった成分?危険性は?
ピカールは液体の金属磨き剤です。中身としては3ミクロン以下の「とても細かい研磨剤に、灯油と乳化剤を混ぜたもの」です。こうやって聞くと体に悪そうですが、人体に有害というわけではありません。
間違って飲んだりしない限りは基本的に無害です。ただ臭いは決していいとは言えないため、ゴム手袋や人によってはマスクをしながら、作業したほうが良いでしょう。
手にピカールがついた場合は、しばらく匂いが残ることもあります。作業時には普段着ではなく、作業着でピカールを使うのがおすすめです。人体には特に影響しないため、どなたでも普通に使うことが出来ますよ。
研磨剤の大きさとは?
研磨剤にはその目の粗さによって、番手と役割が変わってきます。例えば粗目の紙やすりならば削り、目が細かいものならば仕上げと役割は変化します。
代表的なものとして、包丁用の砥石はわかりやすいです。包丁を研ぐ場合の砥石は、粗目の砥石で刃が欠けた時の修正をします。その後に切れ味を調整し、仕上げで切れ味を高めるのです。
使う砥石はすべて粒度といって、表面の感触が異なります。粒度は数字が小さいほど荒く、ゴツゴツしています。反対に数字が大きいほど表面が細かく仕上げに最適です。
これは研磨剤やヤスリでも同じ。ピカールはどの程度の粒度かと言えば、3ミクロン程度です。ヤスリで言えば、4000番付近の粒度となっています。粒度は細かいほうなので仕上げ用として最適です。
ただし本格的なサビ取りには向きません。軽いサビ取りなら問題ないのですが、本格的なものになるともっと荒く削る必要が出てきます。まずはサンドペーパーで、表面を荒く削り取らなくてはなりません。
表面をキレイにしたいときは有効で、軽く研磨する場合はペーパーよりもピカールのほうが向いています。
どんな金属でも使えるのか
ピカールは日常生活でよく使うようなメジャーな金属には、ほとんど使うことが出来ます。
具体的には、以下の金属なら問題なく使うことが可能です。(ただし研磨用のため、サビ取りがメインではありません)
【向いているもの】
- 真鍮
- 銅
- ステンレス
- アルミ
- スズ
- 鉄
銅や真鍮の場合はピカールでも十分に錆取りは出来ますが、その他の金属の場合はペーパーや錆取り用の材料を使うのが無難です。
では、反対に向いていないものは以下の通りです。
【向いていないもの】
- 塗装・コーティング
- 金銀メッキ
- 表面加工してあるもの
このような特殊な加工を金属に施している場合は、表面が削れるので向いていません。ピカールは研磨剤のため、金属を傷つけながら磨いています。つまり塗装や特殊加工を施している場合は、その加工が研磨によって剥がれてしまうのです。
塗装やメッキしてあるものに関しては、一度塗装を剥がして再塗装する必要があります。テフロン加工しているフライパンも、基本的にはピカールで磨くことが出来ません。
プラスチックにも使えるのか
ピカールは金属専用でプラスチックは対象外。しかし粒度が細かいので使用は可能です。具体的には凹凸の無いものや、平面上のものに相性が合います。車のヘッドライトに使用するケースが一番多いです。
プラスチックの場合は、ピカールで磨いてからコンパウンドで仕上げるとよりキレイに仕上がります。
ガラスにも使えるのか
ピカールでは、ガラスはNGです。金銀、ガラスは余計に傷をつけてしまうため、逆効果となってしまいます。絶対に止めましょう。
ガラスを磨く場合は専用の研磨剤を購入するか、ガラス専用ピカールがあるのでそちらの購入をおすすめします。
ピカールは3種類ある!用途や特徴に合わせて商品を変えよう
実はピカール、種類が3つあります。具体的には下記の3つです。
- 液状
- クリーム状
- 練り状
それぞれ特徴と得意な用途があるため、どんなときに使うのか考えながら使ってみましょう。
液状タイプの特徴
最も一般的なピカールと言えば、ボトルタイプのピカールです。こちらは液体になっており、比較的多くのお店で売っています。用途としては金属の食器やアルミ、ステンレス磨きといった金属磨き全般に使用可能です。
仕上げや艶出しに用いるのが一般的なため、サビ落としとしては不向きでしょう。使う際はウエスに少しだけ付けてこすればOKです。終わったら別の布で拭き上げて完了。ガラス用ピカールもこの液体型です。
クリーム状タイプの特徴
磨く前に汚れ落とし、サビ落としに使うことが多いです。液体のピカールでは使いづらい箇所に効果的。
練り状タイプの特徴
練り状タイプの場合はピカール液やクリーム状でも落ちないような、頑固なサビや汚れ落としに適しています。使い方は同じように少しだけ取って磨くのが共通です。
しかし粒度が粗いので、仕上げとして使ってしまうと金属が傷だらけになってしまいます。汚れ落としとして使い、クリーム状で磨き、液状タイプで仕上げるという流れが落ちづらいサビに対しては有効です。
3種類+類似商品との比較(+比較表)
比較項目 | ピカール | ピカピカン |
---|---|---|
価格 | 500~1,000円 | 900~1,000円 |
特徴 | 液体、クリーム、練り状 | コットン |
容量 | 150~500g | 90g |
においの有無 | あり | なし |
向いている金属 | 金銀メッキ以外 | 金銀メッキ以外 |
ピカールの類似品としては、アサヒペンから発売されている「ピカピカン」という商品があります。こちらも仕上げ用の研磨剤で、ピカールとの違いは研磨剤を染み込ませた綿が入っていることです。
そのため細かいところには使いやすい反面、すぐに汚れたり量を使えるわけではありません。しっかりと磨きたい場合はピカールを使い、軽く拭き取るように磨く場合はピカピカンをおすすめします。
小物にはピカピカンを利用、少し大きいものにはピカールと使い分けて使用するといい感じに磨けますよ。
ピカールの使い方とは?基本から応用まで初心者向けに解説!
ピカールの使い方自体は、そこまで難しいものではありません。
けれどもキレイになるまでは、汚れ具合や金属にもよります。
場合によっては数分から数時間かかることもあるでしょう。汚れやサビはあらかじめ落としておくのが基本です。
用意するもの
まず必要最低限、用意するものとしてピカール本体とウエスがあります。この2つがあれば、基本的な磨きは可能です。ウエスはできればピカール用と拭き上げ用で2枚あると便利。
また新品を買わなくても、家にある使わない古いタオルを利用するのもOK。あくまでピカールをつける布があれば良いので、素材にこだわらなくても大丈夫です。
ほかにもポリッシャーや耐水ペーパー、マスキングテープ、コンパウンドがあると様々な用途に応用できます。
金属の磨き方
ピカールを取り出す前によく振り、布に取り出します。次に金属の表面を磨き、適度にピカールを追加して磨き続けましょう。油分があると効果が半減するので、対象物が汚れている際はしっかり洗い落とします。
ある程度磨けたら、乾いた布を使って磨き上げてください。この工程を繰り返し、曇ったサビが光り輝くまで続けるのがベストです。
実際にシンクをピカピカにしている動画があるので、こちらも参考にしてくださいね。
まとめ:ピカールの使い方はとてもかんたん!手近なものから磨いてみよう
ピカールの使い方はとてもかんたんで、効果があるからこそ多くの方に愛用され続けています。
しっかり綺麗に磨くなら、事前準備は重要です。油汚れや洗浄はしっかり行ってくださいね。
あとは根気よく磨いていくのが大切なので、ぜひ磨きたいものがあれば挑戦してみましょう。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。