マキタのマルチツールを徹底解説!1台でなんでもこなす便利な工具!
「あまり電動工具を増やしたくないから、1台でなんでもできる工具があれば嬉しい。」
そんなとき、これからご紹介するマルチツールが役立つかもしれません。
マルチツールという工具にたどり着き、購入を検討したとき
- マルチツールって具体的にどんな用途で使えるの?
- どこのマルチツールがおすすめ?
と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、「マキタのマルチツールをおすすめする理由と商品の選び方」についてまとめました。
具体的には、
- マルチツールとは?
- マルチツールでできること
- マルチツールの詳しい使い方
- 作業量に応じたマルチツールの選び方
の順にご紹介していきます。
5分ほどで読めて、自分がどのマルチツールを選んだらいいかすぐに分かるようになります。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
マキタのマルチツールとは?替刃を交換することで多種多様に活用できる
「マルチツール」は、1台で複数の作業が行える便利なツールです。
先端部分の替刃を交換することで、さまざまな作業を行えます。
とても便利なマルチツールですが、取り扱いはマキタ・日立・ボッシュの3社からしか発売されていません。
3社の中でおすすめなのが、マキタのマルチツール。おすすめの理由は、以下の2点です。
- マキタの電動工具は日本市場でトップのシェア率をもっている
- マキタのバッテリーは互換性があり、別のマキタ電動工具でも使用できる
「シェア率」の高さは、マキタの商品が多くの人から信頼されている証拠です。「互換性」は、他の電動工具を揃えるときに役立ちます。
以上の理由から、マキタのマルチツールがおすすめです。
マキタについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
活用場面が多いマルチツールとは
マルチツールが一番活躍するのは、切断作業です。素材も木材から金属、ゴムまでさまざまなものに使用できます。
ものを剥がす「剥離(はくり)」や、磨いて削る「研削(けんさく)」の作業にも活用が可能です。
そしてマルチツールには、コード式と充電式の2種類があります。
コード式のメリット
- 長時間の作業が可能
- 充電式よりも安い
デメリット
- 近くにコンセントが必要
- 作業中にコードを切断する危険がある
充電式のメリット
- 使用する場所を選ばない
- コードを気にせず作業ができる
デメリット
- バッテリーがなくなると動かない
- コード式よりも高い
また充電式には電圧の違う14.4vと18vがあり、18vタイプの方が長時間の作業ができます。
マキタのマルチツールでできること!対応している先端工具は42種類
マキタのマルチツールは、なんと42種類もの先端工具に対応しています。
1台あればさまざまなシーンで活用でき、用途に合わせて工具を変える必要がありません。
特に使用頻度の高い、切断・剥離・研削の3つに絞って紹介します。
一番使用する頻度の高い「切断」
マルチツールに切断用の刃を取りつければ、
- 木材
- 釘
- 塩ビ管
- 断熱材
とさまざまものをカットできます。細かい作業が得意で、小さな窓抜き作業もしやすいです。窓抜き作業は、下記の動画を参考にしてください。
独自の形状と動作により、今までの電動工具ではできなかった床面に近い状態での切り込みも可能にしました。
ただし切断能力はそれほど高くなく、長い木材や多くの素材をカットするのには向いていません。
接着剤やシーリング材の「剥離」
マルチツールは振動を利用するため、接着剤やシーリング材をはがす作業も得意です。
シーリング材は工具を使っても、手で剥がそうとしてもなかなか取れず大変な作業でした。
しかしスクレーパータイプの刃を使用すれば、かんたんにはがせます。振動でシーリング材をはがすので、下の素材を傷つけることがありません。
スクレーパーについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
表面を磨いて削る「研削」
電動工具には、ポリッシャーやディスクグラインダーという専用の研磨機があります。
しかしマルチツールなら刃を変えるだけで、同じ作業が可能です。
研磨に使用する刃は、すみまで行き届く形状になっています。平面だけでなく曲面用のタイプもあり、丸い木材やパイプの研磨もしやすいです。
木材はもちろん、タイルの目地けずりにも使用できます。
マルチツールを使うメリット
多種多様な作業を1台の電動工具で行えるのが、マルチツール最大のメリットです。
- 切断なら丸ノコ
- 剥離ならクリーパー
- 研削ならポリッシャー
必要なものをすべて揃えるには費用がかさみ、保管場所にも悩むでしょう。
しかしマルチツール1本だけなら、収納には困りません。
専用の刃を変えるだけで、出費や保管スペースの問題が解決できるのは大きなメリットです。
【マキタ】マルチツールの使い方!扱いはとても簡単で2ステップ起動
マルチツールは扱いがとてもかんたんで、電動工具に慣れていない方でもすぐに使用できます。
刃の交換も工具を使わず、ワンタッチで取り外しが可能です。
面倒な手順いらずに動かせる
マルチツールは、作業場面にあった刃を取り付けるだけですぐに動かせます。
手順は以下のたった2つです。
- 刃を取り付ける
- スイッチを入れる
交換刃をかんたんに取り付けて、すぐに動かせる手軽さは大きなポイントです。
替刃の交換もカンタン!
刃の交換が工具レスで行えて便利です。取り外しの手順は、下記の3つ。
- 取り外しレバーを引いて刃を外す
- 刃を押さえているホルダーを引き抜く
- 刃を外す
取り付けは、取り外しの手順と逆です。詳しくは動画をご用意しましたので、ご参照ください。
ブレードを取り付ける際は、360℃角度をつけて調整できます。自身のやりやすい作業角度に取り付けられてとても便利。
交換の手順が少なく、初心者でも扱いやすい電動工具です。
マキタのマルチツールはどれを選んだらいい?作業時間に応じた選び方
充電式・AC電源式のどちらかを選べばいいか悩んだ際は、「作業時間」で判断すると良いです。
AC電源式は電源があれば継続して作業が行えます。
対して充電式はバッテリーの充電が切れたら、作業の継続ができません。
この項目では、どの程度の作業量を目安にしたら良いかをご紹介します。
作業時間が少ない方には充電式を
かんたんな切断や小さな窓抜き作業、作業時間が30分程度の場合は充電式が良いでしょう。
充電式は、電圧の違いで駆動時間が変わります。
一回の充電で、
- 18Vタイプは40分ほど
- 14.4vは30分ほど
使用することができます。
振動数(min-1)[回転/分]:6,000~20,000シンドウスウカイテンフン
振動角度 左右1.6°(計3.2°)
電源(V):直流14.4
自身の作業する時間を目安に、充電式のタイプを選びましょう。
また充電式は電源がなくても、場所を選ばずに使えます。
コードもジャマにならないので、作業時のストレスがかかりにくいです。
作業時間が長くなる方はAC電源式を
作業時間が30分を超えそうな場合は、AC電源式がおすすめです。
AC電源式であれば作業時間を気にせず使えて、パワーが落ちません。
- 室内での作業が多い
- 外の作業でも延長コードで対応できる
上記の方はAC電源式でもよいでしょう。
充電式に比べて価格が安く、バッテリー残量を気にせず使えるメリットがあります。
マキタのマルチツールの替刃はどれを選べばいい?
主に使う替刃は次のようなものです。
- 切断:カットソーやラウンドソー
- 切り抜き:カットソー
- 研磨:サンディングパット&サンディングペーパー
- 剥離:スクレーパー
切断も木材・金属・モルタル・ゴムの種類によって、刃を変えて使用します。
振動を使っているため、替刃は消耗しやすいです。正規品の他、価格を抑えた互換品が多く販売されています。
互換品は折れやすい、純正品と比べて耐久性は劣るという口コミが多いです。
しかし消耗品であることを考えれば、早めの交換で状態のよい替刃を使い続けたほうが安全・安心を追求できます。
まとめ:マキタのマルチツールは使い方もカンタンで活用場面が多い!
マキタのマルチツールは刃の種類も多く、さまざまなシーンで活躍してくれます。
動作の開始や刃の交換もかんたんで、初心者でも扱いやすい電動工具です。
たった1台で切断・剥離・研削作業をこなす便利屋が手元にあれば、DIYがより楽しくなるでしょう。
その他関連記事はこちら
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。