農作物の収穫には欠かせないコンバイン

引用:pixabay.com
コンバインという言葉を聞くと、農作物の収穫に使う機械を連想するほどに、知名度のある農機具ではないでしょうか。お米の収穫時、稲刈りと同時に脱穀も行える自脱型コンバインや、麦や豆、そばなど色々な穀物の収穫に使われている汎用型コンバインなどがあり、汎用性の高さは農機具の中ではトップクラスです。今回はそんなコンバインの国内メーカーを中心にご紹介して行きます。

自立型コンバインの国内主要メーカーは?

引用:Youtube by 農工舎
農機具の中で穀物の収穫、特にお米の収穫に使われる「自脱型コンバイン」を製造販売している国内メーカーの代表的な会社は4社あります。

①井関農機
②クボタ
③ヤンマー
④三菱マンヒドラ の4社です。

1966年に井関農機が日本国内メーカーとして、初めて自脱型コンバインを開発し市場投入しました。当初はコンバインを使い始める前に、田んぼの一部をコンバインが入れるように刈っておくなどのひと手間掛ける必要があったため、便利ではありましたが普及には時間が掛かりました。その後はさまざまなメーカーから自脱型コンバインがリリースされ、改良を重ねて現在に至ります。

コンバインは少子高齢化が進む日本において、効率的に農作物の収穫を行うため、現在の農業には欠かすことの出来ない農機具になっています。自脱型コンバインを製造販売している国内メーカーは、株式会社クボタ、ヤンマー株式会社、井関農機株式会社、三菱マヒンドラ農機株式会社が上位4位となります。

次項から各農機具メーカーのコンバインなどをご紹介します。

農機から建設機械まで手掛けるクボタ

引用:クボタHP
株式会社クボタは、パワーショベルなどの建設機械をはじめ、各種産業機械や小型産業用エンジン、建築材料なども取り扱っており、農機具については日本国内シェア1位、世界シェア3位の農業機械総合メーカーです。

コンバインやトラクター、田植え機をはじめとする農機具だけでなく「KSAS」と言われる営農支援システムなどを取り扱っており、農機具シェアNo.1なのも頷けます。クボタ社のコンバインは、大きく自脱型と普通型があり、条数(稲の株を同時に刈れる数)も、2条刈りから6条刈りまで幅広く対応できるようになっており、全12機種とそれぞれに仕様の違うラインナップを誇ります。

では、クボタのコンバインに搭載されている機能を簡単にご紹介します。

【①:楽刈りボタン】
楽刈りボタン一つで、コンバインのエンジン回転数、脱こくクラッチ、自動こぎ深さ、刈取クラッチの4つの機能を自動的にオンしてくれますので、稲刈りの際に楽に作業が出来ます。

【②:楽刈フィット】
刈取り部分の裏側にソリが取付けられており、稲刈りの時にコンバインの自重を分散することにによって、突っ込みを軽減し、刈り高さを一定に保ってくれます。

● メーカーウェブページ:http://jnouki.kubota.co.jp/

ヤン坊マー坊を思い出すヤンマー株式会社

引用:ヤンマーHP
ヤンマー株式会社は、トラクターやコンバインなどの農機具だけでなく、マリンプレジャーボートや建設機械、大型船舶用エンジンなどを製造販売しており、農機具においては日本国内第2位のシェアを誇ります。

コンバインは自脱型と普通型を含めて20機種程がリリースされており、ウェブ上ではタイプや条数をはじめ、馬力やタンク容量などからも検索が出来るようになっています。条数は2条から7条までと、先にご紹介したクボタよりも選択肢が多く設定されています。

東南アジア最大のお米の産地でもあるタイなど、農産国に多くの販売拠点や製造拠点を有しており、広告やテレビCMなどを積極的に展開しているのも特徴の一つで、店頭にズラッと並んだ農機具は壮観です。そんなヤンマーのコンバインの特徴をご紹介します。

【①:刈取りフィットスライド】
稲の刈取り部を左右に動かすことが可能で、あぜ道に近い部分なども刈り残しがないように工夫がされています。

【②:全面刈り】
クローラー(走行用キャタピラ)の幅と、刈取り部分の幅がほぼ同じに作られており、まだ未刈取り部分の稲を倒したり傷つけることがないように設計されています。

● メーカーウェブページ:https://www.yanmar.com/jp/

農業機械の専業メーカーである井関農機株式会社

引用:井関農機株式会社HP
井関農機株式会社は、トラクターや耕耘機、コンバインなどの農機具、農業機械では国内シェア第3位のメーカーです。井関農機は、先にご紹介したクボタやヤンマーとは少し違い、農業機械の専業メーカーとなり、1966年に国内メーカーとして自脱型コンバインを開発し市場投入した、草分け的存在の企業です。

現在は、フロンティアN、フロンティアHFC、HVF、フロンティアファイター、Japan HJといったシリーズがラインナップされており、日本国内初となった「フロンティア」という名前が50周年を過ぎても脈々と受け継がれています。そんな伝統のある井関農機のコンバインの特徴をご紹介して行きます。

【①:刈取りスタートレバー】
稲の刈取りをスタートする際にレバー操作1回だけで刈取り準備が整いますので、煩雑な操作がなく誰にでも操作が出来るようになっています。エンジンの定格回転数の維持、脱穀クラッチ、刈取りクラッチ、こぎ深さ制御がこの刈取りスタートレバーの操作だけで準備出来ます。

【②:ロングクローラ】
田んぼでの接地圧力を分散させるために、クローラ(走行用キャタピラ)をロングタイプに設計されており、埋まり込みを防ぐようになっています。

● メーカーウェブページ:http://www.iseki.co.jp/

農機具シェアは国内第4位の三菱マヒンドラ農機

引用:三菱マヒンドラ農機HP
三菱農機とインドのマヒンドラ&マヒンドラ社の協業企業である三菱マヒンドラ農機は、農機具分野では日本国内シェア第4位のメーカーとなります。自脱型コンバインはVシリーズ、汎用型コンバインはVCH、MCHシリーズとして12機種を製造販売しています。日本国内では、農協(JA) が直接販売を行うところもあるほど、販売整備ネットワークが構築されているのも特徴の一つです。

またトラクターや耕耘機などをはじめ、業界初となったカセットボンベガスを利用したミニ耕耘機、菌床栽培なども展開しています。三菱マヒンドラ農機のコンバインVシリーズの特徴をご紹介していきます。

【①:トップクラスの作業速度】
コンバインの運動性能が高いことで、トップクラスの作業速度を誇ります。1秒間に約1.5mほど刈取りが出来るほどのスピードを誇り、作業効率が高いのがVシリーズの最大の特徴です。

【②:高いメンテナンス性】
本体カバーが簡単に開閉できるように設計されており、開放部も大きいことでメンテナンスがし易くなっています。また運転席から、簡単に注油が出来る集中注油システムやグリスアップ方式の転輪などの工夫もされており、長く愛用出来る安心設計になっています。

● メーカーウェブページ:http://www.mam.co.jp/index.html

日本の農機具シェア1位から4位をご紹介

日本の農業を支えている農機具メーカー上位4社をご紹介して来ました。少子高齢化の日本において、農業従事者の方が楽に効率良く稲の刈取りが出来るように、メーカー毎にさまざまな工夫がされています。また日本国内だけでなく海外でも、メーカー名が知られている企業も多数あり、高い需要があります。コンバインの購入をお考えの方は、一度各社のショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか。トラクターは中古市場でも価値がありますので高く買取されています。

※記事の掲載内容は執筆当時のものです。

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