タジマのスケール特集!よく使うコンベックス選びのポイントとは?
現場やDIYの作業に限らず、日常生活で長さを測ることは多いものです。
長さを測定するツールのことをスケールといいます。
スケールの中で最も一般的な工具はコンベックスではないでしょうか。
「よく使うコンベックスだからこそ、しっかりしたものを使いたい」
そんなユーザーの期待に応えるべく、たくさんの製品を作り続けているメーカーのタジマ。
今回はタジマのコンベックスの選び方と、おすすめ製品を紹介します。
スケールとは
スケールとは物体の長さや物体間の距離などを測るツールのことで、わかりやすく言うと「ものさし」です。
スケールにはたくさんの種類がありますが、DIYなどの作業で最も頻繁に使われ、身近な製品はコンベックスです。
ちなみに、コンベックスのことをメジャーと呼ぶ人もいますが、メジャーとコンベックスは使い分けがあることをご存じでしょうか?
メジャーはビニール製の巻尺、コンベックスは鉄製の巻尺という違いがあるんです。
コンベックスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
トップシェアのタジマ
スケールを扱う建築用ツール業界の中で、タジマはNo.1のシェアを占めています。
ちなみに、タジマ(TAJIMA)はメーカー名ではなく、創業1909年の老舗企業であるTJMデザインのブランド名です。
TJMデザインはアメリカや中国にも販売拠点を持つグローバル企業で、タジマの他にも建築関係に多くのブランドを展開しています。
タジマのコンベックスの特長
タジマには製品の「品質」を大切にするという信念があります。
タジマの考える品質は高い測定精度だけではありません。
製品を見たときの重厚感や、手に持ったときの安心感なども品質です。
実際に製品を手に取ったことがある人には共感してもらえると思いますが、タジマのコンベックスはしっかりしています。
そんなタジマのコンベックスだからこそ、現場で絶大なる信頼を得ているのです。
タジマはコンベックス以外に、ハーネスも人気です。
ハーネスは作業者の命を守るために大切な保護具ですから、ここにもタジマの品質重視の信念は活かされています。
タジマのハーネスを紹介した記事がありますので、興味を持ったらこちらも読んでくださいね。
タジマのコンベックスの選び方
タジマのコンベックスを選ぶときに注目してほしいポイントを紹介します。
【ポイント1】テープの素材
タジマのコンベックスに使われるテープの素材は、スチールとステンレスの2種類です。
スチール製のテープを選んだ場合は、テープ表面のコーティングにも注目します。
一般的なコンベックスのコーティングはポリエステル塗装です。
テープに汚れが付きやすい環境で使用することの多い方には、耐久性が高く水洗いができるナイロンコートをおすすめします。
さらに水に濡れる心配がある場所で使う方はステンレスのコンベックスを選びましょう。
また、テープを長く伸ばして使うことの多い方には、剛厚テープと呼ばれる、芯材の厚いコンベックスがおすすめです。
【ポイント2】テープの幅
タジマのコンベックスに使われるテープの幅は13mmから27mmの6種類があります。
テープの幅によって、伸ばせるテープの長さが変わりますので、測りたい長さや状況によってテープの幅を選ぶようにしましょう。
【ポイント3】ケースの機能
タジマのコンベックスにはさまざまなケース機能があります。
高所作業などコンベックスを落としてしまう心配がある方は、落下対策になるケース機能をもった製品を選びましょう。
落下の衝撃から守ってくれるアーマードケースのコンベックスや、落下を防止するベルトホルダーが付属しているセフコンベがおすすめです。
【ポイント4】ロックの機能
ロック機能とはテープの出し入れと固定をレバーやボタンでコントロールできる機能です。
用途にあったロック機能を、スタンダードタイプ、ロックタイプ、Wロックタイプ、ストップタイプの4種類から選びましょう。
タジマのおすすめコンベックス
コンベックスを選ぶポイントがわかったら、おすすめの製品を見ていきましょう。
コンベックスを購入するときの参考にしてくださいね。
ライトユーザーにおすすめのコンベックス
どんな方にもおすすめできる、汎用的なコンベックスを紹介します。
タジマのコンベックスの中から、ロック機能が違うライトユーザー向けのシリーズを選びました。
テープ幅や長さは用途にあわせて選べます。
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ロック-13 L13-20BL
タジマのコンベックスの中で最もスタンダートな製品がロックシリーズです。
ロック機能はロックタイプで、テープを引き出し、適当な長さになったらレバーで固定して使います。
日常生活で長さを測定することは多いので、DIYをやらない方にも持っていてほしいコンベックスです。
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ハイ-13 H13-20BL
手早く測定したいならロック機能のない、スタンダードタイプのハイシリーズがおすすめです。
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マイコンベ NMY-20BL
引き出したテープが戻らないストップタイプが好みなら、マイコンべシリーズを選びましょう。ストップタイプのコンベックスはボタンを押してテープを巻き戻します
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Σストップ25 SS2555
とにかくロック機能にこだわりたい方は、強ロック機能がついたΣストップシリーズがおすすめです。建築現場で墨出し作業に使うなら、このコンベックスを購入しましょう。
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Gロック-19 GL19-55BL
DIY初心者におすすめのコンベックスはGロックシリーズです。
アーマードケースなので、誤って落としてしまっても心配ありません。
コンベックス選びに迷ったらこれ!
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剛厚セフコンベ G3ゴールドロックマグ爪25 GASFG3GLM25-50BL
GASFG3GLM25-50BLは剛厚テープ、セフロック、ロック機能など、必要な機能がひと通りそろったコンベックスです。
爪の先端についたマグネットのおかげで、一人で行う測定作業も苦になりません。
マグネットはとても強力で、落としてしまったネジを回収するのにも使えます。
購入するコンベックスに迷ったら、この製品を選んでおけば間違いなしです。
ヘビーユーザーも納得のコンベックス
ユーザーの用途に合わせたこだわりのコンベックスを紹介します。
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剛厚セフGロックダブルマグ25 GASFGLWM2550
GASFGLWM2550の特長は本体と爪の先端にマグネットがついていることです。
鉄製品に固定しておけるため、長尺の金物の寸法取りや、組み立て作業をするのピッチ出しなどに重宝します。
尺や寸で測定する機会が多い方には、尺相当の目盛り付きのGASFGLWM2550Sがおすすめです。
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セフコンベ G3ゴールドロックマグ爪25 SFG3GLM25-75BL
SFG3GLM25-75BLはテープの長さが7.5mのコンベックスです。
長い距離の測定が多い方はこの製品を選びましょう。
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剛厚セフGステンロックダブルマグ25 GASFGSLWM25-50
GASFGSLWM25-50はサビに強いステンレスのコンベックスです。
コンベックスが水に濡れてしまっても心配ありません
ちょっと変わったおすすめコンベックス
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キーコンベプチ KPS-10BL
キーホルダータイプのかわいらしい製品です。
いつも所持しているものに取り付けておくと、ちょっとした測定をしたいときに使えます。
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コンベックス KREIS3 ウッド ブラウン KR-30WBR
携帯に便利なネックストラップが付属している、おしゃれなコンベックスです。
DIYが好きな人にプレゼントとして贈ると、きっと喜んでもらえますよ。
まとめ
お気に入りのコンベックスは見つかりましたか?
コンベックスを長持ちさせるコツは、しっかりお手入れをしてあげることです。
特にテープの汚れは厳禁なので、もし汚れてしまったら、乾いた布などでやさしく拭いてあげましょう。
さいごに、タジマが行っているコンベックスへの「名入れ」サービスを紹介します。
実務で使用する作業者はもちろん、ポケットに入れて働くサラリーマンも多いので、会社名などが明記されたコンベックスはとても良い広告になるのではないでしょうか。
のし箱に入れるサービスも行っていますので、興味のある方はメーカーに問い合わせてみてください。
他のメーカーのコンベックスが気になる方はこちらの記事もどうぞ。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。