スポットクーラー

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スポットクーラーおすすめ商品公開!メリット・デメリット【家庭用・業務用】

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「スポットクーラーを設置すればエアコンいらずで快適に過ごせる」

このようなことが言われています。実際にエアコンを設置できないところにはスポットクーラーは非常に便利です。

けれども、

  • どれを選べばわからない
  • スポットクーラーのメリット・デメリットがわからない

このように考えている方も多いと思います。

そこで、この記事ではスポットクーラーの仕組みから選び方までを解説していきます。

スポットクーラーの購入を考えている方は是非とも参考にしてみてくださいね。

エアコンが設置できない部屋でも涼しく過ごしたい!

スポットクーラー出典:Amazon

最近は温暖化の影響もあるのか、世界的に異常気象が続いていますよね。夏にはもう溶けそうなぐらいの暑さですし、冬は外に出たくないほどの寒さの日が何日も続きます。これは今後もおそらく続くでしょう。

このような異常気象の中で、エアコンが問題なく使える場合は特に問題は無いでしょう。しかし、それ以外の場合は扇風機や毛布だけでやり過ごすのは非常に厳しいものがありますよね。

実際にエアコンをつけたいけれども、自分の家に取り付けることができない設計になっているケースなど、様々な事情でエアコンが使えないこともあるかと思います。アパートやワンルームの場合などは特に多い傾向にあります。

ただし、前述の通り異常なまでの暑さ・寒さが続く現状でエアコン無しは致命的とも言えるでしょう。そこで思いつくのはスポットクーラーです。これならば、移動も可能ですし中には冷暖房完備のものも存在します。

スポットクーラーであれば取り付けるために引っ越すということも必要ありません。しかし、実際にスポットクーラーはエアコンに比べて業務用のイメージが強く、仕組みや性能がよくわからないという方も多いと思います。

そこで、今回は具体的にスポットクーラーの仕組みを解説しつつ、スポットクーラーは本当にエアコンの代わりになり得るのかを解説していきます。

ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m

スポットクーラー・冷風扇・冷風除湿機…それぞれのメリット・デメリットは?

スポットクーラー

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スポットクーラー

スポットクーラーは別名冷風機と呼び、その仕組は比較的エアコンに近いものです。特徴としてはキャスターや取っ手がついている機種が非常に多く、設置にかかるパーツも少ないのが特徴です。

スポットクーラーの仕組み
スポットクーラー

出典:ダイキン

エアコンもスポットクーラーも室内の冷やし方、温め方は同じです。それは、外気を吸い込み、その空気を内部で冷たい空気と温かい空気に分けます。つまりは、外の空気をコンプレッサーを介して循環させるのです。

エアコンで室内を冷やす場合は、冷たい空気を室内に残し、部屋の外にある室外機から温かい空気を逃します。温める場合はその反対です。室外機から熱を取り込み、変換してから放出しているのです。

スポットクーラー

出典:トヨトミ

反対にスポットクーラーの場合はエアコンと違い、室内機と室外機が一体化になっています。つまり、吸熱と排熱がスポットクーラー1台で管理することが出来るため、コンパクトにすることはできます。

しかし、室内を冷やす場合には排気口から出ている熱を外に逃し続ける必要があります。スポットクーラーの場合はこの排気口が室外機の変わりですので、そのままにしていると冷たい空気と温かい空気が同じ部屋に溜まり、一向に部屋の温度は下がるどころか、発熱でむしろ熱くなります。

そのため、排気口から出る熱を室外に出し続けることで、エアコンと同じ役割を果たすことができます。

ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m
スポットクーラーのメリット・デメリット
スポットクーラー

出典:Amazon

スポットクーラーのメリット

スポットクーラーのメリットは主に以下のとおりです。エアコンの代用品として冷たい風がちゃんと出ることが非常に重要です。タイプによっては冷暖房切り替え型の商品もあります。エアコンが使えなくても狭い範囲ならば十分でしょう。

  • ・冷たい風が出る
  • ・エアコン取り付けができない所でも使用可能
  • ・移動ができる
スポットクーラーのデメリット

まず、残念なことにスポットクーラーは、エアコンの代わりとしての運用は難しいです。確かに仕組みはエアコンに近く、移動もできますが部屋全体の冷房・暖房にするには不十分です。

移動や設置が簡単になった分、電気を大量に消費するコンプレッサーが一体化になっているため背面から熱風が常に出ており、締め切った部屋の場合は室温は確実に上がります。それに対して冷やすのは冷風吐出口の範囲のみです。

これを防ぐにはオプションとして、排気を室外に捨てる専用のダクトに加えて窓枠に取り付けるパネルなどをオプションで用意する必要があります。これに吸気ダクトも必須です。これがない場合は、別の場所から外気が入り込み部屋は涼しくなりません。

また、吸気ダクトがあった場合でも、パネルとダクトの接着が甘い場合などは外気が入ってくるため部屋は一向に冷えませんし、温まりません。確実に室温を下げるには外気を入り込ませないようにする必要があります。

この点が通常のエアコンとの違いです。エアコンの場合は室外、室内機が分離しており冷却範囲も広いです。一方でスポットクーラーはものにもよりますが、一部分のみを冷やすことはできますが部屋全体にはとても効果はありません。

重量も30キロ以上あり、冷却器から発生するドレン水を処理するためのタンクが内蔵されているので、これが溜まると機能が停止します。本体にドレン水が溜まるたびに停止して室内で処理する必要があります。

そのため、性能を発揮するにはダクトが必要不可欠であり、定期的にドレン水の処理をするかノンドレンタイプを購入することです。そして、小範囲で音が気にならない場所で使うのが確実に効果を発揮します。

なので、ガレージ作業や工場での利用では、部屋全体を涼しくする必要がないため、スポットクーラーの弱点をカバーする事ができます。また、大量の電気消費ができない場合などにもスポットクーラーは有効です。

家庭用に使う場合は、まずは部屋全体を冷やすものではないということ、そして必要な装備を整えることが必要条件になります。

  • エアコンの冷暖房性能には劣る
  • 価格は比較的高め
  • 排熱処理を正確にしなくてはならない
  • ドレンタンクに溜まる水を処理する必要がある
  • サイズが大きく重い
  • 部屋全体に効果があるわけではない
  • 本体以外にも複数の装備が必要になる
  • ものによっては音がうるさい
ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m

冷風扇

スポットクーラー

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エアコンと扇風機を足して割ったような装置です。扇風機のように場所を取りませんし、冷たい風も出ますがその範囲は短く、タンクに水を入れる必要もあります。エアコンを使うと体を冷やしすぎてしまう人やエアコンが使えない人などにもおすすめです。

他には扇風機だとエアコンのように冷たい風がこないので、冷たい風が欲しい人にも最適な器具と言えます。

冷風扇の仕組み

冷風扇はエアコンやスポットクーラーとは少し、仕組みがと 異なります。システム全体で言えばエアコンよりも簡単にできており、水が蒸発する時の気化熱を利用して動いています。

気化熱は液体から気体に蒸発した際に周囲から吸収する熱のことで、熱を奪われた気体は温度が下がります。その温度が下がった気体がフィルター部分を風として通ることにより、結果として放出される温度が下がります。

冷たい風を出すには最適ですが、エアコンのように部屋全体を冷やす効果は無いため、狭めの場所で使うのがおすすめです。

冷風扇のメリット・デメリット

 

スポットクーラー

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冷風扇のメリット

冷風扇のいい所は冷たすぎないことにあります。エアコンやスポットクーラーなどは、直接当たったりすると冷えすぎてまい体を壊すなんてことも起こります。そうなった場合は調整が非常に難しいです。

しかし、冷風扇の場合は冷たい風は出るもののエアコンよりも強くは無いですし、部屋全体を冷たくするわけでは無いので、電気代もエアコンほどかからず、自分だけを的確に冷やすことができます。

消費電力が少ないので音もそこまで気になるほどの大きさではありません。エアコンで体を壊しやすい人にとっては最適な冷房家電です。子供や高齢者にも比較的優しい風が吹くので風邪を引いたりする心配も無いでしょう。

エアコン、スポットクーラーよりも小型で移動可能で安く使えます。室内で使う場合はスポットクーラーよりも冷風扇の方が向いているでしょう。確実に冷やしたいところにだけ風を送り込めますし、余計な装備が必要ありません。

  • 工事がいらない
  • 移動が自由自在
  • 比較的価格も安め
  • 冷たい風が出るが冷房のように強くない
冷風扇のデメリット

冷風扇は安く、環境にも優しく、ちょうどいい温度の風を出してくれる便利な家電ですが、やはりデメリットもあります。これは少し致命的とも言えるデメリットかもしれませんが、使っていると湿度が上昇します。

冷風扇の仕組みはタンクに溜まった水を気化して、冷たい風を出します。その関係上、室内の温度が上昇し、部分的には冷えますが室内全体としては蒸し暑くなります。ですので、体は冷えていても部屋はむしろ暑くなっているということもありえます。

湿度が上昇するために梅雨時期などは活躍しません。冷風扇を使えば余計に湿度が上昇して室内の気温が上昇するだけです。湿度が高いときの冷房での利用はむしろ逆効果になってしまいます。

そして冷却範囲はスポットクーラーよりも狭いです。そのため、冷風扇はその名前の通り、冷たい風が出る扇風機と思うと理解しやすいかもしれないですね。冷やせる範囲は扇風機と同程度しかありません。

なので、前述のように部屋全体を冷やそうとする場合には全く向きません。また、屋外作業も湿度が上がるので向きません。室内で扇風機では物足りないけどエアコンは必要ないという時などに活用できます。

また、水を毎回取り替えないといけない点も非常に面倒です。水を入れて気化させてからフィルターを通して冷たい風を送り出すため、水がなくなった場合には気化する水がないために運転は停止します。

つまり、何時間も連続して使うことは難しいのです。これも部屋全体を冷やすのに向かない理由の一つです。長時間使用した場合は、何度も水を交換する必要が出てきます。スポットクーラーやエアコンなどと比べると少々手間がかかります。

また、水を何度も交換することや蒸気を利用する関係上、カビの問題も出てきます。水が汚れていたり、手入れをしていない場合は湿気が高い電化製品なのですぐにカビが生えてきます。

カビが生えた場合にはすぐにフィルターを交換するか、本体ごと取り替える必要があるため、不衛生になりやすいのも特徴の一つと言えるでしょう。その点では工場などでも使えるスポットクーラーのほうが丈夫に設計されています。

まとめると、利用の際は狭い範囲で使用しないと適切な効果がでません。また、水を気化する関係上運転時には湿度が上昇するので、梅雨などの時期に使用すると余計に熱くなり、効果がありません。

水やフィルターのこまめな点検・掃除がない場合はすぐにカビが発生して不衛生な状態になりやすいので、水の交換やメンテナンスは頻繁に行う必要があります。冷たい風を起こす扇風機として見ると的確です。

  • 湿度が上がる
  • 梅雨には向かない
  • 水を取り替える必要がある
  • カビが生えたり不衛生になりやすい
  • 室内全体を冷やすことはできない

冷風除湿機

冷風除湿機は除湿機に冷風機の機能がついているもので、冷房・暖房・除湿の3役を1台でこなす便利なものです。しかし、これも基本的には部屋を冷やすものではなく一部分のみを冷やすものです。

また、基本的には除湿機ですので風自体は強くはありません。しかし除湿機能がついているので冷風扇のように湿度が上がるということはないです。そのかわりにスポットクーラーのように排気ダクトをセットする必要があります。

冷風除湿機の仕組み

冷風除湿機の仕組みは冷風扇とスポットクーラーを合わせたような仕組みになっています。コンプレッサーを内蔵しており、除湿機自体で冷たい風を作り出すことができますが、その分排熱も必要になるため排熱ダクトは必須です。

スポットクーラーと比べて違う所は、除湿が出来るところが一番の違いです。排熱が適切にできれば除湿機能を冷風と合わせて涼しくすることが出来るだけでなく、部屋干しなどにも応用が効きます。

冷風除湿機のメリット・デメリット
スポットクーラー

出典:Amazon

冷風除湿機のメリット

冷風除湿機の一番のメリットは、スポットクーラーや冷風扇と違い除湿も出来ることであり、様々な用途に応用が効きます。また小型ですので、持ち運びが出来て設置などもそこまで難しくはありません。

確かに排熱処理は必要になるため、そこはスポットクーラーとほぼ同じです。この排熱がうまくいかない場合は温度は急上昇して、冷やすどころか反対に暑くなります。ただし、冷風扇のように蒸し暑くなることはありません。

また、冷風扇の弱点である梅雨時には使えないというものを克服しています。除湿機と冷房を組み合わせれば1年中使い続けることもできます。除湿と冷房を使い分けるのが、上手に使いこなすポイントです。

  • 除湿が使える
  • 風を作ることが出来る
  • 持ち運び、設置はそこまで難しくはない
  • 価格はエアコンよりは安い
冷風除湿機のデメリット

除湿が使えて1台で3役もこなすことの出来る便利な冷風除湿機ですが、弱点もやはりあります。スポットクーラーと同じようにコンプレッサーが内蔵されているため、吸気と排気を一台の機械の中で全て完結させています。

そのため、運転中は機械本体の熱は非常に高くなっており、この時の熱気を適切に処理しないまま運転を続けると間違いなく部屋の室温は上がります。つまり、冷やそうとしているのに反対に温めているなんて事態にもなりかねないのです。

まずは部屋を閉め切るということは避けてください。確実に室温は上がります。他の2つと同じように冷風除湿機はエアコンの代わりには決してなりません。一部分を除湿・冷風することが出来るだけです。

また、その範囲もかなり限定的です。エアコンのように満遍なく冷やすということは出来ません。適切に可動させるには排熱が鍵になります。オプションでの排熱ダクト、設置用のパネルを取り付ける必要があります。

この2つのオプションは無くても機能はします。しかし、ない場合は除湿も冷風も全く役に立ちません。また、窓からの隙間が開いており、その隙間が大きい場合には外気が侵入してくるので部屋はいつまでも涼しくなりません。

確実に涼しくするには、隙間をなるべく開けないで、排熱をダクトを用いて的確に行うことです。そして、冷風除湿機はどちらかと言えば室内向けです。スポットクーラーのように野外での活動にはそこまで適していません。

冷風もとても涼しいというものでもなく、扇風機よりもいいかもしれないぐらいの感覚です。急激に冷えることもありませんが、全く冷えないということもありません。もっと急激に冷やしたい場合には別の手段をおすすめします。

運用方法としては、梅雨時期は除湿に専念してから熱い時にたまに冷房として活用するぐらいが適切でしょう。エアコンの代わりにはなりませんので、部屋全体は涼しくなりません。部屋全体を涼しくしたい場合はエアコンを使うのが確実です。

エアコン・スポットクーラー・冷風扇・冷風除湿機の違い

項目 エアコン スポットクーラー 冷風扇 冷風除湿機
冷却範囲
冷暖房切り替え
除湿 × ×
移動範囲 ×
費用 ×
使用可能範囲 ×
ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m

スポットクーラーの選び方

スポットクーラーはメリットもありますが、デメリットも結構あります。そのため、「思っていたよりも冷えない」と言ってミスマッチが起こることもよくあります。そうならないためにもスポットクーラーの選び方をここでは紹介します。

利用シーンを考えてみよう

 

 

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君が頼り #スポットクーラー#撮影中#今日も暑いねぇ

久保陽香 くぼはるかさん(@kubo_haru)がシェアした投稿 –

まずは、前提条件として部屋を涼しくしたい場合はエアコンの方が適切です。これは間違いありません。スポットクーラーを並べるよりも1台のエアコンどを導入したほうがはるかに涼しいです。

スポットクーラーは全体を冷やすのではなく、部分的に冷やすものです。室内であれば12畳以上の空間には不向きなのです。反対にそれ以下の場合はスポットクーラーでも全体をカバーできるものもあります。

その条件以外にガレージなど電源がない場合にも有効です。また、業務用と家庭用がスポットクーラーには存在し、それぞれ電圧と向いている場所が異なります。

家庭用は排熱ダクトを外に向けて取り付けることが出来るタイプが多く、室内に設置しても有効です。また、電圧は家庭用コンセントと同じく100V使用のものが多い傾向にあります。

ただし、家庭用でも排気ダクトをしっかりと設置すること、外気をなるべく入れないことが室内で使う場合は重要です。

業務用は家庭用よりも大型で、物理的にエアコンが取り付け不可能な場所にも対応しています。工事現場や工場などの場所でも使えるように設計されています。また、野外向けのモデルが多く、野外で使うならこちらのほうが向いているかもしれません。

対応電圧は200Vですので、家庭用のコンセントでは使えないので注意が必要です。自宅のガレージなどで使う場合は家庭用で十分でしょう。

ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m

冷房能力値

ミニスポットクーラー SAC-1800N<br />
ミニスポットクーラー SAC-1800N

本体サイズ:幅47.5×奥行27.5×高さ61cm
電源:単相100V 50/60Hz
タンク容量:3L
電源コード:約1.8m

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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。