MAX コンプレッサーの特徴はコレ!ブルートゥース接続や連結など徹底解説
建築現場で大工さんからの人気が高い、MAXのエアコンプレッサー。釘打ち機と揃えて使用する方が多いようです。
それではMAXのエアコンプレッサーには、どのような特徴があるのでしょうか?
今回は、その特徴や購入後の対応、中古品、おすすめ、選び方など徹底解説していきます。「エアコンプレッサーを買いたいけれど、どれにしようか迷っている」という方はぜひご覧ください。
目次
MAX エアコンプレッサー の特徴【ブルートゥース接続・連結・限定色】
まずはMAXエアコンプレッサー の特徴として、独自の機能などをご紹介します。
スマホとBluetooth(ブルートゥース)接続で遠隔操作
引用:MAX
MAX エアコンプレッサーの最新モデル『AK-HL1270』・『AK-HH1270』では、スマホとエアコンプレッサーをBluetooth(ブルートゥース)で接続し、「遠隔操作」や「専用モード設定」を行うことができます。
スマホと接続してできること
エアコンプレッサーとスマホをブルートゥース接続することで、次の機能が使用可能になります。
- 電源のON・OFF
- 運転のモードの切り替え:カスタムモードを設定可能
- 防犯アラーム:ON・OFF切り替えとアラームのお知らせ
- ブレーカー落ち軽減モードの設定
- タンク内圧お知らせ:タンク内圧をスマホでお知らせ
- 各種お知らせ:温度警告・電圧警告・点検表示・異常表示・ドレン閉め忘れをお知らせ
離れたところから電源を切れるため省エネになりますし、警告表示も確認でき、異常があればすぐに対応できますね。
スマホとつなげる手順
次の手順で、エアコンプレッサーとスマホを接続します。
- 専用アプリ「コンプアプリ」をスマホにインストールする
- エアコンプレッサーの電源プラグをコンセントに差し込む
- 「コンプアプリ」を起動し、メイン画面のBluetoothマークを押す引用:MAX
- 接続するエアコンプレッサーの製造番号を押す
- 「ペアリングNo」ボックスを押す
- ペアリングNoとして数字4桁を入力する
- 次の方法で接続されたことを確認する:Bluetoothマークが青になる、接続しているエアコンプレッサーの製造番号が表示される、ボタンを押してエアコンプレッサーが動作する引用:MAX
一度ペアリング(登録)設定をすれば、あとは作業のたびにカンタンに接続するだけで、前項の機能を使用できます。
大量のエア必要時にはコンプレッサーの連結
大量のエア-が必要になる場合には、MAXのエアコンプレッサーを2台・3台連結して使用することが可能です。連結することで大量の圧縮空気を使用でき、効率運転になるために1台のみで使用したときの3倍以上の作業量をこなすことが可能となります。
ただし、連結はどのメーカーのどのエアコンプレッサーでも良いわけではありません。下図のように同メーカーの、決められたモデルのみが連結可能となります。また連結には『接続ホース』と『エアチャック』が必要です。
【2連結する場合】
引用:MAX
【3連結する場合】
引用:MAX
限定色エアコンプレッサー
MAXでは、限定色エアコンプレッサーを台数限定で販売しています。現行の本体色は赤と黒が多いため、「他の人とは違う色のエアコンプレッサーを使ってみたい」という方は、MAXのサイトで定期的にチェックしてみて下さい。
・MAX 限定モデル
こちらの2モデルは限定色です。本体カラーが変わると、また違った印象になりカッコいいですね。
サイズ:高さ363mm幅309mm長さ605mm
質量:16kg
その他の特徴
MAXのエアコンプレッサーには、前述の他にも次のような特徴・機能があります。
静音性を実現する「静音モード」
『AK-HL9700』などのモデルでは、「静音モード」が搭載されています。「高トルク共振低減モータ」を搭載して、低回転化と回転時の共振を低減しました。
『AK-HL1270』では、さらにクランク運動の振動を低減する「両側バランサ配置」、モーターとタンクの中間をクッションで浮かせた「モーターフローティング機構」を採用しています。こうしてクラスNo.1の静音性「55dB」を実現。特に運転音を気にする早朝や夜間でも、使用可能です。
ムダのない運転を行う「AIモード」
『AK-HL1270』・『AK-HL9700』といったモデルでは、エアを必要としない際にタンク内圧を下げ、必要な場合に自動でタンク内圧を上げる「AIモード」を搭載しています。
作業に応じて再起動圧と停止圧を自動で変動させる機能で、運転時間や消費電力を削減してエアコンプレッサーの負担を減らすため、高耐久をもたらしてくれます。
最初から大量にエアを使える「ハイパワーモード」
『AK-HL1270』・『AK-HH1270』・『AK-L1270E2P』には、モーターの回転数を上昇させ、吐出量が従来比1.2倍の90Lになる「ハイパワーモード」を搭載。最初から大量にエアを使いたい作業には、最適な機能です。
MAX エアコンプレッサー購入後の対応【点検ランプ・修理・部品取り寄せ・カバーの値段】
ここでは、MAX エアコンプレッサー購入後の対応として、「点検ランプの意味」や「修理の連絡先」などについてご覧ください。
点検ランプ(LED)表示について
引用:MAX
MAXのエアコンプレッサー『AK-HL1270』や『AK-HL1110』などには「点検LED」が装備されています。このモデルには、本体にマイコンが内蔵されており、運転時間を測定します。そして運転時間が約1,000時間に達すると、「点検LED」が青く点灯。
点灯した場合は、定期点検を行いましょう。性能を回復させるために、販売店を通じてマックスエンジニアリングサービスに点検を依頼してください。
故障した品の修理を行うには?
エアコンプレッサーが故障した場合は、購入した販売店もしくは最寄りのマックスエンジニアリングサービスに問い合わせた上で、修理品を持ち込みましょう。
また、次の場合は本体が故障しています。ただちに使用を中止して、販売店かマックスエンジニアリングサービスに連絡して下さい。
- 運転開始後、適正な時間(『AK-HL1270E2』なら6〜7分)以上経過してもモーターが自動運転しない
- 本体内部から異音やエア漏れ音がする
- 減圧調整ハンドルを操作しても、圧力計の表示圧力が変化しない
そして、エアコンプレッサーを故障させないためには、日常のメンテナンスも重要になります。次のメンテナンスを実行して、性能を維持させましょう。
- 作業終了後の本体のドレン抜きをしっかり行う
- 点検LEDが点灯したら、点検に出す
- 定期的に点検する
- 本体を落としたり、ぶつけたりしない
部品の取り寄せは行える?
エアコンプレッサーの部品が必要になった場合には、こちらのサイトで最寄りのマックスエンジニアリングサービスを確認して、問い合わせましょう。
マックスエンジニアリングサービス以外でも、部品を販売しているサイトなどがありますが、個人での修理は大変危険です。適切に修理できず、大怪我につながる破損が起きる可能性もありますので、正規の修理ルートに依頼しましょう。
カバーの値段は?
MAXのエアコンプレッサーのカバーは、アセンブリー(複数パーツの組み合わせ)で6千円ほどです。
例えば『AK-HL1270』のカバーASSYは¥6,380(税込)です。
中古のMAX エアコンプレッサーを利用する際の注意点
ここでは、中古のMAX エアコンプレッサーを利用する際の注意点をご説明します。
中古のMAXエアコンプレッサーを利用する際の注意点
エアコンプレッサーは高価ですので、安価で入手するには「中古品を購入する」という方法もあります。
ただし、エアコンプレッサーは、作業終了後のドレン抜き(水抜き)や定期的な点検などが必要な機器です。適切なメンテナンスがされていなかったり、落下させたことによって、内部が破損している可能性もあります。
そのため、動作確認などを行っている信頼できる中古ショップでの、現物を見ての購入をオススメします。ネットオークション・フリマサイトでの購入はオススメしません。
MAXのおすすめエアコンプレッサー《AK-HL1270E2、HL1110E、塗装対応L1270E2P》
ここでは、MAXのおすすめエアコンプレッサーを3モデルご紹介します。
【おすすめ1】AK-HL1270E2
1点目のおすすめエアコンプレッサーは『AK-HL1270』です。
『AK-HL1270』は「常圧」と「高圧」のどちらでも使用可能です。「常圧」・「高圧」のどちらにも「パージ機能付きエアチャック」と「ワンタッチ式エアチャック」がついており、ホースの取付もカンタン。
また最新型モデルのため、「スマホとのブルートゥース接続」や「AIモード」、「ハイパワーモード」、「静音モード」など役立つ機能が多く搭載されています。「防犯アラーム」もついており、現場から離れる際でも安心ですね。
■エアタンク容量 11L
■高さ×幅×長さ 350×345×590(mm)
■質量 16kg
【おすすめ2】AK-HL1110E
『AK-HL1110E』が、2点目のおすすめエアコンプレッサーです。
その特徴は、業界初の「片手持ちベルトグリップ」が本体に取付けられた点。本体幅も304mmとスリムなため、片手で持ち運ぶことが可能です。
「AIモード」でムダのない運転が行なえ、「低振動設計」により周囲への騒音を軽減したことで、作業性も大変よいモデルといえます。
【おすすめ3】塗装対応コンプレッサ AK-L1270E2P
3点目のおすすめエアコンプレッサーは、『AK-L1270E2P』です。
『AK-L1270E2P』は常圧専用機で、さらに従来機よりも低圧域吐出量を10%アップしています。そのため「吹付け」から「タッチアップ」まで、塗装も行えるコンプレッサーです。
また電動式オイルレスのため、排気がなく快適な作業が可能。本体重量は15kgと、1人でも持ち運びできます。「スマホとのブルートゥース接続」機能がついているため、離れた場所から操作できて便利です。
モータ:ブラシレスDCモータ1200W。
使用電源:AC100V(50/60Hz共用)。
エアタンク容量:11L。
MAXの高圧エアコンプレッサーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
MAX エアコンプレッサーの選び方
MAXのエアコンプレッサーは高機能なモデルが多く販売されているため、どれを選べば良いのか迷ってしまいます。そこで最後に、エアコンプレッサーの選び方をご紹介します。
空気タンクの容量で選ぶ
1つ目の選び方は、「空気タンクの容量で選ぶ」です。
この空気タンク容量が大きいほど、使える圧縮空気の量が多くなるため、長い時間作業が可能になります。しかしその分、タンクが大きくなり、本体が重くなります。現行モデルでは、空気タンクの容量は10L〜27Lまであります。(グラフはスライド可能です)
モデル名 | 空気タンク容量 | 本体重量 |
---|---|---|
AK-HL9700 | 10L | 15kg |
AK-HL1270E2《27L》 | 27L | 22kg |
作業内容などから、最適な空気タンク容量を選んでみて下さい。
常圧用か高圧用で選ぶ
MAX エアコンプレッサーの現行品で「常圧」・「高圧」タイプを分けると、次のようなラインナップになっています。
- 常圧専用機:『AK-LL9700E』など
- 常圧・高圧両用機:『AK-HL1270E2』など
- 高圧専用機:『AK-HL1270E2ブラック』など
現在のエア工具の主流は高圧用ですが、お手持ちの工具が常圧用か高圧用かで、選ぶエアコンプレッサーも変わります。
なお、「エアコンプレッサーの選び方」をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
MAX エアコンプレッサーの特徴を知って最適な1台を
今回はMAX エアコンプレッサーについて、特徴や購入後の対応、中古品、おすすめ、選び方などをご紹介しました。他社モデルにはない、MAXならではの機能が多くあり、人気がある理由もわかりましたね。
各モデルも、それぞれ特徴的な製品ばかりです。ぜひ今回の記事を参考に、あなたに最適なMAXのエアコンプレッサーを選んでみて下さい。
※記事の掲載内容は執筆当時のものです。