キズパワーパッドでキズを治そう!張り替え時の使い方や活用方法をたっぷり解説
キズパワーパットはキズを早く治す!
このようなことがよく言われています。
とはいえ、
- 「キズパワーパットは気になるけど普通の絆創膏と何が違うの?」
- 「他にどんな特徴があるの?」
と疑問を持つ方も多いと思います。
そこでこの記事ではそんなキズパワーパットのお悩みを解決すべく、概要から使い方までをわかりやすく解説します。
3分ぐらいで読めますし、普通の絆創膏との違いもわかるので、是非とも参考にしてみてくださいね。
目次
キズパワーパッドとは?キズに対して優れた3つの特徴を解説!
キズパワーパッドは、優れた特徴が3つあります。具体的には下記の3つです。
- キズが早く治る
- 痛みを和らげる
- 傷跡が残りにくい
とてもメリットが多いので、ぜひ事前にチェックしておきましょう。
キズが早く治る【キズパワーパッドの特徴1】
今までのキズの直し方と言えば、傷口を水で洗い、消毒をしてから絆創膏を貼るというものでした。この方法により、傷口に雑菌が入ることがなく傷も簡単に修復できます。
ただしこの方法だとかさぶたができるため、若干傷の治りが遅くなるでしょう。なぜならかさぶたができることによって、新しい皮膚がかさぶたに邪魔されてしまうからです。
体液がわずかしか残らず、傷の修復をする働きが弱くなってしまいます。(体液は傷を癒す成分も含むため)
従来の傷への処置は便利でしたが、傷の治りがやや遅いのは難点です。またかさぶたができたり、剥がす時に痛かったりとデメリットも目立つ方法でした。この従来までの方法をドライヒーリングと言います。
一方で近年、自然治癒力に注目したモイストヒーリング(潤湿療法)が注目されています。これは傷全体をしっかりと覆い、潤いを保ちながら綺麗に直すという方法です。
モイストヒーリングは、絆創膏で傷口をぴったりを覆い人間の体液の働きを最大限に活用する方法です。柔らかい皮膚を再生させていくため、自然治癒力を基準として早く傷を治します。この方法だと傷の治りがドライヒーリングよりも早く、かさぶたもできません。
キズパワーパッドはこの点が従来の絆創膏と違います。従来の絆創膏より密着でき、傷を治す成分が含まれる体液を傷口に保ち続けるのです。そして自然治癒力を高めて、傷を早く治します。
またぴったりと密着すると傷を完全に密閉するため、炎症や刺激の痛みを和らげる効果も。更に従来の絆創膏では、完全に傷を密閉することができません。そのためどうしてもかさぶたができていましたが、キズパワーパッドはかさぶたを作らず皮膚を綺麗に再生できます。
このようにキズパワーパッドは、従来の絆創膏に比べて傷に密着できることが大きな特徴です。人間の自然治癒力を最大限に利用して、傷の治癒を促進する商品であると言えます。
貼るだけで痛みをやわらげる【キズパワーパッドの特徴2】
キズパワーパッドは、モイストヒーリングという仕組みにより傷を治癒させています。傷をしっかり覆い、体液を傷口に保つことで自然治癒力を高める方法です。そのためキズパワーパッドでは、傷口から新たにばい菌が入るリスクも小さくなります。
傷を完全に塞ぐことにより、傷口が空気に触れることがありません。痛みの原因になる炎症や、乾燥によって起こる刺激が起きにくいのです。つまりキズパワーパッドを利用すれば、痛みを和らげることもできます。
キズ跡は残らない【キズパワーパッドの特徴3】
従来の絆創膏では、傷を密閉して直すという方法ではありません。そのため空気に触れた体液と血液が混ざった後に、乾いてかさぶたになります。このかさぶたがあると新しい皮膚はかさぶたの下にできるので、傷を治すための体液はわずかな量しか出ません。
この状態ですと傷の治りは遅いですし、かさぶたも残り続け傷跡はどうしても残ってしまいがちです。しかしキズパワーパッドならば、傷を完全に密閉することでかさぶたを作る必要はなくなります。新しい皮膚がすぐに出てきて傷跡も残りません。
キズパワーパッドにしかない魅力!湿潤療法は傷治療に対してメリットが多い
モイストヒーリングを利用したキズパワーパッドは、キズに対する新しいアプローチ方法です。
従来の絆創膏と違い、非常に魅力的な面が多数あります。
モイストヒーリングで潤いながら治す
キズパワーパッドは、人間の自然治癒力を高められる絆創膏です。傷口をしっかりと密閉することが出来るため、空気に触れることがありません。キズを治すための体液を傷口に留めることが可能です。
体液の働きを最大限に活用できるので、キズの修復が早く進みます。
キズパワーパッド全体がキズを覆うパッド!
キズパワーパッドは従来の絆創膏と比べて、モイストヒーリングを最大限に活用する「傷を覆うパットの形式」になっています。従来の絆創膏は、中央部分だけにガーゼが貼ってある場合が多いです。
全体が傷を覆うパットですので、比較的どんな形でも傷を密閉することが可能。大きな傷でも絆創膏を複数枚使うことなく、伸縮も自在なため様々な傷に対応できます。
シャワーや水仕事にも強い完全防水素材
指を怪我して絆創膏を貼ると、どうしても素材が水を通してしまいます。するとまだ乾いていない傷口に水が入り、痛みを感じることがよくありますよね。しかしながらキズパワーパッドは、従来の絆創膏と違い完全防水素材なので水に濡れても問題ありません。
絆創膏自体は2~3日ごとに取り替えれば、水仕事中でもシャワーでも問題なく使うことができます。もう痛い思いをする必要はありません。毎度毎度水仕事をするたびにつけたり外したりするという面倒もなくなるのです。
キズパワーパッドの正しい使い方を知ろう!正しい使い方を知ればすぐにキズも治る
キズパワーパッドは従来までの絆創膏と違い、全く違うアプローチでキズをケアします。
そのため従来と同じ方法で使ってしまうと、効果が半減することもあるので注意が必要です。
キズパワーパッドを貼る前に消毒液は使わない
従来の絆創膏ではまず傷口を洗い消毒をして、その上で貼ることが一般的でした。ただしモイストヒーリングを最大限に活用するなら、消毒をしてはいけません。
キズパワーパッドの使用方法は、まず傷口を水道水でよく洗います。そして感染症の原因になる砂や小さなゴミを取り除くのです。ここまでは従来の絆創膏と同じですね。次に水分を拭き取ってキズパワーパッドを貼る。これだけでOKです。
従来まで必要だった消毒は必要ありません。消毒液や軟膏は自然治癒の妨げになってしまうため、モイストヒーリングを最大限に活用するならば逆効果となります。
モイストヒーリングで重要なのは人間の自然治癒力です。従来の消毒剤の中には、傷が治る上で必要な細胞組織を破壊してしまうものもあります。キズパワーパッドを貼る前に消毒液を使ってはいけません。
キズパワーパッドはいつまで貼るとキズが治るの?
キズパワーパッドは自然治癒力を高め、傷を治すためのサポートをしてくれるものです。しかしながら自然治癒力というものは、傷の種類や程度個人差によって大きく異なります。そのため一概に何日で治るとは言えません。
ただし従来の絆創膏よりも、傷の治りは早いです。注意点としては深い傷や咬み傷、やけどはキズパワーパッドよりも病院に行って治療を受けましょう。傷によってどの処置が適切かを確認してください。
キズパワーパッドは何日で交換すればいいの?
キズパワーパッドの張り替えタイミングは、最低でも2~3日に一回です。このペースで傷を観察し、傷口が赤くなるといった感染症の症状や、ズキズキした痛みや膿熱、腫れなどの異常がないことを確認します。そして問題がなければ貼り替えを行う、という手順です。
もしも感染症の疑いがある場合は、キズパワーパッドを使用するのを中止して病院に行きましょう。無理にキズパワーパッドで治そうとしても傷は治りません。
また貼り替える際は、必ず水道水で傷を洗浄してから貼り替えてください。適切に傷口を処置しないと感染症になる恐れもあります。
実際にキズパワーパッドをキズに貼ってみよう!キズに合わせた種類をご紹介
キズの部位によって形は様々。キズパワーパッドには部位に合わせた形状をたくさん取り揃えています。
形がぴったりしていれば、それだけ密閉力もアップして、キズの治りも早まるでしょう。
キッチンでのケガに貼ろう【指用キズパワーパッド】
原産国 : ハンガリー
原材料 : ハイドロコロイド
医療機器認証番号 : B0012R48N0
おそらく絆創膏を一番を貼る機会が多いのは指の傷でしょう。キッチンで調理中に指を切ってしまったり、指が擦れたりして、傷がつくことはしょっちゅうありますよね。
そんな時に使えるのが指用のキズパワーパッドです。ここが普通の絆創膏と少し違う点で、各部位ごとに形や仕様が若干異なっており、部位ごとに専用のキズパワーパッドがあります。他の部位にも応用が効きますが、専門の物を使った方がいいでしょう。
各部位ごとにできる傷の大きさや深さ異なるため、専用のキズパワーパッドを利用した方が傷を密閉するのに適しています。
靴擦れに貼ろう【靴ずれ用キズパワーパッド】
痛いけれどもなかなか対応が難しい傷が靴擦れです。そんな時には靴擦れ用のキズパワーパッドを使いましょう。靴擦れが起こった際に水で余計なものを流して、その後にキズパワーパッドを貼れば以前よりも断然早く回復します。
ただし注意点として、時間が経過してのキズパワーパッドの利用は効果が弱いです。血液が乾く前に、確実にキズパワーパッドを貼りましょう。
また水虫のような細菌性の病気がある場合は残念ながらキズパワーパッドは使用できません。傷を密閉してしまうため細菌が外に出られず、余計に傷が悪化するのです。それ以外は問題ありませんので、踵以外の靴擦れもしっかり貼りつけられれば、どの指でも使うことができます。
ひじやひざなど大きなキズに貼ろう【ひじ・ひざ用・ジャンボサイズキズパワーパッド】
管理医療機器 医療機器認証(承認)番号:225ADBZI00048000
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :9.5cm×2.3cm×11.5cm
内容量:1個+ケース
転んでしまった場合や、急な事故で少し大きな傷ができてしまった時。普通の絆創膏では、サイズが足りないなんてこともよくありますよね。絆創膏を数枚重ねても傷の治りが早くなったりはしません。
むしろ隙間が空いてしまって傷が全く治らなんてこともよくあります。そんな大きな傷には肘やひざ用、ジャンボサイズなどのキズパワーパッドが最適です。これらの大きめのサイズならば、ほとんどの傷に対応できます。
傷が少し大きいなと思った場合には複数前を使うのではなく、一つ大きめの費用や膝用のキズパワーパッドがおすすめです。そうすればキズの完全密閉ができるので、痛みも少なく傷も早めに治りますよ。
ワンポイントだけ使いたい場合にも貼ろう【スポットタイプキズパワーパッド】
万能に見えるキズパワーパッドですが、弱点もあります。それは切って使えないことです。キズパワーパッドを切ってしまうと切った部分から粘着性は弱まってしまい、傷の完全密閉ができず剥がれてしまいます。
そうなってしまうと性能は通常の絆創膏より劣ってしまうでしょう。しかし少し大きい場合、あるいは絆創膏が貼りづらい場所の傷は、スポットタイプのキズパワーパッドがあれば心配いりません。
ワンポイントで使えて小さな傷にも対応できるので、テープを切ることもなく細かい傷を直すことができます。
まとめ:キズパワーパッドの張り替えは2~3日にタイミングを見て行うこと
キズパワーパッドは通常の絆創膏よりも治癒力の強化をしてくれる上に、防水性もあります。どんな場面で剥がれにくく使いやすい絆創膏です。
かさぶたも出来ないため、キレイにキズを直したいという方にはおすすめできます。是非ともキズが出来たときには、活用してみてください。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。