建設機械の代表的メーカー、日立建機について知りたい!
引用:日立建機
小さな頃、近くの建設現場で見かけるショベルカーやホイールローダーといった建設機械に憧れていたという方も多いのではないでしょうか。なかでもオレンジの鮮やかな色が印象的なのが日立建機の建設機械です。あんな大きな機械を操ってパワフルに工事ができたらかっこいいだろうなと思っている子どもたちは、現在もたくさんいることと思います。今回は、建設機械の代表的なメーカーである日立建機についてお伝えします。
目次
日立グループの建設機械会社、日立建機
引用:Hitachi
日立建機株式会社は、1970年に設立され約半世紀に渡る歴史をもつ企業です。本社は東京で、日立製作所を中心とする日立グループの一員です。日立といえば身近な家電製品を作るメーカーとして一般の人にも良く知られており、「この木なんの木」のCMでも広く親しまれています。法人向けにも情報・通信、電力、産業、公共・都市・交通といった幅広い分野に渡ってさまざまな機器やサービスを展開し、社会のあらゆる面で人々の暮らしを支える重要な存在といえます。日立建機はショベルやクレーン、ホイールローダーといった建設機械を扱うほか、ICTソリューションによる作業工程削減等にも取り組んでいます。
740,000kgの大型機械も!日立建機の製品ラインナップ
引用:hitachicm.com
日立建機の建設機械は、大小さまざまなタイプがラインナップされています。最も小さなミニショベルの機械質量は800kgで、一般的な軽自動車とほぼ同等です。大きなものになりますと、なんと機械質量740,000kgにもなります。大きすぎてなかなかイメージしにくいですが、ゾウ1頭がおおよそ5,000kgですから、ゾウ約150頭の重さということになります。日立建機の大型油圧ショベルは、その大きさだけでなく、ハードな作業に対応できる耐久性の高さで世界の大型ショベルのリーダー的存在となっています。
一般的な掘削作業だけでなく、解体・破砕作業の領域でも日立建機の機械は活躍しています。地震大国である日本では耐震設計となっている頑丈な建物も多く、また、建物の建築・解体のサイクルも比較的早くなっています。人口密度の高い国でもあり、狭いスペースで効率よく作業することも求められます。そういったニーズに応える頑丈な解体専門ショベルシリーズも日立建機の主要なラインナップのひとつです。
また、日本の国土の約3分の2は森林で、先進国のなかではトップクラスであることをご存知でしょうか。日立建機では、林業用のさまざまな機械も製造しています。木の切断や積込みだけでなく、作業現場へのアクセスを確保するための道を作るのも林業用機械の役割です。このため、林業用機械は標準のショベルにはない特別な仕様で、さまざまなアタッチメントを組み合わせることであらゆる作業に対応可能となっています。
新車だけじゃない。サービスやパーツ、中古車も充実
引用:日立建機
日立建機では、さまざまな建築機械の新車を販売するだけではなく、中古車の販売も行っています。建設機械は、一般的な乗用車などに比べると市場に出回る台数も限られるため、なかなか自分の求める一台を見つけるのは難しいもの。日立建機の日本全国に広がるネットワークを活かして、ニーズに合ったものを探してもらえるのは助かりますよね。
また、不要になった建築機械の売却も日立建機の関連会社である日立建機トレーディング株式会社で対応しています。
日立建機は世界各国に150社以上の代理店を持ち、定期点検などのメンテナンスサービスを行っています。また、パーツの取り寄せなども各拠点を結ぶコンピュータシステムを通じて迅速に対応可能です。こういったサポートによって、機械の購入後も安心して使い続けることができます。
また、パーツの再生プログラムによって高圧ホース・油圧フィルターといったものの再生にも取り組んでいます。これによりコストが低減できるほか、環境保護の面でも貢献しています。
ミニカーやプラモデルで日立建機の建設機械を手元に
引用:Amazon
日立建機の建設機械に憧れがあっても、なかなか個人で入手するのは難しいですよね。例えば、日立建機株式会社と子会社である日立建機カミーノが販売するハンドガイドローラーはAmazonでも購入できますが、価格は100万円前後となっています。
型式:ZV550WL
機械質量 (kg) :585
スケール:1/35
型番:WM01
スケール:1/35
型番:HSW04
工事現場を見かけたら、日立建機の建設機械を探してみよう
建設業界の市場規模はピーク時の半分程度になっているとはいえ、ここ数年は東京オリンピックに向けての投資が伸びていることもあって増加傾向が続いています。皆さんの身近でもマンションや商業施設などの工事を見かけることがあるのではないでしょうか。今度、工事現場の近くを通りかかったら、ぜひオレンジ色の日立建機の建設機械を探してみてください。
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※記事の掲載内容は執筆当時のものです。